みんなのシネマレビュー

マニアック(2012)

MANIAC
2012年【仏・米】 上映時間:89分
ホラーリメイク
[マニアック]
新規登録(2013-04-28)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2014-11-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2013-06-01)


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ブログに映画情報を貼り付け
監督フランク・カルフン
キャストイライジャ・ウッド(男優)フランク
ノラ・アルネゼデール(女優)アンナ
アメリカ・オリーヴォ(女優)フランクの母
浪川大輔フランク(日本語吹き替え版)
東條加那子アンナ(日本語吹き替え版)
脚本アレクサンドル・アジャ
グレゴリー・ルヴァスール
ジョー・スピネル(オリジナル脚本)
撮影マキシム・アレクサンドル
製作アレクサンドル・アジャ
グレゴリー・ルヴァスール
ウィリアム・ラスティグ
配給コムストック・グループ
編集フランク・カルフン
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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10.《ネタバレ》  うおお、つまんねー。頭がおかしい人の奇行凶行を延々と見せつけられるだけ。なにしろ頭がおかしくなっているから、犯行も無計画で行き当たりばったり。殺して、髪の毛むしりとって、マネキンにかぶせて、悦に入る。なぜそのような心理状態になったのか。
 クールに無機質に犯行をするようなタイプなら説明は要らない。でもこの主人公のように、何かがトラウマになって、感情の起伏が激しいタイプなら、その背景の説明は必須でしょう。
 母の幻や過去の思い出がちょこちょこ挿入されはしますが・・・足りない。決定的な何かが足りない。主人公が精神分裂ともとれる症状や強烈な片頭痛に悩まされるほどの説得力が足りないのです。
 更には、一人称視点にも関わらず、そんな主人公に同情も共感もできない、何一つ感情移入できないままなのも辛い。辛いというか、退屈になっちゃう。ショッキングな映像を使っているにも関わらず退屈。
 この映画で良かったのはアンナと過ごすひとときかな。いっそラブストーリーを主軸にしてもらって、2人の仲を親密にしてもらい、そのうえで「フランクが殺人鬼」と察してしまう流れにすれば、悲劇として盛り上がるのに。これだけの題材を扱いながら、まったく心を揺さぶられないのはある意味すごいよ。
 つまりは、この映画そのものが、ものすごくマニアックな世界でした。ちゃんちゃん。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2023-10-04 01:57:47)(良:1票)

9.《ネタバレ》 POVと知らなかったが結構揺れるのでこれは酔いやすい人は大変そう。
とばっちりで死んだドライバーが本当に可愛そうでしか無い。
ラスト妄想に取り憑かれながら息絶えるんだけれど、彼なりに愛した人に結局殺されるのは孤独を表してるんだろうか。
終始どっかで見た顔な気がするけど見分け付かんし知らない人だろと思ったらエンドロールで明かされるイライジャウッドで驚き。 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 3点(2022-11-14 21:04:56)

8.《ネタバレ》 母親の影響によりセクシュアリティを歪められたシリアルキラーという、当ジャンルの開祖である『サイコ』以来のド定番ネタ。さらには、高嶺の花に惚れたが、そもそも脈のない相手であるということが理解できずに夢ばかりが膨らんだ結果として失恋の衝撃も大きくなり、そもそも壊れ気味だった人格が余計に崩壊するという、コミュ障ものの金字塔『タクシードライバー』以来のド定番展開。2つの定番がきっちり詰め込まれた安定した作風であり、さらには短い上映時間で余計な要素も少なく、私はきっちり楽しめました。
子役上がり特有の童顔で、歳を重ねるほどに合う役柄がなくなってきている。しかもハゲてきちゃってて、見た目のバランスがおかしなことになっている。このままでは俳優としての将来はないねという状況にあって、イライジャ・ウッドは本作でかなり思い切った振り切り方をしています。青白い顔に生気のない目、イっちゃってる人役を完全にモノにしており、彼の演技だけで90分はもっています。また、吹替え版では浪川大輔さんが主人公役をやっているのですが、終始主人公視点という本作のルックスにおいては声も重要な要素であり、その点、フロド役と同じ声でぶっ壊れた主人公をやられるもんだから、衝撃はさらに倍増。そもそもの浪川さんの上手さもあって、吹替え版はかなり最高な出来となっています。 ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 7点(2016-12-26 19:05:53)

7.《ネタバレ》 悪くない。悪くない映画なんだが・・・。

<イマイチな点>
・「幼児期に母親の乱交を日常的に見せられたトラウマから、見捨てられ不安&女性嫌悪&性的不能になり、歪んだ性的欲望を満足させるため女性を惨殺するシリアル・キラー誕生」という、もろセオリー通りの王道パターン。
・主役が心惹かれる女性がアーチスト。女性アーチストときたらカメラマンでフランス人で金髪だろ、というこちらもあまりにも王道パターン。
・主役は「髪フェチ」で、女性の髪を剥いでマネキンにかぶせる。これがなかなかショッキングで映画に重要な色を与えているのだが、その説明というか理由としては、回想で幼児期に母親の髪をブラシでとかすシーンがちょこっとあるだけ。母親の髪を美しいと思うのは理解できるが、髪しか触らせてもらえなかったわけではあるまいに、ちょいとこじつけっぽいかなぁ。
・合計何人殺しているかは不明だが、けっこう無造作に行き当たりばったり殺人を犯しているので、最近始めたのだろうと推測。とすると、最初の殺人を始めたキッカケは?必ず何かがあったはずなのに全く触れられていない。フランス女への恋心より、そっちの方を描くべきなのでは~(どうせ女性は殺されるんだし)

<ヨカッタ点>
・シリアル・キラー目線のPOVがなかなか新鮮。(でもちょっと覗き趣味というかAVっぽい気も…)
・殺人描写がかなりリアルで残酷かつバラエティにとんでいる。そういうのが好きな方はかなり楽しめる。(ワタシは気持ち悪くなりました…)
・主役が偏頭痛持ち(?不安神経症の発作?)に苦しんでいるのがPOVで上手に表現されている。主役の見る不安定で狂った世界を見ていると、「こりゃ生きるのが苦しいだろうなぁ」と気の毒になり、「早く死ねたらいいのにね」とまで思ってしまった。死ねてよかったね。
・映像がスタイリッシュ。かなり考えてキレイに撮られている。
・話にちゃんとオチがついている。

こんな感じで、なかなか評価が別れそうな作品。
ちょっと残酷描写がつらいかも~と思ったら、アジャ監督が制作に名を連ねているのを見て、納得・・。 りりらっちさん [DVD(吹替)] 5点(2015-10-23 22:47:55)


6.《ネタバレ》 警察でも、探偵でも、被害者でもなく、猟奇殺人犯の観点から描かれるクライムサスペンス。しかもカメラは主人公(つまり犯人)の一人称視点。珍しい切り口の意欲作ですし、評価したい気持ちは山々なのですが、イマイチ“乗れなかった”というのが正直な感想です。観客は殺人犯と同一化されるワケですが、ただ単に“視点を共有している”状態。自らが強制的に残虐行為をさせられているようで、苦痛でしかありませんでした。彼が何故猟奇殺人を繰り返すのか、その心情の共有にまで至らなければ折角の趣向が活きて来ない気がします。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-09 20:28:27)(良:1票)

5.あー、サスペンスというか怖い要素はあるけども、
フランス映画という雰囲気がある。

主人公が抱え込んでいる闇を映像に起こしているようで、
現実と闇が交差しながら観衆である私は
よくもわるくも気持ちが悪い。

その効果はとてもテキメンで、終始、現実なのかなんなのか。
実はエンディングだけ現実であるんじゃないの?
そうであってほしいとまで思わせてくれたので、
映画として楽しめたとかんじます。 元祖さん [DVD(吹替)] 5点(2014-08-31 19:48:50)

4.《ネタバレ》 街の片隅で、親の代から続くマネキン工場を営む孤独な青年フランクには誰にも言えない秘密があった。それは、幼少期に実の母から受けた虐待が原因で、女の頭皮に異常なまでの執着をみせるという、抑えきれない歪んだ欲望。そう、実際に街で見かけた女を殺しその頭皮を剥いでマネキンの頭部へと貼り付けてコレクションするほどに――。偶然知り合った新進気鋭の女性芸術家アンナへとその歪んだ欲望を向けたことから、そんな彼の精神はさらなる狂気の深淵へとはまり込んでいくのだった。という、ストーリー自体はもう何処にも一ミリたりとも新しい部分の全くない超ベタベタなサイコ・サスペンスなのですが、本作は全編をそんな異常なサイコキラーの主観目線で描いたというのが新しいところですね。モキュメンタリーとかじゃなく、ほんとにずっと精神異常者視線でストーリーが語られていくため、まるで自分が何の罪もない女を殺してその頭皮を剥ぎそれを貼り付けたマネキンに取り囲まれて「ハアハア」言いながら恍惚としてるみたいな気分にさせてくれます(まあ、ほとんどの人は積極的にあまり味わいたくないだろうけどッ笑)。いやー、とにかく気持ち悪いだけの作品でした。いわゆるPOV亜流な設定なので、ストーリーに深みや情緒なんて欠片もありません。もう蝿がたかる血だらけのマネキンとか、その腐臭が今にも臭ってきそうで不愉快千万(笑)。でもまあ、ここまで人を不快にさせる映画を撮ったスタッフたちの情熱(特に終始いや~な目付きの気持ち悪いイライジャ・ウッドがぐちゃぐちゃになっちゃうラストは必見!)は、良くも悪くも賞賛に値します。よって6点。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-01 00:15:31)(良:1票)

3.《ネタバレ》 非常に面白かった!
精神的に不安定な殺人鬼目線(ほぼPOV)。そして、女性の頭を剥いで、マネキンにかぶせてお話する変態さん。
色々えぐいので具合が悪くなりそう。
「指輪なんか、もう捨てた」とのことです。残虐ではあるのに、ひたすら惨めなイライジャさん。
君なら、僕の気持ちをわかってくれると思ったのに!
君なら、マネキンじゃなくても愛せると思ったのに!!
彼の悲痛な叫びがきこえてきて、応援したくなってしまう。もう一回見たいような見たくないような。

PS.
グロテスクなシーンでぼかしがかかるのは演出だと思ってたんだけど、配給側の処理だったとのこと。
修正入るのは仕方ないと思うけど、監督の演出なのか第三者の改変かわからないのは問題だなぁ。 すべからさん [映画館(字幕)] 7点(2014-02-05 00:32:09)

2.《ネタバレ》 映像的にそれほど派手さはないのですが、とても計算されて緻密に作られているんだろうなというのがわかるわけです。終始、一人称視点で展開される映像。時折、イライジャ・ウッド自身が鏡に映ることでこの視点が主人公本人であることを強く印象づけるわけですが、そういうシーンはたぶん別撮りしたイライジャの映像をはめ込んだりしているんだと思います。そんである点はぼかしてみたりして、巧い具合に一体化させている。なかなかの苦労がみられるわけですが、それだけの苦労をもってして本作の主人公の気持ちに観客がアイデンティフィケーション出来るかというと微妙なところ。幼少期のトラウマのせいでマネキンしか愛せなくなった。そこまではまぁわからんでもないのですが、なぜ彼は頭皮を剥がしてマネキンにかぶせるのだろう。髪は女の命と言いますが、やっぱりその髪の毛だけはどうしても生身の女性からもってこないと興奮出来ないのでしょうか?謎であります。ジャンル的にはホラーに分類されてますが、別に怖くはありません。映像的にグロさが売りみたいになってますが、頭皮シーンもたいがいぼかされてるし、ラストのシーンも暗くてはっきり見えてないのでこれもたいしたことはありません。映像の地味な作り込みとイライジャの怪演、病んじゃった主人公の美しくも悲しい内面世界を堪能してあげましょう、というそういう作品。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2014-02-04 01:49:19)

1.《ネタバレ》 主観視点、酔いますね。
こういう手法でこの題材は成功しているとは思いますが、
私自身の好みからするとちょっとキツイです。

ときどき写るイライジャ、彼の目つきはハマり役でしょうが
めったに写らないので彼でなくてもいいのではと思いますね。

チラシに”羊たちの沈黙を超える傑作”とありましたがそれは言いすぎでしょう。 らんまるさん [映画館(字幕)] 5点(2013-07-23 15:22:24)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 5.30点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3110.00% line
4110.00% line
5440.00% line
6220.00% line
7220.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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