みんなのシネマレビュー

シージャック(2012)

A Hijacking
(Kapringen)
2012年【デンマーク】 上映時間:99分
サスペンス
[シージャック]
新規登録(2013-05-06)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2017-09-06)【+】さん


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監督トビアス・リンホルム
キャストピルー・アスベック(男優)(「ヨハン・フィリップ・アスベック」名義)
ローランド・ムーラー(男優)
脚本トビアス・リンホルム
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 ドキュメンタリー調だが作為的なところが目に付く。“魚にキス”のあたりはいかにもな感じで、これで劇中人物や観客の気を緩ませようとするのがわざとらしい。また終盤では料理人の行動に不自然な点があり、こういう観客が違和感を覚える出来事を発端として最後の大事件を起こすというのは物語の作りとして甘いのではないか。これで落胆してしまったため、残念ながらあまりいい点は付けられない。

そのほか基本的なところはよくできているように見える。
社長はそれなりの規模の会社経営を担う身であり、役員会の監督を受ける一方で社員への責任も負う立場にある。大事を取るならプロに任せる手もあっただろうが、あえて自分でやることにしたのは多少の自信があったのと、やはり本人が言っていた通り最高責任者たる使命感からということか。当初は交渉案件の一つという認識だったかも知れないが、少なくとも銃声を聞いて以降は社長というより人としての責務がかなりの重圧になっていたように見える。結果的にはぎりぎりのところでうまくやれたわけだが、恐らく最後の悲劇のせいで、経営者としてはともかく一人の人間として、自分の経歴に真黒な汚点を残した思いだったのではないか。立派な人物のようでも一皮むけばその辺のオヤジと同じ人間なわけで、社会的責任の重い人はご苦労様というしかない。
一方で料理人は一般人なのでそれほど厳しい姿勢は求められないが、しかし会社のアドバイザーも言っていたように、契約を履行する感覚で身代金を払えば終わりになるわけでは全くなく、また些細なことで簡単に人命を奪う(自分以外の人命を尊重する観念が初めからない)人間がこの世界に存在することがわかっていなかったのは認識不足だったかも知れない。そのために、この料理人も元の幸せな家庭人に戻れなくなってしまったようだが、まあそれは殺された船長も同じだったわけである。結論的にいえば、現代の文明人(デンマーク人、日本人などの大部分)は生物種としての人類全ての生命を尊重しなければならないと思っているが、相手も同じとは限らない、という教訓を含んだ映画に見えた。この世界では“人の性は悪なり”と思っておくのが無難ということである。 かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 7点(2017-05-21 16:26:15)

5.《ネタバレ》 リアリズムに徹していて、ドキュメンタリーのような見応え。
ソマリアの海賊にシージャックされた『キャプテン・フィリップス』が実話を元にしているだけにリアリティがあったけれど、本作はフィクションにも関わらずそれよりも更にリアル。
予定調和のハリウッドものとは対極にあるので、先の読めない緊迫感がある。
でも、何か物足りない。
映画はフィクションなのだから、それだけじゃないような。

海賊と直接交渉にあたる社長に共感できるか、できないか。
日本の会社とのビジネス交渉での辣腕ぶりが、海賊との交渉にも発揮される。
社員の命がかかった交渉を専門家に任せずに自ら引き受けるなど、自分だったら恐ろしくてとてもできない。
責任感と勇気があふれているともとれるが、社員の命を軽く見ているからそんな交渉を引き受けることができたとも思える。
ビジネス交渉と同じように、身代金の額をどこまでも強気で値切ろうとするスタンスからもそれはうかがえる。
交渉を何ヶ月も長引かせるのは、人質の健康や生命を第一に考えればできないことだ。
会社の姿勢に対するシェフの苛立ちと家族の焦りが胸に迫る。
もちろん社長もいろいろ悩んではいるけれど、こういう人間を好きにはなれないし、カッコいいとも思わない。 飛鳥さん [DVD(字幕)] 5点(2015-01-13 23:36:24)

4.《ネタバレ》 2012年の東京国際映画祭で見ました。娯楽要素が一切排除され、リアリティが際立つ映画です。海賊と主人公シェフのやり取り、交渉に緊迫感があり、苦虫を噛み続けているような感覚がありました。衝撃のラストと後味の悪さ、カネのことばかり気にして人命を軽んじる船社のずさんな態度など、とにかくいやーなことばかりが思い浮かびます。それを緩和してくれるのが、冒頭に出てくる日本語が怪しい日本人サラリーマン。なんで日本語が怪しい日本人キャラクターはこんなにも萌えるんでしょうか。緊迫感の中の萌え。残酷シーンに優雅な曲を流すのと同じような効果があると私は思いますね。 カニばさみさん [映画館(字幕)] 7点(2014-07-24 11:07:24)

3.《ネタバレ》 身代金:1500万ドル。
応じられる金額:25万ドル。
2桁ほども違うこの金額の差やいかに? 船乗員:ミケルたちの運命は?

歯がゆい展開でしたね 
そして悲しい結末。
カメラは乗っ取られたローゼン号の船内と、
その船を乗っ取られた船舶会社の幹部たちが集まる会議室、そのほぼ二箇所を往復。
狂気に満ちた船内と、机上の計算に徹し、一喜一憂してゆく会社という母体 そのアンバランスさを上手いこと浮き立たせた上手い撮り方 なかなか上手い見せ方であったと思います。 

ただし、リアリティー系のサスペンスとして少し疑問が残り、腑に落ちない面が数点有ったことも事実です。
①なぜ、怪しい船の猛接近に気付きながらも防犯対策がとられなかったのか 
②なぜ、あんなに小さな海賊船の海賊どもの乗り入れを船上から防げなかったのか 
どんだけ無防備なセキュリティシステムになっていたのでしょうか 
それがローゼン号の価値ってことなのでしょうか 
それならそれで成るべくして成った結果 起こるべくして起こった結果だったと言えるのではないでしょうか 悲しい事実です。 3737さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-07-13 09:13:49)

2.《ネタバレ》 私はハリウッド映画ばかり観てる人間ですから(笑)、
レンタル屋さんでこの作品を見かけた時、
手に汗握るサスペンス&海賊との銃撃戦みたいな
そういう展開があるのかと思って観たのですが、
その予想は良い意味で裏切られました。
派手さは無いですが、とてもリアルな描写で
深く入り込んで鑑賞出来ましたね。
海賊といっても、時には釣りとかして
和気あいあいになったり、通訳の人は割と
理性的だったりして、それがまたリアルで良い。
そして社内で交渉のプロを交えながら海賊と
繰り広げる交渉劇もまた凄くリアル。
あ、現実世界で起こる海賊との交渉もこんな
感じなんだろうな~って思わせます。
普段は落ち着いた責任感ある社長さん。
それ故、激高したり、一人席を外して
考え込んだりしてる描写は人間味を感じ共感させられる。

船内にいたコックが主人公ではありますが、
船員たちを救い出そうとする社長さんもまた
ある意味主人公の一人みたいなものです。

そしてあのラスト。いや~、やられました。
ズシリときましたよ。家族と出会っても、
喜びの表情一つ見せないコック。でもあの展開って、
実際にありえそうですもんね。
ハリウッドスタイルとは真逆だけど、
本作はとことんまで現実の出来事に忠実な
作りに思え、だからこそ登場人物全てに共感が出来る。
傑作だと思います。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-07 23:29:57)

1.《ネタバレ》 海賊によるシージャックを扱った映画だが、一昔前に流行った「ハイジャックもの」とは全く違う。徹底してリアリティを追求した映画で、ドンパチは全く存在しない。

■社長自らが交渉に臨むが、交渉は一向に進まない。金銭面で一向に妥協しないようにしているのはなめられないための戦略なのだろうが、4カ月にも及ぶ長期戦になると、さすがにやり過ぎの感は否めない。実際の交渉だったら早めに妥協をしていくと思うが。

■しかし、犯人、人質、交渉人と、それぞれ一枚岩ではなく描かれているのは非常によい。それぞれの齟齬がウィークポイントにもなり、そこが混乱や危機の元凶にもなっている。

■そしてあのラストの展開、なんとなく予想できたがしかし・・・ θさん [DVD(字幕)] 9点(2013-05-06 23:55:35)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.50点
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5116.67% line
600.00% line
7233.33% line
8116.67% line
9233.33% line
1000.00% line

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