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燈台守

(Gardiens de phare)
1929年【仏】 上映時間:82分
ドラマサイレントモノクロ映画
[トウダイモリ]
新規登録(2014-01-26)【もっつぁれら】さん

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監督ジャン・グレミヨン
キャストガブリエル・フォンタン(女優)
脚本ジャック・フェデー
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 これはもう、映画そのものと言える程の神懸かり的な作品のように思えますが、スタートダッシュでやや遅れをとったのが非常に勿体無い感じがします。
丘の上で恋人と語らう回想シーンで、マッタリとした雰囲気の中で犬に噛まれるという非常に切迫感を欠いた描写がどうにも腑に落ちず、後半を知った後で考えると、この辺りでもう少し工夫が出来なかったのかと悔やまれます。
見どころは後半全部!
息子に狂犬病の症状が発症する辺りからのスリルはもう、ヒッチコックを凌ぐほど。
まず、舞台となる灯台が岬の先端ではなく、離れ小島にポツンと建っているというのがミソ。密室殺人の舞台をイメージさせるロケーションが実に良く、早い段階で灯台の上端から下を見下ろすショットを出したのも後々の切迫感をより増幅させることに一役買っていると言えます。
面白いのは、灯台から発せられる光が命の象徴として描かれているというストーリー設定。
“映画は、光と影が織り成す物語”という言葉を聞いたことがありますが、映画における光と命の象徴としての光。このオーバーラップが非常に面白い。
陸地で待つ女たちが光が消えたのを見て危機を察知する。救護船で灯台へ向かう乗組員が光を失った途端に混乱に陥る。全面漆黒の画面の中、一か所だけが白く映るほんのわずかな光に、とてつもなく偉大な力を感じずにはいられませんでした。
そして、灯台の中での親子のせめぎ合いのスリルも素晴らしい。
息子のいる上階へ向け階段を昇る父親が、途中で歩みを遅くする。たったこれだけの物凄くシンプルなアクションがグッと緊張感を増すような印象を与えるなんて、今まで何本も映画を観てきたのに、こんな簡単な事をこの今になって初めて知ったような気がしました。
更に、月明かりに照らされる息子の表情が弱い光で陰影が出て恐怖感が増幅される中での親子の格闘。そこに、救護に向かう船と岸壁に打ちつける波しぶきのショットとを重ねたトリプルクロスは、扉を狂ったようにはためかす風や荒波を起こす風の援護射撃も加わり、どのように表現してよいのか分からないほどの壮絶なシーンとして強烈に印象に残りました。
灯台という題材をもって光を描き、また扉を動かしてコマ送りのような演出をするなど、まさに“映画そのもの”を体感したような気分になりました。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2014-02-15 19:26:39)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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