みんなのシネマレビュー

ザ・ドア 交差する世界

THE DOOR
(DIE TUR)
2009年【独】 上映時間:101分
サスペンスSF
[ザドアコウサスルセカイ]
新規登録(2014-04-16)【8bit】さん
タイトル情報更新(2014-10-10)【ESPERANZA】さん
公開開始日(2014-02-01)


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キャストマッツ・ミケルセン(男優)ダヴィッド・アンデルナッハ
トーマス・ティーメ(男優)シギー
配給クロックワークス
あらすじ
著名な画家のダヴィッドは、束の間の浮気の間に愛娘を事故で失ってしまう。そのことによって夫婦関係は破綻し、画家としてもすっかりと落ちぶれてしまうダヴィッド。そして5年後。悲嘆し疲弊しきった彼は自死の道を選ぶが、友人に一命を救われた後、美しい蝶に導かれて謎めいた洞窟に迷い込む。洞窟の出口にはドアがあり、その先には彼の運命を変える不思議な世界があった。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2022-11-01)
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【クチコミ・感想】

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12.《ネタバレ》 タイムリープもののようでいてパラレルワールドもののようでもある。宗教色のある実は死んでました系とも受け取れるし、単純に夢物語とも思えます。SFなのかサスペンスホラーなのかヒューマンドラマなのか?シンプルながら難解さを纏った佳作ですね。

自分的には、パラレルワールドの存在を通して、結局は失ったものを取り戻すことは出来ない、与えられた運命の中でもがき苦しみながら生きるしかないのだ、といったテーマと受け止めました。

この場合のパラレルワールドは、意識下のものではなくあくまでも実在する位置付け。なので矛盾(と思い込んでしまった状況)の排除は避けられないのですね。もう一人の自分を殺しても時間軸は元々ずれているから未来に何一つ影響しない。もっとも、本来的には連続性のない異なる世界ですから、仮令二人の自分が存在しても何一つ問題はないのでしょうけれど。

いろいろと解釈が可能で、観終わった後振り返って反芻できる。こういう作品は大好物なので9点献上です。

ちなみに、邦題の副題「交差する世界」については、パラレルワールドが交差しているとは思えないので不要と感じました。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 9点(2022-11-01 10:47:32)(良:2票)

11.《ネタバレ》 タイムリープものというよりはサスペンス色が濃くて、娘が「パパじゃない」というところとかハラハラさせられたりして、序盤は期待感でいっぱいになる。でも、埋めたはずの死体が出てきちゃうとかパーティでの騒ぎとか、いくらなんでもお粗末すぎて、コメディかと思った。
ドアに気づいた人が出入りしているという設定自体はとてもおもしろいけど、もしも、いつでも誰でも使える「タイムマシン的なドア」がそこにあったなら、あんな世界になっていないと思うので、例えば「本気で反省している人だけにドアが見える」とかそういう限定的な設定が加えられていれば、もう少し説得力があったんじゃないかと思ったり。
ラストはそれなりに上手くまとめてあると思うし、細かいツッコミどころに目を瞑れば決して悪くないんだけど、もっと面白く作れたんじゃないかと思える設定だけに、残念な気持ちが拭えませんでした。
マッツは、ル・シッフルとかグリンデルバルドみたいな悪役も似合うけど、情けない役もうまい。 めたもんさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-20 14:35:19)

10.《ネタバレ》 タイムスリップ物かと思ってたら、ちょっと違ってて怖かった。
過去に戻ったらどうなるかを考えたときにこれはリアリティのある展開なのかも知れない。
一応、事故ということになってるけど、過去の世界で生きていくなら、もう1人の自分は避けて通れない大問題ではある。
でも、絶望しかない未来の世界には戻りたくないし、どっちにしても同じような道を辿るような気がする。
先達のおっさんや他の人たちがそうしたのも理解できる。
これがハッピーエンドなのかどうかはよくわからないけど、斬新な結末でした。
それぞれの世界の2人がどうやって生きていくのか興味深い。 もとやさん [インターネット(字幕)] 7点(2022-02-04 13:17:55)

9.《ネタバレ》 なんとなくストーリーが面白そうだなと観始めましたが期待を裏切らない内容でした。面白かったです。 珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-11-12 08:42:28)

8.《ネタバレ》 失ってから気づいた幸せな日常(家族)
5年間自分のしたことを後悔した男が絶望の縁で辿り着いたドアを開けた先には失ったはずの世界が存在していた。
過去では救えなかった娘を助け、どうなるのかと思えば過去の自分を殺して成り代わり

未来での後悔や過去の今ある幸せを噛みしめているところや、後半の過去の世界の異様性の演技・演出・表現はなかなかいいです。
ストーリーも割としっかりしています。いい終わり方をしたと思いました。

設定はめちゃくちゃなので娯楽映画として楽しみました。
誰でも通れるような洞窟を通ったらパラレルワールドとか簡単に過去の自分を殺してしまう人間とか
意味・理由を求めてしまうと、観れない類の映画です。
そんなに期待していなかった分楽しめました。
設定はめちゃくちゃですが、ストーリーは結構楽しめたという印象です。 メメント66さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-01-17 20:20:04)(良:1票)

7.《ネタバレ》  過去改変ものかと思いきや、全くのパラレルワールド。
 そうとは気付かず、ダヴィッドが誤って5年前の自分を殺しちゃったとき、『消える!消える!』と焦っちゃいました。・・・でも消えない。
 いったい何が起きているのだろう、そしてこれから何が起きようとしているのだろう、と、興味津々で見ていたらまさかのすり替わり。いや、自分が自分と入れ替わるっていうのはすり替わりですらないのか?このパターンは意外とないですね。
 まあ、人を殺しておいて、ハッピーエンドなんて願うべくもなく。いったいどのような結末になるのか。
 ・・・ははーん、なるほどですねぇ。思っていたほどのバッドエンドではなかったですね。
 5年前の娘や奥さんを助けたからって、5年前の自分やマックスを殺しちゃったことがチャラになるわけありません。なかなか切ないラストを用意してあります。ですがこれが正解でしょう。
 スザンヌ夫婦が5年前の自分を殺しちゃうあたりからはホラー色強め。なかなかスリリングな展開です。
 浮気相手だって5年後からやってきて平然と声をかけてきます。でもそれはつまり5年前の自分を殺してすり替わっているわけで・・・。怖い怖い。
 中盤くらいまでは、殺人がばれそうになる緊張感。後半から終盤にかけては、この世界からの脱出劇。1つの映画で異なる緊張感を楽しめる一風変わったサスペンス。
 壮大なスケールで描くのではなく、プライベートな空間に留めたのは良かったと思います。
 苦手なタイプの荒唐無稽近未来SFなんかではなく、大変わかりやすいシンプルなSFスリラー。面白かったです。 たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-13 02:53:40)(良:2票)

6.こういうパラレルワールドは新鮮で、ジワジワと怖くなる雰囲気も良かった。けどちょっと設定に無理が多いかなあ。もう少しリアリティを増せば素晴らしかった。あれだけ色んな人がこっちの世界に来ちゃったら、管理する側も大変ね。 nojiさん [インターネット(字幕)] 6点(2018-07-02 10:48:19)

5.《ネタバレ》 5年後の世界に脱出した親子は多分、例の彼と新たな家庭を築く事になるのでしょう。娘は彼を「3人目の父親」として受け入れるのでしょう。しかし彼は、いるはずのない娘をどう受け入れるのか。こちらの世界では信じようとしなかったですからね。一方、こちらの世界に残された「過去の二人」は、本来の目的であった娘の存在無きまま新しい家庭を築いていけるのでしょうか。色々と考えさせられるラストではありますが、そういう映画の方が余韻があって楽しいですね。ヒューマンドラマ的に纏まってはいますが、ラスト直前までは本当に怖くて、ホラーにカテゴリしてもいいくらい。怖い映画好きなんで、それもまた良かったです。 にしきのさん [地上波(吹替)] 7点(2017-09-01 01:58:41)


4.《ネタバレ》 ちょうちょが出てきて過去へ通じるトンネルへ…とくると、バタフライ効果的な過去改変ものかな…と思わせるわけですが、実は全然そうじゃないというのがこの映画のキモ。

何度も映画化されているフイニィの「盗まれた町」やウルトラセブン47話「あなたはだぁれ」のような「いつの間にか周囲の人がよく似た別の人に入れ替わっている」という「ジワジワくる侵略物」なのです。
侵略者が未来の地球人という意味では「宇宙戦士バルディオス」あたりと同じだと言えなくもありません。
で、それだけであれば先に書いたタイトル以外にもすでに多数の作品があるわけで今更めずらしいテーマでもないのですが、この映画が変わっているのは、それを侵略者側から描いている事。
といっても侵略者側にそんな意識はあんまりないわけですけどね。

そしてこれタイムトリップもののように見えますが、構造的には「5年時間のずれたパラレルワールドがトンネルでつながっている」ようなものだと思います。
時間のずれたパラレルワールドがつながる…というと最近の「僕は明日昨日の君とデートする」なんかと近い構造ですね。
実際、邦題も「交差する世界」ですし。

で、この映画の中では5年進んだ別の世界から来た人達が、自分の過去をやり直すべく5年前の自分を殺して入れ替わっていくわけなんですが…ちょっとツッコミどころが多すぎる気がします。
そもそも日本人的な感覚で、いくらなんでも5年前の自分をさくっと殺して入れかわるなんて選択そうそうしないように思います。
しかしこの街の人は違う。ほとんどの人がバリバリ過去の自分を殺して入れ替わっていきます。ドイツ人のメンタリティってそうなの?怖いんだけど!

もう一つ、5年と言えばかなりの時間。
35歳の自分が30歳の自分と入れ替わるわけです。
5年ですよ?
とても親しい人に対してごまかせるとは思えません。
5年はそうそうごまかしのきく年齢差じゃないよ、と思うんですが…しかし、この映画ではほとんどバレずにバリバリ入れ替わっていくわけで、え、ドイツ人は年齢差とかわからないものなの?

根本的な疑問として、あのトンネル、車で壊れるくらい物理的なものみたいだけど、どういう構造でつながってんのよ?とかね。

まあ設定だけ見ればいろいろ突っ込み放題のこの映画ですが、結局のところSFなどではなくただのファンタジーなわけです。
設定はあくまでもドラマを構成するための材料にすぎず、先にタイトルを書いた「僕は(略)デートする」などと同様「話を面白くするために都合よく構築された設定」にすぎないわけです。
ですから、この映画を観るときそこに気をとられたら負けなのです。そこは話を作るためのご都合主義で作られた設定にすぎないわけですから。

この映画の見どころは、人間のいろいろな感情、こういう状況に追い込まれたときの人の心の動き、そのとき自分はどうするのか…という人の心に焦点をあてたヒューマンドラマにあります。
そういう観点で映画を観ると、そこはシリアスによく描かれている映画だと思います。シリアスすぎて遊びが少なく観ていて少々疲れるのが難ですが。
そして、それを象徴するのがラストシーンの「自分の判断が正しいかどうか全然わかんなくて座り込んだあとそっと手を触る微妙な関係の元夫婦」というエンディングだと思います。

結局、人間が生きるという事は毎日何か選択を続けていくという事なのです。
そして何を選んでもそれが正解かどうかは誰にもわからないわけで、5年前に都合よく戻っても結局何が正解かは人間である以上やっぱりわからないのです。
そのむなしさを象徴するのが先の意味深なラストシーンなわけですね。

地味ですが真面目に作られていてよくできた映画だと思います。
あばれて万歳さん [地上波(吹替)] 7点(2017-08-05 17:21:18)(良:1票)

3.《ネタバレ》 まず、ちょっと勘違いしていたのだけど、あのドアはタイムマシンではなくてパラレルワールド的な、隣の世界への扉だったのですね。だから5年前の自分を殺しても、現在の自分には影響が無いのね。いつ消滅するのかと思っちゃった。それでは話が展開しないわけですが。
”そっくり”だけど”自分のじゃない”擬似家族の気持ち悪さがうまく醸し出されていると思いました。娘は気付いて懐かないし。ああそうなるのか、と変に納得しながら観ていたら、あの扉は他の人にも開かれていてすでに「先輩」がいるという驚きの展開であります。どうしても視野が主人公エリアになってますからこちらも。
生きるため自分を殺すって、どういう心理になるのかな。自殺とも違うし。そこらへんが描かれてなかったのが残念。
摩訶不思議なストーリーをこしらえたものですが、ラストの納まり方は奇跡的にベストな形になりました。子を失った夫婦二人が元の鞘に納まってつくねん、と庭に佇む。別世界で生きる娘の姿を心に抱いて。違うのは流れる時間のみ。
喪失に出会っても、乗り越えるより他に術はないのです。取り戻せないものへの、心の対処を不思議な筆致で描いた作品でありました。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-01-17 00:08:02)(良:2票)

2.《ネタバレ》 一口感想。SFだと思っていたらサスペンスに、ラストは救われたのか微妙 Sugarbetterさん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-10 12:18:09)

1.《ネタバレ》 (ネタバレあります。未見の方はご注意ください……)主人公が開けた扉は、過去に繋がるタイムトラベルロード(?)の入り口でした。ただし、誰でも通れるワケでは無さそうです。絶望した人限定。“過去に遡って人生をやり直したい人”のみに再チャレンジのチャンスが与えられました。ただし、代償は高く付きます。それは過去の自分を殺すこと。主人公は過失でしたが、時間を遡った者は皆一様に“自分殺し”を経験している様子。“自分を殺すのは入場料”とのアロハ親父の見立ては、強ち的外れでは無いと感じます。確かに“自分が2人存在する”状態は世の摂理に反しています。一人を消すのが道理。しかし、よく考えてみると、自分殺しとは単に自殺のこと。当然未来に自分が存在出来るはずがありません(だからアロハ親父曰く「こちら側がお前の世界だ」なのでしょう)。というより、自殺した人間が生きている事自体あり得ません。つまり、ドアの向こう5年前の世界は“死後の世界”と推測されます。主人公は雪道で滑って頭を打ち、亡くなったのが真相。扉を開けた者は全員が死者(又は予備軍)でした。主人公のように事故死者は過失で、自殺者は自らの手で、自分自身を殺害したと思われます(隣人夫婦は心中ですね)。彼らは生前の強い後悔の念ゆえ、現世そっくりの死後の世界に縛られているとも言えます。ですからレオニーは、現実には助かっていません。覆水盆に返らず。自身を殺めることなく元の世界に戻れた妻だけが(入れ替わっていはいるものの)、現世で一命を取り留めた結末と解します。解釈は以上です。なんと切ないお話でしょうか。ドアの向こうの世界は天国か地獄かと問われれば、間違いなく後者でしょう。幸せを守るための人殺しが日常茶飯事なんて、気が狂いそうです。そんな地獄でも、主人公にとっては希望に満ちた世界でした。だって、愛する娘が生きているのですから。しかし、主人公は自らの選択で幸せを手放しました。でもそれで正解。地獄に居続ける限り、娘の魂は生まれ変われません。結局、主人公の日常は何も変わらなかったと思います。失った娘を想う日々が続くのみ。それも今度は永遠に続くのです。ただ違うのは、娘の死を嘆き悲しむのではなく、人生を謳歌する娘の姿を思い浮かべられること。これが唯一の救い。それが幻だとしても、です。 目隠シストさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-24 20:56:39)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 6.92点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
6433.33% line
7650.00% line
818.33% line
918.33% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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