みんなのシネマレビュー

悪童日記

The Notebook
(A nagy füzet)
2013年【独・ハンガリー・オーストリア・仏】 上映時間:111分
ドラマ戦争もの小説の映画化
[アクドウニッキ]
新規登録(2015-04-29)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2015-05-02)【+】さん
公開開始日(2014-10-03)


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ブログに映画情報を貼り付け
キャストウルリク・トムセン(男優)将校
ウルリッヒ・マテス(男優)
撮影クリスティアン・ベルガー
配給アルバトロス
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 遠く離れた田舎に独り暮らす疎遠な母親(少年達にとっては祖母)の元に、双子の少年を託した母親の動向が、その後全く分からないのは、あくまで父親の提唱で双子が書き始めた日記文に拠るもので、子供の知りうる範囲の主観的記述による日常の断片が綴られている設定のものだから。一見、強欲で醜悪に映る祖母が何故そう成ってしまったか、少年達は何も知らないし、ただ、意地悪く接してくる現象としてのおばあさんを肌で認識しているに過ぎない。少年達の不潔な服を洗濯してやり、一緒のフロにも誘った女の奇態。憐憫からゴム長靴をただで二人分も呉れた、心優しいユダヤ人の店主を、その女は残忍にも、ユダヤ人狩り隊列に教えてしまう。それは少年達には許し難く、復讐されて然るべき対象に変えた。

戦争は少年達たちから親と穏やかな日常を奪い、殺伐とした弱肉強食の世界へと変えたと感じた事だろう。母恋しさや、痛み、寒さ、欠乏感に耐え、生き抜くには心身ともに強靭であらねばならぬと、お互いを打ち合うなど、常軌を逸した訓練を始める。彼等をかくも異様な心理状態に追い詰めて行ったものこそ、この映画が表現したかった本質なのだ。映画が映し出す状況は終始、陰惨なのに、達観したかの様な少年達の心境と、簡潔で乾いた虚飾のない描写は、削ぎ落とした後に残る、ミニマムの美学に通じ、美しいと感じさせた。 DADAさん [インターネット(字幕)] 8点(2017-05-19 23:23:23)

3.《ネタバレ》 女性というのは生きていくうえでのホッと一息つける存在のように思いますが、戦争になったら、女性も嫌らしさを前面に押し出してくる。そんな描写が続きます。このことが僕には戦争は嫌だなぁと痛感させられました。日本のアニメなどでは親は迎えに来てくれて当然、絶対自分を守ってくれる存在のように描かれますが、ここではそんなに包容力のある大人は出てきません。ジブリのような作品ばかりではなく、こんな作品も感受性豊かな頃に観ておく方がいいかもしれません。そして当たり前ですが、人の死が身近になる。どんどん周囲の人が死んでいく。最後の二人の双子の別れは、あれはあの子たちの死を意味するものだと思いました。つまり全員、死んでしまった、そんな鑑賞後の絶望感が心に残った映画でした。 トントさん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-26 19:48:32)

2.《ネタバレ》 原作のファンですがキャスティングに関してはほぼ完璧な印象です。特にリュカとクラウス(『悪童日記』においては名前がありませんが、主人公二人の名前です)の二人の子役は完璧だと思いました。また短い章が淡々と繋がっている原作の単調さを、色々なエピソードの中で見せ場を映画内に設定しているのも、原作に忠実且つ映画としての完成度を上げようとしている跡が見える様で良かったです。数々の名台詞もしっかり入っています。但し、逆に言うと原作に忠実過ぎるとも言え、それだったら原作を読めばいいじゃないかとも思ってしまったのがやや残念です。 民朗さん [映画館(字幕)] 7点(2015-07-28 23:20:45)

1.《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。
戦争映画は数あれど、そのほとんどが戦闘シーンやグロテスクな殺しを見せて
戦争の悲惨さを訴えるものが多いけど、本作はそういうんじゃないんですよね。
でも、これほど戦争が嫌だなと感じさせるものはない、そういう作品。
正しいとか正しくないとか、善とか悪とかもうなにもない。
あるのは醜い人間の性だけ。
印象的なシーンは数多くありますけど、個人的にはターニングポイントが
一番ひっかかる。魔女と言われた祖母は二人のことを「雌犬の子供」と
ののしっていて、母は手紙を送ってきていつか必ず会いたいと二人は
思っていたはずなのに、会いに来た時に逆転してるのが面白いね。
まぎれもない地獄なのに、なぜ二人は残ろうと思ったのか。
二人離れ離れになるのが一番つらいと一言っていたのに、
最後、なぜ二人は別々の道を選んだのか。
考えれば考えるほど、心の闇にはまりそうです。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-14 20:53:47)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.25点
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