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メタリカ:真実の瞬間

Metallica: Some Kind Of Monster
2004年【米】 上映時間:141分
ドキュメンタリー音楽もの
[メタリカシンジツノシュンカン]
新規登録(2018-10-08)【Olias】さん
公開開始日(2005-07-30)


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監督ジョー・バーリンジャー
出演メタリカ
挿入曲メタリカ"Some Kind Of Monster"他
製作ジョー・バーリンジャー
配給パラマウント・ジャパン
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 今となっては世界で最も成功を収めたメタルバンドであるメタリカが、迷盤セイントアンガーを発表した時期のドキュメンタリー作品。
私がメタリカを知ったのがちょうどこのセイントアンガー発表時のころで、当時を思い出すと、この映像作品が発表されずとも、バンド内のゴタゴタが多くのメディアを通じて伝えられており、様々な問題がバンドに鬱積していたのだろうなと傍目にもわかっていた。改めてこの映像を見ると、バンドメンバーとの確執だけでなく、健康問題や、巨大ビジネス組織に変貌したバンドそのものの停滞や凋落が複雑に絡まる、厄介な問題にメンバーが極限まで疲弊していたのだとわかる。そしてメンバーたちがそうした複雑な問題を処理し切れず、もがき苦しむ姿が延々と映し出され、大変痛ましく思った。

で、映像作品として本作は面白いのか?という点であるが、これが痛ましい内容にも関わらず大変面白い。
スラッシュメタルの覇者と呼ばれ、頂点を極めたバンドが、いつしかメンバーの意志から離れて巨大な偶像、巨大なビジネス組織、まさにある種の怪物に変貌してしまい、中年にさしかかったメンバーたちは若いころのように自分たちのやりたい音楽をやりたい放題やるということが許されず、軋轢や確執に追い込まれていく。胡散臭いセラピストに大金を払う場面はその金銭感覚に唖然とするしかない。だがこれは、メンバー自身も成功を収める中でいつしか怪物になってしまったという象徴的な場面でもある。レコーディングを投げ捨てて引きこもったり、仲間を口汚く罵倒する場面は、子どもの醜い喧嘩を見ている気分になる。そうしたどん底にメンバーたちが追い込まれてから、復活劇は始まる。メンバーたちは互いの絆を確認し、新メンバーがバンドの空気を一気に変える。痛々しい場面の連続だが、最後にようやくメンバーたちに覇気と笑顔が戻ってくる。もう一度、シーンに踏み出そうとするメンバーたちの姿を描いて、映画は終わる。そう、本作は、決して監督が意図したわけではないが、バンドがどん底に追い込まれてからの復活劇、という物語ができているため、映像作品としてみても抜群に面白いわけである。徐々に徐々にバンドが活気を取り戻していく瞬間を見ると、本当に胸がほっとする。

最後にメタリカの大ファンとしては、新メンバーであるトゥルージロの加入はバンドにとって僥倖だったと心から思う。セイントアンガーそのものは賛否激しい作品にはなったが、ここでのバンドの悪戦苦闘が、のちのバンドの順調な経過や良好な人間関係、デスマグネティックの成功などに繋がると思うと、実に感慨深い。
nakashiさん [DVD(字幕)] 9点(2019-01-21 21:29:12)

1.《ネタバレ》 80年代から90年代まで世界を制したメタリカも、2001年にはバンドが空中分解寸前にまで行っていて、ジェイソン・ニューステッドを失う事態にもなっていた、そこからのドキュメントです。●何よりも、前半、あのウルリッヒやヘットフィールドが、スターのオーラのかけらもなく、憔悴し行き詰まった表情そのままなのに驚きます。そこで再生のためにいろいろすることになるのですが、前半の白眉は、ウルリッヒとデイヴ・ムステインの対面シーン(!)。そして、ニューステッドの新バンドの公演を見に行き、自分たちよりもよほど生き生きしているのが分かって(ついでに、ニューステッドには挨拶もできず)さらに落ち込むウルリッヒ。この2つだけでも見る価値があります。●で、どこかでがらっと前向きになるわけでもなく、じわじわと、何となく、ともかく次作の制作までたどり着きます。ロベルト・トゥルヒーヨの採用が決まったあたりで、やっと明るい光が差してきます(こうして見ると、ロベルトはまさに救いの神だったのだな)。何かドラマチックに盛り上げようとは考えず、ひたすら地道にカメラを回し続けた、ドキュメンタリーとはかくあるべきという作品です。まあ、そういう閉塞した内容がほとんどなので、見ていて楽しくなるわけではないですが。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2018-10-09 00:39:11)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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