みんなのシネマレビュー

サンタマリア特命隊

The Wrath of God
1972年【米】 上映時間:111分
アクションウエスタン小説の映画化
[サンタマリアトクメイタイ]
新規登録(2018-10-08)【S&S】さん
公開開始日(1973-04-14)


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監督ラルフ・ネルソン
キャストロバート・ミッチャム(男優)オリヴァー・ヴァン・ホーン
リタ・ヘイワース(女優)デ・ラ・プラタ夫人
フランク・ランジェラ(男優)トーマス・デ・ラ・プラタ
ジョン・コリコス(男優)サンティラ大佐
ヴィクター・ブオノ(男優)ジェニングス
ケン・ハッチソン(男優)エメット・キーオ
グレゴリー・シエラ(男優)フラド
エンリケ・ルセロ〔男優・1920年生〕(男優)ナチョ
ラルフ・ネルソン(男優)処刑される囚人(ノン・クレジット)
原作ジャック・ヒギンズ『神の怒り』(ジェームズ・グレアム名義)
脚本ラルフ・ネルソン
ジャック・ヒギンズ(ジェームズ・グレアム名義)
音楽ラロ・シフリン
撮影アレックス・フィリップス・Jr
製作ウィリアム・S・ギルモア(製作補)
ロバート・ワッツ〔製作〕(プロダクションマネージャー)
製作総指揮ジョン・コーン〔製作〕(ノン・クレジット)
スタンリー・マン(ノン・クレジット)
美術ウィリアム・キアーナン(セット装飾)
その他リン・スタルマスター(キャスティング)
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 70年代のロバート・ミッチャムはどの作品でも渋くてカッコよい。そこそこに演技ができる人なのに、それまでは製作側の工夫が足りないのかはたまた本人が怠惰なのか、もっさりした役柄ばかりでキャリアを重ねてきたイメージがありますけどね(『狩人の夜』と『恐怖の岬』はもちろん例外です)。 そんなミッチャムの今回のキャラは、『狩人の夜』以来の聖職者カトリック神父、最も『狩人の夜』は(偽)プロテスタント牧師でしたけどね。そして舞台が革命騒動に明け暮れる20年代の中米とくれば、いやでも『戦うパンチョ・ビラ』の悪人だか善人だか判断に苦しむ武器商人を思い出しちゃいますが、この神父は両作のキャラを足して二で割ったというのが正解。かつては確かに聖職者だったけどなぜか業界を追い出されてトンプソン短機関銃を隠し持って神父服で中米をうろついている存在、いわば破戒僧なんだけどともに敵地に送り込まれた相方二人と違って何のキャラ説明もないので最後まで何者なのか判らない謎の人物。でも教会を異常なまで憎む敵ボスの脅迫にもめげず、それも作戦のうちと判っていても村人たちにミサをひらきマシンガンをぶっ放す姿はほれぼれするほどカッコよかったです。 ジャック・ヒギンズの原作を西部劇の職人ラルフ・ネルソンが映像化、ヒギンズは脚本も書いています。政府軍に捕まって銃殺されるはずのミッチャムら三人が、助命の条件で戦力拠点を占領している敵勢力のボスを殺害しに行くというのが大まかなプロットです。いちおう政府軍としていますが、架空の国が舞台みたいで両者とも悪逆非道なので、正直いってどっちが革命というか反乱側なのか分かりません。ミッチャムの相方二人がアイルランド人の革命家ともと英国軍人の武器商人という設定はいかにもヒギンズらしく、とうぜん二人は犬猿の仲というわけでその三人が協力して戦うという過程がけっこう楽しませてくれます。ラストの攻防もおとなしめのワイルドバンチという感じですが、ラルフ・ネルソンらしくそつなくまとめています。後半にかけては完全にアイルランド人革命家が主人公という展開でしたが、そこそこ愉しめる作品だったと思います。 リタ・ヘイワースが敵ボスの母親役ですが、実はこれが最後の映画出演になるそうです。この時のヘイワースはセリフが全然覚えられなくてスタッフを苦労させましたが、どうもアルツハイマー病の初期が始まっていたみたいです。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-11 21:32:59)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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