みんなのシネマレビュー

最低(2009)

(最低(最低∕微温∕足手))
2010年【日】 上映時間:96分
ドラマラブストーリー
[サイテイ]
新規登録(2019-02-24)【3737】さん
タイトル情報更新(2022-05-02)【3737】さん


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監督今泉力哉最低/微温/足手
キャスト芹澤興人(男優)第1話・最低=正雄/第2話・微温=正雄/第3話・足手=正雄
天正彩(女優)第1話・最低=亜実
小宮一葉(女優)第1話・最低=小夜
青柳文子(女優)第3話・足手=文子
脚本今泉力哉最低/微温/足手
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【クチコミ・感想】

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4.所々に引き込まれる場面とかセリフがあって面白かったです。 1話と3話が好き。 紫電さん [DVD(邦画)] 7点(2023-06-19 18:16:10)

3.《ネタバレ》 最低なのは、率直に男どもである。浮気性・甲斐性無し・息を吐くように嘘を吐き・そしてほのかに(一部は完全に)変態、等々、かなりどーしようも無い男の最下層。しかしそんな彼らには、そんな彼らをどーしても好きだ!という女が何故か必ず(時として複数)付き纏っている。その意味では、最低なのは女どもの「男を見る目」かも知れないし、否、そーいう駄目男に女が惚れ込んでいるサマがこれも何故やら大好物で、挙句(短編とは言え)このテーマで映画3本も撮ってしまうという監督こそが、最も最低な変態なのかも知れない、とも思う。

①最低:のっけからこれ見よがしに「最低」な男2人。しかし彼らには、それぞれ自分を好いてくれる女性が(片や3人も)居るという、この短編集のテンプレート。やっぱそーなると理由が気になるよね。実は優しい、見た目の(風変わりな)好み、或いはカラダの相性、とかかもね。う~ん、面白いすね。

②微温(ぬるま):嘘と隠し事に満ち満ちた、4者の織りなすカオスな恋愛関係。中で彼らに共通するのは、皆自分が二股の当事者であることは認識してるということ、そして(それなのに)誰も自分が悪いとは思っていないこと、である。あっけらかんと破廉恥なサマにはもはや唯々笑うしかないが、にしてもこれはかなり笑えるヤツですね。個人的には、ベランダに積んであるトイレットペーパーにも久しぶりに泣くホド笑いましたよ。

③足手:ごく大目に見れば、発端としては(ギリ)無くはない話であるし、男も女子も友人も、ある程度は理解のできる(ある意味)常識の範囲内な行動をとってゆく。しかし、理解不能なのはラストの三竦みである。な~んだコレ?監督はどーいう指示を出している?私の思考の及ぶ範囲ではない…というか。この不可思議な一瞬こそ、短編映画のひとつの醍醐味ではなかろーか。この三篇では一番好き。 Yuki2Invyさん [DVD(邦画)] 8点(2020-10-10 00:04:26)

2.今泉監督の初期作品を集めたDVDとの事でレンタルしてきました。
今泉監督の作品は、後年のものから見てしまったので、本作の映像面については不満が残ります。
やはり映像の美しさは大事ですね。

内容としては後年の作品の原型とも言え、この頃から会話の掛け合いが面白いです。
そして男優陣が垢抜けていないのも共通しています。

今泉監督は、今もっとも注目している監督なので、その監督の初期作品を見られたのは意義がありました。 にじばぶさん [DVD(邦画)] 7点(2020-09-18 00:51:36)

1.《ネタバレ》 ①『最低』2009年:38分。
○第10回TAMA NEW WAVE グランプリ
○第6回成城大学映画研究部主催映画祭「TAKE∞」グランプリ
○ふかやインディーズフィルムフェスティバル2009優秀賞
○第2回下北沢映画祭準グランプリ

②『微温(ぬるま)』2007年:44分。
○第12回水戸短編映像祭グランプリ
○第4回成城大学映画研究部主催映画祭「TAKE∞」グランプリ
○第5回シネアストオーガニゼーション大阪エキシビジョン(CO2)オープンコンペ部門入選
○映画芸術主催「映芸シネマテークvol.4」招待上映

③『足手』18分
○DVD用撮り下ろし新作
○2011年2月26日より、東京・トリウッドにて『今泉力哉監督特集』として「TUESDAYGIRL」と同時上映。

以上、オムニバスではありません。
今泉力哉監督インディーズ時代の過去の作品詰め合わせでのDVD収録3作品。2010年にDVDとなって発売されていたものです。

①最低:話としては面白いのですが、あのブサイク男が3人の姫とベッドインしていたのかと思うと腹立たしさなんてよりも(コメディなので)どうしても悔しさやらうらやましさのほうが先にきてしまいますよね(男なら)(^^ ;
盗撮ストーカーが男物の洗濯物だけ取り込んで畳んでゆくとかリアリティ外した小ギャグ入れてきた部分も安定の可笑しさだった。

②微温:主演の彼は素人役者バレバレの垢抜けないダサ男。なのに、自信の二股(このやろう) しかも本命:朝子がすごくかわゆい。だけども2番目彼女の町子に対してはキチンと筋は通しているからというズルい男だ(このやろう=2度目)しかし、ズルい男といえば あのブサイク男だな どんな身分を確立させようとしてんだよ ゲスいよな(^^;
でもラストは小道具ティッシュペーパーを使って可笑しく微笑ましく締まる。今回の3作品の中では実はこれが一番好きです。でも町子演じてた笈川理紗子という女性と朝子演じてた大野裕佳子という女性、共にどちらも今回限りの素人役者さんのようであってその後の出演作品はありません。そこが残念でなりませんね 朝子さんの容姿は大変かわいらしく自分的に言ってすごくドストライクな女性だったのに。(>_<)

足手:やはりここにも登場、ブサ男。ってことは、つまり3作品を通じて何人の女子と関係を持つ事になるんだ(ちくしょーめが このやろめ)
たぶん、3+1+2(ちくしょーめが このやろめ)

総評・・
好きやわぁ~ 今泉監督が描くダメダメ感で固めた見苦しい男女の世界。ただしそこにウソは無く。潔さで清い。  3737さん [DVD(邦画)] 8点(2019-02-27 23:06:28)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
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