みんなのシネマレビュー

大阪最後の日<OV>

2013年【日】 上映時間:73分
コメディ
[オオサカサイゴノヒ]
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 短編6話をまとめたオムニバスである。DVDの説明によると「本作はシニカル・コメディの連作です。SF超大作を希望されると御期待を裏切る事になります。」だそうだが、そもそもコメディという言葉を使えるかも怪しい。
各話は全く関係ない独立のエピソードで、単に小編をまとめてリリースしただけと思ってもそれまでだが、一応は「大阪最後の日シリーズ」として、第6話の破滅的事件と同じ日の出来事を並べたものだと説明されている。

【女流作家の苦悩】だから何だという感じ。前座というか、この後も全部この調子だという予告のようなもの。
【印刷戦線異状なし】まともな証拠がないことを、その辺にある材料を使って口先だけでどれだけ主張できるかの攻防戦。これが大阪の商慣行なのか。
【借金チキン】下町人情物ということなら悪くないが、しかしあまりにあっさりした展開のため、ただの不条理物のように取られる恐れがあるのは惜しい。
【取合う二人】面白くはないが、土建業の男の顔でも見ていろということか。ただし携帯を壊したところは、第1話からここまでの間で初めて笑った(失笑)。
【接触事故】最も手の込んだ脚本。示談金の意味を勘違いしたことが重大な結果を招いたということらしい。これも悪くない。
【大阪最後の日】表題作。これだけが屋外の撮影で、太陽光を演出に取り入れたりして少し映画らしく見える。「下町育ちの少年」は大阪弁が不得意のように聞こえるが、キャラクターとしては結構可笑しい奴である。また「上流社会の少女」はさすが上流らしく言葉が東京風な一方、演技はかなり変なので笑ってしまうが、ラストのびっくりした顔は可愛らしい。

表題作以外は基本的に出演者が2人だけで、1対1の会話で成り立たせようとする作りになっている。2つのエピソードに出ている人物が2人いて、この2人にとっては結構忙しい1日だったらしい。ちなみに個人的に最も大阪らしいと思った登場人物は闇金集金屋歴20年の男だった(偏見があるか)。
全体的には明らかに低品質だが(特に画質は厳しい)全く面白くないわけでもない。自分としては必ずしも嫌いではないが、まともな映画と思われるとまずいので点数は低くしておく。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 2点(2020-03-29 00:59:09)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 2.00点
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