みんなのシネマレビュー

七つの弾丸

1959年【日】 上映時間:89分
サスペンスモノクロ映画犯罪もの
[ナナツノダンガン]
新規登録(2020-10-01)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2021-03-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1959-10-27)


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監督村山新治
キャスト三國連太郎(男優)
久保菜穂子(女優)
星美智子(女優)
高原駿雄(男優)
伊藤雄之助(男優)
脚本橋本忍
音楽林光
撮影仲沢半次郎
企画植木照男
配給東映
美術森幹男
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 三國連太郎を目当てで鑑賞。

銀行強盗を企む男、結婚間近の銀行員とその彼女、タクシードライバーとその妻、昇進試験に向けて頑張る警察官。
これらの登場人部達は物語の途中まで交わることがなかったが、終盤になって一気にその人生が交錯する。
一人の狂った男により、何人もの人生が一瞬にして破壊された。

終盤のたたみかけと緊迫感、そして三國連太郎の鬼気迫る演技が素晴らしい。

犯人に関わった人物達が総崩れの中、銀行員の婚約者の女性だけは早々に見合いをして、新しい男をゲットしていた。
この女の気持ちの切り替えの早さとしたたかさは、ある意味、犯人よりもおぞましかった。 にじばぶさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-10-27 20:48:05)

1.冒頭から、一人の男が銀行強盗を企んでいるらしい様子が描かれます。
スタンドの光の中、拳銃の準備をする彼。並べられた七つの銃弾。この銃弾によって、何人かの人の命が奪われるかも知れない。犯人の男のこれまでの何十年かの人生が犯行によって大きな岐路を迎えるだけではなく、犯行で何人かの命が奪われれば、その人数分だけの何十年かの人生がそこで途絶えてしまう。
という訳で、決行の日に向かって、犯人の様子に加えて、後に犯行の犠牲となる人びとの姿や人となりが並行して描かれる、という、なかなか異色の映画。
例えばチャンバラ映画の中で主人公に斬られる「敵の手下ども」なんて、まさに斬られてナンボ、斬られるためだけに存在し、彼らの人生なんて映画の中では意味を持たない。映画の中で死ぬ「巻き添えを食う通行人」なんてのも、それに近くって、時には、残された者の涙くらいは描かれるとしても、大抵、本人の人生などそこには無い。それがお約束。
しかし実際の世界はそうではなく、事件の主役であろうと脇役であろうと、人それぞれが自分の人生においては主役であり、自分の物語を紡いでいる。それをちゃんと描いたらどうなるか? そんな作品です。
あとには虚しさしか残らない。そんな作品。 鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-10 12:53:59)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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