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すくってごらん

2021年【日】
ドラマ漫画の映画化
[スクッテゴラン]
新規登録(2020-10-19)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2021-03-08)【目隠シスト】さん
公開開始日(2021-03-12)


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監督真壁幸紀
キャスト尾上松也(男優)香柴 誠
百田夏菜子(女優)生駒 吉乃
石田ニコル(女優)山添 明日香
脚本土城温美
製作ROBOT
あらすじ
田舎に左遷されてきた銀行員・香柴誠は、金魚すくい屋を営む生駒吉乃と出会う。どこか儚げで影のある不思議な吉乃に惹かれながらも、田舎暮らしのカルチャーギャップや価値観の違いに戸惑う日々。彼はこの田舎町で何を掴むのであろうか。

目隠シスト】さん(2021-11-03)
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 奈良の大和郡山や橿原でロケしたそうですが、こんな風情のある街並みが残っているとはさすが奈良県です。また主要キャストの名字が奈良の地名になっているところにも、原作者の奈良県愛が感じられます。ダンスがないのでハーフミュージカルというそうですが、それを補って余りある出演者たちの歌唱力の高さよ!ももクロの百田夏菜子が上手いのは周知の事実ですけど主演の尾上松也の歌唱力の高さよ、この人は歌舞伎役者だと遅まきながら知りましたが並みのポップスシンガーを凌駕するスキルの持ち主、やっぱ歌舞伎役者は技量が半端ないですね。セリフがラップ調になったり心情を二字単語でオーヴァーラップさせたりといった演出も、洒落ていて良かったです。彼はエリート銀行員という設定ですけど、栄転と銀行員生活を捨ててこのハートフルで不思議な町に残る選択をするというありふれた結末にしなかったところも、夢の世界と現実世界との境界をきっちりと線引きしているところがイイ感じでした。百田夏菜子はももクロメンバーで唯一NHKオーディションに合格した演技力の持ち主、これからもっと映画出演が増えるといいですね。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-05-25 22:05:57)(良:1票)

1.《ネタバレ》 元エリート銀行員が田舎に左遷された事に端を発する物語を、カルチャーギャップやイデオロギー相違、そして淡いラブストーリーを軸にハーフミュージカル(歌うけど踊らない)&ハーフファンタジー(まるで『千と千尋』のような異世界感)で綴ります。タイトル『すくってごらん』=『救ってごらん』は、傷心の主人公に掛かる言葉だと予想しておりましたが、むしろ彼は救う側でした。主人公は『黒船』であり、鎖国中だった女性の心をこじ開け、再び本国に戻っていったという結末です。もちろん異文化交流は双方に刺激を与えるものですから、少なからず主人公の内面にも変化があった訳で、「数字は裏切らない」が口癖の彼から「数字にこだわっていたら誰も救われない」という言葉が引き出されています。矛盾する概念ではありませんし、多角的な視点を持つ事は有益に違いなく、今後銀行員として一皮剥けることが期待されます。人間的にも成長したことでしょう。多分。
ミュージカルとファンタジーの親和性の良さは『オズの魔法使い』で証明されているとおりであり、唐突な歌唱パートに違和感は無いものの、主人公の内面語りがセットとなっている部分が少々鬱陶しいかもしれません。というより、主人公のキャラクターが『都会から来たいけ好かない奴』から終始変化が無いため『感動』や『感慨』に繋がりません。素材となるドラマの薄さを、ミュージカル調で濃く味付けしたという印象を受けます。
(ここから先は赤寄りのモノノフとしての感想です)最後に百田夏菜子さんについて。週末ヒロインから映画単独ヒロインへ。黒髪の乙女の着物姿を拝見できただけでファンとしては得しかなく、さらに映画を通じてピアノスキル習得の機会をいただき、生駒吉乃としてソロ曲まで頂戴し、大変実りの多いお仕事でありました。心より感謝申し上げます。アイドルとは、歌って踊ってバラエティも演技もできるトータルファイター。本隊にはあと3人逸材がおりますので、どうぞ引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 7点(2021-11-03 21:52:25)

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Review人数 2人
平均点数 7.00点
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