みんなのシネマレビュー

静かなる叫び

Polytechnique
2009年【カナダ】 上映時間:77分
ドラマモノクロ映画犯罪もの学園もの実話もの
[シズカナルサケビ]
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監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ
キャストカリーヌ・ヴァナッス(女優)ヴァレリー
脚本ドゥニ・ヴィルヌーヴ
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 何か、ものすごーく「エレファント」なんですが・・・。後に高度な作家性を確立するヴィルヌーヴにも、こんな頃があったんですね。単調に進んでいくと思わせて、多視点や時系列操作なんかも入れてくれたので、点数はやや甘め。 Oliasさん [DVD(字幕)] 5点(2022-04-02 01:10:47)

6.にじばぶさんの仰るとおり。これはスタイリッシュな再現ドラマ以上のものではない。犯人に破滅的な行動をさせた心理的背景がほとんど描かれていない。そのため何の問題提起にもなっておらず、分析の手がかりもない。よって知的な興味は全く満たされない。エンドクレジットで犠牲者の名前を並べているが、この内容の無さでは本気で哀悼の意を表しているとは思えない。ヴィルヌーブ氏の作品は思わせぶりなだけで内容が極端に薄いか未消化。もう騙されないぞ。 皮マンさん [インターネット(字幕)] 1点(2021-12-03 07:38:09)

5.予備知識無しでの鑑賞。実話というのがやるせない。犯人の女性への憎悪の理由が最後まで分からなく、時系列がいじくられていて話が呑み込めない部分もありモヤモヤが募ります。(鑑賞後に分かった)女の腐ったような性根の犯人に、前途を断たれる学生達の姿が防犯カメラを見ているかのように映し出されていて、エンドロールで哀悼の意を表してはいるものの、追悼に値する作品に思えなかったところです。「人生二度目の恐怖が妊娠」が心に残ります。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-11-06 21:56:58)

4.《ネタバレ》 見ていて楽しくもないし、楽しむべき映画でもない。

いつの時代にも狂人というのは存在し、悲しいながら、その狂人のしでかす悲惨な行為を完全に封じ込める事はできない。
この狂人というのは、一般的な存在ではなく、言わば突発的に生まれた特殊な存在であって、その突発的な存在を基準に何か対策なり考察なりしてみても、あまり意味のある行為とは思えない。

ただただ、被害に遭われた方々を悼む事しかできない。
極論的に言えば、意義があるようでいて意義のない作品かと。 にじばぶさん [インターネット(字幕)] 5点(2021-09-28 01:15:15)

3.《ネタバレ》 ヴァレリーたちが受講している熱力学の講義で、講師が話す内容が恐ろしいほどこの凶行を言い表している。

 〝エントロピーとは無秩序性の尺度である。
 外界からの圧力を受ける系は変化し、エネルギーの移動や不均等が生じる。
 鍋の水は火にかけると運動が始まり水蒸気に変わる。
 鍋にフタをすると水蒸気がそれを上下させ、
 熱源や水がなくなるまでそれが続く。
 分子運動が増えるほどにエントロピーは増大する。
 エントロピーが最大になると秩序が戻る〟

レピーヌは満足するほど人を殺傷したのち自殺して、ようやく凶行は終了する。
エントロピーは、彼の狂気(エネルギー)が荒れ狂うことのメタファーなのだと思う。

Wikiによると、レピーヌがこの事件を起こしたのは25歳のとき。7年前、自分の人生をフェミニストに台無しにされたと告白しているが、なるほど、大学入試に失敗したことを女子のせいにしているのかと察しがついた。あまりに薄っぺらく、バカバカしくて拍子抜けする。犯人の動機を深く掘り下げていないのも、ある意味納得。
また、この作品は、信じられないほど多くの興味深い矛盾点を見つけることができる。

 ・レピーヌは女性を激しく嫌悪しているにも関わらず、冒頭、いきなり男女を撃つ。
 ・レピーヌの自室には、男を誘うようななまめかしい女性のポスター、寝室にはネクタイを締めた男勝りの女性のポスターが貼られている。
 ・レピーヌの向かいのマンションに住む女性の部屋は、電灯を消すと真っ暗になり時刻は夜のようなのに、レピーヌの部屋には明るい日差しが入っている。
 ・理工科大学内というのに、両目をテープでふさいだアインシュタインのポスターが、少なくとも2回は映像に入ってくる。
 ・レピーヌは、フェミニストが女性の特権を手放さないことに怒りを感じているが、ヴァレリーは、将来出産を望めば就職活動に障りがあることを屈辱的に思っている。
 ・レピーヌは、母親だけは女性蔑視の対象外とみなしている。

レピーヌの犯行に一切ためらいがなく、情け容赦なく学生たちを撃っているシーンの数々。観る人によっては、モノクロで画面が引き締まって見える効果もあるせいか、ぞっとする美しさを感じることもあるという。
ただ私は、フィクションではなく現実にあった惨劇を映像化した作品として観ているので、どう転んでも「美しさ」を感じることはできない。無抵抗な人間を絶対的優位な立場で次々と殺戮する様子は、兵士同士が大義名分から死を覚悟して戦う戦争よりいっそう救いがなく、卑劣だ。美を感じる以前に、自分の子供がその場にいる錯覚に陥ってしまう。夢や希望をいきなり奪われる恐怖を味わう学生たちは、過去の話ではすまない。今、このときも世界中のどこかで、どうにもならない理不尽に向き合わされ命を絶たれる若者がいる。改めて、モントリオール理工科大学の犠牲者のために深い哀悼の意を表したい。 tonyさん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-15 01:19:08)

2.余計な説明はしない。
登場人物にも語らせない。
事実を淡々と重ねて、観ている者を圧倒する。
勇気のいる演出だと思うが、成功している。
そしてその演出に、色のない映像がさらに透徹した事実を強く突きつける。
見応えのある映画。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-29 08:21:51)

1.《ネタバレ》 女性排斥を掲げて尚も強い未練を残す殺人犯。脅しに屈したために多くの女性が射殺され自責の念に囚われた男子学生。銃撃されながらも生還し心身に深い傷を負った女子学生。この三名を軸に銃乱射事件とその後日談を冷徹なモノクロ映像で捉える。時制を交錯させながらも無駄を削ぎ落した構成に、天地を逆転させたカメラワークを用いて、古き絶対の価値観の危うさが浮かび上がる。「男の子には愛を、女の子には世界に羽ばたくことを教えます」。授かった命に不安を感じつつも前に踏み出すラスト。カナダ時代のヴィルヌーヴの非凡さを感じさせる。 Cinecdockeさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-26 21:40:52)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 5.43点
000.00% line
1114.29% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5342.86% line
600.00% line
7228.57% line
8114.29% line
900.00% line
1000.00% line

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