みんなのシネマレビュー

フェイブルマンズ

The Fabelmans
2022年【米】 上映時間:151分
ドラマ
[フェイブルマンズ]
新規登録(2022-12-04)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2023-05-29)【イニシャルK】さん
公開開始日(2023-03-03)
公開終了日(2023-05-24)


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監督スティーヴン・スピルバーグ
キャストミシェル・ウィリアムズ(女優)ミッツィ・フェイブルマン
ポール・ダノ(男優)バート・フェイブルマン
デヴィッド・リンチ(男優)ジョン・フォード
セス・ローゲン(男優)ベニー
ジャド・ハーシュ(男優)ボリス・シルドクラート
入野自由サミー・フェイブルマン(日本語吹き替え版)
小林さやか〔声優・1970年生〕ミッツィ・フェイブルマン(日本語吹き替え版)
内田夕夜バート・フェイブルマン(日本語吹き替え版)
釘宮理恵サミー・フェイブルマン(少年時代)(日本語吹き替え版)
糸博ジョン・フォード(日本語吹き替え版)
落合弘治ベニー(日本語吹替え版)
宝亀克寿ボリス・シルドクラート(日本語吹き替え版)
宇山玲加ナタリー・フェイブルマン(日本語吹き替え版)
鈴木れい子ハダサー・フェイブルマン(日本語吹き替え版)
脚本スティーヴン・スピルバーグ
トニー・クシュナー
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
撮影ヤヌス・カミンスキー
製作スティーヴン・スピルバーグ
トニー・クシュナー
配給東宝東和
美術リック・カーター
衣装マーク・ブリッジス[衣装]
編集マイケル・カーン
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【クチコミ・感想】

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17.《ネタバレ》 スピルバーグの映画って「怖い」ですよね。異世界とか怪物とかの「それ」ではなく、人間が怖いといったらありきたりですが、人と人のあいだにある「絶望的な溝」みたいなものが垣間見えてしまう「怖さ」っていうのかな。自分が「これは理解できないかもしれない」っていうものが目の前にあって、でもそれとなぜか対峙しなきゃいけなくって、でもやっぱりわからなくて・・みたいな瞬間。

巨匠の自伝的作品とはいえ「思ってたのと違うらしい」と聞いていたので、あまり期待せずに見てみたら、その「怖さ」の深源を見てしまったような、そんな作品でした。冒頭の『史上最大のショウ』でサム少年が夢中になったのは機関車の大事故のシーン。大人目線ではいかがなものか、というものではあるのですが、子どもがそこに吸い込まれる感じ、すごくよくわかる。ところがカメラを手にした頃から、サムはフィルムに「得体のしれないもの」が残ってしまう恐ろしさと対面する。父親の友人ベニーに向ける母親の視線なんて、思春期の少年が一番見ちゃいけないやつだし、母親だっておそらくあのフィルムを見るまでは自覚すらしてなかったかもしれない。でもフィルムに残っちゃったものはしょうがない。そこから始まる家族物語の顛末の辛いことったらない。母親はだんだんおかしくなり、猿にベニーと名付けるあたりで、決定的な「溝」が見えてしまう。一方で、イヤ〜なイジメっ子高校生もカメラを通せばなぜか「キラキラ」男子になってしまうことの不思議。カメラを向ければ、被写体の本心だけでなく、自分の奥底にある欲望にまで向き合うことになる・・・。

本作を見ると、映画賛歌どころか、スピルバーグの映画ってもしかして映画への「復讐」だったのか、とさえ思えてくる。偏執狂的ともいえる「恐怖」への執着、ヒューマンな映画にふと挿入される人間を突き放したような表現、そして、他者を理解することに対する諦めにも似た冷静さ、そして不謹慎なものがもたらす高揚感・・・。今までのスピルバーグ映画にあった二面性というか多面性の由来を見た感じ。「復讐」でもあるけれど「ラブレター」でもある。「思ってたのと違った」けど、こんな違いなら大歓迎。こんなん、スピルバーグにしか作れない「恐ろしい」映画でした。 ころりさんさん [インターネット(字幕)] 9点(2023-12-25 17:50:07)(良:1票)

16.《ネタバレ》 長年ハリウッドのエンタメ映画界を牽引してきた巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画との初の出会いを果たした幼少期から大学を中退し映画業界へと足を踏み入れるまでの鬱屈した日々をノスタルジックに描いた青春物語。僕が子供の頃、何度も何度も夢中になって観た『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』という大傑作を撮った巨匠が自身の半生をモデルにした自伝的作品ということで今回鑑賞。というとやはりあの『激突』や『ジョーズ』、そして何よりインディ・ジョーンズシリーズといった初期の傑作群がいかにして誕生したのかというその制作秘話なんかが描かれるのかと思いきや、まさかの映画業界に入るまでで終わってしまいました。うーん、さすが巨匠の作品だけあって悪くはないんですけど、観ながら「これじゃない」感が……。映画製作の舞台裏がどんな感じだったのかとか、ハリウッド・スターたちとの交流とか、偉大なる先輩監督たちとの出会いとか、そっち方面がもっと見たかったよーー。とはいえ、ある家庭のあくまで個人的なお話なのにここまで面白く見せる、もはや匠の技とも呼べるその演出力の高さはやっぱ抜群の安定感。冒頭、映画のクライマックスシーンを再現しようとおもちゃの電車で遊んでいたらそれがいつの間にか映画そのもののようなドラマティックなシーンに変わっていたり、自身が撮ったホームビデオの映像から母親の裏切りを知ってしまうところとか印象的なシーンも多く、長い映画なのに最後まで退屈せずに観ることが出来ました。主人公が映画業界に入ってからを描いたこの続編が創られたら、そちらの方も観てみたいですね。って、もはやそれって『スピルバーグのえいが道(上京編)』みたいになっちゃいそうですけど(笑)。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 6点(2023-12-13 08:05:00)


15.《ネタバレ》 あれだけのエンタメ作品を世に出した監督の自伝ということで、少なからずそういった映画業界の裏側なんかも垣間見れるのかな?と思っていたのですが、ほぼ家族の物語で、映画製作云々は学生時代の自主制作映画ぐらいでちょっと肩透かしな感はあった。けれどもまあ不思議なことにそれでも飽きることなく最後まで観れたのは、やっぱり監督の力量によるところなのかも。

でもやっぱり万人受けは難しい作品ですね。はい。

私自身も芸術関係の仕事への憧れを抱き続けていた時期があったので、叔父さんの台詞、芸術はお前の頭を食いちぎるライオンの口だ、があまりにもインパクトが強くて、めちゃくちゃ心に刺さりました。

地平線は下にあっても上にあっても面白い。けど真ん中にあると面白くない。そして最後のカットシーンで地平線の位置を変えてジ・エンド。この終わり方は憎かったです(^ω^)
Dream kerokeroさん [インターネット(字幕)] 5点(2023-11-11 20:34:07)

14.《ネタバレ》 率直に言って退屈だった。
鉄道模型撮影や母親の浮気が判るシーン等、所々に興味深いシーンは有るものの、
全体的にスピルバーグの独り言を延々と聞かされ続けている様な作品。
Wikipedia等に記載されている映画業界に入り始めた頃のエピソード等、映像化すれば面白くなりそうに思えるのだが・・・
「超有名監督の作品」と言う事も有り、世の中全体でバイアスが掛かっている様な。。
全くジャンルは異なるが、『巨匠』リドリー・スコット監督の「プロメテウス」を観終わった時の感覚に似ている。 たくわんさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2023-10-12 15:41:11)

13.《ネタバレ》 細かいセリフの一つ一つは脚色ですが、一つ一つのエピソードはどれも実話だそうです。
こういう自伝的な作品は独りよがりになりがちであったりしますが、本作は一つの映画としてちゃんと楽しく見ることができます。
特に、お母さんが浮気してるのではという疑いを撮影したネガから発見する件は秀逸。
そのお母さん役のミシェル・ウィリアムズが大御所のような堂々とした演技で素晴らしかったです。
いじめっ子と和解する展開もなんだか映画としては型破りな感じがして、そこが現実味があってよかったです。
ラストのジョンフォード監督のくだり。地平線が真ん中だとつまんないだろって。
こうすりゃ面白くなるだろってレクチャー受けて、最後のショットがその通り訂正して締めるのなんて小気味良いです。 あろえりーなさん [DVD(字幕)] 7点(2023-09-14 18:20:17)

12.《ネタバレ》 さすが!スピルバーグ!

単なる自伝風な映画にしない。
母親との微妙な距離を持ち始めるとこから、
このような母子映画は、初めて見たと感動。
そうだよね、母親の女性の部分を見てからの男の子の変わっていくとこなんか、
もっと映画になってもいいのにね。

そして、転校してからの学園部分。
天才とイジメはセットみたいなもの。
そして、突き抜けた経験をした者だけが描ける世界をスピルバーグが銀幕に展開するとこは見応えあり!

ラストは、ドカンとジョンフォード!
ザ・映画!なのでした。 トントさん [DVD(字幕)] 8点(2023-08-14 01:26:00)

11.《ネタバレ》 両親に連れられての映画館初体験から模型電車の撮影まで「流石、スピルバーグ」期待が高まったのですが、以降、不倫だ、イジメだ・・・冗長さにウンザリでした。ジョン・フォードとの件に、そうそう、こういうのが見たかったんだけどなぁ。イマイチなキャストの中でポール・ダノの好演に加点。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2023-07-19 07:04:33)

10.《ネタバレ》 期待していたストーリーとは異なるものだったけれど、長い時間だったのに最後まで見入っていた。映像化することで昇華させたい思いがあったのだろうと感じた。
幼い頃から映画に魅了されながら育ったスピールバーグ監督自身の生い立ち、というよりも、自身の家族に起きたことがメインテーマ。自伝的映画と言われながらとりわけ母について描いている。母の想いにいち早く気づき反発しながらも、自身と同じく芸術家のような彼女を理解者だと思っていたのだろう。
風変わりだけどとてもチャーミングな母は、家族のみんなから愛されていて羨ましかった。彼女に想い人がいると皆が知ったとき、「ママにとってパパは聴衆で、ベニーは楽しく笑わせてくれるひと」なんて娘の台詞は都合の良い創作だろうけど。それでも、このところ理解できないと思っていたことが腑に落ちるような台詞だった。ベニーと過ごすことを選べる人生なんて、普通じゃ起こり得ない。けれど、よかった、幸せになってほしいなと思いながら見ていた。隣のひとは私の心持ちを知ることなど無いだろうと思いながら。「すべての出来事には意味がある」というのなら、私も私らしく好きなように生きていきたい、ゆるがない自信を持って。この自由な母を見て思った。
ラストは、あれ!?終わっちゃうの?とも思ったけれど、スピルバーグ監督からの、未来の映画監督さん達へのエールかなと思い鑑賞を終えました。 SAEKOさん [映画館(字幕)] 7点(2023-05-21 07:35:54)

9.《ネタバレ》 スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的ドラマ。多感なサミー少年がビデオカメラを片手にし、映画作りに夢中になり成長していく様子を自らに投影。いじめや恋愛など青春の学生時代。おかっぱ頭で心に隙があるお母ちゃんを、カナザワさんみたいなミシェル・ウィリアムズが好演。母子愛が主題。ニューシネマパラダイスには遠く及ばず、全体的に冗長。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2023-03-21 01:36:24)

8.映画愛などほとんど語られないのはいいことです、偉大な映画史などという大風呂敷を広げず、あくまで個人の実体験をベースに描いている慎ましさはこの映画の美点です。理想的な昔の家族や学校生活という描き方でもなく登場人物はみな弱さを持った人間として描き、安易なノスタルジーや一方的な断罪に陥らないバランス感覚も持ち合わせている。悪い映画ではないのですが、かといって斬新な視点もありません。結局は老人の昔話といえばそれまでです。自身を史上最高の映画監督の薫陶を受けた存在として描けるのはスティーヴン・スピルバーグの特権ではありますが、地平線がどうのこうのというアドバイスが現代において何らかの意味があるとも思えません。個人的な体験の域から出ていないのはこの映画の弱点でもあります。撮影はいつも通りのヤヌス・カミンスキーだなあとややうんざりしました。初心に戻るような内容ですのでキャストだけでなくスタッフも新鮮な顔触れを用意するぐらいでちょうどよかったのではないでしょうか。 Сакурай Тосиоさん [映画館(字幕)] 6点(2023-03-12 22:49:02)

7.《ネタバレ》 スピルバーグの自伝的映画だというので、もっと「映画にとりつかれた男」みたいな話なのかと思ったらそういう感じでもなかったし、母親の不倫とか主人公がカリフォルニアの高校に転校直後に酷いいじめに遭ったりというエピソードが妙に長かった。しかもそれらのエピソードの描き方が妙にありきたりというか、2022年に制作された映画とは思えない。「スターシップ・トゥルーパーズ」での学校とか軍隊での訓練のシーンは「学芸会みたいな演技とお話」と言われることが多いが、本作での学校絡みの描写も大差ないんじゃないかと思える。 ebcdic_asciiさん [映画館(字幕)] 5点(2023-03-11 23:52:43)

6.魅力的な画面に乏しい。ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノの両親役の演技はすばらしいものの、単調な展開と冗長な退屈感には抗えず、期待感とは裏腹な残念な印象が濃かった。 カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 5点(2023-03-11 23:02:14)

5.《ネタバレ》 実に意外に、かなり抑制した映画だったなとゆーか、思った様なスケールのお話とは全く異なるごく控えめな青春映画に見えるのですよね(⇒殊にコレだけの長尺で、かつテンポも密度もつくり込みの質もごく全く低くない…にも関わらず)。ミシェル・ウィリアムズには流石に少なからずスペシャルな感じも覚えましたが、ゆーて彼女も中身としては「ワリと好くある」という方のヤツにも思えましたし、他に多少「キラキラ」感が在ったのは主人公のつくる素人映画の醸す「才気」、或いはオーラスのジョン・フォードの「金言」位だったかな、とも(そのオーラスとて、ココはモ~拍子抜けするホドにアッサリサッパリ、でしたし)。

でも、ソレでも私は今作にはやはり途轍も無い「奥行き」も感じ取れたのでして、今作もまた(ごく難易度の高い)ひとつの「人生」を描き切った映画だな、と。ソレは取りも直さず、今作がスピルバーグの自伝的作品であり(かつ主人公もまた映画に志す若人であり)だから結局この物語はそのまま彼の人生、そして彼の描いた全ての映画に繋がっている…からだと思われたのです。まァある種「巨匠の特権」とゆーか「約束された勝利」とでもゆーか、ソレでもスピルバーグにはこーいう作品を描いて欲しかったと思っていたとも思いましたし、その意味では(重ねて、意外なマデにかな~り洒落込みまくった方だとも思いますケド)その無意識の「期待」には十二分に応えて呉れている作品だと思いました。好きな作品ですね。

あと一つだけ、やはりミシェル・ウィリアムズは好かったですね(前評判どおり)。自分の母親がこんな感じだったら(少なくとも私は)超・ヤダな…とも思いましたが、ソレでも彼女が描き出す人間性の善きモノにせよ悪しきソレにせよ、ドコかナンだか実に確かな「説得力」とゆーのが感じ取れたのでして、だからモ~有無も言えなくなってしまった…という感覚がありましたよね(素直に凄いな…と思いました)。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-11 00:05:01)

4.《ネタバレ》  正直なところ、ちょっと肩すかし感があったのね。もっと「スピルバーグ!」ってカンジのモノを見たかったのだけれど、奥ゆかしいというか節度を弁えてますというか。絶えず映画との距離を測りながら語っているような感覚で、あくまでひとつの映画としてのカタチを第一にしているようで。

 最近見た、同じように映画についての映画を送り出した『エンドロールのつづき』のパン・ナリン監督や『バビロン』のデイミアン・チャゼル監督は迸る映画愛をどうだ!とばかりにグイグイご披露してくれちゃってたけれど、スピルバーグ監督はそんなコトはせず、自分の世界から独立させた物語としてカタチを整えて酸いも甘いも織り込んで映画というものの虚実を垣間見せてくれるわ。それは老成した彼ならではの語り口なのかもしれないし、ならばラストに登場するあの人は今のスピルバーグを映してるとも思えるのね(それだけの存在にまで到達しているという自惚れは無いかもしれないけれど)。

 冒頭の『史上最大のショウ』の件はよく判る、とっても共感できたところね。彼が再現したがったあの感覚、アタシの場合、最初に大きく影響を受けた映画は『大地震』だったのでよくコタツの上で大災害・大崩壊を起こさせていたわ。
 そこから続く物語はだけどスピルバーグ監督の、ではなくて主人公サミーの世界。監督の分身ではあっても本人ではない、映画を映画として成立させるために創造された存在。物語であるがゆえに決してこちら側にハミ出してくることのない、スクリーンの向こう側の存在として完結しているの。
 前記の2作品は最後である意味第四の壁を越えちゃってるような状態だったのだけれど、それは映画からハミ出して送り手個人のナマな感覚を押し付けてくるようなモノで映画をあくまで映画としてきっちり線引きしてるスピルバーグは違うわねって思ったわ。そこが物足りなくもあり、でもそれこそが正しいカタチのようでもあって。それは送り手と観客との間で保たれるべき距離でもあるわけだしね。

 ともすれば難点にもなりかねないジョン・ウィリアムズ、マイケル・カーン、そしてヤヌス・カミンスキーといったスピルバーグ組常連のスタッフのお仕事っぷりが今回はそれなりに繊細で綺麗にまとまっていて、それがまた物足りなさを生んでたりもするのかもしれないけれど、サミーのようにこれから始まる人たちに向けての映画であるならば、そこに過剰な色は要らないのかしらね。何しろこの映画の頃はまだ『激突!』も『ジョーズ』も生まれてないのだから。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2023-03-08 14:39:39)

3.《ネタバレ》 スピルバーグの自伝的映画と云われれば信者の私は観に行くしかない。映画製作に憧れたことのある人であれば、容易に主人公へ感情移入ができ、安定した演出とJ・ウィリアムズの音楽で2時間半の長尺もあっという間。もうちょっと映画製作に関わるところまであると思っていたので、ラストは『え?終わり?』感満載。派手さもエロもグロもなく、特に何が起こるわけではありませんが、映画愛にあふれた心温まる良作です。 ふじもさん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-07 02:39:44)

2.《ネタバレ》 スピルバーグの自伝ということで楽しみにしていたが、超弩級エンタメ作品を生み出すに至った真髄みたいなものは描かれず
ひたすら淡々とした家族の物語でした。人を選ぶかもしれないけど、それはそれでいい。
映画人として踏み出すぞってところで終わってしまうので、監督時代の裏話で続編が観たいよ。
エンディングのカメラワークでにっこり。 おとばんさん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-05 19:32:47)

1.《ネタバレ》 映画製作を夢見る少年の青春ドラマですが、そこに「スピルバーグの自伝」と入ることで更に面白みが増します。展開も決して綺麗事ばかりではなく母親の不倫や転校先の差別、イジメなど心の闇も投影しています。(え?ここで終わるの?)という物足りなさもありましたが、十分楽しめました。これはスピルバーグ映画好きではなく、スピルバーグ好きにはたまらない作品だと思います。

そしてラスト数分ですべて持っていくジョン•フォード監督役のデヴィッド•リンチの存在感!リンチ好きの私にはニヤニヤが止まらない葉巻の吸い方、カッコ良すぎました!
スピルバーグとデヴィッドリンチという作風が全く異なる絶対に交わらないはずの両巨星が、こうして組むことになるとは!そういう意味でも余韻がたまらなかったです! まさかずきゅーぶりっくさん [映画館(字幕)] 8点(2023-03-04 19:48:18)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 6.47点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
315.88% line
415.88% line
5317.65% line
6317.65% line
7317.65% line
8529.41% line
915.88% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.66点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2022年 95回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャド・ハーシュ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
脚本賞トニー・クシュナー候補(ノミネート) 
脚本賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
美術賞リック・カーター候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2022年 80回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演女優賞(ドラマ部門)ミシェル・ウィリアムズ候補(ノミネート) 
監督賞スティーヴン・スピルバーグ受賞 
脚本賞スティーヴン・スピルバーグ候補(ノミネート) 
脚本賞トニー・クシュナー候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 

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