みんなのシネマレビュー

オクス駅お化け

The Ghost Station
(옥수역 귀신)
2022年【韓・日】 上映時間:80分
ドラマホラーサスペンスミステリー漫画の映画化
[オクスエキオバケ]
新規登録(2023-09-22)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2024-04-12)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2023-10-06)


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脚本高橋洋〔脚本〕
白石晃士(脚本協力)
配給松竹
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 題名とビジュアルの雰囲気に騙された感じだった。
原題を漢字表記すると「玉水驛 鬼神」だが、原語では日本語の「の」に当たる助詞が省略されているので、邦題ではこれを補って「オクス駅の…」とすべきところ、省略したままにして不器用な直訳の印象を出している。また「鬼神」は「鬼神」のままでもいいだろうが、あえて幼児語の「お化け」にしてユーモラスな方向に引っ張っている。どうせなら「おばけ」にすればもっととぼけた感じが出ただろうがそこまでは徹底していない。
この邦題と、怖そうなポスタービジュアルのギャップに目を引かれたのが見た動機だが、しかし実際そのイメージ通りの映画でもない。黒いオバケが駅に取りついているのかと思ったらそうでもなく、そもそも導入部と本編がほとんど関係ないように見えたのは意外だったが、前日談として一応つながった形ではあるようだった。

ホラーとしては特に怖いところはない。井戸の慰霊で決着がついたかと思ったら実は終わっていないとか、呪いを他人に移すのは確かに「リング」っぽいが、似ているというだけで特に面白くはない。
物語としては、各種問題を頭出ししただけで薄っぺらいので社会派的な面での本気は感じない。劇中の「玉水保育院」は日本で起きた事件を元にしたとのことだが、臓器売買まで持ち出すのでは現代的すぎて唐突感がある。また「4桁の数字は、韓国で児童を対象とした犯罪事件の日付」だそうで、1211・1013・0329は確認できたが、そういう悲惨な事件を思わせるのも形だけの問題提起にしか見えない。
さらに主人公を記者の設定にして巨悪を告発する物語のようでいて、最後は個人的な復讐でしかなくなったようなのは話を逸らされた感がある。ただし社長本人も巨悪の隠蔽に加担した過去があり、今回知らぬふりで逃げようとした?のを主人公が潰した、というようなことなら勧善懲悪的な(というより懲悪的な)話だったことにはなる。また湯灌師の発言をもとに考えれば、主人公は恨むべき相手に正しく復讐したことで、世の中全部を恨まなくて済んだのが幸いだったいうことか。これが儒教倫理的な筋の通し方ということかも知れない。
一応の娯楽性は備えているので極端に低評価にはならないが、何かと半端な印象を残す映画だった。個人的には事前の期待が大きすぎたということもある。
その他、特に序盤で変に漢字が目についたのは日本向けのサービスだったかも知れない。 かっぱ堰さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-04-20 17:15:45)

2.《ネタバレ》 初めに駅の構内でダンスしていた女性があの妹だったらしいけど、まったく気づかなかった。
演出として、振り向いたら目の前にお化けがいて(大きな音でドン!)と驚かす手法を多発していたけど、全てお約束通りのタイミングなのでちっとも怖くない。
またお化けのメイクがイマイチで、特に子供のお化けメイクはあまりにも生身の人間ぽさが出ていて冷めるので、これまた怖くない。
貞子つながりではないだろうが、「また井戸かよ…」でさらに呪いの謎究明への興味もダダ下がり。そのうえ、井戸の外観の作り物感が半端ないクオリティでびっくり。
それにしても、彼女に呪いを移した彼氏はクズだな。呪い返しとかあれば良いのにと思いつつ、ラストに社長へ仕返しできてスッキリ。 リニアさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-04-19 19:33:32)

1.《ネタバレ》 何とも安っぽい邦題だが、中身はもっと安かった。。。
非常に安い演出で「わざとやってるのか?」としか思えない。リングの高橋洋が脚本をやってるからなのかリングそのものの井戸も出てくる。
日韓を問わず、都市伝説系ホラーは基本ハズレばっかりですね。
韓国物の特徴である「悪い奴に最後は天誅を下す」と言う展開だけは王道でした。でもここも彼氏みたいに一工夫しないとダメだよ。 ぴのづかさん [映画館(字幕)] 3点(2023-10-06 21:39:16)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 4.67点
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