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脱出(1944)

To Have And Have Not
1944年【米】 上映時間:100分
アクションサスペンスアドベンチャー戦争ものモノクロ映画ロマンス小説の映画化
[ダッシュツ]
新規登録(2003-08-31)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-12-22)【イニシャルK】さん
公開開始日(1947-11-16)


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監督ハワード・ホークス
助監督ジャック・サリヴァン〔助監督〕
キャストハンフリー・ボガート(男優)ハリー・“スティーブ”・モーガン
ウォルター・ブレナン(男優)エディー
ローレン・バコール(女優)マリー・“スリム”・ブラウニング
ドロレス・モラン(女優)エレーヌ・ド・バルザック
ホーギー・カーマイケル(男優)クリケット
マルセル・ダリオ(男優)ジェラール〈フレンチー〉
ダン・シーモア(男優)レナード警視
久米明ハリー・モーガン(日本語吹き替え版)
大塚道子マリー・ブロウニング(日本語吹き替え版)
辻村真人エディー(日本語吹き替え版)
北浜晴子エレーヌ・ド・バルザック(日本語吹き替え版)
滝口順平レナード警部(日本語吹き替え版)
羽佐間道夫コーヨー警部補(日本語吹き替え版)
原作アーネスト・ヘミングウェイ「持つと持たぬと」
脚本ウィリアム・フォークナー
ジュールス・ファースマン
音楽レオ・F・フォーブステイン(音楽監督)
フランツ・ワックスマン(ノンクレジット)
挿入曲ローレン・バコール"How Little We Know"他
撮影シドニー・ヒコックス
製作ハワード・ホークス
ワーナー・ブラザース
製作総指揮ジャック・L・ワーナー
配給セントラル
衣装ミロ・アンダーソン(ガウン)
ヘアメイクパーク・ウェストモア
編集クリスチャン・ナイビー
その他ジャック・L・ワーナー(プレゼンター)
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【クチコミ・感想】

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15.冒頭からボガートってこんなに華奢だったのか意外に思えたところで、クールな言動ではありましたが、今一つパンチに欠けてます。
本作はローレン・バコールありきの作品でしょう。デビュー作にして20歳!というのが信じられない堂々とした立ち居振る舞いです。翌年結婚したというのがさもありなんなボガートの芝居を超えた本気っぷりが見てとれました。
お話的には他愛ない結末なのですが、この際どうでもよろしいです。 The Grey Heronさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-03-28 00:13:29)

14.《ネタバレ》 カリブ海の島で釣り客を相手にする船長は、美女との駆け引きをたしなみつつ、船賃は取り損ねるしホテル連泊代はたまるしで、政治的な紛争に巻き込まれるような事は嫌いだったのにレジスタンスの密航を請け負う流れになる。

クールで大人びた美女二人の登場でもうおなか一杯。それにしてもクール過ぎないか。ちょっと鼻につく。ナチュラルさもほしかった。
歌謡ショー的なシーンが長いのが気になる。有名歌手が出演したからか。今となっては全然有名じゃないから退屈だった。
映画全体としては面白い方だと思います。

今週の気づいた事:なんでも海洋投棄。 ほとはらさん [DVD(字幕)] 6点(2023-10-29 15:04:33)(良:1票)

13.《ネタバレ》 ハンフリー・ボガートを今までかっこいいと思ったことはなかったのに、この作品でかっこいいと思えた。
それだけハンフリー・ボガートの魅力満載な作品だ。
ローレン・バコールも抜群の美しさ。
話の内容はぼちぼちといったところだが、この二人の魅力だけで満足度は高い。 にじばぶさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-27 18:06:53)(良:1票)

12.《ネタバレ》 冒頭の検問所での露骨な人物紹介と釣りのシーンの手抜き加減からして、それ以降は全く期待せずに観てましたが、全体的なストーリーは把握できたものの、単調な会話の連続に早々とノックアウトされてしまい、全体の半分以上は惰性での鑑賞になってしまったと思います。
良かったのは、終盤で引き出しの中から銃を撃つのが斬新で驚かされた所くらいで、時折出てくる音楽にも印象深い旋律は皆無でしたし、こちらも時折(ていうか、回数多すぎ)出てくるマッチの火に照らされる表情にも美しさは見出せず、また、死んだ蜂に刺されたというネタも4回くらい出てきた割には何かしらのメタファーが隠されているわけでもなく、ただ単調さに拍車をかけるのみで終わってしまっているように感じました。
渋くて格好良い雰囲気を感じられるか否かで評価が大きく分かれる作品なのでしょうか。自分はそういう所は感じられませんでした。 もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 4点(2015-01-10 16:21:53)

11.《ネタバレ》 ローレン・バコールの登場シーンの格好良さ。
「Anybody got a match?」というオフの声、既に咥え煙草で扉に寄りかかるバコール。
ハンフリー・ボガートが投げたマッチ箱を乱暴に受け取り、ボガートに一瞥くれて煙草に火をつける。
火の消えたマッチを後ろにぽいと投げ捨て「Thanks」と捨て台詞。
煙を吐き出し、マッチ箱をボガートにぽいと投げ返し消えていく。
これが映画の粋だ。かっこいい。痺れる。

この後も幾度となくボガートはバコールの煙草の火を付けてやるのだが、一度立場が逆転する。
客が払うべき金を踏み倒そうとしたことに気付いたボガートは、その客に詰め寄る。
その時に隣にいたバコールは、ボガートが煙草を口に咥えるか咥えないかの瞬間に、
それはその行動を読んでいたかの如く、マッチに火を付け、ボガートの顔前に出すのだ。
この行動の俊敏さ。かっこいい。

この映画の登場人物たちは皆活き活きとしている。もうそれだけでいい。
最後のバコールの腰振りダンス、ボガートに腕を掴まれた時の笑顔。泣ける。
そしてその後ろを鞄を持ったウォルター・ブレナンが、こちらもちょいとリズムを刻んでふたりに付いていく。

最高。 すぺるまさん [映画館(字幕)] 10点(2015-01-07 03:52:15)(良:1票)

10.《ネタバレ》 似たプロットを持つ「脱出」と「カサブランカ」。

ハワード・ホークスがヘミングウェイの原作を純水な娯楽として仕上げたのに対し、マイケル・カーティスはやや政治色の強い内容となっている。

決定的に違うのは船の「脱出」、飛行機の「カサブランカ」。
そもそも題材は似ているが原作はまったく違う。内容もオチもまったくの別物。

で、どっちが好きかと問われれば俺は迷うことなく「脱出」を選ぶ。
ホークスが好きだからというワケでなく、純水なハードボイルドであり娯楽に徹したコチラの方が完成度があるだろうし好きだ。無駄がなくスマート。
ハンフリー・ボガートもコッチの方がイカしてる。

というより、俺は「カサブランカ」みたいに臭すぎるメロドラマが嫌い。
女性の好みもイングリッド・バーグマンよりグレース・ケリーやローレン・バコールみたいな色気と情に厚い方がタイプなのです。

ノッケから酔って寝てるウォルター・ブレナンに水を浴びせて起こすボガート。
ホークス映画といえば名優ブレナンの存在も忘れられない。コレほどライフルが似合う御老体はいない。

ローレン・バコールの粋な登場の仕方にもそそられる。

酒場の粋なピアニストも好きだ。
銃撃戦の後で怯える人々をピアノの音色で元気づけようとする心意気。レクイエムまでかなでてくれる。
ピアノを聴いて歌いだすバコールが良い。

中盤の“脱出”シーンは警備艇の照明だけを撃ちぬくスリリングなやり取り、終盤のバコールとボギーの連携&机ごと敵を撃ち抜くシーンに震えた!

ラストシーンで顔を見合わせにんまり笑うボギーとバコールは完璧夫婦。本当に結婚しちゃうんだからお熱いっす。

ローレン・バコールとのコンビは「三つ数えろ」でも拝める。
ラストの駆け引きも面白かった。傑作。

ローレン・バコールは今もスクリーンの中に生き続ける最高の女優の一人です。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-04 22:06:54)

9.《ネタバレ》 第二次大戦下、ドイツに占領されたフランスからの“脱出”。意外と小柄ながらも存在感あるハンフリー・ボガート主演、愛想なくぶっきらぼうだが我が道を往く船長を好演。ヌけたアル中の相棒は愛すべきキャラです。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-08 22:42:53)

8.《ネタバレ》 バコールの魅力に尽きる。鋼鉄を想起させる冷たく強固なシルエットと表情。それがラストシーンで無邪気な愛の笑顔へと溶解する。デビュー作ということで緊張していたらしいが、その緊張は彼女の容姿にとって相性のいいものだったのだろう。クリケットのピアノ弾き語りも要所を盛り上げてくれたし(香港がどうのという歌がすごく良かった。有名な曲なのかな?)、ボガートとウォルター・ブレナンとの絡みもホークス映画らしくて楽しい。しかし映画を通してやや退屈な印象を受けた。バコールの登場しないシーンたちが少し褪せて見えるせいかもしれない。 吉田善作さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-05 17:06:53)

7.言わずとしれたボガートとローレン・バコールを結びつけた映画で、その立役者はハワード・ホークス。DVD特典に付いている映像を改めてみると撮影当時の状況がよくわかる。若干カサブランカと似通ったストーリーだが、私はこっちの方が好き。ウォルター・ブレナンのエディーにも人間味を感じるし、歌うローレン・バコールもすごく良いと思う。終盤"How Little We Know"を歌うバコールを見つめるボガートの目はまさしく恋している目だ。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-04 10:44:20)(良:1票)

6.かっこいいハンフリー・ボガートを見たいなら、この作品がおすすめ。
デビュー作とは思えないローレン・バコールの妖艶さ&「リオ・ブラボー」の爺さん役ウォルター・ブレナンがここでもいい味出してます。
ラストのスカット感は最高です。 きーとんさん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-17 11:15:20)

5.この映画、初めて観た時、ビックリした。物語なんて何もありゃしない。こういう映画は作れる人は、天才としか言いようがない。内容、見所は、まぶぜたろうさんとよし坊さんに仰ることに尽きると思う。 氏木さん [DVD(字幕)] 10点(2006-12-26 13:06:53)

4.《ネタバレ》 例えば一人でDVD鑑賞して観終わった、その瞬間に画面に向かって拍手喝さいしてしまう、そんな作品です。"支持するのは自分自身だ"っつーボギーにはシビれます(その驚くほど多い一人笑いと人情味!)これぞ男の中の男!そして数ある名助演の中でも、特にいい味出しまくりのウォルター・ブレナン!そんでもって、ひたすらクールにバシバシ決めてくれるローレン・バコール!その嫉妬!(クールな女の嫉妬程カワイイもんはないよー!)"ボランティアその2"って台詞とラストのシェイクヒップ!!まさに天才ホークス監督の底力、とにかくサイコーに面白く素晴らしい作品です。端役に至るまでとにかく魅力的な俳優陣による(全てがと言っていい程)緊張感と味わいに満ち溢れた名場面の数々と一瞬たりともダレることがないそのテンポ!こ・・・これぞ傑作中の傑作! よし坊さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-03 00:08:25)(良:2票)

3.ハワード・ホークス監督によるハードボイルド映画の代表作!ハンフリー・ボガートの人間臭さとローレン・バコールの怪しい魅力とが上手く描かれていて十分楽しめる仕上がりになってます。ハンフリー・ボガートのタバコの吸い方、かっこ良いです。ところどころ笑えるシーンもあったりと、どんなジャンルの映画でも水準以上のレベルにある作品にしてしまうハワード・ホークスという監督もアメリカ映画全盛期の素晴らしい監督の一人だということがどの映画を観ても解る。 青観さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-09 17:17:03)

2.究極のハードボイルド。笑っちゃうほどかっこいい。絶対本音を言わない男と女。佇まい、歩き方、タバコの吸い方、お酒の飲み方、ボギーの一本調子な声、バコールの低い声、すべてがきまってる。ありえないほどきまってる。いちいちきまってる。ハラハラもするし、クスっと笑えるところもありますが、この究極のハードボイルドカップルを堪能できればOKな映画。今作がデビューのローレン・バコールは20歳。たぶん撮影時は19歳。信じられないほど色気がある。この45歳と20歳のカップルがその後結婚するとは、、。私もハードボイルドに生きようかな、、なんて無謀なことは考えぬように(と、自分に言う)。 R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-25 13:47:05)

1.ホークスで一本だけ!となると、「ハタリ」でも「空軍」でも「リオ・ブラボー」でも「雲晴れて愛輝く」でも「ヒズ・ガール~」でも「教授と美女」でも好きにしてください、なのだが、私の好みは「脱出」です。深夜のジャム・セッションの素晴らしさ、ホーギー・カーマイケルのくわえるマッチ、ウォルター・ブレナンの歩き方、そしてローレン・バコール!役者の芝居をいかに引き出すか、いかに1シーンを充実させるか、その粋がここにある。それができたら、あとは適当に撮って、適当につなげば、いい映画が出来る。これぞホークス。 まぶぜたろうさん 10点(2003-12-04 02:58:54)(良:2票)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 15人
平均点数 7.60点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
416.67% line
516.67% line
6320.00% line
7320.00% line
816.67% line
9213.33% line
10426.67% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review2人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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