みんなのシネマレビュー

クレイマー、クレイマー

Kramer vs. Kramer
1979年【米】 上映時間:105分
ドラマ法廷ものファミリー小説の映画化
[クレイマークレイマー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-01-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(1980-04-05)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ロバート・ベントン
演出山田悦司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
キャストダスティン・ホフマン(男優)テッド・クレイマー
メリル・ストリープ(女優)ジョアンナ・クレイマー
ジャスティン・ヘンリー(男優)ビリー・クレイマー
ジェーン・アレクサンダー(女優)マーガレット・フェルプス
ハワード・ダフ(男優)ジョン
ジョベス・ウィリアムズ(女優)フィリス・バーナード
東地宏樹テッド・クレイマー(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
田中敦子〔声優〕ジョアンナ・クレイマー(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
矢島晶子ビリー・クレイマー(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
日野由利加マーガレット・フェルプス(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
小島敏彦ジム・オコナー(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
宝亀克寿ジョン(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【ブルーレイ】)
磯部勉テッド・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
池田昌子[声]ジョアンナ・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
渕崎ゆり子ビリー・クレイマー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
鈴木弘子マーガレット・フェルプス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
吉田理保子フィリス・バーナード(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
富田耕生ジョン(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
大木民夫ジム・オコナー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
北村弘一(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
徳丸完(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
潘恵子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
榊原良子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
向殿あさみ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
仲村秀生(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ロバート・ベントン
作曲アントニオ・ヴィヴァルディ「マンドリンと弦楽のための協奏曲ハ長調」より第1楽章
撮影ネストール・アルメンドロス
トム・プリーストリー・Jr(カメラ・オペレーター)
製作スタンリー・R・ジャッフェ
コロムビア・ピクチャーズ
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術ポール・シルバート(プロダクション・デザイン)
衣装ルース・モーリー
編集ジェラルド・B・グリーンバーグ
字幕翻訳野中重雄
古田由紀子(NHK)
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
あらすじ
テッド・クレイマーは仕事一筋、そんな彼に妻ジョアンナは不満の感情しか抱いていなかった。そしてついにテッドの昇進が決まったその日に、突然妻は家を出て行ってしまう。残されたのはテッドと7歳の息子ビリー。かくして二人だけの生活が始まるのだった。

Keith Emerson】さん(2004-02-24)
全てのをあらすじ参照する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
12345678910111213141516


208.1970年代という時代背景を見事なまでに描いている作品で、父と子、母と子、そして親同士の問題、家族の絆、人間の持っている優しさとわがままな面、両方を上手く描いているなあと観る度に感心させられます。ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープの2人の演技の上手さは全く色褪せることないくいつまでも心に残ります。笑えるシーン、泣けるシーンのバランスの良さも見事で、けしてお堅いだけの作品にはなってません。 青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-14 21:56:58)

207.《ネタバレ》 最初はぐずる子供にいらいらしたり、非情に見える奥さんに怒りを感じたり、仕事との両立を上手く出来ない主人公にも腹が立ったりもしました。主人公も次第に気づいたように、要は家族愛って一面を見ただけではそれぞれの立場やら見方が違っていて、特に普段問題が無いように思っている家族は急にシリアスな問題に対処が出来ずに端的に目の前の事にいらついてしまうんだと感じました。皆同じ方向向いていると思ってってそれと違うと判ると相手を非難してまう。そういう意味で観ている側を本気にさせる映画ですね。良い映画と思いますが、ただ、題材が好きにはなれないです。ホフマンとストリープはかなり良いコンビネーションと思いました。 森のpoohさんさん [地上波(吹替)] 7点(2005-06-03 23:08:48)

206.シングルファーザーの強さ・優しさ・一途さをダスティンホフマンがその圧倒的な存在感でもって演じている作品です。親権を得る為に、力強くそれでいて毅然とした態度でもって面接を受け、わずか1日で就職してくる彼の姿(有言実行)には、男らしさ(何者にも負けない父親の強さ)を感じました。それにしても彼はとても眼力が強いですね、彼が名優と呼ばれる訳もなんとなく分かった気がしました。 子役の男の子も、天子のように可愛い男の子でした。もうお父さんと毎日会えなくなってしまうことを知らされ、泣いちゃうシーンでは、見てるこちらも思わずもらい泣きしてしまいました。 この作品を見ていて、心に引っかかったことがあります。それはダスティンホフマンの妻役の女性の男関係のことについてです。 彼女には、結婚している間にも、男がいたのかな?男がいたというか男友達達との不倫・恋愛願望があったのかな? 女の人って、友達になった男と普通に寝ちゃうものなのかな・・・? なんかそのことを考えさせられて鬱になりそうです。。。 アキトさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-06 22:53:19)

205.悪評の高い母親役を演じたのがメリルストリープ。メリルはいつも「完璧ではない駄目な母親」を演じることが多い。 それにしても「社会は極端に母親にモラルを求めすぎている」そんな気がする。 メリルが演じる母親は、「神聖化された母親」ではなくて、もっとそこらじゅうにいるような、いろんな悩みや欲求を持った等身大の母親なんだと思う。 母親だけが家族の守護神のように、いつも完璧なわけじゃないはずです。 いろんな間違いをおかしても、それに気がつき、最後に真実にたどり着けば、それでいいのでは? 失ってはじめて見えるものだってあります。 それとこの映画で素晴らしい演技をみせた子役。だけど私は「物分りが良すぎる子」だと思う。 私も父親に育てられたけど、感謝する気持ちなど、あまりなかった。それどころか父親を軽蔑していた。愛されていると分かっていても、「これからは母親がいないのだから自分のできることは自分でしろ」と言われて、食器洗いなどをさせられると、「ふざけるな」という気分になる。母親がいないのは、父親のせいではないと分かっていても、そばにいる父親に不満をぶつけるしかできなかった。 この映画の子役のように「パパ愛しているよ!」「パパ、さっきはごめんね!」なんて口が裂けても言えなかった。 言いたくなかった。 たしかに子役は名演技です、しかしあれじゃまるで天使。家族崩壊前の子供の様子には見えなかった。 世の中にはクレイマーな父親は大勢いると思うけど、不和を抱える両親の愛情をあれほど素直に受けられるクレイマーな子供は、そんなにいないのでは? ラストは、「家族の再生か?」と思わせる場面もあるけど、母親のほうは現在恋人がいるわけだし、そもそもこの映画の冒頭で「もうあなたを愛していないのよ」と言い切っているのだから、再びやり直すのは難しいはずです。 ただし男と女の絆は切れても、親と子供の縁は永遠に切れないと思うのでした。 最後に母親の無償の愛情をみられて良かった。 花守湖さん [DVD(字幕)] 8点(2005-03-07 21:22:44)

204.話自体は、いつの時代、どこの国でも普遍的に起こりうる、ごく平凡な離婚話。その離婚というトラブルを通して「家族のあり方」や「人生の生き方」についての自問自答を促す。その脚本構成はよくあるものだが、登場人物の超一流の演技のおかげで、何気ないドラマの中に、見事なまでの「家族像」が作り出されている。

しかし、作中で真に成長したと言えるのは父親と息子であり、母親の精神的成長がほとんど描かれていないという点が興味深い。そこに、女性の解放とは専業主婦の「家事・育児放棄」という形で始まった、フェミニズムを生んだアメリカの女性解放運動に対する批判や皮肉が根底にあるのではないだろうか。今作はその時代的風潮にも符合する。

少しばかりの「義務と責任」を放棄した先に幸せがあるはずがないのは当然の事。主婦として、社会を構成する最小単位である「家族」を内側から支える事は、すなわち「社会」を支える事でもあり、単なる自分探し的な動機による職業従事より、よほど大切な事である。

そのフェミニズムの持つ欺瞞に対して、この作品は家族における「母親」と「父親」の役割分担の大切さを、離婚によって齎される役割の逆転から訴えかけているように思われる。家族を持ち、まして子供を作った以上、考えるべきはまず家族を存続させる事。その基本を理解できない、もしくは考えた事も無い人間は、結婚したり、子供を作るべきではない。

話自体は単純で、何のヒネリも無いが、家族としてのあり方を考える上で、一度は見ておくべき作品。
FSSさん 7点(2005-03-07 18:59:04)

203.恋人の過去の経験を知ることの出来る映画かも。観る人の人生観、結婚観、恋愛観によって感想が全く異なるから。ぜひ、試してみよう!! ちひろさん 7点(2005-03-01 03:10:00)


202.この歳になって初めて観たけど、『家庭崩壊から最後はハッピーエンド、子役の名演技に観客は号泣・・・』という勝手に思いこんでいたストーリーとはちょっと(かなり)違っていた。
突然出ていったジョアンナの心情ややりたいことがどうも理解できなかったけど、テッドが気づいてないだけで、実はきっとたくさんのシグナルを出してたんだろう(いや、きっと出してた、と思いたい)。

当時はかなり斬新な内容として話題になった本作だけど、夫婦のあり方に対する考え方がだいぶ変わった昨今では内容が少し古くさく感じられるのは仕方ないかな。
じゃん++さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-02-27 18:57:04)

201.この作品は、観るときの状況やどんな視点で観るかによって印象がかなり違いますね。最初は、夫婦の争いで犠牲となる子供と母親の身勝手な行動が印象に残っていたのだが、今回再見して、夫婦と子供3人の言動が、自分の感情と相手への愛情に素直で人間らしく、全く違った印象を受け感動している。特に母親については、自分の人生を見つめ直した時、たしかに、あのような行動をとってもおかしくないし、むしろ自然な行動のような気がしている。愛情と犠牲は違うものであり、子供がかわいそうだからと言って、自分を犠牲にすべきとはならない。相手の立場を尊重し、自分自身も大切にする。意見が違えば、我を通さず、妥協点を探すことが必要か。たしかに難しいんだが。 パセリセージさん 9点(2005-02-26 22:11:07)(良:1票)

200.全てに於いて最高水準レベルです。奥さんの行動理念についてどんな見方を持つかで、この作品の評価も変わってくるかとは思いますが……。 Kさん 9点(2005-02-21 20:38:23)

199.家庭科の授業で観ました。授業で観る映画なんて…と思っていましたが、不覚にもホロリときてしまいました。なんといっても母親の理不尽さに腹が立ちます。フレンチトーストは思い出すだけで泣けてきます・・。いい映画を学校で観れて幸運でした。 ウィマさん 9点(2005-02-12 20:50:51)

198.以前授業で見たときにはテッドに共感。でも、今こうして見ると、自分は欠陥人間だと涙を流すジョアンナの言葉が突き刺さる。それぞれの気持もわかるし、そこから見た相手の気持もわかる。それなのにうまくいかないことがあるのもわかる。こんなに泣ける映画だったとは・・・素晴らしいのは、何より作った人の気持が暖かいところにあるからだと思います。 ジマイマさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-02-12 17:40:50)(良:2票)

197.《ネタバレ》 子供の頃テレビで見たときは上手に作れなかったフレンチトーストのシーンしか頭に残らなかった。大人になって改めて見て「こんなストーリーだったのか」とびっくり。子供の面倒をみる父親をクレイマークレイマーと呼んだりしてましたよね。とにかく父と子の生活描写、心の歩み寄りの描写が丁寧で見ていて飽きません。きっとあのくらいの年代の子供がいるお母さんには自分だけ出て行く母親役の気持ちがわからないんだろうな、などと予想もつけたり。あの子役の演技力、素晴らしいですね。 MKさん 8点(2004-12-05 18:21:25)

196.時間を忘れて観れる作品です。最後の終わり方も、いいです!もう少し、子供と触れ合っているシーンがあってもよかったのでは?と思ってしまいます! Takuchiさん 8点(2004-10-29 23:47:50)

195.ラストまで時間を忘れ映画の世界に浸れる名作です。類稀な名演によるものでしょう。
まだ観ていない人には監督、脚本、主演男優・女優・子役が出演している特典映像付き
DVDでの鑑賞をお勧めします。ダスティンもメリルも老けてジャスティンは大人になっていますが、当時離婚問題を抱えていて出演を拒否していたダスティンに、監督や脚本家が説得・交渉に向かったことや、このシーンは実はアドリブで感情表現するのにどのような演出を行ったかなど、本人たちから感想が聞けます。本番で脚本を超えるアドリブを演じ、周囲を驚かせたことや実際に体験した出来事を急遽加えてできあがったシーン等の積み重ねによって、なぜこの映画が名作の域に昇華したのかということが分かるはずです。 かささぎさん 9点(2004-10-16 12:11:20)

194.はじめ人間ギャートルズの「あの肉」と、ハイジの「とろけるチーズ」と、この「お父さんのフレンチトースト」がご存知「世界3大映像の中のグルメ」ですねジュルル。たぶん世界じゃないですねそうですね。父親の視点がさすがだと思う人もいると思いますが、先日NHKの「おシ工戸でござる」に、ふらっと主婦が数年いなくなり戻って来た時に「ちょいと医学の勉強をしたくなってね」とうそぶくストーリーが。戻った家族の態度も、なんというか、主婦がこんなことをするという事に対する怒りじゃなかった。現代でさえこれはないでしょう。仮に断ったうえでの、例えば短期留学とか主婦の単身赴任みたいなかたちだとしても多少女性たちは後ろめたいだろう。西洋世界だって分からんぞ。あまり詳しくは知らないんですが、つまり明治維新で家父長制度、男女の性役割を強引に持ち込ませたんだそうな。もちろん家制度が確立すると富国強兵につながるから。これを見て、ほんとうにそうだったんだと認識を新たにしました。かなり話がそれましたが以外とかつての日本は「クレイマークレイマー」だったみたいだというのを思い出してみたりしたんですが、昔すぎだっちゅうの。 へろりうしオブトイジョイさん 7点(2004-10-16 10:38:50)(笑:1票)

193.アメリカの小説や映画に登場する家族を観ていますと、必ずといっていいほど、家庭内暴力、児童虐待に絡んだ描写があります。現代の家族は、これを描かなければリアルじゃなくなってしまったのでしょう。変な言い方ですが、私はあらゆる家族が、『クレイマー、クレイマー』のようであって欲しい。だって、どっちのクレイマーも、我が子を深く愛していたのですから。 円盤人さん 7点(2004-09-14 22:32:29)

192.突然母親無しの生活になり、初めは不自由だったがそれでも頑張って生活していく父親と息子の姿がとても感動。 くうふくさん 7点(2004-07-21 14:15:08)

191.《ネタバレ》 だいぶ前の映画ですが、最近見直しても意外に色々なシーンを覚えていました。その中でもビリーが怪我をして、テッドが病院まで突っ走るシーンは忘れられません。親にとって子はかけがえのない者である事がヒシヒシと伝わってきます。フレンチトーストを知ったのもこの映画を見たときでしたし、当時クレイジー・クライマーというゲームにはまったのも思い出されます。最後の場面でジョアンナが一人でビリーに会いに行きますがその後どうなったのでしょう?また、テッドと一緒になって幸せな家庭を築いて行く事を切に願います。 みんてんさん 8点(2004-07-10 01:29:13)

190.こんな父親になりたい。 コジコジ3さん 8点(2004-06-24 09:22:14)

189.《ネタバレ》 Kramer vs. Kramerという題名は、この映画が親権をめぐる男女の法廷劇だという先入観を与えてしまう。そのようにみるとこの映画は、子育てと仕事の両立を迫られる境遇に奮闘する夫が、子供をおいて出て行った妻に親権を奪われてしまうという、なんとも理不尽なストーリーのように思える。そうなると、最後にエレベーターの中で夫が妻にかけた「綺麗だよ」という言葉は、ただのお人よしの言葉にしか聞こえない。
しかし、この映画はどちらが親権を勝ち取ったかというようなことは問題としていない。この映画は、夫が夫として、また父親として成長していく物語であると思う。
仕事一辺倒の夫と暮らすなかで孤独を感じ、自分の好きなこともできずに子育てに疲れてしまっている妻の描写は、妻の友人との会話で垣間見えるものの、実際映像として出てこない。すると、まるで後半の法廷での妻の主張はただのわがままに見えてしまう。しかし、妻は夫が物語の中で経験するのと同じくらいの苦悩をすでに抱えていたのである。夫は仕事と子育てを両立に奮闘する中で、妻の苦悩に気付く。エレベーターの中での言葉は、夫婦が苦悩を共有できたからこそでてきた言葉だ。
また夫は子供との生活のなかで、父親としても成長していく。前半で「お母さんがいい!お母さんに会いたい!」と泣き叫んでいた子供が、公園で父親と離れ離れになってしまうことを聞いて涙流すのは、彼らの絆が以前にくらべ強くなっているからだ。
作品中に流れるテーマ曲はときに楽しげに、ときに悲しげに聞こえ、作品の雰囲気にとても合っていて印象深い。話の展開も、フレンチトーストを作るシーンだけでその間の苦労を描写してしまうなど、分かりやすく、ひとつひとつのシーンが心に残る。未だこの映画より好きな映画がないということで10点。 spectaclesさん 10点(2004-06-12 09:57:03)(良:2票)

別のページへ
12345678910111213141516


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 308人
平均点数 7.71点
000.00% line
100.00% line
220.65% line
351.62% line
472.27% line
5113.57% line
6258.12% line
76922.40% line
89530.84% line
95919.16% line
103511.36% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.86点 Review22人
2 ストーリー評価 8.00点 Review33人
3 鑑賞後の後味 7.77点 Review31人
4 音楽評価 7.86点 Review29人
5 感泣評価 7.60点 Review23人

【アカデミー賞 情報】

1979年 52回
作品賞 受賞 
主演男優賞ダスティン・ホフマン受賞 
助演男優賞ジャスティン・ヘンリー候補(ノミネート) 
助演女優賞メリル・ストリープ受賞 
助演女優賞ジェーン・アレクサンダー候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・ベントン受賞 
撮影賞ネストール・アルメンドロス候補(ノミネート) 
脚色賞ロバート・ベントン受賞 
編集賞ジェラルド・B・グリーンバーグ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1979年 37回
作品賞(ドラマ部門) 受賞 
主演男優賞(ドラマ部門)ダスティン・ホフマン受賞 
助演女優賞メリル・ストリープ受賞 
助演女優賞ジェーン・アレクサンダー候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャスティン・ヘンリー候補(ノミネート) 
監督賞ロバート・ベントン候補(ノミネート) 
脚本賞ロバート・ベントン受賞 

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS