みんなのシネマレビュー

祇園の姉妹(1936)

1936年【日】 上映時間:70分
ドラマモノクロ映画
[ギオンノキョウダイ]
新規登録(2004-02-21)【スロウボート】さん
タイトル情報更新(2020-05-09)【イニシャルK】さん


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監督溝口健二
助監督森一生
キャスト山田五十鈴(女優)芸妓おもちゃ
梅村蓉子(女優)姉芸妓梅吉
進藤英太郎(男優)工藤三五郎
深見泰三(男優)木村保
原作溝口健二
脚本依田義賢
撮影三木稔〔撮影〕
配給松竹
録音加瀬寿士
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 妹の立ち回りっぷりが見事なものでそれだけで面白い。男は皆軽薄だったりして、ちょっとした様子が喜劇的に映ります。姉妹が互いに心配し合い、互いが相手が心配したとおりになってしまうという決着の付け方も端的で良く、号泣でありながら哀れみよりも逞しさを感じさせてくれるラストは絶妙なものがありました。 MARK25さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-04-15 21:32:26)


4.溝口健二監督の映画は三本目。前に見たのが「雨月物語」と「近松物語」という日本が世界に誇る名作二本で実際にとても素晴らしい作品だったのでこの作品には少々不安もあった。確かに「雨月」や「近松」には及ばないと思うところもあるもののこれもやっぱり名作だと思う。宮川一夫が撮影担当でない作品は初めてだったのだが、やっぱり撮影監督が違ってもこの監督の作り出す映像はとても美しく、つい見入ってしまった。主演の山田五十鈴が当時19歳と若く、後年の黒澤作品などで見せる凄みのある演技とはまた違った初々しい演技を見せているのがとても印象的だった。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-09-01 00:08:25)

3.溝口健二監督という人は本当に女を描くのが上手いと改めて思った。芸者の世界に生きる一人の女の世界をこうまでして、力強く描く。流石です。芸者に生きる者でも単なる芸者としてでなく、一人の人間として、きちんと描いている。感心させられます。溝口健二監督らしい構図の美しさ、画面構成の巧みさ、溝口健二監督が一流の監督と言われる要員の一つにある構図の見事さとリアリズム、これぞ溝口映画の基本だとこの映画の中でも感じることが出来ます。話としてはかなり古い気がするものの、それでもやはりこの作品の完成度の高さは役者の演技とその演技を映し出すカメラワークとによって見応えのある作品として観ることが出来るし、どのシーンにしても今の日本映画には見習って欲しいと思うほどの美しさと力強さがあります。それにしてもこれだけの愛憎劇の中で見せる当時、若干19歳の山田五十鈴の演技の素晴らしさ、美しさが光ります。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2006-08-31 19:39:02)(良:1票)

2.《ネタバレ》 文句無く名作。溝口作品らしい余韻を残す終わり方も印象的。「祇園囃子」での若尾文子と同じく当時19歳の山田五十鈴…、どちらの演技も素晴らしかったけどこの山田五十鈴は…。個人的に今まで観てきた山田五十鈴でベスト。当時から変わらない進藤英太郎も良かった。 バカ王子さん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-05-02 23:31:45)

1.場面のほとんどが縦の構図を狙った引きのショットから始まり、そのまま長回しでワンシーンを丸ごと収め終わったかと思うと、今度はゆっくりと横移動を始め、さらに別のお芝居がフレームに入ってくる。『浪華悲歌』(36)と同様に、全編に渡る「引きの長回し」がとても素晴らしく、キャメラワークはまさしく逸品です。後の『残菊物語』(39)と比べると、多少、人物の動き(出入り)が少ない分、舞台的に映っている感もありますが、それでも引きで固定されたキャメラが、人物の動きにあわせておもむろに横移動しだす瞬間はまさに芸術。溝口作品を観る楽しみの一つはこの横移動の美しさであって、少々大げさかもしれませんが、これを観るだけでも十分価値があるのではないかと思います。有名なラストのおもちゃの絶叫シーンも、それまで引きの画に終止し、横移動を繰り返していたキャメラが最後の最後でいきなり縦に前進移動するからこそ、凄みがあります。それまで客観的な視点をもっていたキャメラがまるで魂を吹き込まれたかのように突然前進してとらえる急転直下のクローズアップ。静寂を打ち破るかのようなこの主観ショットは、クローズアップとはこう使うのですよ、というお手本であると同時に究極のリアリズム表現。それにしても溝口監督の描く男の姿とはなんと愚かで、情けないのでしょう。おもちゃが次々と男を騙していくところなどは、滑稽に、いわば喜劇として描かれていますが、こんな馬鹿げた男たちにでさえ、最後には打ちのめされてしまうという、女の現実がほんとうに切実で胸が詰まる思いがします。ただ、そうは言っても、おもちゃの悲鳴の中には、「男になんか負けるものか」という、「女の強さ」も確かに感じ取れます。いや、むしろあのラストの主観ショット。あれは敗者に対する演出では断じてないでしょう。溝口監督が描きたかったのは「女の悲劇」ではなく「女の強さ」の方であったに違いないのです。おもちゃも梅吉も最後まで自分の信念を決してかえようとはしない。そして、この映画において、封建的な社会に対して一撃を加えるのは女性。小津に「おれには創れない」と言わしめた本作ですが、おそらく小津に描けないと感じさせたのは、全編を通して感じられるこの凄まじいほどの「女の強さ」ではなかったか、と思います。溝口の代表作とする人も多い傑作です。 スロウボートさん 9点(2004-02-24 22:49:57)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.48点
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7416.00% line
81144.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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