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ザ・メッセージ

THE MESSAGE
(ザ・メッセージ/砂漠の旋風)
1976年【モロッコ・英】 上映時間:145分
ドラマ歴史もの
[ザ・メッセージ]
新規登録(2004-03-30)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-07-01)【M・R・サイケデリコン】さん


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監督ムスタファ・アッカド
助監督アンドリュー・マートン(第二班監督)
キャストアンソニー・クイン(男優)
イレーネ・パパス(女優)
音楽モーリス・ジャール
撮影ジャック・ヒルデヤード
ケルヴィン・パイク(カメラ・オペレーター)
製作ムスタファ・アッカド
配給日本ヘラルド
美術タムビ・ラーセン(プロダクション・デザイン)
衣装フィリス・ダルトン
編集ジョン・ブルーム[編集]
録音ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
デイヴィッド・ヒルドヤード
スタントヴィク・アームストロング(ノンクレジット)
その他モード・スペクター(キャスティング)
モーリス・ジャール(指揮)
アンドリュー・マートン(プロダクション・コーディネーター)
マイケル・B・ドラックスマン(宣伝[ノンクレジット])
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2.《ネタバレ》 AD610年頃、イスラム教の開祖マホメット(ムハンマド)が、メッカの外れで山ごもりの最中に神の啓示を受けるところから、弟子や信者が弾圧を受け、メッカを離れ布教を進め、メッカの旧宗教勢力との武力闘争に打ち勝ち、メッカに帰還・凱旋するまでが描かれています。ほとんど馴染みのないイスラム教の初期の歴史について、わかりやすく映像化した貴重なものとなっています。ストーリーとしてひねりが期待されるような類のものではないので、わかりやすいのは何よりです。宗教上マホメットの映像化が許されていないため、マホメットは常に画面の外にいて、神秘的なBGMを流すことによってその存在を示すなどの工夫が面白いです。Wikipedia英語版によると、本作の監督であるムスタファ・アッカド(シリア系アメリカ人)は、ハリウッドでは製作資金が集められず、最終的に、リビアのカダフィ大佐が製作資金を提供したとのことです。制作費1千万ドルですから、結構な大作です。監督曰く、イスラム教について西洋でほとんど知られていないことに驚き、西洋に暮らすイスラム教徒として本作製作の義務感に駆られたとのことです。なるほど、イスラム教の教えは同じ一神教であるキリスト教の教えと大きな差はないと、作中で登場するキリスト教司教に言わせるなど、キリスト教徒が見ることを前提に、配慮した演出がなされているようです。アラビア語版が英語版と同時に製作されていますが、アラビア語版は中東向けにキャストと演出を変えているとのことです。見比べると面白いのでしょうが、こちらは簡単には入手できなさそうです。同監督は、後「ハロウィン」の製作総指揮などで知られますが、2005年、結婚式出席のため、ヨルダンの首都アンマンを訪れた際、自爆テロに巻き込まれ亡くなっています。 camusonさん [DVD(字幕)] 6点(2023-10-03 18:28:24)

1.《ネタバレ》 この映画を先に観ておけば「キングダムオブヘブン」も違う目で観られ面白かったかなぁ・・

私が見たのは180分の方でおそらくは完全版だろうと思います。

なぜこの作品を観ることになったか・・

固く考えれば今の中東問題(次に観る予定は「栄光への脱出」というユダヤ人帰還作品)

柔らかく考えれば3大宗教のうちのひとつなのに日本には馴染みのないイスラム教、

誰が考えても(というのは映画として)宗教映画はユダヤ教は娯楽スペクタルであり、

キリスト教はホラーからサスペンスやハリウッド映画全般を理解するに必要。

作品も少ないし映画では有名ではないイスラム教も観てみようということで・・



まずはこの作品の音楽ですが、モーリス・ジャール が担当しています。

もうすぐにジャールだ!と思いますよ。

全く音楽の組み立てや導入部が「アラビアのロレンス」と同じなのですから。

砂漠と人しか映らないといっていいくらい世界が似ています・・

そしてこの作品の大きな特徴といたしましては、

なんといっても主人公マホメットが画面に現れないこと!

宗教上の理由で姿を現せないのですが・・これ不思議ですよ。

まあ考えれば「天地創造」や「十戒」と同じじゃないですか・・

ただしあちらはエホバは映像化できないというのはわかります。

立場的にはアブラハムと同じなんですから映さないと・・

人間ですから~足だけとか後姿だけとかあるでしょうに・・

「ベンハー」のキリストのような見せ方をしてもありがたみは伝わりますのに(苦笑)

それとスペクタルな面白さが皆無な演出ですので歴史に興味がなければ面白くないかも・・

そういうこと考えれば大きくマイナスですが、

役者もアンソニー・クィン(これまたアラビアのロレンスのアウダ役)をはじめとして、

観客には見えないマホメット相手の演技は素晴らしい。

観客に向かって質問したりする場面が多いので、

「えっ?私?」と異様さを感じてしまい笑ってしまう。

これが重なると「これ、洗脳されるよ~!?」とますます不思議。

「マホメッド、戦ってもいいか?」とこちらに聞いてくるのです。

は?なぜこちらに・・?アラブ人は好戦的だろう?と思っていると、

「わかった、さあ戦おう」みたいに・・この感じ観ないとわかりづらいかな?



アルメイダさん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:30:58)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 6.00点
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【アカデミー賞 情報】

1977年 50回
作曲賞(ドラマ)モーリス・ジャール候補(ノミネート) 

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