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プロフィール |
コメント数 |
202 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
閲覧&良票を入れて頂いた皆様ありがとうございます(*^-^*) 良票を頂けると励みになります!作品に対する意外なヨミと、読んでいて楽しいレビューを心がけています。楽しんでいただければ幸いです☆
ジャンルを問わず鑑賞していますが、ホラーを観るときは手で目を覆って指の隙間から観ますw
★好きな俳優★ M.ファスベンダー、E.マクレガー、J.ロウ、D.クレイグ、O.ブルーム、ジョナサン・リース=マイヤーズ・・・・・はい、そうです。イギリス俳優好きですw さらには、ドナルド・サザーランド、S.ブシェミ、M.フリーマン、フランコ・ネロ、B.ウィリス、H.ジャックマン、C.イーストウッド、女性では、ユマ・サーマン、M.ジョヴォビッチ、C.セロン、A.セイフライド・・・などが好きです。 |
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1. キャプテン・フィリップス
《ネタバレ》 前半は、貨物船における、船長VS海賊の心理戦と、船員VS海賊の必死の攻防で、ダブルの面白さ。
後半は、貨物船パートが終わり、救命艇パート。
ここでは船長VS海賊の心理戦に、新しくアメリカ海軍VS海賊との心理戦という構図も加わり、それもまた見ごたえあり。
海賊は4名いて、このそれぞれのキャラはノンフィクションじゃなくて、たぶん映画としての面白さを作るためにフィクションなところ(性格や年齢)があると思う。
落ち着きがあるボス、やたらとキレる横暴な男、気弱な少年、なんとなくいる存在感が石な男。
この4人の個性があるから、最後まで面白く見られたというのもある。
そしてアメリカ映画らしく
「アメリカは強いんだぞ!アメリカってみんなの憧れなんだぞ!」
っていう、アメリカ礼賛映画になってるあたりもアメリカらしくて、清々しい笑
海賊のボスは、「アメリカに住んで、車が買いたいんだ」なんてポロっと言ったりして
アメリカへの憧れを口にする場面とか笑
アメリカ海軍の人質救出作戦の技術も存分に披露されて、アメリカ海軍天下無敵感いっぱいで、ビバ!アメリカ!っていうノリがまた心地いい笑
それにしても勉強になった。
ソマリアの海賊って、
「海賊やって一儲けしようぜ!」
って意見の合った仲間がつるんでやるものではないのですね。
貧しい漁師の村の漁師たちが、みかじめ料として変なおっさんたちに脅されて仕方なく行かされている。
そして、気の合ったもの同士で組んで計画的に行くのではなく
日本でいえば、ホームレスたちを働かせる労働場所へ向かうバス(それが海賊船に該当)があって、
そこに乗せる人員をつのる場所に来た日雇い労働者の顔とか適当に見て責任者が
「じゃぁ、君と、君と…あとソコにいる君…」
って、めちゃめちゃテキトーに選んでバスに乗せちゃうノリと同じ。
そして必死で金を盗んできても、漁師たちにはお金は入らず
全部みかじめ料としてもっていかれちゃう。
この現実は知りませんでした。
漁師たちはかわいそうなんだ。
救命艇の中では、先ほども書いたように「アメリカに行って車を買いたい」発言もしていたし
それに、海賊のボスは、フィリップス船長が当初渡した現金だけじゃ足りないと言って、もっとお金を取るためにフィリップス船長を身代金のために人質にしたわけだけれど
海軍に追い詰められて困っていた海賊のボスに、船長が「欲を出さなければ、おおごとにならなかったのにね」と言うと
「ボスがいるから仕方ない」
って言っていたのも心に刺さった。
映画冒頭で、漁師たちが、みかじめ料を取るおっさんたちに
「先週海賊やったばかりだから、行かなくてもいいだろ」的な発言をすると
「ボスはもっと金がいるんだ!」
と怒鳴りつける。
海賊のボスの上に、みかじめ料をとる中ボス、そのみかじめ料をとるボスも、またその上に、みかじめ料とってこいって怒鳴る大ボス…
ボスボスボス…本当に、その末端の人間が結局つらい思いをする構図だ。
面白いのは、この時そのセリフを聴いたフィリップスが
「誰にもボスはいる」
と言ったセリフ。
そう、丸腰で、危ない海域を行かせて、輸送費削減とスピード配送最優先を命じるボスの下にある立場ゆえに
こんな災難に巻き込まれたわけだから、そうボヤキたくもなるでしょう。
悪いのは、海賊じゃない。
いろんな意味で感慨深い映画だった。
現在服役中の海賊のボスは、服役のあとは心を入れ替えて、アメリカに移民として暮らせて、車が買えるといいね。[インターネット(字幕)] 7点(2021-03-07 10:47:38)《改行有》
2. キャロル(2015)
《ネタバレ》 キャロルは、夫とはそりが合わず離婚したいが、子供は何よりも大切。
一方夫は、妻を手放したくなくて、子供を人質にして彼女を繋ぎとめようとしている。
そんな矢先に出逢った、自分を慕ってくれる若い女性テレーズ。
自然と惹かれ合うが、しかし彼女と付き合っていることで、親権が不利になる。
子供か、テレーズか。
子供を選んだ彼女は、テレーズを手放す。
この時点で、私は胸がとても苦しくなった…。
だって、もう完全に夫とは切れてる。紙切れ一枚の問題で、子供とテレーズどっちを取るかを迫られるなんて…こんなつらいことはない。
キャロルもつらいし、捨てられたテレーズだってつらい。
特に若いテレーズにとって、自分の趣味(カメラ)を理解してくれ、とてもセンスが高くて美しく、そして初めて知ってしまった甘い官能の世界を教えてくれた相手…
そう簡単に「お子さんのために身を引こう」なんて思えるわけがない。
つらい、苦しい…
こんな終わり方の作品なら見なければよかった…。
ところがキャロルはこれで幕を引く女ではなかった。
「子供もテレーズも、どっちも取ったるで!!!」
まるで男みたいにめちゃカッコイイ!!!
同性愛って、ホモにしてもレズにしても、やはりどちらかが男役、女役になってるそうだ。
(余談ですが、たぶん、エルトン・ジョンは男役。)
キャロルもたぶん男役なんだと感じた。
かくして、キャロルは親権は放棄しつつ面会権だけは死守して、同時にテレーズと同居できる環境を整える…。
”恋も仕事も大事”っていうフレーズはよくあるが”恋も子供も大事”っていうのは、夫とうまくいってない状況の妻が新しい恋に出逢った時に必ず感じるものであって、この心境が分かる女性は、同性愛が理解できなくても、テレーズを男性に置き換えることで、その時の辛さや葛藤をリアルに感じてこの映画に没入しやすいかもしれない。
(とはいえ、現実世界では、キャロルみたいに、ぱっぱと決断して、愛する相手と暮らすなんてなかなか可能性が低い。
それゆえ、この映画のように、とんとん拍子で物事がうまくいく展開に心揺さぶられるのだろう…)
ひさびさの再会で、テレーズはキャロルからの同居案を断るが、その後別のパーティーに行ったテレーズがキャロルのいるパーティーに戻ってきた時の表情は、いずれ同居もしそうという予感を感じさせる。
そして、ラストのキャロルの
「ふふふ…やっぱり、私のもとに帰ってきてくれたのね…いいわよ、さぁ来て」
的な魔性の微笑みが、グっときた。
困った時は元カノを頼って甘えん坊な一面も見せ、そしてラストでのこういうイケメンな余裕しゃくしゃくな表情…そのギャップ。
盗撮された時にピストルをふりまわす直情的な一面も含め、とにかくキャロルは、愛する相手と子供に全力で愛情を傾ける人間として生々しく、そしてとても愛おしく感じた。[DVD(字幕)] 7点(2020-09-06 09:22:58)《改行有》
3. きみに読む物語
《ネタバレ》 ええいっ、なまぬるい!なまぬるいにもホドがある!
恋愛映画では、思い合う二人は運命によって引き離されなくては、味わい深くないのだぞ!
十歩譲って、もし結ばれるとしても、いったん引き裂かれたうえで、老後に結ばれる形ならまだ許せる。(そういう映画をいくつか知ってるがネタバレになるのであえて伏せておく)
あるいはどうしても、二人を結ばせたいなら、コメディ要素を入れれば許せる(ようは軽いノリならご都合主義で調子のいい結末でもOK)
だがなんだこの映画!
私はてっきり、アリーとノアはお互いを激しく愛しながらも、不本意ながらセカンドベストな現段階のパートナーとそれぞれ一緒になったのかと思っていましたよ。
そして、夫も死んで老人になったアリーが施設に入り、一方ノアは、そこまで身寄りがないわけじゃないのに、彼女が施設にいることを知って、たとえ痴呆にかかっていても彼女のそばにいたいたという理由だけであの施設に入所して、”朗読係”のふりをして、これまで彼女といっしょに過ごせなかった人生を取り戻すべく、彼女のそばに寄り添っているのかと思いましたよ、ええ。
あの施設に入れば、もはや今となっては誰にも干渉されることなく、若い頃みたいに二人きりになれると、たとえ痴呆でもいいからと、そんな切ない理由で、ノアは入所していたのだと思いましたよ。それなら全然感動的ですよ。
でも結局これ、二人は結婚できちゃったってことですよね?え?なにその安定しちゃって全く色気のないトーリー。
アリーは婚約者の気持ちをボロボロにさせ、父母をガッカリさせ、ノアは彼の気持ちに寄り添ってくれていた未亡人をサクっと捨てて、二人そろってジコチュウ全開で一緒になったっことですよね!?!?!?
なにそれ全然感動的じゃないんですけど!!!
自分達の好き放題やってきて、まわりを泣かせてワガママ貫いて、真実の愛だなんだとわめきちらして。
そして最後の最後で「いっしょに死にたい!」だと?アリーがそう言えばノアはノアで「私達なら奇跡を起こせる!」だと!?
ほんとこのふたり、中2病ですか?なにさまですか?さっさと死んでこい。(死んだけど)[CS・衛星(字幕)] 1点(2018-07-05 12:39:50)(良:1票) 《改行有》
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