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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM> ほとんど場面の切り替えがないにもかかわらず、台詞回しだけで事件の全貌、登場人物のキャラクター、そして主題が鮮やかに浮き彫りにされているシナリオ展開の巧さに脱帽。さりげなく空調を効かなくしてるところなんかも芸が細かい。こういうのが書けるようになりたいものです。9点(2004-07-12 01:23:41) 2. シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 薬中になったホームズが、フロイトに助けを求めるというとんでも設定には7点くらい差し上げたいが、話自身があまりピリッとしないので、この位が妥当かな?5点(2004-06-14 14:04:58) 3. シャレード(1963) 《ネタバレ》 25万ドルのありかは面白かったです。が、プロットを優先してしまったために、どうしてあんな偉いさんが現場に出張ってくるのか説明がなく、不自然です。普通なら、それこそCIAが出てくるところなのに。まあ、ラストシーンすら嘘だということもありえますが…。あと、洒落た会話にしようとするあまり、若干ちぐはぐな印象も受けました。5点(2004-06-10 10:43:34) 4. 地獄の黙示録 特別完全版 入り口はベトナム戦争。帝国主義の後始末である列強対植民地の戦い。戦場は酸鼻を極め、人々は誰もが狂気じみた振る舞いを見せる。けど、きっとこれはただの反戦映画ではないのだと思います。穿った見方をすればそれは仮装であって、近現代批判こそが主題であったように見えます。最終的には、西洋近代が夢見た「理性」の欺瞞と対比される形で、理性化されていない(前近代的な)現地住民が純粋であるとカーツに説かせる。劇中にある「歴史に類を見ない戦争」は理性信仰、すなわち絶対善は到達しうるものであり、自らがそうであると信じることに端を発しているとも読めるのではないでしょうか。8点(2004-05-17 19:08:51)
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