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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 ホフマンの役は、実際の心境はどんなもんなんですかね? 自分の雇っているシェフが酷評されても、酷評された定番メニューだけを頑なにやらせる? 自分の店の味が酷評されてるのに。このキャラクターが僕にはとても不自然で、シェフが辞めていく過程がついていけなかった。息子とレグイザモがとっても映画の雰囲気を良くしていたと思います。今時、レグイザモみたいな人生選択をする人いるのかなか? 主人公が辞めて後任に就いた男がバーで「ゴミは捨てたか?」と言うシーンがあるが、あの辺りから察するに主人公が辞めたあとの職場は雰囲気悪くなったのかもしれないし、気持ち良い自由を求めたってことなんですかね…。1秒の動画を繋いだものが出てきて「もしかして『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいに終わらせる気か?」と不安がよぎったけれども、そうならずに後の展開が続いたのでホッとした。酷評した評論家がただの悪者で終わらないのはピクサーのアニメ『レミーのおいしいレストラン』的ではあるが、好きです。腕の立つイタリアンシェフだった人がサンドイッチ作りで満足できるのか疑問もあるけれど、「人間、失敗してもやり直しはできるよ」というような前向きで優しい視点には好感が持てました。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-29 15:20:45)(良:1票)

2.  シグナル 《ネタバレ》 いまどき、カセットテープレコーダーで会話の録音! どでかいボタンをガシャッと押す手元のアップを見ながら「このお話の時代設定はいつ?」と思いながら鑑賞していると、あのカセットテープレコーダを使っていた人物がボールペンか何かを「この時代にこんな古い道具がまだ生きているとは」とかなんとか言う。それはおかしいんジャマイカ?! 物語の大筋とは関係なさそうな、こんな細かいところで一気に不安になって行きました。通風口を通じて会話できちゃうわけの分からなさも。そしてわりと簡単に施設の外に逃げ出せちゃう。わざわざ外で追っかけっこしなくても、エレベーターで捕まえることは可能だったはずなのに。そして、引っ張って引っ張って、目にしたオチにガッカリ。頭のおかしなオバさんの「内側から外に開くのよ」だけは活きたけど…[DVD(字幕)] 4点(2016-01-03 23:43:03)

3.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 自分の家族以外誰もいないはずなのに2人の少女を見て、しかも血まみれで倒れている姿まで感知してしまうのに、泣き叫ばない、走って逃げない子供。冷静で理知的なイメージの子だとは思うけど、普通なら血相変えて逃げると思うんだけど。自分自身が妻と子供を殺す夢を見てしまったと言い「俺はきっと気が狂うんだ」と泣く旦那。こういうやり方で物語の成り行きをイメージさせるのはハッキリ言ってヘタクソとしか思えません。お芝居じみて泣いたり叫んだりの妻は子供みたいだしあまり賢い人とは思えない。ぬるぬる這い回るカメラと、かったるいテンポで激烈に眠くなる。トイレでグレーディーに「ずっと前から存じております」と言われた旦那に隠された真相とは…それがラストに明かされるけど「だからなに?」って思います。要る? 強烈に蛇足にしか感じませんでした。怖くないし。ジャック・ニコルソンの狂い方、お芝居じみてわざとらしいし、狂ってるというのと幽霊と会話するようになるのが同義のように進行するのがいただけない。もっと正常から異常までの中間地点があったはずで、幽霊の存在を観たり会話したりの前後に、幽霊に驚いたり自分の状況を疑う自分というのがあるべきと思う。すんなり霊を受け入れ、すんなり発狂する流れは、完全に僕を置き去りにしました。ダニーにしても、不気味な部屋がある階で何度も遊ばんでいいでしょうに。そもそもこの夫婦、旦那の仕事中のルールこれまできちんと話し合ってこなかったの? この夫婦、あんな幼い子を友達一人いない雪山にこもらせることに教育上の疑問なかったの? エレベーターから溢れ出る血は一体なんなの? 原作読んだことありませんが、キングは「そんな話じゃねぇだろ!」と思ってるんじゃないかと思えるほど、キング作品映像化の中では焦点がぼけてツマラナイと思います。[DVD(字幕)] 2点(2015-10-18 23:34:44)

4.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 1作目のレジャー施設としてのウキウキするカラーリングと晴れ晴れした空の下で展開する風景が好きでした。それが2作目では終始くすんだ重暗い色調で、3作目でもあのキラキラ感は戻ってきませんでした。僕はそれがずっと残念でした。でも今回やっと第1作目と同じウキウキする明るく元気な風景が戻ってきました! しかも1作目では施設公開前のごく少人数専門家へのプレビューという形でしたが、今回とうとう多くの客で賑わうテーマパークとして描かれました! 過去大惨事になったのにハモンドじいちゃんは英雄の如く銅像に! 事故はあっても、手にした科学を「なかったことに」なんて人間はできないものかも。DNAいじれる時代、おとなしく実在した恐竜だけで満足しない金儲けってのも「だよね!」と感心の着目点。実際恐竜いたら飼いならせるのいるかもよという発想も脱帽。劇場代払って見るうえで、非日常を味わい、お天気良く人で賑わう恐竜テーマパークに旅行させてもらえるってのは嬉しいです。今日まで気づきもしませんでしたが1作目誕生からもう22年! あの頃あの映画を劇場で楽しんだ子供達がパパやママになってたりするんですね。そんなパパやママが我が子を連れて今回の作品を観る時、1作目のクライマックスの場所や乗り物が登場するのは「なつかしー!」て感じの嬉しさがあるんじゃないでしょうか。今作はユーモアも溢れていて好きになりました。登場の一瞬「ん、マルコム博士?」と思った登場人物は『ライフ・オブ・パイ』で成人したパイを演じたイルファン・カーンで、彼が「もう一匹はなぜいなくなった」と質問した時に受ける答えが「共食い」で、それを聞いて沈黙するアップとか、作品の枠を越えて笑いを用意するのが凄いと思いました。人でごった返すジュラシック・パークを見られるのは初めてですし、その中で恐竜版『ヒッチコックの鳥』が見られたのも楽しめました。これから親になる世代、親になったばかりの世代を意識したラストの落とし所は思わずウルッとしてしまいました。インジェン社の企みとか「母は強し」的展開とか、よく考えれば恐竜版『エイリアン2』な感じなんですけどOKです。飼い慣らしたはずの恐竜が知能犯的な裏切り…という驚き、と思いきや…という展開も良かったです。「そんな都合よくいくかい」とは思ったけど、細かいリアリティ求めないからOK。[映画館(吹替)] 7点(2015-08-25 23:18:00)(良:1票)

5.  終戦のエンペラー 《ネタバレ》 史実にどれだけ忠実であるか分からないため、感動的なシーンにさえ自分のなかで冷めたフィルターがかかってしまって、どうも乗り切れませんでした。マッカーサーを軸にした話かと思っていたら、彼の下で戦争責任の究明をする人物が主人公でした。主人公の恋人の日本女性と、通訳の日本人男性は知らない役者さんでしたが、2人とも存在感ありました。天皇陛下に関する様々に何の証拠も見出せないという事態が僕には胡散臭くて、視点も多角的に検証する感じはないので『真実』についてはこの映画では考えようがない気がしました。映画を観た感想としては、この映画の通りなら天皇陛下(昭和天皇)ってすごくカッコイイ人だったんだなと感じました。直接体に触れてはならないという人物との握手がとても印象的でした。マシュー・フォックスが竹林をうろつくと『LOST』のシーンに見えて仕方なかったです。[DVD(字幕)] 5点(2014-07-29 04:20:25)

6.  市民ケーン 《ネタバレ》 ようやく観てみる気になりレンタル。バリバリの社会派ドラマかと思っていたら、わりと「愛ってなんだ?」的な話がメインになって行き、「愛とはこういうものだよね」は描かずにおいて「執着」との対比をそれとなく見せていく。作者なりに正解は用意されていたかもしれないけど、バラの蕾の謎は「そうだったのか!」とハッキリ確信するまでには至りませんでした。実は最初に観終わった瞬間は、ラストで燃えていく「バラの蕾」と書かれた物が何だったのか気づきませんでした。巻き戻してソリだと分かった時に感心しました。残した最後の言葉が、開花しない愛人の才能のことか、幼き頃から残る母とのわずかな記憶のことなのか、分からないけれど、彼が本当の愛し方を分からない姿を「バラの蕾」で描き、彼がなぜそうなったかを「バラの蕾」で示す。そんな物語り方が巧いなと思いました。あと、冒頭からの彼についてのフィルムが終わって、既に亡き彼の実態を他者が探って行くという構成は、黒澤明の『生きる』の主人公の葬式からの展開を思い出しました。影響とかあったのかな…?[DVD(字幕)] 6点(2014-07-23 11:05:49)(良:1票)

7.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 ゲームには全く興味がないですが、そんな自分にでも分かる有名ゲームのパロディがいろいろ出てきてそれだけでも楽しめました。でも一番ツボにはまってしまったのはオレオでした。バグ持ちのヴァネロペはフィリクスのハンマーで直りそうなものだが、そう持って行かない展開だったのは良かったです。そうしちゃうとゴールしなくてもOKですしね。締めくくり方がジンときました。スノーボールの雪だるまと海辺の美女のショートフィルム思い出すけどね。ところで、この作品について、どうしても嫌だったこと一点、なんで『シュガー・ラッシュ』なんてタイトルに変更したんだろう。作品見たあとは「なるほど」で分からなくもないけど、どうにもイヤです。『ぶっこわせラルフ』でイイじゃん。品の良いオバ連がうるさいなら『ラルフ』だけでもいいよ。『シュガー・ラッシュ』じゃ見る気になれないタイトルだ。あと、ちょっと残念なのは日本語版の映像だと車やクッキーの文字が手書きじゃなく、しっかりフォント文字なこと。ヴァネロペからラルフへのクッキーだけでも手書き文字の努力して欲しかったなぁ(何ヶ国分レンダリングするのか知らないけど)。[DVD(吹替)] 7点(2013-12-26 01:05:53)(良:1票)

8.  縞模様のパジャマの少年 《ネタバレ》 見え見えのオチに向かって、あまりにも簡単にことが運ぶ。子供一人で簡単に潜れるほど監視も巡回もユルイなら、外に逃げるの簡単じゃん。ちょくちょく柵までやってきて何やら接触してるなんて、たとえ相手が子供でも警戒し指導するでしょうよ。なんかのスパイ活動とか脱走計画とか、普通疑うでしょ。このあまりのツッコミどころからするに、完全に子供向けで、しかも悪しき「子供騙し」映画だ。リアルにショッキングで、かつ人間の弱さ醜さを描くなら、台所で菓子を食って咎められたシーンの直後、あの少年が主人公の非道な嘘のせいで死んでしまう方がキツイ。愚かな思想に盲信する怖さよりも、怖いから自分を護りたいから罪なき他人が窮地に立たされる嘘をついてしまうということが起きることの方が何十倍も恐怖だ。リアルならそうなる可能性は低くないはずだ。しかし子供を悪者にしたくないから、そういう展開にはしない。そのくせ最後に子供を殺してみせて「こういう酷いことをした大人たちが実際にいた」と主張する。嘘の物語で‼︎ この映画で最大に許せない点を述べます。母親がユダヤ人虐殺について「あれと戦争は違う」みたいに逆上しますが、戦争の大量虐殺とユダヤ人焼却をどのように線引きしたら、そういう区別ができるのだろうか? 一方的に国家侵略のために攻め込んでくるものに対し防衛するだけが戦争なら、区別するのも分かるが、戦争はいつもそんな形ではないし、一般市民が巻き込まれて惨殺されることのない戦争がどれだけあるというのだろう? 完全なる子供騙し映画の中で『戦争とユダヤ人虐殺は違う』と植え込む。戦争なら人が殺されてもいいのか? 戦争で儲けてる国が作る偽善映画。虫唾が走る。 この映画はナチスドイツに対して「てめぇのやったことで、てめぇの子供殺してやんの」という嘘話を作って嘲笑している作品とも言える。この映画で感動したとか高評価つける人って、アメリカの子と仲良くなった日本の子供が何らかの方法でパールハーバーに行っちゃって日本の零戦に撃たれて死ぬ話を観ても同じ感想持つのでしょうかね? そういうことでなくたって、戦争をすれば自国の子供が犠牲になったりはするわけで「てめぇがやった戦争で、てめぇの国の子死なせてやんの」となるのだが、この映画は言います「ユダヤ人虐殺と戦争は違う」って。何が違うのか子供にもわかるように説明して。[DVD(吹替)] 0点(2013-07-17 17:14:29)《改行有》

9.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 最後に3枚残った時「I love you なんてオチだけはやめろよ」とヒヤヒヤしましたが、そこまでではなくてホッとしました。しかし、最後に残した3語がテーマであるなら、この映画はもうちょっとアダルトチルドレンの物語として内容を盛り込むべきだったかも。そしたらすごく感動できたかも。設定はすごくいいと思います。自分は生きている間に、誰にどんな質の言葉を発しているのか、言葉の使い方を意識させられた初めての作品でした。実際はあと何枚残ってるか木のそばにいなければ確認などできないから、最後の1単語が言えなかったりするかも。そんなヒヤヒヤまで織り込んでくれて、部下のサポートで残り枚数を確認しながら、ラストに言いたい言葉を1語足りない状況のなかで別の言い方を見つけ出して放つとか、そういう工夫を加えてくれてたら、もっと見応えあったかもしれません。自信ないけど、あの白服の宗教家は『トゥルー・ライズ』のテロリストだった人かな? とにかく何かの映画で見覚えあるけど、上品なイメージを演じているのが新鮮でした。[DVD(吹替)] 5点(2013-04-07 08:34:07)

10.  幸せへのキセキ 《ネタバレ》 斬新さや派手さは一切なく、全体的なムードとしては地味なので、誰にでもオススメという感じではないと思いますが、とってもいい映画だと思いました。登場人物それぞれがよく描けていて脚本がとても丁寧だと思います。父と息子の確執も、娘の可愛らしさも、亡くした妻への引きずる思いも、動物園で出会う女性と女の子の魅力も、主人公の兄も、ヒゲおやじも、全て印象的に出来上がってて手抜かりがない上手さだと思いました。最近の映画でこれだけキャラクターそれぞれをしっかり印象的に描けてる映画は貴重だと思います。「なぜこの動物園を買ったの?」になんて答えるのか気になっていたら「いけない?」という返事。僕にはとっても印象的だったこの切り返しが、ラストに泣かせるとは思ってもいませんでした。とっても上手い映画だと思います。いろんなシーンのコミュニケーションのやりとりが記憶に残る作品です。[DVD(字幕)] 9点(2013-03-18 10:23:20)

11.  幸せの教室 《ネタバレ》 とってつけたようなバイク仲間と女のコとその彼氏。主人公を引き立てていくのに都合よくストーリーのガイド役となってもらい、要らなくなったら学校やめさせてそのまんま。なんじゃ、それ。トムもジュリアもなんだかえらく歳を感じるし、この映画のジュリアはほとんど可愛げがない。あの女とキスしてそんなにはしゃぎたくなるか? ラストのスピーチだけ良かった。TVシリーズの『スタートレック』でお馴染みジョー・タケイの教授役と、スピーチ授業のトレッキー話がちょっとウケた。脚本も主演も監督も全部自分でやるほどの何ですかねぇ?[DVD(吹替)] 2点(2013-02-08 22:15:45)

12.  シャドー(1994) ♪ジョンロンジョンロンジョンロン 楽しいジョンロン 愉快なジョンロン ジョンロ-ン ジョンロン が 一回り瞳が大きく見えるコンタクトしてたこと以外、何も思い出せない。ので0点。[映画館(字幕)] 0点(2012-03-18 21:42:04)

13.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 まずグリブルのCGの出来が非常にリアルな存在感があって、思わず「すげぇ」と声を漏らしました。『アビス』ぽいけどクライマックスのヘルメットのシーンはやっぱイイですねー。地球に戻ってグリブルと別れた直後の「おえ~」も好きでした。自分的にはゼメキスさん最近は子供向けCG作品の監督さんといった印象なんですが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように大人も子供も楽しめる実写とか、『コンタクト』みたいに重量感あってしかもハートフルなSFとか、メリル・ストリープやブルース・ウィリスを使ってベタなオフザケさせた『永遠に美しく』とか、またいろいろ実写作品でお気に入りにできるものを見せてほしいなと期待しています。[DVD(吹替)] 8点(2012-01-04 04:07:28)

14.  死霊のはらわた(1981) 怖くもなければ、可笑しくもない。2では意図的に笑わせようとしたシーンがあって、そこにはハマったけれど、本作はただ真面目にコワイ映画を作ろうとして、ことごとくハズしまくったとしか思えませんでした。クライマックスの特撮だけは当時の技術としては「たいへんよく頑張りました!」といった感じで感心しましたが、それだけです。なんでサムライミはこんなつまらない作品をきっかけに出世することが出来たのだろう? 主演のブルース・キャンベルは『バーン・ノーティス』の太った相棒さんをやってる人。ジム・キャリーの『マジェスティック』でも白黒冒険映画のヒーロ役で出てました。この人がプロデュースもしていたんですね! この人にも若くて痩せていた頃があったんだと、そんなところを楽しみました。[DVD(吹替)] 2点(2011-11-03 09:06:45)

15.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)

16.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 2度観ていますが、正直あまり「いい映画」とは思えていません。実話が元になっているとのことですが、ざっと調べてみようとしても詳細がなく、一次大戦で四肢と耳目口を失い15年生きたイギリス将校がいたということしか分かりませんでした。もしかすると「そこまで負傷して生き続けた将校が実在した」ということ以外は全て作り話なのかもしれないという気もします。「ジョニーよ、銃を取れ」と志願兵を募った国と、それに乗せられた若者に対し「最悪こんな被害だってあるよ」と訴える意味では価値があると思いますが、この映画をして『反戦』というにはケースが希少すぎる気がします。「戦争がなぜいけないか」をとくと諭す内容ではなく、1つの個人的ケースでしかないと思います。例えば、交通事故で同じ状態の人という設定でも、ほとんど同じ話が作れますし、戦争云々より、医療上の人道問題が大きいと思います。で、その医療現場での話が実話に基づいているのかどうか分からないところが、どうも自分としては釈然としません。「こんな悲惨な人も生み出すから戦争は良くない」みたいな単純な切り方で力んでるのが好きになれません。むしろこういう映画を見て、非常に気分が冷めてしまうのは「こんなふうに視覚的にハッキリしてないと、たいていの人が無関心でしょ」と・・・つまり片腕や片足失ったぐらいじゃ・・・五体満足で戻ったけど後遺症で毎日ひどく痛むとか、心的に重く病んだとかぐらいじゃ・・・何の苦しみもなく瞬殺されたぐらいじゃ・・・・・・ま、そんなふうに思う僕がひねくれ者なんでしょうが。だいたい、主人公本人が銃を持って、知りもしない人を殺したり重傷を負わせるために出かけて行ったわけですから・・・彼がああなる前、どこの誰をどんだけ酷い目に遭わせてるか分かったもんではありません。治療手段や原因究明すらできない重症患者や、寝たきり老人などが、周囲に苦しみを訴えても「あ、また言ってるわ」くらいでスルーされてしまう非戦争地の日常だってかなり重くて苦しいのではないでしょうか??? そんな苦しみから自殺する人がいたって、死にたくても安楽死が認められない中で無理矢理生かされてる人がいたって、ほとんど世間に知れないし、誰もさほどのことは思わないくせに・・・って思ってしまうんです。ヒネクレもんですみません。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-30 19:23:40)

17.  知らなすぎた男 TSUTAYAで発掘良品コーナーにあったので観てみました。ものすごくつまらなかったです。子供と一緒に観る為、吹き替えで観ましたが、吹き替えわざとらしいし、こういうのは英語そのものの持ち味も影響するんでしょうかね。そもそもギャグなんかは日本語で訳出来ないものもありますし。ジム・キャリーの『ライアー ライアー』なんかは吹き替えでも家族で大爆笑できたんですけど・・・。この作品は子供さえもシラケていました。[DVD(吹替)] 2点(2011-07-07 19:48:36)

18.  シッコ ムーアの作品を観ると、毎度すごく引きつけられます。そして「うわぁ、これが事実なのか!」とビックリしてしまいます。世の真実をきちんと知って判断するにはこうした映画を1つ見たくらいで充分ではなかろうし、それだけに真面目で深刻な内容について、観た後の感想を軽はずみに出すのは不安だったりもします。けれど『華氏911』にしても、この作品にしても、同じように強く思うことは「金と、権力・地位と、情報(のコントロール)」がいつも人を脅かしているなということ。情報といえば「みんなで助け合おう」てな考え方が出てくると即座に「共産主義」て言葉が出てきちゃうんですね。なんで特定のカラーに分類し「敵か味方か」みたいな単純判断するんだろう? ところで若い頃は「アメリカに生まれたかった」とか「ハワイで暮らしたい」とか思ってたけど、もうアメリカには幻滅。病人から約束の金をいちゃもんつけてふんだくったり道に放り出したり、もう人間じゃないですね。アメリカを船に例えると、乗せた黒人をたくさん海に放り投げた『アミスタッド号』みたいです。フランスもイギリスもまるで興味なかったけれど、この作品観てフランスやイギリスやカナダの人々の生活について興味が出てきました(疑いも含んだうえですが)。[DVD(吹替)] 8点(2011-02-02 16:05:27)

19.  ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 観たのはずいぶん前だけど、女性の口から突然エイリアンのしっぽみたいなのが飛び出して、その唐突な展開にビックリしたことを鮮明に覚えている。次から次へと常識を逸脱した展開になり、SFなのか超常現象ものか、それとも軍の非人道的実験のドラマなのか「いったいこれは何についての映画なんだ?」と戸惑っているうちに、ラストへ突入。「なんだ夢オチかよ」というのもあったけれど、幻覚とか悪夢とかに蝕まれている者の視点であるなら、その夢オチさえもが事実ではないのでは???と全てに信用が持てなくなり、ワケ分からなくなりました。正常な人間からの視点で現実の基準になる拠り所が欲しかったです。大手術のあとに病室のベッドで悪夢にうなされたことを思いだしました。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-01-29 09:26:59)

20.  新・猿の惑星 《ネタバレ》 第一作の映画化に尽力したチャールトン・ヘストンが、ヒット便乗の安易な続編連打を阻止すべく地球をぶっ飛ばしたにもかかわらず、映画会社は儲けのネタを手放さない。2作まで引っ張り回したヘストンを手放しても、猿には働いてもらわねばと、破壊されていない現代地球へ、ターイムショック!! しかし、そんな苦しまぎれの状況下で、よくぞここまで見れるものにしましたねと評価したいです。まずなによりも、この作品の冒頭シーンは僕にとってベスト1です! 音楽も1作目でアカデミー賞ノミネートされたジェリー・ゴールドスミスに戻ったものの、曲調は大きく変わりサスペンス・アクション風。ヘルメットをはずし、驚く軍人たちの前でおどおどするジーラとコーネリアス(+もう1匹 = 猿 峯夫じゃないサル・ミネオは猿メイクが嫌で嫌ですぐ死んで降板)のアップ。インパクト抜群なこの始まり方にワクワクしちゃうんです。テイラーが味わった不安を、今度はお猿さんが味わう番ですよーってのが、すごく分かりやすく提示されます。立場逆転、因果応報(ジーラとコーネリアスは悪い猿じゃないけど)。しかも夫婦猿の間にはどうやら赤ちゃんが・・・。小学生ではじめて見たとき、ラストはかなりショックでした。「続」と、4作以降の作品はつまらないですが、この「新」は良作です。そして、エンドレス・ループなシリーズ形態を生んだきっかけの部分のエピソードでもあると思います。駄作の「続」を挟んでいることが非常に惜しいです。[DVD(字幕)] 7点(2011-01-20 16:16:11)(良:2票)

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