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プロフィール
コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ワイルド・スピード/ファイヤーブースト 《ネタバレ》  見終わって「それだけかい!」ってツッコミ入れちゃったわよ。  相変わらずファミリーファミリー言ってて、だけどじゃあ家族がどうしたのどう大切なのどう大変なの、ってのはもうシリーズを重ねる中でマンネリ化して形骸化してて、第一あんたら犯罪者一家ってコトじゃあないんですか?マフィアのファミリーみたいなモンですか?って側面もあって。  で、各キャラそれなりの見せ場を作って貰ってても相変わらずなコトしてるばかりで何か進歩したのか?っていうとなーんにも。ディーゼルは相も変わらず大根だし。怒ってても楽しくてもピンチでも頑張っててもほぼ同じカオしてるわよ。  でも、そんな「それだけ」のところに大々的に予算をかけてバーン!って見せ場を作ってみせるあたりが凄いのよね。前半の大玉転がしと後半の高速~ダム、そこをコッテリどうだ!とばかりに時間かけてふんだんに見せてくれるわけ。もう予告編時点で大事なトコ見せちゃってるのだけど、だからどうしたとばかりに堂々と。ストーリーなんて殆ど無くてロクに進展もしやしないのにアクションタップリで141分があっちゅー間よ。  ひっかかった、大きな問題点は子供に人殺しをさせていること。直接的にではなくても、アレ、爆殺状態よね。ドムは親としてアレでいいワケ?  人間のドラマなんて些細なこと、ハデな映像を見せてこそ!って点ではとても潔いわ。スターはとりあえず顔見せしていればいいって。そのスターの面々の中にMCU、DCのメンバーが多いあたりが今の娯楽映画の「旬」ってコトなんでしょうね。コレも時代を映す鏡としての映画のあり様なのかしらね。後世の評価はともかくとして・・・[映画館(字幕)] 6点(2023-06-13 14:29:25)《改行有》

2.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》  映画中に表示される原題は『WW84』。ワンダーウーマンと世界大戦(ワールドウォー)のダブルミーニングになってるのね。ひとりの男の欲望が世界中の人間の欲望となって、それぞれのエゴが戦争の危機にまで至る、そんなお話し。そのエゴは主役のワンダーウーマンことダイアナにまで及んで。  ただ、その大風呂敷に至るまでの流れは決して簡単に納得できるものではないし、映画としてのカタチはなんだか曖昧で雑だわ。  そもそもキーとなる石が魔法のアイテムなわけで、魔法が元になって話が進行する時点でヒーローものとしての明快さや気持ち良さがスポイルされるのよね。魔法を前提としちゃうとパワーによる戦いじゃなくて、いかに魔法を無効化するかってハナシになるワケで、『アベンジャーズ』の完結編もそうだったけど、それってヒーローものじゃなくてファンタジーの役目よねぇ、って思っちゃう。  男の目的だって借金からの脱出→金持ち→支配者→破壊神みたいになっていっちゃうのだけど、その変遷に流れを感じられない、なんでそうなっていっちゃうのよ?ってカンジなのよね。それはダイアナになりたかったバーバラの変化も一緒ね。  映画を見ていて思い出す映画は色々。愛の代わりに力を失うのは『スーパーマンII』だし、願いを叶える石を巡る話は『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』。この映画は『魔宮の伝説』が公開された年が舞台となっているので(描かれている日は日本公開日にとても近いわ)、そこに意味があるのかな?と思ったけれど、そーんなでもない?かな? カーチェイスシーンはどちらかというと『失われたアーク』の方ね。バーバラの変化は『バットマン・リターンズ』のキャットウーマンね。願いの叶う石は『アラジン』の魔法のランプで男はジャファーみたい。  冒頭の方でバーバラがアタッシュケースから書類をばら撒いてしまうのだけど、かき集めた後、カットによってアタッシュケースから書類がはみ出してたり、はみ出してなかったり、雑なのね。  あの男は息子には謝ったけれど、じゃあ世界と男とはどうなったのかしら? バーバラはどうなったのかしら? あんな一大事になったのに完全にスルーよね。  84年当時、渋谷のハチ公前にQ-FRONTは存在してないし。1シーンしかない渋谷の時代考証なんてわざわざしないわよ、みたいな?  その雑さが全編を支配してるような映画。  ダイアナのラブストーリーは切なかったし、本編後のシーンには「わーっ!」てなったわ。アレは古い古いワンダーウーマンファンならば、ね。でも、テーマやメッセージを含めて、そういう部分的な良さはあっても、だから細かいところには目をつぶってよし!ってホドには良くデキた映画には思えなかったのよね。[映画館(字幕)] 5点(2020-12-20 11:37:20)(良:1票) 《改行有》

3.  ワンダーウーマン 《ネタバレ》  ガル・ガドットはかつてイスラエルで兵役に就き、イスラエルのガザ侵攻をツイッターで肯定したのでこの映画を評価すべきではない、というジャーナリストの文章がネット上に存在しておりますが、果たしてそれが正しい事なのかどうか、映画ファンならお分かりですね。このジャーナリストが言っている事はつまり「そんな女の作った料理など食えるか!」であり、それは十分に差別的発言です。演者のイデオロギーがどうであれ、作品は別のものとして語られるべきであり(この映画がイスラエルを讃えるイデオロギーに塗れた映画でもない限り)、リアルと創作とを同一フィールド上で混同してしまう事の愚かさは子供でも判ります。  一方、ジェームズ・キャメロン監督はこの作品が映画におけるフェミニズムを後退させてしまったと批判しましたが、そもそもジェームズ・キャメロン作品におけるフェミニズムとは『エイリアン2』のリプリー、バスケスや『T2』のサラ・コナーを見れば明らかなように「男こそが上位に存在するものであり、女はそれと同等に扱われていい」と主張しています。彼女達は見事な「男っぷり」を見せます。彼の映画に女性の本来的な上位性を見出す事はできません。  この映画を、そういうジャーナリストや似非フェミニズムのオモチャにさせてはいけません。スクリーンに映し出されたガル・ガドットのワンダーウーマンは優美である、それだけが、そしてそれこそが真理なのであり、私はただそれを支持する、それだけの事です。[映画館(字幕)] 8点(2017-08-29 19:52:45)(良:4票) 《改行有》

4.  ワイルド・スピード/ICE BREAK 《ネタバレ》  これまでの作品を見ていないと判らない点が多々あり、でも見ていたところで疑問に感じてしまう点も多々あり、と。  かつてファミリーの一員を殺した人間でもファミリーになれますよ、ってそう簡単に納得できませんわなぁ。死んだ人間が浮かばれませんわなぁ。  っていうか、実はドムもファミリーをあまり大切に思ってないんじゃないか?っていう。子供を救うという最優先項目の前ではファミリー殺したって仕方ないとばかりにファミリー相手に暴れまくりますしね。ファミリーもファミリーで、そんなドムを「子供奪われちゃったんじゃ仕方ない」とばかりに無条件に許しちゃう世界なわけで、なんなんだか。子供が必要だけど前の恋人はジャマ、っていう脚本上の都合(あからさまにそうなるって展開が読めるっていう)で殺されてゆくエレナが不憫。  長い時間、ドムが敵側に存在するので、見ていてモヤモヤ、ヤキモキしてストーリー的にはあまり気持ち良くありません。いかにも更に続くなシャーリーズ・セロンのケリの付け方も、ここまで引っ張っておいてその程度で済ませちゃうか、と。  前作から続いて登場する、個人の居場所を世界中の監視システム使って特定しちゃうゴッドアイとか、遠隔操作を標準装備してるとしか思えない一般車とか、もはや何でもありでハチャメチャな映画。  でも、操られた大量のクルマが塊となって街中を疾走するとか、氷を突き破り車をすっ飛ばして浮上する潜水艦とか、ハデな映像が大スクリーンにバーンと展開する気持ち良さ、そして怒涛の展開に結構長い上映時間でも全く飽きさせる事がない状態は良かったと思います。前作はちっともクルマが「走って」なかったですけど(飛ぶか壊れるかばっかり)、今回はまだ走っていましたし。基本バカな映画を許容して楽しめてナンボといったところでしょうね。  何があったところで、ラストでみんなでパーティすれば問題無し、って。でも次回作のラストでシャーリーズ・セロンがパーティに参加してたらヤだなあ。[映画館(字幕)] 6点(2017-05-03 21:33:10)《改行有》

5.  ワイルド・スピード/SKY MISSION 《ネタバレ》  「ポール・ウォーカーの死がなければ、ラストの感動も無いから作品の評価も変わる」とすれば、それはポールに対して非常に失礼なワケで、だからあくまで映画は映画として。  5作目が頂点で、あとはまたちょっと下降線辿ってるかなぁ、という気がします。  CGを多用する事で(そもそも最初からCGに頼る事を前提としたプロットになっている事で)画から説得力が欠けてしまっているのは4作目のクライマックス同様。  細かい事はどうでもいい娯楽大作と言っても、脚本の穴は大き過ぎ。見せ場の終わりがエピソードの終わり、だけど車ごと降下してラムジーを救出した後、どうやってあの国から脱出できたの? ビルからビルに飛んだ後、散り散りになっていたメンバー全員どうやって外に出られたの? 結局、見せ場を乱暴に繋いでるばかりなんですよね。  そういう雑な作りだから「仲間ではなく家族だ」とか言ってるわりにハンの死の扱いは軽いですし、せっかくのカート・ラッセルやトニー・ジャーにしても、物語に重要な作用をしておらず勿体ない状態。マイケル・ベイの映画みたいな大味さではあります。「クルマ・おっぱい・お尻・キャットファイト!」みたいな中学生レベルの稚気もマイケル・ベイっぽいですが。  そういうガキっぽさと、ヘンに深刻ぶったドラマと、ビッグバジェットの超大作化とが不協和音を奏でている感じですが、それこそが『ワイルド・スピード』の魅力なのかもしれません。予算タップリな分、見せ場もタップリですし。  ディーゼルは相変わらずの大根ですが、5作目から参戦のドウェインと、今回の悪役ステイサムとで3大ハゲ・アンサンブルを奏でているところはステキ。ドウェインがガトリング銃を手にする画なんて「待ってました!」って感じで。  シリーズを重ねるごとに、どんどんクルマへの拘りが薄くなってしまって(だからこそ空を飛ばそうって発想になるのでしょうけれど)、そこは不満かな。もう少し走りのサスペンスを見せて欲しいところで。今回は徹底して飛翔・落下・破壊で構成されていて、だけどそれはクルマが持つ基本性能と、それが醸す魅力とは全く別のものですからねぇ。  あれこれ文句書きましたが、元々「んなアホな」ってツッコミ入れながら楽しむタイプの映画なので、できればこれからも楽しませて欲しいな、と思います。[映画館(字幕)] 7点(2015-04-30 20:54:52)(良:1票) 《改行有》

6.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》  絶望が全力で追いかけてくるって感じは良かったです。頼りになるはずの存在がどんどんと潰されていって、頼りない主人公が世界を救わざるを得なくなる、それはハラハラさせてくれる絶好のシチュエーション。  お金かかってる分、スペクタクルな要素もいっぱい見せてもらえて。  世界を救うための移動が点ばかりで、その点と点の間にあるハズのモノを見せてくれない事にちょっと不満を感じたりもしましたが。  ただ、これ自分にはゾンビものとしてよりも『コンテイジョン』や『感染列島』みたいなパンデミックものの系譜に映って、となると「患者」に対する配慮が足らなさ過ぎな感じがしてしまって。  ゾンビものにだってそうなってしまう事の悲劇がよく描かれるわけですが、ここのゾンビさん達はただ化け物になっちゃいました、で完結してて、状況に対する絶望感はあっても人間性を失ってしまった存在に対する絶望感みたいなのはスルーされちゃってて。それじゃいくら裏に人種や信仰の差別に対するメッセージを秘めているにしても(イスラエルのシーンなんてモロですし)、そこから人間性を排除しちゃったら無効なんじゃないの?って。  サービス精神旺盛な見せ場の連続と(クライマックスは建物の中で鬼ごっこでしたけど)、出ずっぱりブラピの俺様っぷりに、ちょっともう少し見えていていいハズの色々なものが隠れてしまってたかなぁ。[映画館(字幕)] 6点(2013-09-05 21:16:49)(良:1票) 《改行有》

7.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 なんだか期待していたのと随分違う感じ。23年の間、7月15日一日だけの出来事を切り取るという手法が何か映画的に面白い結果を生み出すのだろうと思っていたら、別に普通に物語が断片としてほぼ時系列通りに流れてゆくばかり。しかもその物語もステキなラブストーリーという訳ではなく、自分のキモチを押し殺しているようでいて、その実、欲とエゴを剥き出しにしている男と女の物語、みたいな。後半、ああいう展開になるとは思ってもみませんでしたが、最後の数年の悲しい展開、そこから総括されてゆくモノが映画全体を受け止めきれていないような気がして、何やら重たさばかりが残ってしまって。突然断ち切られたところからも映画はあくまで断片で描かれてゆくので、そこからの再生、その生きた証しがきっちり刻まれてゆく感じがもっともっと欲しくて。アメリカ産ながら全編ヨーロッパの映画らしい色調と画風がステキな映画ではありますが、物語の方もヨーロッパ的な「そんなにうまくいくものではないですよ」っていう痛みの強い感じがちょっとツラい映画でした。[映画館(字幕)] 5点(2012-06-25 06:57:28)

8.  ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 いやいやビックリ。最初のうちは「ディーゼル、相変わらずの大根っぷりだぜぇ」ってダラーンと見ていたのですが、次第にスクリーンにのめり込むように見入って、面白さに身悶え、あまつさえ感動までしたりなんかして。事もあろうに『ワイルド・スピード』如きに。面白かったぁ! 冒頭の列車強盗の件は派手だけれども、まあ前作からの『ワイルド・スピード』だわなぁ、って感じでしたが、ロック様登場で映画がビシッと締りまして。更に仲間集めから大規模な窃盗計画を立てるあたりは『黄金の七人』シリーズを彷彿させて、ちょっとノスタルジックなワクワクさ。ディーゼルとロック様の闘いも熱いし、その二人が「がっし!」と、なんてところはもう「くはー!キタわぁ!」って。ポール・ウォーカー、主役だけどもう要らなくね?みたいな、『ハゲマッチョ、炎の友情』みたいな。ストリートレース場に赴いた時の「Home Sweet Home」にウケつつ、バトル割愛かよ!って不満を抱いたりもしましたが、後でちゃんとした形で見せてくれますし。クライマックスの実行シーンが『黄金の七人』部分が殆ど無意味っていう力技になっちゃうのはどうかと思うんですけど、CGCGしていた前作に比べて市街地での一大バトル、ハデに魅せてくれます。なんだか突然変異でいきなり一級娯楽作になっちゃった感じではありますが、ここまでやってくれたらねぇ。もっとも、私にとって最大のポイントは、やっぱり2人のカッコいいお姐さまですかねぇ。警官とライダー。もうウハー!って感じで。そこだけでも高得点ですなぁ。[映画館(字幕)] 9点(2011-09-25 14:37:19)(笑:1票) (良:1票)

9.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 どんな映画なのか殆ど知らない状態で見たのですが、最初の背景を説明する字幕の時点でそれがSF(的世界を舞台にした物語)である事をバラしてしまい、更に作品世界の秘密、ミステリアスな要素は最初の30分程度で殆ど明らかになり、じゃあ、一体残りの時間は?って言うと。SF的背景は実のところエッセンスでしかなくて、主人公達を支配する態勢側の上層部の人間なんていうのも登場せず、主人公達が定められた運命に対して、それを受け入れている事が前提にある、切なく哀しい物語。メインの3人が織り成すドラマはありきたりな三角関係の恋愛模様なのですが、その背景にある限られた命、限られた時間、仄かな、そして小さな希望を加味すると、その儚い生のひとときの姿が胸に響いてきます。規律に縛られた中でそれぞれの小さな自我が芽生えてゆく学校生活シーンや、オリジナルを探す短い旅のシーンの少しの楽しさと沢山の切なさなど、美しいけれど寒々しい映像と共にそれぞれの時代を演じた役者達の存在感が印象的。キーラ・ナイトレイはこれまでと雰囲気がかなり異なる感じがしましたが。でも、この映画から「人は限られた時間、限られた世界の中で、だけれども自由があるのだから、日々を大切に生きようね」と、そんなメッセージを思い浮かべるのは簡単だけれども、もう少しペシミスティックな面を感じてしまうのは、今のこういう世の中だからでしょうか? 自らの存在価値を悟り、無抵抗で運命を受け入れ、微かな希望すらも潰えてゆく主人公達の姿は、果たして今を生きる人々と大きな差があると言えるのでしょうか? ここから生の希望を見出す事が、今の自分には難しく思えました。[映画館(字幕)] 8点(2011-04-16 00:29:06)

10.  ワイルド・スピード/MAX 《ネタバレ》 前から話が繋がってんのね。1、2作目はテレビで見たハズですが、すっかり忘れちまったい(映画館で見ないとなかなか記憶に残らないという困ったクセが)。都合良く「レースで勝負だ」ってノリは麻雀ゲームみたいな無理矢理さ加減で毎回笑わせてくれますが、ヴィン・ディーゼルに主役を張るだけの華がないのがツラいですわぁ。つーか、レティとの関係がちゃんと見えてこなかったんでディーゼルのテンション低い演技と相まって、復讐の物語としてもどうも盛り上がらず。しかし、それより何より、なんつっても、これまでのシリーズにあった、ドレスアップされたチューンドカーをフェティッシュに見せるってのが殆どなくなってしまったのが非常に残念。あれがあってこその『ワイルド・スピード』なんでないの? あれがないとフツーのカーチェイス映画だわさ。つーか、昨今のインフレカーチェイス映像と比較してもジミ。唯一、クライマックスの坑道内チェイスは『スター・ウォーズ』みたいでちょっと面白かったですが。自動車映画としてのワクワクは番外バカ映画な前作未満でした。そういうのは今度出るXBOX360の『Forza3』で存分に楽しむとしますか。え?『GT5』?プッ、冗談でしょ。って、私ゃマイクロソフトの回し者か?[映画館(字幕)] 6点(2009-10-12 18:20:33)(良:1票)

11.  私の中のあなた 《ネタバレ》 現在入院している父と半分ケンカ状態(毎度の事です)で病院を飛び出してこの映画を見ました。判る、とっても判るけどつらいよ、って。母がガンで入院した時に家族の中に存在した違和感、自分達はおかしな状況の中に居るのに世の中は普通に動いているという不思議な感覚、死によって家族のカタチが壊れ、そこからの再生は決して起こらず、壊れたなりの現実が続いてゆく感じ、これまでの体験をまざまざと思い出させるキツい映画でした。一人頑なに現実に立ち向かいながら現実を見ようとしなかった、家族の変化を受け入れる事ができなかったキャメロン・ディアスの心情が痛いくらいに伝わってきました。90年代の娯楽映画を彩ったスター達が大人側に配され(ジェイソン・パトリック、とっくにツルツルになってるかと思ったけれどあんまり変わってませんね。一方でジョーン・キューザックはちょっとショックなくらいに時の残酷さを感じさせ・・・)、キツい現実を生きなければならない役柄を与えられているあたり、その配役はかなり意図的かもしれません。それは、がっちり心を掴んでくる子役達との世代間の戦いのようでもありました。新宿のボロい劇場、クライマックスからラストにかけての静かなシーンに隣りで上映している『ワイルドスピードMAX』の爆音が轟きまくるという有様でしたが、スクリーン上の出来事にお構いなしな感じが、妙にこの甘くない映画にマッチしている感じもしました。[映画館(字幕)] 8点(2009-10-10 18:21:54)(良:1票)

12.  ワルキューレ 《ネタバレ》 この作戦が失敗するってのは歴史改変SF映画じゃないワケですから、史実上、判ってるコトじゃないですか。なんで爆発後、わざわざヒトラーの生死を隠す(苦笑)。結果が判ってるがゆえに、サスペンスを成立させるのは難しいんですよ。その難しさにちゃんと向き合えないままに何もかもが半端になってしまったカンジです。まず、ドイツの内側の物語なのに、最初っからヒトラーとナチスを絶対悪として設定して、主人公が正義全開状態なので葛藤もへったくれもなく、せっかくのドラマを放棄しちゃってます。その上で作戦が実は綿密な計画の末、それでもダメだったってワケじゃなくって、あちこち穴があってドジっ子揃いのユルさだったので、当然のように失敗しちゃったのでした、なんて状態を見せられちゃ、その上、主人公が単に成功を盲信してた上に、状況が不利になってきたら家族の心配するばっかりになっちゃいました、なんてのを見せられちゃ、最後に悲愴感を漂わせたところで、なんだかなぁ、ってカンジで。娯楽映画向きの題材じゃないと思うんで、もっと真面目にえぐり込むようにドラマを描いた方が良かったんじゃないかな。メイド・イン・ハリウッドじゃ無理ですか?[映画館(字幕)] 5点(2009-03-20 19:01:31)(良:2票)

13.  ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT 《ネタバレ》 シリーズ3作目で日本へ行ってコケるって『がんばれ!ベアーズ』みたいな映画ですな。これ、ロケ現場に遭遇して(中目黒で撮ってたヤクザ事務所なパチンコ店周辺ね)、ガード脇の飲食店街にやたら電飾看板をいっぱい設置していて、毎度の映画やドラマの撮影にしちゃ派手ねぇって思ったんですが、後になってハリウッド映画だと知って納得。お金のかけ方が違います。日本で撮ったシーンと、日本っぽく撮ったシーンとでエキストラの民族が明らかに違ったりするんですが、あちらの人には東洋人の顔なんて区別付かなくておんなじだって感じなんでしょうね。メインの東洋人二人はどう見てもソン・ガンホと同じ遺伝子持ってるでしょ?みたいな顔だし(でも、そのうち一人はハンって名前なので間違いではないのかな)。さて、映画はすっかりB級ワールドに突入しておりましたが、結構楽しめました。やっぱりドリドリなノリこそがジャパニーズ!って感じですからね。勝負は峠だ!っていうのもヘンに判ってるわぁ、みたいな。アメリカの走り屋が日本文化を体験してゆくのと、スピードではなくドリフト主体の走行を覚えてゆくのがシンクロしていて、日本人から見ればそりゃないだろ!ってツッコミ箇所も多々ありはするものの、おバカジャポネズムの中の成長物語として笑って見られました。Z、シルビア、ランエボ、RX-7等々の日本車がどハデにドレスアップされてブイブイいってるのを見るのもまた楽し。現実にはこの映画みたいな走り方をしちゃいけませんから(自分が事故るのはともかく人に迷惑かけたらアカン)、このマンガやゲームのノリをまんま映画化したような映像を見て満足してましょう。[DVD(字幕)] 6点(2007-05-20 01:20:56)(良:1票)

14.  ワンダー・ボーイズ うー、この映画の面白さ、楽しむべきポイント、というのがどこにあるのか全く掴めないままでした。ここに登場する人々に、ちっとも共感できないんですよね。登場人物がそれぞれに、何を考えてるんだか意味不明。笑うに笑えないエピソードの数々。ごめんなさい、私にとってこれはとことん相性の悪い映画、という感じでした。[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 15:02:14)

15.  102 なんだかデジタル上映の画像が暗くって、全体的に暗いイメージがしちゃってて、それがマイナスに作用したのかもしれませんが、それにしても前作に比べるとひっかかってしまう部分がかなり。舞台が広がったにも関わらず、描かれる範囲がごく限定されている感じなので前作よりも狭い世界の印象がしましたし、実質的にクルエラを主役にした事で、他のキャストがちっとも目立たず、主役らしきカップルでさえ、なんのために存在してるのやら状態。犬達の存在までもクルエラに食われてしまった印象で、いくらクルエラファンの私としても、もう少し周りがシャキっとしてくれないとねぇ、なんて思ってしまいました。いっその事、犬の出ない、グレン・クローズ演じるクルエラ映画を作ってくれた方がいいんですけどねぇ。[映画館(字幕)] 4点(2004-03-25 14:56:58)

16.  101 《ネタバレ》 いつもいろんな役を楽しそうに演じているグレン・クローズが好きです。この映画では、クルエラが登場するたびに低音がずんずん響いて、まるでダース・ベイダーみたいな扱いで楽しくて仕方ありませんでした。だからクライマックスで散々なメに遭うクルエラが可哀想に思えてしまう私は、ちょっと映画の見方を間違ってたりするのかなぁ。「やり過ぎでしょ!」って犬やら動物達やらの正義側が悪のように見えますよ。[映画館(字幕)] 7点(2004-03-25 14:51:42)

17.  ワイルドキャッツ ゴールディのやる気ナシな「ふっぼー」って歌が印象に残る映画でございます。彼女の映画を見ていると、毎回なんとなく幸せになれますが、この映画はちょっとストーリーが類型的過ぎて退屈しちゃった記憶が。ゴールディの魅力に依存しちゃってる感があって、彼女の姿をテレビで見て笑ってる、くらいならいいんですけれど、映画館のスクリーンで身じろぎもせずに見るには、ちとツラかったなぁ、と。男の裸体見ても嬉しくないしね・・・[映画館(字幕)] 5点(2004-03-25 14:37:50)

18.  ワイアット・アープ(1994) 映画館の椅子に座っている状態がこんなにもツラい映画は、そうはないですねぇ。描かれるエピソードは盛り沢山なのに、それがちっとも映画を盛り上げてゆくために組み上げられていなくって、単に羅列されるばかり。イザベラ・ロッセリーニなんか、途中でどっかへ消えちゃうし、クライマックスに至っても盛り上がらずにダラダラした感じの3時間11分。唯一良かったのはデニス・クエイドのドク・ホリデイ。彼の個性だけが面白くって、「チキチキマシン猛レース」映画化の際には、是非ブラック魔王を演じて欲しい、なんて思いました。[映画館(字幕)] 3点(2004-03-25 14:28:42)

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