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プロフィール
コメント数 252
性別 男性
ホームページ http://kagehinata64.blog71.fc2.com/
年齢 38歳
自己紹介 ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。
映画と漫画のレビューブログです。
映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。


B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。

かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)

好きな監督は
岩井俊二
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ロバート・ロドリゲス
などなど


↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは
・トイストーリー3
・クレヨンしんちゃん オトナ帝国
・死霊の盆踊り
・ジブリ作品の大体
です。

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1.  アーサー・クリスマスの大冒険 これ最高です! この映画は「なんでサンタは世界中の子どもにプレゼントを配れるの?」という子どもの疑問にバッチリ答えてくれます。はじめのその「仕事」のシーンは「スパイもの」のノリで、すっごく楽しいんです。 しかも本作のアイディアはそれだけにとどまりません。最初から最後まで斬新orツボを押さえたアクション満載で実に楽しませてくれます。 「大人も子どもも楽しめる」というファミリー映画としても理想系です。 子どもには「サンタ家族の大冒険」 大人には「ダメ人間の成長物語+α」 として楽しめるのです。 映画を観てわかるのは、主人公のアーサーや、一見してやり手に見える兄、はたまた父のサンタまで、欠点ばかりを抱えた人間であること。 主人公はどう行動し、そしてみんながどう変わっていったのか─ このダメダメな家族の「変化」、その行動に、大人であればきっと思うことがあるはずです。 さらに言えば、この映画には「世代交代」に関わるドラマが内包されています。 明らかに父サンタの描写は、定年退職を迎えつつある大人をピンポイントで狙っているので笑ってしまいそうになりました。てか笑いました。 さて、今作の不満点は、作品そのものではなく ①「タンタンの冒険」「怪物くん」がすぐに控えている公開日 ②あんまり宣伝がされていない ③字幕版の公開がない ということ。 公開日は作中でも意味がある日になっているし、ねらいもわかるのですが・・・なんと興行収入は10位圏外という有様。 この作品の出来の良さに反した、宣伝への不満は「ヒックとドラゴン」を思い出しました。 しかし「ヒック」は口コミによって良さが広まった作品でもあります。 なので自分も本作を「本当に面白い」と言い続けたいと思います。 間違いなく「ヒック」にもひけをとらない大・大・大傑作なのですから![映画館(吹替)] 10点(2011-12-01 01:27:54)《改行有》

2.  キック・アス 《ネタバレ》 最高!! 今作の魅力は ・「スパイダーマン」などのアメコミものに対するおちょくり ・ヘタレ主人公の成長物語 ・残酷アクション などに集約されます。 この脚本家は相当な映画オタクなんでしょう、観客の予想を裏切る展開と、王道の復讐、成長物語がミックスされ、ゲラゲラ笑え、時には登場人物を本気で応援する、最高に楽しめるエンターテイメントとして仕上がっています。 音楽のセンスもたまらない。予告編でも流れる「ナ~ナ~ナ~」の可愛い曲(BANANA SPLITS)もいいですが、「28日後」でも使われたあのギター曲(In the House In a Heartbeat)には鳥肌が立ちました。 そしてヒットガールは超可愛い!デイブの友達が言う「あの子が大きくなるまで童貞を守るぜ」に共感する男子がどれだけいるのやら。 この映画は実はものすごく怖くって、ヒーローになりたい人間の心情を切実に描いただけでなく、普通の人間がヒーローになろうとしたらどうなるか?という点も描いています。 ビッグダディは復讐に燃えヒーローになりすまし、大量に殺人をする。その娘ヒットガールはその巻き添えです。 「誕生日プレゼントに子犬が欲しい」とヒットガールは言い、「冗談よ、バタフライナイフが欲しい」とも言う。 前者はおそらく本心なのでしょう。ヒットガールはビッグダディが生みだした怪物であるとともに、素直になれないかわいそうな女の子なのです。 さらにキックアスも自警活動のおかげでボロボロに痛めつけられ、終盤で復讐に加担し、人を殺す。 真の意味でヒーローになった主人公ですが、自分は内心ぞっとしました。 悪を滅ぼすのは善じゃなく、別の狂気にかられたものなのです。 そう考えると、残酷描写にも意味があります。このグロテスクさこそが、ヒーローを夢見る者への警告であり、皮肉なのです。主人公の言う「連続放火魔と一緒で、自分を抑えることができない」なんて台詞はその最たるものでしょう。 設定だけ見るとコメディのようですが、それだけで終わらない深さ。大傑作だ![映画館(字幕)] 10点(2011-01-03 19:11:31)(良:7票) 《改行有》

3.  ターミネーター2 《ネタバレ》 何度観ても飽きない傑作。 5歳のときに観て若干トラウマになっているんですが、母親が観てる自分の横で「お母さんがこんなん(人間に化けていたT-1000を指さしながら)に変身したらどうする?」とか聞いてきたことも覚えてます。絶対に嫌だっての。でも今ならこう答えます「鍵なくした時に便利だね」。[レーザーディスク(字幕)] 10点(2010-11-19 22:54:05)《改行有》

4.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 二十歳超えてから観たことを真剣に後悔した。子どもの時に観ていたら、子ども時代にもっと多くの映画を観ていたことだろうと思う。どれだけ面白いかは語り尽くされてしまっているので感想が思いつかない。 一つ言うなら、タイムマシンというザ・SFなものがあるのに、ぜんぜん物語が壮大な方向に行かないこと。「家族とその隣人」という非常にミニマムなところに世界が落ちついちゃってます。そんな内容でも最高の面白さを提供してくれた本作が大好きです。 ◆どうでもいいですが、なんでタイムマシンがロッキーのヒロインの名前なんだろうと真剣に思ってました。それはエイドリアンでした・・・えっひょっとして自分だけ?[DVD(字幕)] 10点(2010-10-31 17:01:33)(笑:1票) 《改行有》

5.  インランド・エンパイア 映画というものは観客に分かりやすいように作る努力をするものだと思います。でもこの映画は微塵もそんな印象は受けない。監督が好きなようにとって繋ぎあわせただけの映画と言っても過言ではありません。 でもめちゃくちゃ面白い。悪夢の中をさまようような感覚は「マルホランド・ドライブ」を完全に越えていました。重低音に身を任すだけで軽くトリップできそう。 パンフレットに入っていた世界観のマップもとても面白い。監督自身にも(たぶん)理解できていない世界を上手く解説してくれています。 ついでにサントラはいい睡眠導入剤になっています。 音響の整った環境で観るべき傑作。だけど人によっては0点でもおかしくないような。勧めたいけど勧められない、そんな映画です。 [映画館(字幕)] 10点(2010-08-24 19:23:28)《改行有》

6.  キル・ビル Vol.1(日本版) 《ネタバレ》 初めて観たときあまりにも面白くてレンタル中の2泊3日で3回見直した。公開当時中学生だったので劇場で観れなかったのが本当に悔しかった。 何回も観てますが冗談抜きでまったく飽きません。キャラと台詞の格好良さ、大胆な構成が面白く、テンポよくクライマックスに物語を運んでくれます。 主人公が血塗れのモノクロシーンから始まり→いきなり家の中でのアクション(しかもこの章の〆は日本語でのモノローグ)→主人公が襲われた後の現場のシーン→画面が2画面になって昏睡状態の主人公に刺客がやってくる→復讐相手の出生をアニメで描く・・・という映画の文法やらなんやらがぬけ落ちてそうな展開の映画なんだから、なかなか真似できるものではないと思う。 好き嫌いの分かれる映画で、監督が自分の好きなものを好きなように撮った映画なんだからそりゃ受け入れられなくてもしょうがない。でもこんだけ好き勝手やって世界中で大ヒットするのだからタランティーノ監督は幸せだ。こんだけ「好き!」でいられる要素を詰め込まれるとこっちまで楽しくなる。自分はこんな作り手が楽しそうな映画は大好きです。[DVD(字幕)] 10点(2010-08-19 15:24:16)《改行有》

7.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 ティムバートン監督はファンタジー映画の名手であり、変人を愛する監督です。その彼がこの題材を選んだのは必然と言えるかも。 映画にでてくる父親はホラばかり吹いている変人で息子とは不仲。息子は徐々に父親を理解しようとする・・なんて、監督の理想の父親像そのまんまのような気がしてならないのです。 そんな監督だからでこそ、本当の恋に出会って時間が止まるシーン、水仙の花に囲まれて告白をするシーンを魅力的に描けるのでしょう。 息子が父にホラ話を語るシーンは涙なしには観れません。親と子の信頼と和解を描き、「人を幸せにするウソがある」と教えてくれたこの映画が大好きです。[映画館(字幕)] 10点(2010-07-16 20:00:09)(良:2票) 《改行有》

8.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 一番好きな映画。アラを探そうとすれば、年月を感じさせる描写が少ないだとか、レッドがハーモニカを吹くシーンが欲しかったなどいろいろあるのですが、全体をみれば言うのは野暮なこと。ゆるぎない完成度の高さを誇っています。囚人たちのエピソードの面白さ、名シーンの数々、これ以外は考えられない素晴らしいキャストを思えば満点以外に考えられません。 印象に残っているのは主人公が「ついていないな、不幸がこんなにも恐ろしいとは」とレッドにつぶやくシーン。自分は不幸だと感じる人は世の中にごまんといて、その全ての人が共感できる台詞です。だからでこそ、希望を捨てなかった彼の行動に勇気づけられるのです。 「午前十時の映画祭」で、ラストの青い海をスクリーンで観れて幸せでした。最高![映画館(字幕)] 10点(2010-07-16 19:58:21)《改行有》

9.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 満点以外つける理由がない大傑作。 ピクサーは「大人でも子どもでも楽しめる」ストーリーを作るのがとにかく上手いのですが、その中でも最高峰。 大人たちにとってメッセージとして伝わるのは、昔愛していたものたちと、いつかは別れないといけないという切なさです。 おもちゃたちの持ち主のアンディが大人になり、おもちゃとの決別を考えるところから話は始まります。この時点で切ないのですが、おもちゃたちがそんなアンディを受け入れ、別の道を歩もうとしているのがより切ない。終盤で母親がアンディに対して「ずっと一緒に入れたらいいのに」と言いながら抱きしめるシーンがあるのですが、おもちゃがこれまで思ってきた気持ちと同じであり、母親の気持ちに、母親でなくとも共感できる素晴らしいシーンになっています。 そんな切なさを全面に出すドラマが繰り広げられるのだけど、子どもたちが楽しめる冒険物としても最高に楽しく仕上がっています。保育園からの脱出の作戦、ゴミ収集場での磁石を使ったアクションは見応えたっぷり。しかも各キャラクターがそれぞれの個性を用いて出ずっぱりで活躍するのだからたまらない。特にバービーの行動は痛快! この物語に感動する大人はとても多いと思う。 愛を信じることができずに悪の道を走ったロッツォに涙し、死を覚悟した仲間たちが手を取り合うシーンで泣き、アンディが子どもにそれぞれの性格を言いながらおもちゃを渡すシーンでもうだだ泣きなわけで。 子どもの時から観ていたこの作品が15年の歳月を経て、最高の形で完結を迎えたことが本当に嬉しい。ありがとうピクサー![映画館(吹替)] 10点(2010-07-13 18:14:14)(良:3票) 《改行有》

10.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 最も好きな映画の一つ。最初から最後まで無駄のない展開、愛すべき登場人物たち、ニヤニヤできる伏線など全てに自信を持って「大好き!」といえる要素が詰まっています。 中でも一番好きなのは番組オタクの少年が活躍する場面。オタクというものは大体趣味でやっていて、まわりには理解されなかったりするもの。好きなものに対して「やっぱり本当だったんだ!」と活躍できるこのシーンは一億人以上のオタクが歓喜するはずです。[DVD(字幕)] 10点(2010-07-11 17:50:15)(良:2票) 《改行有》

11.  LEGO ムービー 傑作です! レゴの面白さを映像であらわし、なおかつレゴならではアイディアに溢れまくり、後半で描き出される怒濤のレゴ愛、そして「平凡な人」に送る最高のメッセージ! これは「トイ・ストーリー3」のレゴ版としても観ることができます。 子どもたちはおもちゃたちの冒険にワクワクし、オトナはかつて遊んだおもちゃのことを思い出し、そして作品のメッセージに涙する。 子どもと大人の両方が楽しめる映画として、申し分のない出来でした。 本作のすごいところは、アクション描写にもあると思います。 「箱庭」でできた世界をカメラは縦横無尽に動き回り、カーチェイスシーンあり、空中での大乱闘ありと、ハリウッドの実写映画顔負けの大迫力バトルを見せてくれます。 いやーしかし、流行語ばっかり出てくる日本版の予告編は史上最悪だと思っていましたが、本編を観るとさらにゲスの極みだとわかりました。 なーにが激おこぷんぷん丸だ。こっちはマジギレしてるっつーの。 本編の吹き替え版は予告編とは違う配役となっており、予告のような流行語をほざくシーンはひとつもありません。 吹き替え版しかやっていない→じゃあ観なくていいや、という選択をするのはあまりにもったいないので、ぜひ吹き替え版も視野に入れて劇場に足を運ぶことをおすすめします。ていうかゲス予告のせいで内容に釣り合わない不入りっぷりになっており、公開数が激減しているのでお早めに観に行ってください![映画館(吹替)] 9点(2014-03-31 14:49:06)(良:1票) 《改行有》

12.  クロニクル 《ネタバレ》 中盤、ビルの上で黄昏ているアンドリューは「君は友達が多くていいよな、僕なんかつい最近いとこのマットと話すようになったばかりだ」とスティーブにつぶやきました。 スティーブはこれに「お前にも才能(talent)があるさ」と微笑みながら返しました。 この「才能」は直接的に捉えれば、この後の超能力を使ったマジックショーのことでしょうが、それだけではないと思います。 アンドリューの才能とはスティーブとマットに、あれほどまでに愛されたことなのではないでしょうか。 地面に落下するスティーブを救ったのは、アンドリューでした。 マットが「今日は人生で最高の日だよ」と言うことができたのも、アンドリューがいたからでしょう。 本作では暴力が暴力を呼ぶ負の連鎖を描いています。 しかし、アンドリューは親友から愛されていました。 アンドリューがそのことにもう少しだけでも耳を傾けるだけも、悲劇は起こらなかったでしょう。 アンドリューは(いかに劣悪な環境下にいるとはいえ)、ひどいことをしていました。 調子に乗って車をスリップさせて人を病院送りにさせても、たとえスティーブが死んでも謝ることはありません。 父親に傷つけられたアンドリューは、スティーブとマットという、自身を想ってくれる人をも突っぱねたのです。 それでもマットは、「お前は悪い人間じゃない」とカメラに向かって言うのです。 (アンドリューは実際に母親を想いやり、出かける際に母親が苦しくないようにそっと体勢を変えたこともありました) 彼が告げた、親友のアンドリューを助けようとした行動の理由である「I Love You」を聞いて、涙が止まらなくなりました。 人生において、誰かに傷つけられることはとても多いことです。 しかし、その痛みを誰かに八つ当たりしても、いいことなんかありません。 そしてどこかに、愛してくれる人がいるかもしれません。 たとえ誰かを恨むことがあっても、人を傷つけることなく生きていきたい。 そして、誰かを愛するため、愛されるための行動をしたい。 そう思うことができました。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-17 20:29:19)《改行有》

13.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 もうほかのレビュアーさんがほめたいことを全部おっしゃっているので、自分からは1点だけ。 マットがしゃべっていた「マルディグラの毛むくじゃらの男の話」のオチはどうなったんでしょうね。 「女の子と手をつないでいた」「よく見ると人間じゃなかった」の続きがわかんないじゃないか! ライアンが大気圏に突入する前に「話なんてどうでもいい!」と言っていたのは、このことを示していたのかもしれませんね。 ライアンはマットが宇宙空間に消えていくとき「話の続きはどうしたの?」と質問しましたが、彼女は最後にその疑問とも関係のないほどの「生きる覚悟」をした、ということなのでしょう。 この話はマクガフィンであり、なんでもいいものなのだと思います。 映画コメンテーターのLiLiCoさんが「上映後、すごい感覚になった。みんな体験すると思う」などと言っていました。まさに「GRAVITY」を体感する映画です。[映画館(字幕)] 9点(2013-12-16 10:34:01)(良:2票) 《改行有》

14.  キャビン 《ネタバレ》 アホみたいな展開の映画でしたが、B級スプラッターホラーが大好きな自分にとってはごほうびみたいな内容でした(以下めっちゃネタバレ) ハッパを吸うシーンで登場したおバカキャラ・マーティがキーパーソンでした。 彼は「愚者」としていけにえに捧げられていたのですが、実は誰よりも「まとも」な人間として描かれているように思えます。 金髪女性やチャラ男がいつもと様子が違うことに気づいたのも彼だし、ラテン語を読むなと言ったのも彼だし、「別行動しよう」という提案に「マジかよ」と至極当然な反応をしたのも彼、監視カメラの存在に気づいたのも彼、「処女」のデイナを救ったのも彼でした。 さらに言えば、管理室が壊滅したのも、盛大なオチを迎えるのも彼のためです。 マーティは序盤で「携帯も届かない山奥」に向かう際、「人はブログやSNSを使ったり、常に監視されたりしている。一度人類は滅ぶべきだね」と言っていました。 この台詞は後の展開を全て暗示していました。 さらにマーティは中盤に「リトル・ニモ」を読んで「夢の中だからってメチャクチャだぞ!」と言っていました。 この映画の展開のトンデモさにも、彼はツッコミを入れていたのです。 作中で最高だったのが、生き残った2人が管理室に潜り込み、デイナ(ヒロイン)が「パーティの始まりよ!」と言いながらボタンをポチっと押したことにより、化物が全部放たれて辺り一面血みどろになるという展開でした。 とりあえずツッコませて。セキュリティ甘すぎまーす! でもこの大虐殺では、 狼男とか、 超巨大キングコブラとか、 セノバイト(っぽいの)とか、 顔がおぞましいキバ付きの口になっているバレリーナ少女とか、 ピエロとか、 ユニコーンとか、 エクソシスト(っぽいの)とか、 さらにはスケキヨ(っぽいの) などなど、ホラー映画の主役級らしきキャラがたくさん出てくるので最高でした。 エレベーターがさらに到着して怪物追加→さらに大惨事になるのもたまらない。 ジャパニーズホラーにリスペクトを捧げている本作ですが、総じて考えるとこの映画、ちっとも怖くないですね。もはや完璧にギャグだもんね。[映画館(字幕)] 9点(2013-04-24 19:05:49)(良:2票) 《改行有》

15.  エクスペンダブルズ2 この映画に出てくる筋肉ムキムキなおじさまがたのファンの方、今すぐ観なさい。 強いおっさんたちが戦う!悪い奴をぶっ殺す!それ以外は何にもないという期待を裏切らない作品ですよ! 少しウェット感があった前作から比べて、とにかくアクションで押し通す作風に切り替わったように思えます。 その甲斐あってか、本作の面白さは前作よりも上回っています。 前作に消化不良を感じた方も、本作のぶっ続きアクションには満足できるんじゃないでしょうか。 前作では顔見せ程度だったシュワルツネッガーとブルース・ウィリスが、本作ではスタローンたちとともに思い切り戦ってくれます! さらに素晴らしいのは、このシュワちゃんの登場シーンが全てギャグに等しいこと。 あの手この手でシュワちゃんをイジってくるのでもう最高です。 前作を観ていなくても全く問題なく楽しめます。 アクション最高! 筋肉最高! スターたちの共闘が最高! 絶対スクーンで観ろ! 以上だ![映画館(字幕)] 9点(2012-10-20 23:07:01)(良:2票) 《改行有》

16.  マダガスカル3 やべえ!超面白え!大人から子どもまで大満足できる素敵な娯楽映画です! 本作のストーリーの主軸は3つあります ①メインの4人の故郷のニューヨークに帰りたい!という願いのもとで繰り広げられる冒険 ②イカれた女刑事「デュボア」との攻防戦 ③落ちぶれたサーカス団の再建物語 そのどれもがお互いを邪魔することなく、むしろ相乗効果で各場面が面白くなっているのは見事。とってもボリューム感があって満足できます。 つーか、②の悪役のキャラがヤバいのなんのって・・・予告編でも相当なインパクトを残してくれましたが、映画本編ではそれをはるかに超える変態っぷりを見せてくれます。 そして本作の最も優れた要素は、迫力満点のアクション描写。 序盤のカーチェイスの面白さ、サーカスの練習シーンのワクワク感、終盤の伏線を生かしまくってくれた展開。 その全てが楽しいのですが、中盤にある予想もしなかったサーカスの映像は、観るものをとりこにするでしょう。 その美しさは「塔の上のラプンツェル」の名シーンを思い出させました。 自分は時間が合わず2D版で観ましたが、これは3Dで観ればよかった!と若干後悔。これから観る人は3Dをオススメしたいと思います。 音楽もこれまたハイセンス。 「Firework」「Wannabe」などの有名な曲とのシンクロっぷりも抜群です。 映画自体は前作を観ていなくても全く問題なく楽しめます。この夏のイチオシとして、オススメです![映画館(吹替)] 9点(2012-08-09 00:59:31)(良:2票) 《改行有》

17.  ピラニア 3D これは大傑作じゃないか! なんにも考えずに観られるアホ映画としては、史上最も楽しめる勢いですよ! ①美女のヌードシーンが満載だよ! ②グロテスクなシーンばっかりだよ! もう本当以上です。 さらに娯楽&モンスターパニック映画のツボを突きまくっていて楽しくって仕方がありません。 出演者どころか吹き替え版も超豪華キャストなので、それ目当てでも楽しめます。 ツンデレボイスでおなじみの釘宮理恵さん演じる女の子は超カワイイです。 出川哲朗の起用もこのくらいなら全然アリでしょう。 とにかくエログロに特化した、倫理的に最低な作品です。 R15+じゃ足りないんじゃないかって勢いなので、この系統の映画が好きなら大満足なんじゃないでしょうか。 映画で何かを学びたい、人生のヒントを得たいと思う方には死ぬほど向いていません(当たり前だ)。頭の悪い大人にオススメです! ただ、一人だけ映画からいつの間にか消え失せているのだけが残念ですね(予算が足りなくてカットされたそうです)[DVD(吹替)] 9点(2011-12-25 18:27:39)(良:1票) 《改行有》

18.  スーパー! 《ネタバレ》 映画の内容は「ダメダメな男がヒーローに成りすまし、自分の信じるもののために戦う」というもの。この設定だとどうしても大傑作「キックアス」を思い出しがちですが、作品のベクトルはキックアスとは少々異なります。 なにせこっちの主人公は自分の人生は不幸だと思い込んでいる中年男です。ヒーローへの憧れによりヒーローになった少年よりも、一層の悲哀を感じざるを得ないのです。 結末に関して、暴力を正当化するような描き方をしたことに違和感を覚える方もいると思いますが、自分はこの映画は暴力に対して中立的だと思います。フランクは自分の行動を完全には正当化していません。それどころか罪悪感を持っています。 TVでクリムゾンボルトへの世論が良い方向へ変わったときも、リビーが大いに喜んだのに対してフランクはちっとも喜んでいません。さらにリビーは暴力を振るうことに対して歓び、その結果死んでしまうのです。暴力によって幸せも手に入れたフランクですが、それにはリビーの死という犠牲が伴ったのです。それこそがおぞましく、イタいヒロインを登場させた理由でしょう。 そしてラストシーンが素晴らしすぎる。 たとえ自分のそばにいなくても、大切な人の幸せを願えるようになった彼の姿にはただ、涙。「ウサギ」もいて本当によかった。 エロい、グロい、下品と3拍子そろっていて好き嫌いのわかれそうな映画ですが、「主観によって世界は変わる」ことを描ききったこの作品が、自分は大好きです。[映画館(字幕)] 9点(2011-08-21 23:51:37)(良:1票) 《改行有》

19.  SOMEWHERE 人によってはただの退屈な映画としてしか感じないかもしれない作品。 なぜならシーンごとの「間」をとても長く取っている映画だから。 でも自分は不思議なくらい引き込まれました。 なぜか、それはシーンごとの役者の演技が優れていて、かつ心理描写が抜群に上手いからなのです。 なによりひとつひとつのシーンが美しい。どのシーンを切り取ってもポストカードになりそうな素晴らしさ、ため息がでるくらいです。 それは親子がTVゲームをしているようなシーンでも例外ではありません。全ての画づくりがものすごく丁寧なのです。 そして終盤、ある事実が突きつけられます。 ここで 「必要以上に長いな」と思ったシーンや、 「あのシーンは微妙だったな」と思ったところが 全部必要不可欠のものと思えてくるのです。 なので「退屈な作品だった」と思った方も、是非観たシーンを思い返してみてください。きっと思うことがあるはずです。 日常描写を淡々と描いているだけの作品ですが、相当に脚本が練られているのではないでしょうか。 これと似ていると思ったのは邦画の「歩いても歩いても」。 日常を描くだけで映画を作るのは相当難しいはずです。それだけで賞賛に値する作品だと思います。[映画館(字幕)] 9点(2011-05-21 22:22:15)(良:2票) 《改行有》

20.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 ホラー描写は「丁寧」ではなく「一気に突き崩す」よう。 すさまじい描写の勢いに圧倒されました。 現実と妄想が入り乱れる内容ですが、本筋は意外と分かりやすい映画だと思います。 ライバルのリリーがニナを追い詰めるシーンは、全てニナの妄想だったのでしょう。 ニナとリリーがパーティからニナの家に帰り、セックスをしたのも、女好きの団長・トマから「歓び」を教えられ、迫られたせい。代わりにリリーで妄想したと考えれます。 トマとリリーがセックスしているシーンでも同様。リリーに役を取られるのではないかと怯えが、それを見せたのでしょう。 トマの言った「君の道をふさぐのは君自身だ、自分を解き放て」という台詞が最後の引き金となり、あの結末になったのだと思います。 もしかすると、ベスがナイフで自分の顔を刺してしまうシーンも、ニナの妄想かも。 ベスの言う「私は完璧じゃない」も、ニナの思ったこと。 そしてラストでは自分は「完璧だった」というニナ。 妄想の中でベスを完璧じゃないと見下し、その比較で自分は完璧だったと言っているのかもしれません。[映画館(字幕)] 9点(2011-05-12 21:16:05)(良:1票) 《改行有》

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