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181. ゆりかごを揺らす手 一人の女の狂気を描いたサスペンス。てっきり夫のセクハラは冤罪で、 ヒロインと訴えた主婦の両者に感情移入できる狙い、ラストにもうひと捻りあるかと思ったら、 あくまでオーソドックスでストレートなドラマだった。ただヒロインのデモーネイが美人だけに、 狂気さがより際立って見応えはあり。キャスティングが、ぴたりハマった印象の作品だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-04-24 11:30:05)《改行有》 182. ミシシッピー・バーニング 人種差別をテーマにしたサスペンス・ドラマ。やや宗教色が濃い部分はあるが、 決して取っつきづらいという印象は受けない。キャラの相反する個性的な主役二人を配し、 事件の真相を解明していくストーリー展開は十分楽しめるのではないかと思う。 ジーン・ハックマンは、相変わらずアクが強いけど・・・。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-23 13:13:31)《改行有》 183. 絞殺魔 映像面での演出が面白いサスペンス。題材としては当時なら新鮮だったと思うが、 総体的に犯人側の人間像の描き方が浅いうえに、物語の核になっている真相もぼんやりめ、 どうしても割り切れない印象を抱いてしまう。実話の映画化作品ということで、 それなりに見応えはあるけど、これなら完全ドキュメントで観たほうが面白いかも。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-16 15:30:18)《改行有》 184. コール 割と有名どころの俳優さんたちが出演しているサスペンス映画。 状況設定にちと無茶なところはあるけど、総体的にテンポがよくて観やすい。 でも終盤からラストにかけては、娯楽映画のようなハチャメチャぶりに・・・。 なんでこんな風になっちゃうのか、もう笑うしかなかった。細かいことを気にしなければ、 まあそこそこは楽しめる作品かと。[地上波(吹替)] 4点(2012-04-13 14:46:38)《改行有》 185. 知らなすぎた男 ビル・マーレイって、向こうでは人気のある俳優さんなのか、主演作も結構多いんだけど、 個人的にはやっぱりダメだなぁ。コメディー作品としてのシナリオの出来は 決して悪くないと思うのだが、どうにも今一つ笑えない。彼のポーカーフェイスと、 飄々とした演技がいいのかな? たぶんそこから繰り出されるセリフも面白いんだろうけど・・・。[DVD(字幕)] 4点(2012-04-11 20:49:23)《改行有》 186. 北北西に進路を取れ ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンス。 アクションシーンが随所に織り込まれており、娯楽性の高い作品に仕上がっている。 悪者さんたちの目的や行動が不明瞭だったり、謎の一つも早い段階にわかってしまうのだが、 スリリングな展開には普通に満足。ちょっと上映時間が長いかなという感はあるが、 万人向けの娯楽作に仕上がってます。サスペンス・アクションものとしては、これが元祖かも? ということを考慮して+1点。[DVD(字幕)] 6点(2012-04-11 13:10:20)《改行有》 187. 白い家の少女 ジョディ・フォスター主演のサスペンス・タッチのドラマ。 タイトル通り、白い家を中心にお話が展開。場面がコロコロ変わらず観やすい。 一見舞台劇のような作りだが、少女の心象を表現したようなカットがぽつぽつ入ってきて、 不思議な雰囲気を漂わせている。それでもジョディの魅力が一番見所の作品。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-10 06:53:30)《改行有》 188. 晩秋(1989) 親子の絆、家族の在り方、介護問題と、誰もが直面する問題をテーマにした人間ドラマ。 実際には映画のように割り切れない部分も多々あるんだろうけど、考えさせてはくれる内容。 状況設定が少し甘めの感あり。お父さん役のジャック・レモンの好演が光る佳作。[地上波(吹替)] 5点(2012-04-09 08:40:35)《改行有》 189. フェリスはある朝突然に ストーリーはないに等しいが、懐かしき青春時代を多少は思い出させてくれる。 映画なのでエピソードはちとオーバーぎみ、ちょっと笑える小ネタも散りばめられていて、 オーソドックスな青春映画といった感じ。キャスティングは印象には残っているけど、 主人公があまりにもずる賢くて共感はできなかったかな。友達のほうが人間臭くて面白かった。[DVD(字幕)] 4点(2012-04-08 09:30:09)《改行有》 190. 欲望(1966) 人間の欲に対する執着時における盲点を、スタイリッシュな感覚で表現した作品。 序盤は主人公の性格描写を中心に、中盤はサスペンス調へと展開、 終盤は抽象的な映像演出でテーマをまとめてます。とても変わった構成で想像力も使うけど、 すべて一本の線で繋がっているので、そこを見失わなければ、理解はできるかと。 TVドラマなどでは、まずお目にかかれない作りの映画。面白い。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-07 07:58:17)《改行有》 191. 上流社会 冒頭のシーンを観たときは、最高に面白いミュージカルなのでは? と思ったのだが、あとはゆったりと下降線を辿るばかりの作品だった。 どっかで観たことのあるお話だと思えば、「フィラデルフィア物語」のリメイクということで、 オリジナルが112分、ミュージカルシーンを入れた本作が107分にもかかわらず、 まだ冗長さを感じてしまう。ちなみにグレース・ケリーの歌うシーンはワンカットで、 ほとんど刺身のツマ状態だが、その美貌には相変わらず溜め息が・・・。キャスティングはいいし、 肝心のミュージカルシーンもまあまあ、映像がきれいなので鑑賞はし易いです。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-05 10:48:57)《改行有》 192. スリーメン&ベビー 状況設定が、とても愉快なコメディー作品。脚本がしっかりと練られており、 様々なエピソードを入れたり、子供は誰の子?という謎をラストまで残すことで、 途中で飽きさせない作りになっている。とにかく主役三人の善人ぶりとキャラがいい。 むさ苦しい彼らが父性愛に目覚めていく過程が面白く、ほんわかとさせてくれる。 古い映画ということもあり、映像演出は今一つ。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-04-04 09:53:36)《改行有》 193. 泥棒成金 サスペンスというよりは、ややコメディータッチの娯楽作という印象の作品。 ケイリー・グラントの外見は何となく007に見えるし、内容はちょっとルパンに似ていて、 とても取っつき易く、映像もきれいなのだが、ストーリー自体はそれほど面白くないです。 グレース・ケリーの美しさを、ずっと鑑賞していた映画だった。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-03 07:40:35)《改行有》 194. JAWS/ジョーズ2 興行的にはヒットしたものの、設定やストーリーの展開は前作とほぼ変わらず、 パワーダウンだけが目立つ。出演者はもちろん、冒険活劇的な娯楽性と緊張感は失せたが、 普通のB級パニック映画とみればまあまあ。ホラー映画のような感覚で鑑賞すれば、 そこそこ楽しめるかとは思う。[映画館(字幕)] 4点(2012-03-31 06:06:36)《改行有》 195. 旅愁(1950) 一応不倫系のメロドラマだが、序盤から中盤にかけての設定がなかなか凝っており、 こちらの気を惹かせてくれる。もちろん不倫に対する教訓もしっかり織り込まれていて、 それなりの満足感は与えてくれるも、後半からは心に響いてくるような展開は見られなかった。 主役のジョセフ・コットンは悪くないけど、全体的にキャスティングの印象度は今イチ薄いかな。 イタリアの観光名所を舞台にしているので、観光旅行しているような気分は味わえる。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-29 01:53:19)《改行有》 196. ヒックとドラゴン オーソドックスな冒険・友情・ファンタジーもので、斬新さや意外性はまったくないが、 鑑賞者が気を惹くポイントをしっかり押さえた作りは、もう抜群の安定感。 シナリオ自体が練り込まれていることはもちろん、キャラクターや映像、演出もいい。 終盤の展開が甘くなったのはちと残念だけど、子供向けアニメにしては珍しく、 オールハッピーとはいかないラストも良かった。CGアニメは、まだまだ進化するのだろうか?[DVD(字幕)] 7点(2012-03-27 05:23:04)《改行有》 197. ビーチ・エンジェルズ! ストリッパーがビーチバレーを、というアイデアが一番の妙味。 あとはマリブが舞台ということで、映像がきれいなのと音楽が心地いいことくらいかな。 総体的にややコメディータッチ、後半はスポコン色が強くなるけど、とてもヌルい展開で、 内容に関しての斬新さはないです。セクシー水着以外のエロチックなシーンはないけど、 気楽に楽しむことを大前提に作られたような作品なので、そのつもりで鑑賞すべし。[地上波(字幕)] 2点(2012-03-26 06:48:26)《改行有》 198. 我が家の楽園 「素晴らしき哉、人生!」に、コメディー色を濃くさせたような作品。 人間の善を完全テーマにした作品なので、ご都合主義になってしまうのは仕方がないが、 登場人物たちの特異なキャラ設定を始め、お話もここまでストレートでベタな流れだと、 逆にアクの強さを感じてしまう。ある意味、ファンタジー映画に近い印象を抱いてしまった。 良質な映画であることは間違いないんだろうけど・・・。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-25 06:18:27)《改行有》 199. 私は告白する 神父の設定をうまく使った、サスペンスでありながら、人間ドラマにも近い作りの映画。 ロマンスをサブストーリーに物語の展開や構成等、非常に見応えのあるドラマに仕上がってます。 こんな内容の作品も作れるなんて、ヒッチコックの才能にはただただ驚くばかり。 とにかく主演のM・クリフトが抜群にカッコいい。甘いマスクにもかかわらず凛々しくて、 法衣姿がバシッとキマっている。ヒロインのアン・バクスターも上品できれい。 ロマンス絡みのシーンはさすがに粗さが目立つけど、ラストまでまったく目が離せず、 最後は思わずじーんときてしまった。メインテーマが重厚で、久方ぶりにしびれた作品。 特に男性にお薦めの逸品だが、サスペンスより普通のドラマとして鑑賞したほうがいいかも。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-24 07:00:22)《改行有》 200. 夜の大捜査線 基本刑事ものではあるが、とてもシナリオのよく出来た作品。 サスペンスと友情を核に、人種差別をテーマに織り込み、人間ドラマとのバランスがとてもいい。 決して堅苦しさや重たい印象はなく、昔のテレビ映画のような雰囲気なので、さらってしていて、 とても観やすいかと。主人公の黒人刑事と地元の警察署長のキャラも個性的でよかったが、 嫌みのないラストシーンも心地いい余韻を残してくれる。派手さや映像的な見栄えはないけど、 満足感は十分に与えてくれる佳作。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-23 02:48:10)《改行有》
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