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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
201. タイムマシン(2002) 《ネタバレ》 遺族が認めた正当な続編! と宣伝されたバクスターの『タイムシップ』を読んだ時も愕然としたが……、ウェルズの遺族ってけっこープライド無いのね。こんなチグハグな映画が『タイムマシーン』とは。客ウケを狙ったのか、舞台はアメリカに移され、前半と後半では話が捻じれ、ラストはあっさり自分の時代を捨てて80万年後に居残って幸せそう……って、コレのどこが『タイムマシーン』やねん! 前半で死んだあの別嬪さんを本気で愛してたんなら、最後まで恋人を死から救う方法を探さんかいっ! わずか数日で他の女に目移りしやがって、主人公が聞いて呆れるわいっ。[地上波(吹替)] 3点(2006-04-10 01:36:25) 202. エクソシスト オカルトホラーの金字塔! 原作の雰囲気を壊すことなく、面白い部分だけを抜き出してある。これを超える恐怖映画はそうそう無い! で、その残ったつまらない部分が全部2に行ったワケだけどね。まーそれはさておき、この物語は、単なる恐怖映画ではなく愛の物語なんです。母が娘を思いやる愛、息子が母を思いやる愛。それがままならなかった所につけこむ邪悪なモノ。 クリスチャンであろうが無かろうが、そういった普遍的なテーマを持った作品だからこそ、世界中で受け入れられたんだろうな。[映画館(字幕)] 10点(2005-11-30 04:59:31) 203. ギャラクシー・クエスト 悔しいがアメリカのエンターティメントの奥深さを感じさせる1本。映画自体はB級SFの体裁を採りながらも、「スタートレック」というTVのお化け番組を下敷きにして、マニア心をくすぐりまくるソツの無い造りで楽しめる。クルー達よりファンの少年達の方が宇宙船の構造に詳しい辺り、「スタトレ」シリーズと「トレッキアン」のマニアックさを踏まえておくと可笑しさ倍増です。好事家が観れば、その実かなり丁寧に愛情を持って作られた作品であることが窺えるし、もちろん予備知識無しで一つの映画としても十分に楽しめる。笑いあり、泣かせ所ありで、スペオペファンならずともぜひ観て欲しい映画。シガニー・ウィーバーも、彼女の出演した全作品を通じて、コレが一番キレイなんじゃない(笑)? 絶対オススメ![映画館(字幕)] 9点(2005-11-27 18:55:05) 204. リベリオン 《ネタバレ》 以前TVのCMを見て、よくあるバカアクション映画かと思いきや、かなり真面目に作ってる映画。B級SFのA級作品です。「1984」や「ガタカ」に通じる世界観は目新しいものではないが、あの無気力な世界とアクションを結びつけたのは、言われてみれば他に無かったかも…。ドラマ部分もしっかりしてるしね。ただ、みんなガンカタを誉めているようですが、アレはどうかなぁ…(^^; 確かにカッコイイと言えばカッコイイが、あのオーバーアクションは無駄が多過ぎねぇか? って言うか「敵が幾何学的陣形を取った時に有効であり…」とかナンとかもっともらしい説明が付いてたが、訓練された兵隊が的を中心において円陣を組む事なんて有り得ないってば。外したらバッタバタ同士討ちじゃん?(笑)。あと、主人公の拳銃は何発撃てるんだ? とか、敵兵は撃たれるためだけに出てきてるボンクラばっかりじゃん、とか野暮を承知の突込み所は満載なワケで。ま、そんな所を見る映画じゃないから、最後の太極拳の推手のような撃ち合いのカッコ良さに免じて許すけど…。でもまあ、本当に思った以上に楽しめた作品ではありました。お願いだから2なんて作らないでね…![映画館(字幕)] 7点(2005-11-27 18:41:42) 205. マイ・フェア・レディ この映画に最初に出会ってから20数年。今でも半年に一度は観てしまう映画です。歌もストーリーも芝居も、パーフェクト! 私的にはオードリーのベストです。DVDの特典映像で観ましたが、もうこの時代の映画はフィルムの損傷が酷くて、この『マイ・フェアレディ』も絶滅寸前だったとか。こんな素敵な映画を失くしちゃいけない。[DVD(字幕)] 10点(2005-11-26 15:41:19) 206. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 これぞシリーズ物! という3部作の最終作。シリーズ全般を通してのお約束はきっちり守られ、2で張られた伏線も見事に消化。お見事! 素晴らしい! シリーズ最後を締めくくるに相応しい作品です。[DVD(字幕)] 10点(2005-11-26 15:33:43) 207. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 1の当りを受けて、2,3とほぼ同時進行で製作しただけあって、非常にまとまりよく出来てる作品。1のフォローと3の伏線を上手く配して何度観ても感心させられる。とーぜんコレも10点![DVD(字幕)] 10点(2005-11-26 15:29:17) 208. バック・トゥ・ザ・フューチャー 大学生の頃に劇場で観て以来、何度観た事か。ビデオも買ったし、LDも買ったし、DVDも買った。全編に細かい遊びがちりばめられ、何度観ても楽しめる! 今まで、あまりに好きすぎて点を付けるなんて…と思ってましたが、ついに付けます。とーぜん10点満点です。いや、難点はありますよ、そりゃ。完璧じゃない。だけど、そんなことを全て補って余りある魅力があるんです、この映画には。そしてこれはゼメキスの奇跡的作品です。だって、ゼメキスには他にロクな映画ないし…。どーしても一つ残念なのは、リー・トンプソンは、圧倒的に「ハワード・ザ・ダック」の方が可愛い! と言うことでしょうか。[DVD(字幕)] 10点(2005-11-26 15:25:30) 209. 15ミニッツ なぁんかスッキリしない映画だよなぁ。犯罪者がそれをウリに商売で来ちゃう社会に対する風刺、それを無責任にも面白おかしく煽るだけのメディアに対する風刺、など等の社会批判を織り交ぜながらそれなりに上手く話もまとまってるんだけど、なぁんか面白くない。中盤であっけなく死んじゃうデ・ニーロ。イマイチ存在感の弱いバーンズ。犯人にタクタロフを起用しているんだから、終盤に大立ち回りでもあるのか、と思いきやそれもなし。大きな山場が無いから、ラストにスッキリさせてくれるカタルシスも無い。最後にバーンズがキャスターをぶん殴って「よくやった!」とか言われてるんだけど、アレだったら『ダイハード』でマクレーンの嫁さんが身勝手なキャスターをぶん殴る方がよっぽどスッキリしたね。[ビデオ(吹替)] 4点(2005-10-31 14:00:03) 210. プリンス/パープル・レイン ひっさしぶりにTVで観た。俺は好きなんだけど、コレは今の若いコ達にはわかんないだろーなぁ……。アルバムは結構当ったけど、映画はダメだったんだよねぇ、コレ。そりゃそーだよな、だって、ダークすぎるもん(^^; 当時はマイケル・ジャクソンと人気を2分してたんだよ、プリンスは。女性ならマドンナかシンディ・ローパー、男性はマイケルかプリンス。そんな彼が配下のミュージシャンを総動員して作った映画。タイム5やらアポロニア6やら、懐かしいねぇ~。おっちゃんにはたまらんっす。「あ~あ、バニティって可愛かったよね~。でもモータウンとソロ契約していなくなっちゃったんだよね~。代わって参加したアポロニアやウェンディ、リサ。その後に参加のシーラ・E。なんか、別嬪の子分多いんだよなぁ、このオッサン……」ってな当時の事情を分かって観ると、年寄りには結構楽しめますぜ、この映画。(^^; そう言やぁ昔、フジテレビのかくし芸大会で、日本のミュージシャンが集まってコレをパロった『パープル・レインコート』なんて寸劇をやってたなぁ~……。(笑)[地上波(字幕)] 6点(2005-09-18 05:12:20) 211. カンフーハッスル チャウ・シンチーの、カンフー映画に対する愛情がビシバシと伝わってくる。自分のようなカンフー映画マニアには大ウケなんじゃない? 懐かしい顔ぶれが次々に登場して、「ああ~、この人まだまだ元気なんだぁ」と喜ばせてくれました。自分的には、ティ・ロンやチェン・カンタイ、チー・クァンチュン等などもっともっと見たい顔がたくさんあって、なんならいっそアパートの住人全員が達人でも……。ま、そんなことしたら話なんて成り立たなくなりそうだけど。(^^; 映画としては及第点の出来。ストーリーは薄っぺらいんだけど薄いなりに纏まってはいて、「少林サッカー」よりは全然良かった。ラブストーリーもクド過ぎずイイ感じ。賛否両論の大袈裟過ぎるCGアクションは、まあ時代の流れだからしょうがないか……。シンチー自身はマジに技術を見せられるほどの武術家じゃないからね~。戦う3職人やB.リャン達“本物”が披露してくれる素晴らしい技を堪能しましょう。[DVD(吹替)] 7点(2005-08-21 00:16:45) 212. あの頃ペニー・レインと 確かに、評判通り小奇麗に纏まった作品だな、とは思うんだけど……。自分とはあまりにかけ離れすぎていて、あまり郷愁だとか懐かしさってのは感じなかったなぁ。誰にも感情移入が出来ないまま、ただストーリーを追って終ってしまった。C.クロウにとっては半自伝かもしれないけれど、自分にはやっぱり映画の中でのお話って感じ。いかにもアメリカ的な話だしね。[DVD(字幕)] 5点(2005-08-17 02:31:35) 213. リトル★ニッキー 《ネタバレ》 バカバカしい! バカバカし過ぎるッ! 堪らんっ! あまりのバカバカしさに、立て続けに2回も観てしまったじゃないか!(^^; ヘビーメタル=バカという嬉しくない図式がある意味確立しているアメリカでは、時折この手の開き直りが効を奏して、ビル&テッドシリーズやこの作品のようなC級的傑作が出来る。まずは、この豪勢な顔ぶれでこの下らない映画を作ったことに拍手喝采。ギャグのタッチとしては「裸のガン~」シリーズに通じる物がある。いろんな映画を茶化し倒し、とことん下らないネタを「これでもかっ!」とばかりに連発して笑いを獲る…。個人的には2階建て、3階建てに弱いので、電車に轢かれ、バスに轢かれ、トラックに轢かれた辺りでもう大爆笑。また、ウェザースの「rollig hip! rollig hip!」も妙にウケた。あのアポロが~……。さらに、ふつーの映画なら終盤の大見せ場になるはずの長男との決闘が、スキットルが跳ね回って終わりという狙い澄ました肩透かし攻撃! 止めのOzzyに至ってはもう感涙もの。ただね~、今の若い人達は、オジーの鶏の首を噛み切る(もちろんフェイクですが…)ステージパフォーマンスを知ってる人がどれくらい居るのかな…。ところで、下の方がタランティーノは何所に? と仰ってますが、貴方がツボだったと言っている盲目の宣教師がクェンティンですよ~。[映画館(字幕)] 7点(2005-08-08 20:46:38)(良:1票) 214. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 「1」で8点付けちゃったから、もう1ポイント上げてやりたい所だが、さすがに9点までは点けられなかったなぁ…。「1」や「スコーピオン・キング」から、使いまわせる所は使いまわして安く上げ、その分CGに金注ぎ込みました、って感じ? でも、1作目を上回る出来だったとは思う。「1」を踏まえた設定やギャグ、キャラクターが上手く活きており、楽しめる「2」になってました。ただ、あのCGのロック@蠍の化け物は無ぇなぁ~。安手のTVゲームみたいだよ…。手ぇ抜くなILM![ビデオ(吹替)] 8点(2005-08-08 16:48:28) 215. シャンハイ・ヌーン はっきり言って「雑」な映画。ストーリーも雑なら、台詞も悪ノリが多い。オーウェンが最初にビックリする「ジョン・ウェイン?!」ってさ、お前らの時代のジョン・ウェインって誰だよ?(笑) インディアンの嫁さんも、一緒に行動しているわけではないのに、都合のイイ所では登場する便利屋的扱い。しかも、ラストではジャッキーの嫁のはずがオーウェンとくっつき、ジャッキーは姫と……。なんかオカシくね? アクションに関しても、アメリカ人には初お目見えかもしれんが、ジャッキーを昔から観てきた東洋人には全てどっかで観たことあるものばかり。悪いけど、ちょっとこの映画は褒められないね~。[地上波(吹替)] 3点(2005-07-26 00:03:02) 216. ロスト・ソウルズ 《ネタバレ》 深夜のTVで観て「あ~、そう言えばコレ、一昨年くらいに観たわ」と…。それくらい印象の薄いつまらない映画。話は結局「ローズマリーの赤ちゃん」の亜流であり、そこに「エクソシスト」と「オーメン」のフレイバーを混ぜてみました、みたいなオリジナリティの欠片も無い物。演出はのっぺりとメリハリ無く、山も無ければ谷も無い。当然見所と言える物も無く、役者はウィノナはさすがに綺麗だけれど色気が無い、相手役の男優を始めとする共演者連中には誰一人として華が無い…。と、無い無いづくしの一時間半はけっこうツライ。ラストもねぇ~…。男に何らかの変化が起きてバンッ! っつーのなら話も分かるが、「大丈夫だ。何も起きてない」と言ってる男を、ただ車のデジタル時計が666になったからと言って撃ち殺したんじゃ、ただの殺人だろーよそれは。殺人と言えば、パーティ会場で男を殺そうとした助祭は、取り押さえられて有無を言わさず首の骨を折られて殺される。おいおい、そりゃただの殺しだぜ。過剰防衛ですら無い。一事が万事この調子でチグハグ、全てにおいて詰めの甘さが気になる作品。[映画館(字幕)] 1点(2005-07-25 23:43:58) 217. ターミネーター3 なんか随分評価が割れてますが、ま、こんなもんでしょ? と言ったところ。そもそも「ターミネーター」ってのはこんな映画だったはず。自分としては、キャメロンのあざとさやイヤラシさ、似非ヒューマニズムが「これでもか!」とばかりに前面に押し出された「2」がどうしても好きになれず、「タ-ミネータ-」という最初の話を全く潰すラストが承服できなかっただけに、お話としてはこの「3」のラストに納得。まあ映画としては大して面白くもなかったけど、大体が「タ-ミネーター」自体まぐれ当たりの低予算B級SFだったんだからさ。あんだけ派手に街ぶっこわして走り回るカーチェイスだけでも「頑張ったねぇ~」っつーモンでしょ。[DVD(吹替)] 4点(2005-07-25 23:38:36) 218. アザーズ 家族揃ってシックスセ~ンスっ! っつーワケで、ま、可も無く不可も無く……。イギリスが舞台の幽霊屋敷譚としては、「月下の恋」の方が好きだな。ま、視点が違うけれどね。終盤、交霊会のテーブルが動くのがキッドマンのヒスによるもの、ってのは面白い。[ビデオ(吹替)] 5点(2005-04-05 03:25:33) 219. ドラキュリア 《ネタバレ》 この10数年内に作られた吸血鬼モノでは、かなり良い出来だと思う。ちゃんと原作に敬意を払った上で、新解釈を加えた現代のドラキュラ物になっている。ドラキュラの取り巻きの女吸血鬼を3人で止めておいた辺りや、マリーの親友の名前がルーシー・ウェステンラだったり…。さすがウェス・クレイブン! マニアのくすぐり所を知ってると言うか。しかも、ドラキュラが陽光、十字架、銀に弱い理由として、彼の起源をイスカリオテのユダに持って行った辺りは、やられた~って感じ! よく、ドラキュラに気品やエロティシズム、闇に生きる者の悲哀etcなんぞを求める人がいるが、そんなモンは全て後の誰かが言い出した後付であってね。観る人がそう感じたければそう思っといてイイんじゃない? 程度のものなのよ。現に原作のドラキュラにはそんな描写は一切無いしね。要はモンスターは恐怖の対象であるべきであってさ。ま、それはともかく、またこの映画の面白い所は、ヘルシングとドラキュラの「娘」の奪い合いだという所。ドラキュラの血を注射して現代まで生き続けたヘルシング。その娘であるマリーは、ヘルシングの娘であると同時にドラキュラの血を継いだ娘でもあり、この辺りの設定も上手い。細かい所で展開が少々強引だったり、サイモンとかいう若い男の存在にあまり意味が無かったり、という難点や、ヘルシングが半ばであっさり死んでしまう残念さなど(やっぱりドラキュラVSヘルシング父娘の対決は観たかったなぁ…)はあるが、それを補って余りある斬新な話は十分に楽しめた。8点(2005-03-04 14:17:25)(良:1票) 220. ヴァン・ヘルシング なんだかねぇ~…。かなり期待してただけに…。「リーグ・オブ・レジェンド」風味でモンスター退治する007って感じですか。トボけた秘密兵器を作るQのような僧もいるし。映画としては、まず話が唐突過ぎる。みなさん仰っている様に、何の説明も無いまま、ただドタバタジタバタ。観客は目の前で繰り広げられるCGの連打に、ただ「ほ~」と言ってるしかない。でも、悪いけどそんなのすぐに飽きちゃうよね~。そしてドタバタした割にはドラキュラは簡単に死んじゃうし。だいたいモンスター達が全っ然怖くないのはどーゆーこと? さらに連ドラにでもするつもりかヘルシングの正体は最後まで不明。おいおい…、スッキリしねぇ~。また、これくらい不細工に映ったケイト・ベッキセールは初めて見たゾ。あの綺麗な女優さんをココまでブスに撮るとは、ある意味凄いかも。一人いい味出してたフランケシュタインの怪物だけが印象に残ってるかな。まあ、特撮はそれなりにイケてるので4点っつーことで。4点(2005-03-04 14:08:56)
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