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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
221. アメリカン・プレジデント 主人公の設定がやや奇抜だが、あくまでオーソドックスな展開を見せるラブロマンスもの。 政治的な小ネタを絡ませ、ストーリーに厚みを持たせてます。主人公のマイケル・ダグラスは、 猪突猛進型の性格で、そんな大統領に振り回される側近たちの様子が面白い。 その側近達はキャラこそ立ってないものの、マイケル・J・フォックス、マーティン・シーン、 選挙の対立候補にはリャード・ドレイファスと、往年の名スターたちが脇を固めているのも見所。 アネット・ベニングも相変わらず知的できれい。全体的にお話はまとまってはいるが、 ちょっとご都合主義の部分もあり、ロマンスシーンの展開は甘いチョコレートのよう。 どちらかと言えば、やはり女性向けの作品かな。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-14 10:33:59)《改行有》 222. 断崖 序盤から前半にかけてはラブコメ風、中盤からはサスペンス構成のヒッチコック作品。 夫は善人なのか、悪人なのか? 疑心暗鬼に取り憑かれた妻の心理を描いたドラマだが、 夫役のケイリー・グラントが爽やか過ぎて、本作の核でもある夫の正体に妙味を感じない。 いかにもひと癖、ふた癖あるようなちょっと怪しげな容貌の俳優さんを使ったほうが、 あっさり目のラストも生きたのでは? サスペンスシーンでは、 ヒッチコックらしい緊迫感ある演出も見られるが、総体的には今一つの作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2012-01-12 07:32:08)《改行有》 223. 暴力脱獄 脱獄ものではあるけど、ポール・ニューマンの魅力も存分に楽しめる映画。 底抜けのワルというわけではなく、不条理な刑務官に対してもろ反体制ということでもなく、 一匹狼の異端児で、納得できるものなら従うけど、自分の信念は決して曲げない主人公の役は、 ポールのキャラにぴったり。変に小ずるいところなんかもあったりして、とても人間臭い。 ちょっと斜に構えて、ニヤッと笑う姿がサマになっていてカッコよかった。 囚人仲間との友情をさりげなく絡めたストーリーも悪くはないけど、 やっぱりポールのキャラが一番見所の映画だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-01-10 10:42:34)《改行有》 224. 告発の行方 ヒロインにも非があるいう状況設定を意識的に用意し、 邦題通りに裁判の経過を鑑賞する作品。そのため、観る人によって受け止め方が分かれそう。 ジョディ・フォスターの熱演で、どうしてもレイプのシーンばかりが目立ってしまうが、 現代アメリカの抱える犯罪事件や裁判制度に対して問題提起を促す作りにはなってます。 ただ物語の後半、肝心の裁判シーンに関してはちょっと物足りなかったかな。 単純な犯罪だからということもあるんだろうけど、ヒロインの人間描写が希薄なのも要因かも。 アメリカのレイプ発生件数は日本の約30倍ということで、おっかない国だな。[ビデオ(字幕)] 5点(2012-01-09 06:54:33)《改行有》 225. ジャック・サマースビー 戦争から帰還した夫が、別人のように優しくなり・・・!? という設定が興味を惹く、ちょっと変わった展開を見せるラブストーリー。 アメリカ南部のきれいな風景や雰囲気、及び村人達の交流シーンや夫婦の心情描写もいいのだが、 設定自体が根本的に無理があるので、今ひとつ物語に入っていけず。 ラストも感動にまでには至らなかった。夫の謎で引っ張る中盤までの流れは良かったんだけど。 普通には楽しめる佳作です。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-07 07:50:12)《改行有》 226. 鬼教師ミセス・ティングル 「スクリーム」の脚本家の監督作品ということで、そっち系統の作品かと思ったら、 サスペンス・コメディー?はたまた青春映画?というちょっと変わった展開を見せる映画だった。 結果的にどっちつかずの内容になってしまった感があり、オチなどはとても後味が悪かったが、 鬼教師役の女優さんのキャラがとても際立っていて、彼女の存在を知れただけでも、 鑑賞した価値があったかな。学園物ということで取っつき易いし、場面もあちこち飛ばないので、 気楽に映画を鑑賞したいときにはいいかも。[DVD(字幕)] 4点(2012-01-06 06:02:05)《改行有》 227. キャット・ピープル(1942) クラシック怪奇映画。40年代の作品ということで、 さすがに凝った変身シーンなどはないけれど、モノクロの効果をうまく使って、 こちらの恐怖心やスリルを煽ってくれるなかなかうまい演出。 ヒロインの苦悩や切ない心情もよく表現されていて、妙に物悲しい作品に仕上がってます。 古い怪奇映画の中では一番好きな映画かも。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-30 04:43:49)《改行有》 228. ザ・コア 地中という題材はとても面白いんだけど、未知の部分があまりにも多いせいか、 「本当にこれでいいの? 正しいの?」と感じてしまうこともしばしば。 当然説明シーンも多いし、登場人物が割と多い作品なので、各キャラの掘り下げが浅く、 ドラマとしての内容は薄いです。物語のテンポがとても早く、最近の娯楽映画らしい作り。 まあそこそこ楽しめるパニックものではあるかと。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-29 12:27:38)《改行有》 229. タクシードライバー(1976) 鬱屈した一人の青年が狂気に走る様を描いたドラマ。 主人公の人物描写はたっぷりと描かれているのだが、彼自身の性格に大きな問題があって、 なかなか感情移入しずらかった。たぶんベトナム帰りという設定がポイントになるんだろうけど、 そちらの描写はいっさい描かれていないので、よほどのことがあったんだなと、 想像力で補うしかないのはちょっと辛いところ。ロバート・デニーロは好きな役者さんだが、 まだまだ若くて蒼い。皮肉な結末を迎えるラストは面白かった。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-27 12:58:28)《改行有》 230. 彼が二度愛したS ちょっと変わった設定のエロティック・サスペンス。 登場人物が少ないということで、主人公の描写がじっくり描かれている代わりに、 サスペンスとしてのストーリー性は底が浅く、早い段階から先が見えてしまうような作り。 まったくつまらないというわけではないけど、予定調和をこなすように物語は進むので、 大多数の人は「ふ~ん」という感想程度で、「面白かった」という印象は残らないかも。 あまりエロティックなシーンもなかったような・・・。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-25 13:39:49)《改行有》 231. イージー・ライダー ストーリーはほぼないに等しいが、バイクと旅好きの人には堪らない映画。 主人公の二人を軸に、当時のアメリカの世相はしっかり伝わってくるのではないかと思う。 劇中の挿入曲もいいし、面白い演出のシーンもあり。映像がきれいで思わず旅愁を誘われたけど、 ラストはちょっと・・・。これもアメリカなのかな?[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-12-24 13:43:33)《改行有》 232. 新・青い体験 前2作の「お手伝いさん」「兄嫁」の色っぽいお姉さんとはまったく違う設定で、 新シリーズは高校生の女の子が主役、キャストも一新されてます。 性への好奇心に目覚めたお堅い女子高生というキャラや、序盤の流れはいいんだけど、 地味な恰好をしていても、このヒロインがやたら色気があって、今一つピンとこない。 中盤以降は巷でよく聞かれる女子高生たちの生態を描いているだけで、率直に退屈な映画だった。 ラストもやけに中途半端で「?」。確かに青い体験ではあるんだろうけど・・・。[ビデオ(字幕)] 1点(2011-12-23 14:15:01)《改行有》 233. ストレイト・ストーリー 実話の映画化だけに安定感があって、とてもほっくりできる映画。 一応ロードムービーということで、様々な人間との出逢いを中心に物語が構成されているけど、 内容自体に厚みはないです。邦画でいえば、人情映画のような感じになるのかな? 主役がおじいさんということで、彼のこれまでの人生を覗き見る楽しみもあるかと思うけど、 そういった点では若い人にはちょっと退屈かも。それにしても主人公も周りの人たちも、 びっくりするほど呑気でのんびりしている。向こうの田舎町には、 実際にこういう人たちがたくさんいるらしいです。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-22 11:07:18)《改行有》 234. (500)日のサマー 仕事そっちのけで女の尻を追っかけてるやさ男の、とてもぬるいラブストーリー。 近年では珍しい男性視点の恋愛物で、草食系男子と言えば聞こえはいいけど、 要は去勢された牡牛。ヒロイン側の、愛を信じない女という陳腐な設定がまた笑える。 彼女がなぜそれほど頑な態度を取るのか、心情描写はあえて描かれていないので、 当然感情移入はできないのだが、まあ単なる我が儘な子供というだけ。 そんな女に熱をあげた主人公の姿がホントに情けない。ラストはまたていよくまとめていて、 二人とも人間的成長があった、意義のある交際でした、ということなんだろうけど、 高校生や大学生じゃあるまいし、まともな恋愛をしていないんだから、 そんなことは万に一つもあり得ない。どうせならボロ雑巾みたいにされりゃいいのに。 映画「卒業」を小ネタにしたり、時系列の演出など工夫も見られるが、 テーマとキャラ設定がアンバランスすぎて、とても退屈な90分だった。 主人公が恋愛経験ゼロ、醜男の童貞という設定だったら、まだ納得できたのに、 結局は男が主人公でも、現代の我が儘な女性たちに媚びを売っている映画だということ。[DVD(字幕)] 3点(2011-12-20 03:14:26)《改行有》 235. 刑事ジョン・ブック/目撃者 普通の刑事サスペンス物と思ったら、途中からロマンスを含んだ人間ドラマへと変化する、 一風変わった作りの作品。その流れがとても自然で、設定にも妙味があって面白い。 都会暮らしの主人公が、片田舎の村の人々と心を通い合わせる様がよく描かれていた。 呑気すぎるのではという感もなきにしもあらずだが、ついほっくりとしてしまう。映像もきれい。 役者の前に大工さんをしていたハリソン・フォードは、その片鱗を見せてくれるシーンもあり、 生き生きとしていて、いかにも楽しそう。嫌みのない爽やかなラストがいい、お薦め作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-18 11:32:37)《改行有》 236. リトル・ロマンス 少年少女の純粋な恋物語。本作がデビュー作のダイアン・レインが可愛かった。 ちょっと「小さな恋のメロディー」に似てる部分はあるけど、 こちらはストーリーにサンセットキッスの伝説が絡めてあって、確かにロマンスという印象。 二人の仲に重大な役割を果たす、変なおじいちゃんのキャラも良かった。 今の若い人にもお薦めの、ほのぼのラブストーリー。[映画館(字幕)] 6点(2011-12-13 11:13:23)《改行有》 237. クロエ(2009) 夫に不倫の疑惑を持った妻が・・・という流れは興味をそそられたのに、 あれよあれよという間に妙な展開に。妻の心情を中心にしたドラマを描きたかったのか、 サスペンスを描きたかったのか、とにかく中途半端。後者のサスペンスとして観た場合は、 オチもヒネリもなく、ありきたりなラストを迎えます。キャスティングと映像演出はいいので、 4点としたけど、これは・・・う~ん、ちょっと厳しいかも。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-11 16:30:14)(良:1票) 《改行有》 238. 麗しのサブリナ オードリー主演のロマンチック・コメディー。「ローマの休日」の王女役から一転、 富豪に仕えるお抱え運転手の娘役を演じ、富豪の兄弟との恋の三角関係を爽やかに描いた内容。 洒落た会話とセンスのいい演出が心地よさを与えてくれ、とても楽しい作品に仕上がってます。 オードリーは相変わらずきれい、兄弟役がハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデンと、 これまた名優がそろい踏み。ウィリアムがこんなに若くてカッコ良かったなんて驚き。 でもハンフリーのほうがやっぱり渋くて、こちらのほうに断然魅力を感じてしまう。 ビリー・ワイルダーらしい、品のあるコメディー作品。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-10 07:59:09)《改行有》 239. あなただけ今晩は 「アパートの鍵貸します」と同じスタッフが送るラブコメ作品。 主役二人のキャラ設定は面白いのだが、ストーリー展開が粗っぽく、感情移入がしづらい。 ジャック・レモンのオーバーアクションぎみの演技や表情も、生理的に受けつけなかった。 やっぱりこの人苦手。総体的にはコメディー色がやや濃く、ラブストーリーのほうで 特別グッとくるシーンはないけど、カラー作品なので絵がきれいで観やすいです。 役柄から厚化粧のシャーリーも今ひとつ魅力を感じなくて、ちょっとがっかり。 「アパートの鍵貸します」は良かったのに。[DVD(字幕)] 4点(2011-12-09 06:12:00)《改行有》 240. オフビート 主演のジャッジ・ラインホールドは好きな俳優さんで、結構期待したのだが、 見事に肩透かしを喰ったコメディー映画だった。設定が今一つピンとこないうえに、 音楽やロマンスを絡ませたストーリー展開が、中途半端で空回り・・・というか、 平たく言えばつまらないです。笑えるシーンの少ないドタバタ劇、 コメディー映画は難しいんだなという印象を抱いた内容の作品だった。[ビデオ(字幕)] 2点(2011-12-08 18:20:21)《改行有》
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