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281. KUBO/クボ 二本の弦の秘密 《ネタバレ》 最初パッケージを見たときは、「あぁ日本を舞台にしたCGアニメかぁ」と思って借りたんですけど、 見始めると「あ、なるほどストップモーションっぽくしたCGアニメなのね」となり、 エンドクレジットを見たら「あれ?これ本当にストップモーションなの?」となりました。 そんで今だによくわかりません(笑)。そんなわけで映像的には本当に素晴らしいです。 ただストーリー的にはそれほどでもないかなぁと。 クボが、自分の人生を物語として捉えるセリフは印象的ではありましたけどね。 キャラのデザインとかは良かったですが、村の人たちがみんな細いつり目なのはなんだか嫌でした(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-06-23 21:16:43)《改行有》 282. ダークタワー 《ネタバレ》 まさに中二病的な内容で、もうこの時点で人を選ぶ内容ではあります。 オカルトなものは好きなので個人的にはまぁ観れはしましたが、 それ以前に普通の拳銃アクションしか見どころがないなと思いました。 中間世界とやらも、要は単に無国籍なだけでそれほどヴィジュアルに印象深いわけでもなく。 原作はもっと膨大な内容の小説だそうで、それを90分くらいの映画に収めること自体が難しいと思うので これはこれで別物として考えた方がいいのかもしれませんね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-06-23 20:59:09)《改行有》 283. スリー・ビルボード 《ネタバレ》 面白かったです。 シェイプ・オブ・ウォーターも悪くはなかったけど、個人的にはこちらの方が作品賞に相応しかったのではないかと思います。 フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルがそれぞれ受賞してましたが、こちらは本当に納得。 ケチのつけようがない完璧な演技だったですね。どハマりですよ。 怒りは怒りを来たすというテーマを見事なまでにストーリーで説特力持って示してくれる。 最初のうちは、嫌な感じのやつらばかりだと思ってたのが、いつの間にかみんな好きになる。 それと、適度なブラックユーモアも良かったですね。重みとユーモアのさじ加減が素晴らしい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-22 19:37:28)《改行有》 284. ドリーム 《ネタバレ》 昔のアメリカでは、トイレから水飲み場に至るまで白人用と非白人用に分かれていたんですねぇ。 当然、学校も白人用の学校には行けず、こういう抑圧の中で働き生活するのは大変だったことでしょう。 そういうのが、嫌味にならずに時には笑いもありながら見せてくれるのが本作の巧いところ。 そういう人種差別の部分と、それから家族や恋人などのプライベート、そしてNASAでの計算のお仕事の3つが 実に要領よく配分され描かれているなと感じました。 まぁNASAを舞台にした映画といえば、飛行士をはじめとしてエンジニアの人などの映画もあったと思いますが こういう計算を専門とする部署を描く作品は初めてのような気がします。 でもすごく大切なお仕事なんですね。今だったらシミュレーション技術なんかは全部スパコンとかが やってくれるんだろうけど、この時はまだIBMのコンピュータをようやく導入してみましたという時代。 彼女たちの存在は計り知れなかったでしょうね。そして人種の壁を乗り越えて一つになることで ソ連に打ち勝つことができたというそのあたりの流れも素晴らしいです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-07 20:56:56)《改行有》 285. シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 娯楽作品として、普通に楽しんで観れました。 本作がアカデミー作品賞を取ったことに驚き。今までとはだいぶ違うタイプの作品ですからね。 劇中に自分の思いを歌で表現するシーンがありましたが、あのシーンがなかったら作品賞取れなかったかも。 異形のもの、内向的なマイノリティの人たちへの愛がデル・トロらしさを感じます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-07 20:34:08)(良:2票) 《改行有》 286. レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 いい意味で、スピルバーグ監督の貪欲さみたいなものを感じる作品でしたね。 70歳を超えてもなおこういう作品を撮っちゃう若々しさは、この貪欲さにあるんだろうなって。 全体的なテンポの良さとかやんちゃなズームアップとかスローモーションとか、今までにないチャレンジ精神が伝わってくる。 本作はVRの世界ということで、実に様々な映画のキャラクターが出てきます。 本作を監督することになったのはそこに目をつけたからじゃないかな。いろんなキャラ、扱えるやん!って。 ガンダムが出てくるのはわかってたけどまさかメカゴジラまで出てくるなんて、日本のファンには嬉しいサプライズですね。 私は映画もゲームも大好きですが、昔のゲームの小ネタはちょっとわからなかったんで、それもわかればもっと楽しめたかも。 印象深いシーンは多く、冒頭のレースシーンや中盤のダンスシーンなどお気に入りです。 でも一番ツボだったのはやっぱりシャイニングかなぁ。本当にそのまんまで笑っちゃいました。[映画館(字幕)] 7点(2018-06-05 20:14:31)《改行有》 287. ザ・リング/リバース 《ネタバレ》 デジタル時代のサマラさんは、テープのダビングとかではなく動画ファイルとして拡散するスタイルになってましたね。 そして薄型テレビにもきちんと対応。テレビが下になっても、そこからにゅっと出てくる豪傑さを見せつけてくれます。 映画としてはどうでしょう。謎解きと盲目のおっさんとの格闘に占められていて、サマラさんがあんまり活躍してなかったのが残念。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-06-05 09:14:11)《改行有》 288. オリエント急行殺人事件(2017) 《ネタバレ》 そうそうたる役者陣。ジョニーデップは殺される側の役なのであまり出てこなかったのは残念だが、 ポワロを演じたケネス・ブラナーははまり役だった。 ただまあ、ストーリーはわかりきっているので今一度話を確認する以上のものはなかったかな。 衣装およびオリエント急行車内の装飾などは凝っていてその点は見ものでした。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-06-04 15:09:23)《改行有》 289. ジオストーム 《ネタバレ》 「ダッチボーイ」なる気象コントロール衛星のメカニズムはさっぱりわかりませんが、 お話そのものはとんでもなく簡単で、何も考えずに楽しめる作品になってます。 鑑賞しながらなんとなくインデペンデンスデイを思い出していたのですが、この監督さんは インデペンデンスデイの脚本を手がけていたことが分かり納得。 世界各地の都市が暑さや寒さに襲われる様はなかなかのスペクタクルさでしたが、 とっくに引退したはずのスペースシャトルがいまだに出てくるのは宇宙好きとして少々残念でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-06-01 21:00:16)《改行有》 290. 傷だらけの栄光 《ネタバレ》 一人の男の物語であり、一つの家族の物語。 ワルで暴れん坊だったけれど、彼女への一途さとか、子を持ってからの良きパパの描写とか、 とても純粋でいい奴なんだなというのがみて取れて、彼に自然と感情移入しちゃいました。 だから、中盤の悪友から揺すられるシーンとか心苦しかったですねぇ。 いつまでも、嫌な過去が追いかけてくる。 終盤のボクシングシーンは、同じ白黒ボクシング映画のレイジング・ブルなんかと比べると見劣りはしますが、 でもポールニューマンは好演してたと思う。若き日の彼の代表作だね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-22 21:28:46)《改行有》 291. ジャスティス・リーグ(2017) 《ネタバレ》 ものすごく王道のストーリー。世界を救うためにヒーローが集い戦う。 メンバーの中にワンダーウーマンが入ったのは正解でしたね。やっぱり華がないと。 悪役がさほど強くないといいますか、ラストなんて恐怖を餌に部下の昆虫たちにやられる始末。 スーパーマンが最初に言っていた「希望は車の鍵に似ている。すぐ無くすが探すと近くにある」って台詞が良かった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-16 22:05:59)《改行有》 292. スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 監督は新しいSWを生み出そうとし、その心意気そのものは買いたいのですが、 自分一人で脚本・監督を務めてしまうのはどうだったんだろうと。 ルーカスが敬愛する黒澤明監督は「三人寄れば文殊の知恵。一人の人間が考えることとなど高が知れている」という理由で 常に複数の人で脚本を書いていました。SWは生みの親のルーカスから離れましたが、 これだけファンが多いシリーズならそういう作り方の方が良かったのかなと思います。 賛否両論あり、特にコアなファンからは手厳しい評価となっている本作。 私はSWのファンではありませんが、ファンの方達の気持ちがわかるような気もします。 ルークをはじめとする主要キャラの扱いが酷いとか、そもそもキャラ変してるとか、そういうのもよくわかりますが、 別にファンではない自分として引っかかった点をいくつか。 劇中にアジア人の人たちが出てくるようになったのは、新鮮さという意味ではいいのですが、 ローズっていう子はオカメちゃんみたいな顔したブサイクやし、最後に唐突な告白とキスをするのも驚きました。 オカメちゃん、いつの間に恋してたん?彼女に罪はないですが、もうちょっと他におらんかったんかな。。 それから紫髮のおばちゃんが特攻するシーン。あれだけで敵の戦艦大爆破なんですが、 あんなことが可能なのなら最初から特攻無人機を体当たりすればよく、SWの世界観がおかしくなると思う。 歌丸師匠みたいな顔した悪役も、お前の考え全部読める〜と言いながらサクッとやられててアホやなと思いました。 こんな感じで一つ一つ上げていくときりがないんですけど、これは私の想像ですがディズニーにとってSWは 巨額の集金マシーンのようなシリーズですから、当然三部作で終わらせるはずもなく、 多分ずっと作り続けようと考えてると思うのですね。そうなると、どこかで過去作メンバーを葬り、 さらに続いていくんだという設定にしないといかん。そんなわけでフォースの力もえらく拡大されて超能力になってますね。 世代交代し、さらに新しい力を示してシリーズを続ける道具にしていこうと。でもあれだけフォースはなんでも出来るようになると、正直不安です。 今年もまたなんかSW関連の映画が公開されてますし、ディズニーには金稼ぎの暗黒面に落ちすぎてシリーズの安売りをしないようにしていただきたいです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-05-12 20:09:17)(良:1票) 《改行有》 293. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 《ネタバレ》 なんかホームビデオみたいな画質の悪さが、ドキュメンタリーらしさを強調していて良いですね。 おじいちゃんたちがクリア映像で映されるより味わいがある。 最初は、「キューバって野良犬が多いんだなぁ」とかどうでも良いことばかり気になりましたが(笑)、 一人一人のインタビューでバックグラウンドが語られるとやはり引き込まれました。 コンサートでの彼らを見ていると、年齢を感じさせません。音楽はやはりアンチエイジングとして有用なんだろうなと思ったり。 ニューヨーク観光をしてるシーンが一番面白かったかなぁ。そのあとに、キューバの町並みや人々を見せて締めくくる。 キューバの歴史も重ね合わせての音楽。そういうものに想いを馳せる。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-07 18:41:19)《改行有》 294. 新婚道中記 《ネタバレ》 1936年という、とんでもなく古い映画ですが喜劇としての面白さは全然色あせておりません。 なぜ離婚道中記じゃないのかと最初は思ったが、いろんなドタバタを得て結局はヨリを戻すので、 なるほど確かに長い目で見れば結婚道中記なのだなと。賢いワンちゃんがとても可愛い。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-05-05 19:17:19)《改行有》 295. バリー・シール/アメリカをはめた男 《ネタバレ》 はぁ〜こんな人がいたんダァ、というのが感想です。 80年代ぐらいまでは、こんな破天荒さも成立できてたんだなぁと。 金を隠す場所が無くなるぐらい、札束に埋もれるだなんて。 そんなとんでもない密輸王が生まれたのが、 ある種の歪みと言いますかCIAがやることの皮肉な結果としてあるわけですね。 全体としては軽いノリで描かれるので作品自体もあんまり重みは感じませんが、 一人の男の人生として冷静に見ると結構重たいですね。 彼の人生とは一体なんだったんだろうって。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-28 20:10:59)《改行有》 296. ゲット・アウト 《ネタバレ》 これは本当に面白かったです。 表向きは人種差別を扱った作品だなと思って観ておったわけです。 それは直接的な差別ではなく、表面的にうまく取り繕うとする白人の人たちのあの独特な感じとか、 そう言うのが描かれていて、なるほど、黒人の人たちはいつもこう言う感覚を味わってるんだなとか、 そう言うことが追体験できる。黒人の使用人を持っているから、やはり差別主義者の集まりなのかと思わせながら、 なんと黒人の身体能力に憧れを持つ結社の集いであったと言う、驚くべきひねりの効いた展開になっていく。 よくできたシナリオだと思います。印象深いシーンは多々あります。 最初に催眠術かけられるシーン。深い底に落ちていくあのシーンは、アート的ですらあったと思います。 それから、不気味な微笑&穏やか黒人のローガンが、シャッターの光でと突如豹変するシーン。 そしてローズの「鍵は渡せないわ」のシーン。それまでの優しいローズが一気に切り替わるのがすごいです。 そう、やっぱ主人公のクリスと彼女のローズの演技が本当素晴らしいのよね。見事なキャスティング。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-23 21:11:12)《改行有》 297. アナベル 死霊人形の誕生 《ネタバレ》 スピンオフの続編にしてはかなりいい出来栄えですね。 驚かせるシーンがいずれも秀逸だなと思うし、子供達も、みんないい演技してたと思います。 最近のホラーは理解不能な展開が多いですが、ストーリーも破綻してなく筋が通っているのにも好感持てます。 アナベルの人形は、女の子の霊が取り憑いているのかと思いきや、実は悪魔だったのですね、、、。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-04-23 20:06:04)(良:1票) 《改行有》 298. ジャッジ 裁かれる判事 《ネタバレ》 なかなかいい映画だったと思います。 法廷ものというよりは、法廷を舞台にした家族の和解の物語といった感じ。 まず何と言っても名優ロバート・デュヴァルの素晴らしい演技。 頑固オヤジを見事に演じ切ってるわけですが、結構汚らしいシーンもあったりしてね(笑)、 キャリアあってもここまでするんやなぁって、役者魂感じました。 そしてロバート・ダウニー・Jr。アイアンマンのイメージ強いですけど、 演技力もちゃんとあるのよってことを見せつけてくれました。 ここまでの頑固オヤジはあんまりいないかもだけど、そこで繰り広げられる父と息子の葛藤は なかなか共感できるものがあります。良作です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-18 21:31:52)《改行有》 299. マイティ・ソー/バトルロイヤル 《ネタバレ》 いやぁ壮大ですねぇ。このシリーズはほんと、スケールがでかい。 そのスケールに逆らうかのように、アホなコメディ要素が散りばめられております。 浅野さんが瞬時に殺されちゃったのは残念でしたが、本作は多分ケイト・ブランシェットを見るための作品。 彼女のコスプレと、めまぐるしいアクションの活躍をファンが存分に堪能できる作品です。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-18 21:21:16)《改行有》 300. ゴールド/金塊の行方 《ネタバレ》 頭髪を薄くし、腹をダボーンと太らせてみっともないおっさんの役を演じきっている。 マシュー・マコノヒーの本作にかける意気込みは伝わってきます。 ただ、どうなんでしょう。主人公は自身が金鉱を見つけ出す役柄というより、 金鉱を見つけるアコスタと資本家を繋げる橋渡しみたいな役回りでしたね。 ビジネスの話を持ちかけてきた人物に対し、鉱脈を見つける経験はどんなものかを 語るシーンがありましたが、実際にそういう絵面がないのが残念なんですよね。 ツルハシで鉱脈をカンカンやって、キラリと光る鉱石を手に持つみたいなね。 勿論、そういう絵面がないのは話の都合上仕方のないことなんだけど。 実際の話を元にしてると謳ってますが、終盤の展開はすごく映画的に感じました。 まぁ、ああでもしないとケニーが可哀想すぎるか。[DVD(字幕)] 6点(2018-04-14 19:37:50)(良:1票) 《改行有》
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