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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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361.  マネーボール 《ネタバレ》 主人公はメジャーリーグ球団のゼネラル・マネージャー(GM)なので、当たり前ですが野球の話というより経営の話でした。経営の目的は利益を生む状況を作り、維持し、向上させること。商品は野球選手のプレイとゲームの結果。イメージの中では繋がりにくい双方を、性格的に癖のあるGMが独自の理屈を持ち込んで強引に結び付けて結果を残す。仕事の世界は結果オーライな部分が多く、殊更にマネージメントの分野にはその傾向が強い。それだけ、と言っても良い。稼げる奴はどんなろくでなしでも偉く、稼げない奴はいかな聖人君子で役立たず。その構図がはっきりと見える。一般論に還元するなら、教訓はふたつ。初めての取り組みには必ず軋轢が生じるけど、始めてみないと何も変わらないこと。そして、一度始めたことはある程度結果が出るまで続けないと、良かったのか悪かったのかさえ分からないってこと。逆風を受けながらも、辣腕を発揮するGMをブラピが演じていて、これはハマり役でしたね。強引なやり方に対する内面の不安も、ブラピらしく様になって演じられている。最近は癖があるというより変人役が多かったので、久しぶりに彼の演技を落ち着いて観られました。[映画館(字幕)] 6点(2011-11-16 12:18:17)(良:1票)

362.  駅馬車(1939) 殊更に面白いとは思わなかったなぁ。ずっと以前にも地上波で観た記憶はあるけれど、その時よりこじんまりとした印象を受けた。それは現代の視線での感想で、多様なキャラと人間関係とアクションのバランスが良く、製作当時は娯楽という部類を一歩抜けた見え方だったと想像できる。アパッチによる駅馬車襲撃シーンなどは迫力あるし、ジョン・ウェインは西部男の代表としてのポジションを築いて行ったことが頷ける存在感。まさに古典ってことだと思います。[地上波(吹替)] 5点(2011-11-16 12:12:35)(良:1票)

363.  宇宙戦争(1953) 私には50年以上前の古さを感じさせる作品でしか無かったです。展開の多くをナレーションだけで済ませるのも手抜きだよね。当時の世相や一般的な科学知識のレベルの低さは分りました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-12 21:56:37)

364.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 ストーリーに転と決があったので1作目よりは良かったです。人間の国はいくつかに別れているようだけど、地名とそれらの国の繋がりが良く分からない。分からなくても何となく観れてしまうから大きな問題では無いんだけど、もう少し説明して欲しかったかな。ホビットを除く旅の仲間に連帯感が生まれて来ていることが感じられ、多少は感情移入できるようになった。ぼーっと観ていると途中からサウロンとサルマンが混同されてきて、1作目と同様の意見になるんだけど、敵の親玉の存在感が希薄で緊張感に重みが足りない。最後の峡谷の闘いにサルマンが姿を見せなかったのもどうかと思う。絵の作り込みが圧倒的なだけに少し勿体ないと思いました。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-12 21:46:47)

365.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 主人公を最後に殺して欲しくなかったなぁ。あの街に希望の種を植えて逝ってしまったけど、彼女にこそ希望を与えて実現させてあげたかった。死んだ方が彼女の功績が印象づけられると計算があっての展開なんだろうけど、釈然としないものが残りまくってます。だって、彼女が死ななくても、すでにあの街は良い方向に向かっていましたから。彼女を疑ってコンテストの応募金を隠そうとした男の偏見を正すための代償だったとしたら、高く付き過ぎです。これは制作側の思慮が浅いと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-12 21:27:57)(良:1票)

366.  ルディ/涙のウイニング・ラン 《ネタバレ》 最後は少し涙が溜まったんですが、それはおそらく周囲の期待と心遣いが実ったからで、彼の夢が叶ったからという訳ではなかったと思う。彼の熱意には敬意を表するけど、本当にこれで良いのだろうかと思いながら観ておりました。カレッジフットボールにそこまで入れ込む動機が良く解からないから。身近に翻訳すると、東京六大学リーグなら早稲田以外はNG、対抗戦グループなら明治以外はNG、箱根駅伝は順天堂以外はNG、って感じですよね。スポーツに情熱を注ぎ純粋に自分の限界に挑みたいということであれば解かるんだけど、家族がファンだった大学のフットボールチームに限定しているところに偏愛という言葉が浮かびます。必然的に卒業したら夢が終わってしまう訳で、スポーツってそんなものじゃないと思うから。いいお話だとは思うのだけどシンプルに普遍化できる内容では無く、特殊な夢を実現させた頑張り屋さんのお話でした。高校時代に怪物と呼ばれたあるピッチャーは、野球ではなくジャイアンツにこだわって夢を実現させました。ルディもそのピッチャーと精神的には同類ですね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-11 04:49:31)(良:2票)

367.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 上映中にそんなにしゃべっちゃダメでしょ。鑑賞マナーがなっていないよ。上映中は死んでも静かに座って鑑賞しましょう。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-11-10 23:23:52)(笑:2票)

368.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 私の映画史で最も大きな部分を占めるファンタジー三部作って「スター・ウォーズ」の旧シリーズなんだけど(あれは個人的にはSFではなくファンタジー)、現代の三部作ってこれになるんでしょうね。ファンタジーとしての世界観の作り方は念入りで、丹念な種族の描き分けやロケ地の選定に感心しました。でも、この一作目はさほど面白いと思わなかったのです。なぜか? たぶん理由は二つあって、ひとつ目は冥王サウロンが何者かが良く分からず、具体的な恐怖や畏れを感じないこと。物語の緊張感に直結する部分なだけに、お遣いの魔物だけでは物足りなかったです。もうひとつは、後半のロードムービー体裁が中途半端ってこと。ロードムービーとは舞台の展開にシンクロして登場人物たちの意識や関係が深くなって行くものですが、どうも危機が羅列されるだけで個々はバラバラのままって印象でした。だからラストシーンは「仲間」になる前に別れたみたいで、別行動になることが残念に思えない。尺的には十分に長い作品ですが2作目・3作目の流れを考えると、ここはもう少し仲間感を醸成するべきだったと思うのでした。[DVD(字幕)] 5点(2011-11-10 23:18:04)

369.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 バーチャル・リアリティって言葉を聞かなくなったように、仮想現実の世界を提示されるだけでは物足りなくなった昨今、本作はかなり捻りを効かせた作品でした。事故死した男の最後の8分の記憶に主人公の意識を送り込み、その8分間を追体験させる。メモリーした時点から何度でもやり直せるアドベンチャーゲームのようでした。鏡に映った自分が別人の顔をしているシーンは、設定を理解させるうえで有効かつ秀逸な演出でした。そのシーンの後も彼(ジェイク・ギレンホール)の顔のままストーリーが進行する。あくまで主人公は彼の意識である。テロを防止するプロジェクトの目的からテーマはスライドして彼自身にフォーカスして行く。主人公自身が何者であるかを探求する流れは観る者を引き付けます。そして問題のラストシーン。彼が見た8分より後の世界とは何なのか。それを考えるのは楽しかった。元の世界から多元宇宙の一つへ分裂したのか? 肉体の呪縛から解放された「ゴースト」(「攻殻機動隊」参照)が終わらない夢を見ているのか? あるいは「あの世」の情景か? 色々な解釈ができる。いずれにせよ、彼は死んだ男の記憶にあった世界の延長上であの世界を手に入れた。そこに実体が存在するかどうかは、実は大きな問題では無いとも思う。我々が脳内の信号によって世界を知覚するように、それがリアルに感じられればその者にとって紛れもなく「リアル」であるから。本作はそこに至るトリガーとして「生きたい」「愛したい」「守りたい」といったの意志の力を提示し、人間の可能性を示唆する。この邦題も悪くないけど、プログラム名である原題はオチに直結していますね。ダンカン・ジョーンズ監督はこの2作目で本物を証明しました。観る側の興味を引き付けるストーリー性、足元が瓦解するような不安感を煽る語り口、そして人間の本質に回帰するテーマ性など、卓越したセンスを感じます。[映画館(字幕)] 7点(2011-11-06 10:45:56)(良:2票)

370.  ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 《ネタバレ》 ニコラス・ケイジがぶつぶつ独り言をつぶやくと2分で謎が解ける。カップラーメンより早い。サクサクと軽快に展開するが、軽すぎてちっとも面白くない。先祖にかけられたリンカーン暗殺の汚名を晴らすことが目的だったはずだが、宝物の発見がその証明になるのか? その理屈が解からない。もう一つの難点はエド・ハリスの立ち位置。頭脳派で登場し、途中で武闘派に乗り換え、最後は人道的な人になって死にました。シーンごとに性格が違う。ストーリー上の都合ではなく複雑な人格だと言いたいのなら、その深さを表現しないといかんでしょ。これらは脚本家が楽をしているだけ。ダイアン・クルーガーの胸の谷間の深さには驚いたが、あの描写の執着を謎解きに活かせよ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-11-01 01:19:35)

371.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 オリジナルの初作に繋がる前日譚を、展開が読めないSF的な魅力に溢れたストーリーにまとめています。元々のシリーズにも現代の地球に知性が発達した猿が生まれるジェネシス的なストーリーはありましたが、それは未来の地球から時間を遡ってやってきたコーネリアスたちの息子という強引な設定だったので、本作に置き換えることでとてもスッキリしました。オリジナルに繋がるという意味で、このシナリオはかなり良く練られています。私が感心したのは、猿たちの隆盛と人類の衰退の両方をSF的に解決している点です。それぞれは同じウィルスが原因で起こりますが、猿が人間を駆逐した訳ではない構成が納得しやすくて秀逸です。オリジナルのラストシーンで自由の女神の残骸を見たテイラーが「お前たちは本当にやってしまったのか」と核戦争が起こったことを示唆しましたが、それはテイラーが生きた時代背景が言わせた台詞として理解できるし、実際がウィルスの蔓延だったとしてもオリジナルを損なわない。何より、今の時代に核戦争を起こす不自然さを解消したことは功績と言いたいくらいで、個人的に低評価だったオリジナルの3作目以降を無かったものに出来ることが心地良かったりする。表現面で感心したのは、なんと言ってもシーザーの意志表現ですね。ほとんど眼差しだけで知性と感情を表現していて、彼の行動から目が離せずスクリーンに深く入り込めました。内面を表現する部位として眼の重要さを再認識した気分です。ヒロインのフリーダ・ピントは今後が楽しみです。[映画館(字幕)] 8点(2011-10-16 20:58:00)(良:3票)

372.  キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー 《ネタバレ》 あけすけなニックネームで星条旗の盾を持った、まるでアメリカの広告塔のような恥ずかしい奴と思っていたら、本当に広告塔でした。開き直ったかのようにそこをスタート地点にして、兵士としての実績を積み上げてもスタイルは変えない。本人に「癖になる」と言わせるあたりが上手いと思いました。単身で敵地に乗り込み捕虜を救出するくだりはハリウッド映画らしいヒロイック表現で、出来過ぎの活躍にも血圧があがりました。数あるマーベルヒーローの中で、ロジャースの能力は凡庸な部類に入ります。身体機能がオリンピック選手より優れているという程度で、大地を割る怪力も無ければ空も飛べない。彼の武器は正義感。ヒトラーというよりも「悪いもの」を阻止したいという動機の純粋さが最大の個性でした。でも、それはヒーローに不可欠な資質で、本作のストーリーはそこにポイントを置いていました。クラシックなヒーロー観だけど、「アベンジャーズ」の面々を集める前に基本を確認しているような風情でした。本編後の「アベンジャーズ」の予告編で、アイアンマンがマイティ・ソーの肩を叩いて「いい体してんじゃねえか」って、この取り合わせの魅力を数秒で語り尽くしてました。その面子にキャプテン・ロジャースが「ファースト」として加入する。戦闘力という意味では遥かに上を行く怪物たちと共に、ロジャースがどのような存在感を示すかに興味が募ります。[試写会(字幕)] 6点(2011-10-16 05:37:29)(良:2票)

373.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 テレビシリーズは観てなかったけど「ロッキー3」で敵役を務めたミスターTがモヒカンで出ていたのは認識していた。本作のモヒカンはミスターTの面影があったけどランペイジ・ジャクソンだったんですね。エンドロールまで気づかなかった。そういえば「投げ」で決着を付けてましたね。いわゆるハリウッドなノリの「痛快」なだけのアクションものかと思っていたら、ドラマとして多少は起伏があり、おバカ映画というより小バカ映画って感じ。4人の特攻野郎それぞれのキャラに見合った物語が設定されていて、少し詰め込んだ感もあるが見づらい程でもなく、爽やかな鑑賞感でした。CIAが悪役になるのは珍しいことじゃないけど、本作では特に情報局員のタチの悪さが印象が残りました。軍人より怖い。実際、その通りなのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-05 20:25:01)(良:1票)

374.  冷たい月を抱く女 《ネタバレ》 最後に子供を殺しに家宅侵入するところが、それまでの周到さに比べて安直でした。でも、オチに無理矢理な力が入り過ぎている作品が多い最近のサスペンスに比べて安心して観ていられました。20代半ばのニコールも美しいのですが、この頃は普通の女優さんの一人ですね。この人は年齢とともに美しさに磨きがかかって来たと如実に感じます。ご本人のプロ意識の賜物なのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-10-04 22:27:19)

375.  ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 アクション映画としてはとても良く出来ていると思います。カーアクションだけではなく、銃撃戦あり、肉弾戦あり、お色気もありで、かなりバランス良くまとまった映画でした。ケチの付けどころは無いんですが、かと言って自分は激しく興奮するシーンも無くて平均点です。前作で殺したミシェル・ロドリゲスを生き返らせて、さらに続編を作ろうと目論んでいるようでしたね。それ、賛成ですよ。一般の評価も同じだと思うけど「アバター」以降、彼女の株は高値更新を続けています。どうせなら、彼女を主役に据えて作って欲しい。きっと新鮮な「ワイルド・スピード」になります。アホな理屈で生き返らせても怒りませんから。[映画館(字幕)] 5点(2011-09-27 20:59:08)

376.  スリーデイズ 《ネタバレ》 妻の冤罪を信じた夫が妻を脱獄させるお話。満足度、かなり高いです。ポール・ハギス監督の作品らしく登場人物たちの気持ちが分かりやすく伝わってくる展開に2時間があっという間に過ぎました。派手なアクションを控えながらも充分にサスペンスフルです。過去に何度もプロフェッショナルの「闘う男」を演じてきたラッセル・クロウが、本作では庶民的な夫を演じます。冤罪の真偽自体は問題にしておらず、それを信じた夫が取る行動と心理描写が見どころです。警察沙汰などと無縁だった男が諸方面から情報を仕入れて脱獄計画を練る。大学の先生らしく机上で考えるのは得意だけど、行動に移すと危なっかしくてハラハラします。初めて犯罪行為に踏み込む者の不安が観る側にまで伝染して来ました。裁判は八方塞がりで収監中に自殺未遂まで起こした妻。母子の関係も含めて家族を救うという目的もさることながら、主人公は懲役期間である20年という時間に耐えられなかったのだと思います。その年月を想像すると、行動に及ぶ心情が理解しやすかった。エピローグで妻を検挙した刑事が殺人現場に足を運びます。夫婦が脱獄という行動に及んだこと自体が冤罪の証明であると感じたようでした。このあたりの見せ方がとても上手い。最近のサスペンスものはどんでん返し系が主流ですが、丹念に演出すれば無理に捻らなくとも完成度の高い作品が出来あがる好例です。[映画館(字幕)] 7点(2011-09-25 20:02:26)(良:1票)

377.  スパイキッズ4D:ワールドタイム・ミッション 《ネタバレ》 多くの子供たちに混ざって匂い付き映画を楽しんできました。葉書サイズの台紙に8つの匂いの素が付着していて、スクリーンに表示された番号を指で擦り鼻に近づける。シンプルな趣向だけど、視聴覚以外で映像世界を知覚させる試みとして面白かった。50年後の映画館は匂い付きスクリーンが主流になってるかもしれませんね。ちなみに、匂い台紙を同じ指で擦ると香りが混ざって違いが分かりにくくなる。両手を動員して、番号ごとに違う指を使うことをオススメします。さて本編ですが、ロバート・ロドリゲスってこんな映画も撮れるんだということが少し驚きでした。この人、バカ・エロ・グロで笑わせることを専売にしていると思っていましたが、しっかりファミリームービーになってます。ハラハラするシーンにも緊張感がある訳では無く、終始ニコニコしながらスクリーンを眺めておりました。ジェシカ・アルバは想像通りのキュートさだったけど、彼女の旦那の双子の連れ子との関係やその双子の性格付けなどにもしっかりメリハリが効かせてあり、その他の登場人物にも曲者が多く飽きません。私は過去のシリーズを観ていませんが、そこはストレスなかったです。前作までを観ている人は元スパイキッズの成人した姿も楽しめるのでしょう。この種のアドベンチャーコメディは邦画では成立しにくいジャンルですが、ひとつありましたね。荒唐無稽な事件を子供を中心に家族が協力して解決する。これは「クレヨンしんちゃん」と同じ世界観です。[映画館(吹替)] 7点(2011-09-19 10:56:53)(良:1票)

378.  スプライス 《ネタバレ》 遺伝子操作や新種の生物と云う共通項がある「ザ・フライ」が科学者の探究心がもたらした不幸なら、本作は科学者カップルの欲情が生んだバカ騒ぎ、ってところでしょうか。この種の作品は本来は嫌いじゃないんだけど、本作には不快感がこびり付いて離れない。生みの親である科学者の♂の方には犯され、♀の方は孕ませる。この親子どんぶりが気持ち悪い。倫理とか道徳とかを飛び越えるのはフィクションとしての映画の特権だけど、これはえげつなく悪趣味です。評価はできないけど記憶に残ってしまう映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-17 21:32:40)

379.  ナショナル・トレジャー 《ネタバレ》 宝探し系作品の魅力は主人公の設定に尽きると思う。アメリカ独立宣言書を盗もうというショーン・ビーンに対して、それはいけないと諌めるニコラスくん。なんとつまらない奴なんだと耳を疑いました。子供の頃におじいちゃんから、お前は騎士だとか言われてその気になっちゃったんですね。謎解きや追いかけっこは良いレベルなのに総体として煮え切らない印象が残るのは、主人公の生真面目な窮屈さが原因と思われました。まぁ、インディアナ・ジョーンズの二番煎じをやられても、それはそれでケチを付けそうですが…。観客は身勝手。ダイアン・クルーガーは当代随一の美人女優じゃないかと個人的には思っているのですが、これといった作品に恵まれないままに月日が流れて行くのが残念です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-09-16 22:34:43)

380.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 前2作に比べて明らかにレベルが落ちました。運命に逆らう工夫が見どころのシリーズだと思っていたけど、その努力が感じられない。殺し方をカタログ的に並べて、その周囲で登場人物をあたふたさせているだけに見えました。写真に死に様が予告されている理由は良く分らないけど、浅知恵で回避しようとして殺人を幇助する主人公のお姉さんの頭の悪さにイラつきました。その殺し方も、運命的というより業務上過失致死的な死に方が多くて納得しにくい。こうなると、ただの悪趣味な映画ですね。3作目ともなると、仕方のないことか…。[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-09-11 12:16:40)

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