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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. デス・レース2000年 ばぁか~っ!www いやぁ、素晴らしい。思いっきりアホな設定。有るような無いようなストーリー。これ見よがしに無駄なエロ! さすがB級低予算速撮り映画の巨匠ロジャー・コーマン。分かってらっしゃる!! これぞB級低予算SFアクションの鏡です!w でたらめではあるが話もそれなりに纏まって(?)るし、車載カメラを使いローアングルから撮った映像は、あろうことか予想以上の迫力でビックリ!www それにしても1975年には25年先の2000年はSF的近未来だったんだなぁ。レースが始まる前のスタジアムの背景に、マットペインティングで描かれた都市には未来世界らしき街並みが……。ま、それはともかく、マシンガンをぶっ放すときに、口を歪めて「うあぁぁぁっ!」と吠えるスタローン! まったくランボーなのが面白い。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-02-05 00:31:50) 22. 上海から来た女 《ネタバレ》 巧いね! ホント巧い。 やっぱりオーソン・ウェルズは映像作家と言うに相応しい人だと思う。幾人もの思惑が絡み合って、なんなんだ??? と思わせる前半から殺人事件が起き、中盤の法廷劇に移行する。なるほどココで事件の真相が解明されるのか、と思いきや! 終盤にはもう一と転げする3段仕込み。ま、はっきり言って、お話は雑。とくに工夫のある面白い話ではないし、展開的に説明不足の観も否めない。最も雑なのは、主人公が真犯人を見破るところ。その理由も謎解きも無く、ほとんど直感。神憑り。w でもね、そんなことを差っ引いても、この作りの巧みさはお見事としか言いようがない。前半でただの嫌みにしか聞こえなかったサメの例え話が、最後で大きな意味を持つに至っては、もう脱帽の一言。のちにブルース・リーの『燃えよドラゴン』にインスピレーションを与えた鏡の間のシーンも、映像効果としてこっちの方が1枚も2枚も上手。素晴らしい。それにしても、リタ・ヘイワースの作品を観る度に思うが、この人はただのセクシー女優じゃなかったんだなぁ。才色兼備の名女優だわ。[ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-22 17:30:51) 23. コーヒー&シガレッツ 全く予備知識無しで、タイトルに惹かれて鑑賞。もっと小粋でスタイリッシュな映画かと思いきや…………なんじゃこりゃ? ヘンな映画~っ! だけど気がつけばプッと吹き出し、ケタケタと笑ってる自分がいる。いったい誰だよ監督は? と見ればジャームッシュじゃないか! そりゃ一筋縄では行かないはずだわ。いや、ほんとバカバカしい。安っぽい。こんなに豪華な顔触れで、ここまで安っぽく見せるのもある意味技術だね。さすがにインデペンデントの雄と呼ばれる監督だけある。自分は11話全て楽しめました。ちくしょー、無性にタバコが吸いたくなってきた。それも1mgだの5mgだのというチンケなヤツじゃなく、どっしりと重たいヤツを。もうっ、せっかく止めたのに! ……あ、そうだ。止めたからこそ堂々と吸えるんだっけ?www[ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-11 03:12:58) 24. さらば愛しき女よ 何度観ても「うん、うん」と頷いてしまうような映画です。原作ファンとして、文句の付け所が一番少ないマーロウ物と言って良いでしょう。まあ、本来ゲーリー・クーパーをイメージして作られたフィリップ・マーロウというキャラに、ミッチャムは少々どん臭い感じが否めない、という泣き所はあります。しかし、この後もう一本『大いなる眠り』をミッチャムで撮ったわけですから、本国でも概ね好評を持って迎えられたんでしょう。原作は元々短編を長編に引き伸ばした話なので、途中で少々無駄な部分も感じるのですが、この脚本は大筋を変えずに綺麗にまとまっていて破綻を感じません。鮮やかな色を出すためにわざわざフジカラーフィルムを使って撮影した夜のネオン街も、退廃的な雰囲気を醸し出すのに一役買っていて良い感じ。原作の乾いたセンチメンタルを、もう少しだけウェットにしたような、すばらしいハードボイルド映画だと思います。また、若き日の端役の頃のスタローンが見られるのは、嬉しいオマケと言ったところでしょうか。www[ビデオ(吹替)] 8点(2007-06-18 07:25:38)(良:1票) 25. ゴースト・ハンターズ もう何度も何度も観てる作品。でも面白い! 個人的にはジョン・カーペンターのBest3に入るなぁ。カンフーアクション、コメディ、ホラーをぎゅぎゅっと詰め込んだ欲張りな作り。どこまでが計算なのか分からないチープさも、カーペンターらしくて良いね。w しかも、カンフー映画ファンには何気に豪華なキャスト!www 86年にこれを作ったってのは、カーペンターの先見の明でしょう。13年後の99年に『マトリックス』で米映画界に大ブレイクしたトランポリンアクションもワイヤーアクションも、すでに全開です。って言うかまあ、お金の無い香港映画では当たり前の手法だったんだけどさ……。それにしてもラッセルはこれくらいの軽い役がよく似合うね。キム・キャトラルも『マネキン』の次くらいに可愛く見えるし。w[DVD(字幕)] 8点(2007-03-31 00:24:05) 26. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 評判の良さに観てみたら、コレは確かに面白い! テンポが良くて、2時間以上の長尺を飽きさせない。べつにディズニーランドが好きなわけでもないし、特にジョニー・デップやオーランド・ブルームのファンと言う訳でもないんで、そんなに何かを語れるほどの感慨は持てなかったけど、クリフハンガー物としてすごく良く出来てる。実は『カリブの海賊』って乗ったことないんだけど、ぜひ一度乗ってみたくなった。[DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 20:06:43) 27. エミリー・ローズ 《ネタバレ》 クリーチャーの造型や特撮頼みが主流となり、懐かしのゾンビまでが復権したこけおどし全盛のホラー映画界にあって、非常に真面目に作られた作品で好感度は高い。 今や善と悪との戦いも『コンスタンティン』の様にスペクタクルじゃなきゃ映画じゃない! とばかりにドタバタと描いてみせるハリウッド流において、むしろこっちの方が強く深く印象に残るのは皮肉なモンだな。 もっとも、これはホラーと言うよりは、オカルト映画であり、法廷劇なんだが……。ホント、派手なSFXなどは一切無し。オドロオドロシイ姿の悪魔も一切出てこない。 映画は、エミリーの死を裁く法廷の進行を中心に事件が振り返られていく。 「彼女は単なる精神病であり、薬の投与で治せたんじゃないのか? それを止めて実効の無い悪魔祓いなどという儀式で結局死に至らしめた神父は殺人ではないのか?」 この糾弾に立ち向かうヤリ手女性弁護士。当初全く悪魔など信じていなかった彼女の身辺にも、次々と不可思議なことが起こり始める。この辺りの演出も非常にオーソドックスだが上手い。 でも、この映画のテーマはそんなホラー描写には無い。最後に明かされるエミリー自身の選択。信仰とは何か? 生と死とは? 結局、映画自体は結論を出さない。ただ、神父が事実上無罪になったという事態を画くだけ。あとの判断は観客に委ねられる事となる。 同様のテーマを持った『エクソシスト』とは対極のスタンスで作られている。『エクソシスト』は、原作から科学的、医学的アプローチを試みる部分をばっさりカットして、オカルトホラーに徹して見せた。こっちは、現代という時代を踏まえて論理的解釈を推し進めながら、オカルティックな部分も否定しない。 まあ、どう転んでもデート映画には向かないが、ホラーファンなら観て損は無い。それも一人でじっくりと。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-09 18:35:46)(良:3票) 《改行有》 28. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド 「1」で8点付けちゃったから、もう1ポイント上げてやりたい所だが、さすがに9点までは点けられなかったなぁ…。「1」や「スコーピオン・キング」から、使いまわせる所は使いまわして安く上げ、その分CGに金注ぎ込みました、って感じ? でも、1作目を上回る出来だったとは思う。「1」を踏まえた設定やギャグ、キャラクターが上手く活きており、楽しめる「2」になってました。ただ、あのCGのロック@蠍の化け物は無ぇなぁ~。安手のTVゲームみたいだよ…。手ぇ抜くなILM![ビデオ(吹替)] 8点(2005-08-08 16:48:28) 29. ハムナプトラ/失われた砂漠の都 そっか~、この映画を最初に観てからもう5年も経ってるのか…。1999年は、コレと「マトリックス」があって、ハリウッド的には当り年だったんだよな。で、このハムナプトラ、出来としてはかなり良い作品だと思う。日本ではインディ・ジョーンズの2番煎じとして、配給会社も半ば諦めつつ公開したら予想外の大ヒット。確かにポスター見たらモロにインディシリーズの真似で笑っちゃうよね。でも元ネタはミイラ男。特にどうこう言うほどでもない『ザ・マミー』をリメイクして、メチャメチャ良く出来たエンターテインメントに仕立て直した。古代エジプトという夢のある舞台に、魔法と活劇を絡め、冒険活劇斯くあるべし! というような、徹底したクリフハンガーぶりで観ていて飽きない。レイチェル・ワイズも可愛いし、ブレンダン・フレイザーとのコンビもいい。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-08 16:35:06) 30. カバーガール この作品で初めてリタ・ヘイワースを観た。モンロー以前の代表的なアメリカのセックスシンボルなんだが、色気だのなんだのそれ以前に大女優さんなんだな、と思い知った。歌って踊って芝居が出来る美人、それが女優ってもんだったハズ。踊れない、歌はイマイチ、芝居はイマ3というモンローの方が特別なんだろうね、きっと。お話が在り来たりなのは、古い映画なんでしょうがないでしょう。とにかく歌って踊って笑いがあって泣かせどころがあって……と盛りだくさん。古き良きアメリカのエンターティメントです。8点(2005-01-12 20:53:24) 31. リプレイスメント ひょっとしたら、キアヌの作品で一番イイかも知れない。(笑 何も期待せずに見たら、それくらい当たりだった拾い物的作品。バカバカしいくらい単純な話に、アメリカ人が好きそ~なバカギャグがちりばめられており、ほんっとに何も考えずに観れる。ありきたりだとか予定調和だなんて言っちゃいけない。この手の映画においては、それは“安心感”というのです。日本人の扱いも、まあこれくらいなら許してやろう。(^^; ヒロインのオネーチャンも美人だし、良いんではないでしょうーか。この女優さんって、TVシリーズの方の「インターネット」 の主役だよね? 違う???8点(2005-01-12 20:39:17)(良:1票) 32. ドラキュリア 《ネタバレ》 この10数年内に作られた吸血鬼モノでは、かなり良い出来だと思う。ちゃんと原作に敬意を払った上で、新解釈を加えた現代のドラキュラ物になっている。ドラキュラの取り巻きの女吸血鬼を3人で止めておいた辺りや、マリーの親友の名前がルーシー・ウェステンラだったり…。さすがウェス・クレイブン! マニアのくすぐり所を知ってると言うか。しかも、ドラキュラが陽光、十字架、銀に弱い理由として、彼の起源をイスカリオテのユダに持って行った辺りは、やられた~って感じ! よく、ドラキュラに気品やエロティシズム、闇に生きる者の悲哀etcなんぞを求める人がいるが、そんなモンは全て後の誰かが言い出した後付であってね。観る人がそう感じたければそう思っといてイイんじゃない? 程度のものなのよ。現に原作のドラキュラにはそんな描写は一切無いしね。要はモンスターは恐怖の対象であるべきであってさ。ま、それはともかく、またこの映画の面白い所は、ヘルシングとドラキュラの「娘」の奪い合いだという所。ドラキュラの血を注射して現代まで生き続けたヘルシング。その娘であるマリーは、ヘルシングの娘であると同時にドラキュラの血を継いだ娘でもあり、この辺りの設定も上手い。細かい所で展開が少々強引だったり、サイモンとかいう若い男の存在にあまり意味が無かったり、という難点や、ヘルシングが半ばであっさり死んでしまう残念さなど(やっぱりドラキュラVSヘルシング父娘の対決は観たかったなぁ…)はあるが、それを補って余りある斬新な話は十分に楽しめた。8点(2004-08-13 02:47:37)(良:1票) 33. ロッキー3 ロッキーの試合スタイルに、初めて“ガード”、“ディフェンス”という概念が加わる記念すべき作品。www この3はシリーズ中でも結構好きな作品だなぁ。まあ、1には到底及ばない事は言うまでもないが。話の内容も然る事ながら、ラストシーンのロッキーとアポロのスパーでパンチが交錯する瞬間にストップする辺り、シリーズで一番かっこいいラストシーンじゃないだろうか。そして、これはロッキーがハングリー精神を取り戻す話であるとともに、エイドリアンの成長の話でもある。せっかくアポロがトレーナーを買って出てくれたと言うのに、全く気合の入らないロッキーをエイドリアンが叱責する。ロッキーと互角に怒鳴りあうエイドリアンに、ロッキーは驚きながら「強くなったな」と……。やはり母は強いのだ。そしていつの世も、男を動かすのは結局女なのである。[映画館(字幕)] 8点(2004-03-14 04:16:26) 34. レガシー この映画、大好きです。遺産を受け継ぐ候補者が次々と死んでいき、最初は恐ろしい魔力の遺産に恐怖し、戸惑っていたロスが、次第にそれを当たり前として受け入れていってしまう辺りがじわ~っと怖い。8点(2004-03-14 03:44:42) 35. エクソシスト3(1990) さすがに、2を観て怒ったブラッティが自ら監督しただけの事はある。1の流れを上手く汲んで、雰囲気も上々。ずいぶん時間が経ってから作られただけあって画は1以上かも。ただね~、何だろう、やっぱり衝撃という点で1には敵わない気が。まあ、1を踏まえて気持ちの準備がある中で観てるからしょうがないんだけどね。8点(2003-11-19 07:07:16) 36. エイリアン2 勿体ぶった作りの1から一転してエイリアンの大盤振る舞い。キャメロンの作品で唯一面白いと思う映画です。8点(2003-11-16 16:50:55) 37. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 話のスケールは一番大きいんだけれど、シリーズ三作目ともなるとドキドキ感では「レイダース」に敵わず、テンポの良さでは「魔宮の伝説」に及んでいない気がする。話も結局「レイダース」の亜流だしね。まあ、ジョーンズ親子の掛け合い漫才で一味違ったものにはしてありますが…。序盤、リヴァー・フェニックスが帽子や鞭などを手に入れていく辺り、ここでも「ヤング・シャーロック」を彷彿とさせる。スピルバーグは、よっぽど「ヤング・シャーロック」を気に入ってたんだろうね。8点(2003-11-12 06:51:05) 38. アルタード・ステーツ/未知への挑戦 《ネタバレ》 クセのあるアーティスティックな映像美はさすがケン・ラッセル。面白いかどうかはともかく、傑作である事は間違いないでしょう。話については、好みの別れるこれまたクセのあるもので、ツッコミどころ満載。如何にも70年代ニューエイジ思想の影響下にある精神世界モノであり、SFである。自分的にはこのぶっ飛び方は嫌いじゃないなぁ。まあ、自分の深層意識に潜り込んで行くと猿になるのか…、と思うと笑ってしまいますが。何があっても逆行催眠治療だけは受けたくないな…(笑。 また、最後に愛が勝つってのも今観ると非常に陳腐かも。これ、確かウィリアム・ハートのデビュー作なんだよね。昔はカッコ良かったのね、今ハゲてるけど。(^^;8点(2003-11-11 02:48:32) 39. 有頂天時代 “アステア&ロジャース”コンビのベストとも評される作品。 正直に言って、映画としての出来はイマイチだと思う。話は雑だし、オチの付け方も荒い。しかし! 二人のダンスは本当に素晴らしい。とにかくもう、優雅! 二人の動きの一挙手一投足が美しい。ダンスシーンの設定も工夫を凝らし、ダンス教室で、雪山で、ステージで……と色んなシチュエーションで魅せてくれる。 ダンスと言えば、アステアのベストパートナーは、ロジャースか、それとも後に共演したエレノア・パウエルか、と評価の分かれるところだが、タップ名人のパウエルはパートナーと言うよりライバルじゃなかろうか。アステアとパウエルのダンスシーンは、パートナーと言うより個人芸のバトルなんだな。ところがロジャースとのダンスは、息がピッタリと合った正しくコンビ芸。なんせこの二人で9作も撮ってるワケで。 これはコンビの主演5作目(この前に脇で共演した1本有り)。アカデミー受賞の素晴らしい楽曲に載せた、二人の全盛期とも言えるダンスは必見でしょ。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-11 18:44:07)《改行有》 40. SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 スピルバーグの“宇宙人モノ”全部乗せ、みたいな映画。J.J.エイブラムスは余程スピルバーグに心酔しているのか、それともAMBLIN制作の作品だからなのか、スピルバーグ的なクセが其処彼処にある。その分スピルバーグの嫌な部分もけっこうありますが。 その他のスパイスとして『スタンド・バイ・ミー』、ロメロの『ゾンビ』辺りが効いてるかな。列車事故のシーンは『ファイ・デス』シリーズを思わせる気合の入り方。それ以外にも『エイリアン』等などヒット作へのオマージュ的な細かいお遊びがたくさん散りばめられていて、映画好きには結構楽しめる。 まったく予備知識無しに観たため、田舎町でゾンビ映画を撮る少年達を前振りに、列車事故、軍の秘密作戦と来て「ああ、そういう映画ね……」と思いきや、まさかの宇宙人モノというバカ展開も、個人的には楽しめた。 まぁツッコミ所も多々あるが、そこは考えちゃダメ。決して神妙に観る映画では無いので、多少の穴は大目に見て笑って楽しむのが良いでしょう。後味も悪くないし、そこそこの佳作。SFホラー映画好きの暇つぶしにはけっこうお薦めかも。w[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-04 00:56:28)(良:1票) 《改行有》
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