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プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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401.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 なんだか、すっげー食い足らない!みたいな。主役二人の存在感、演技は最高なんですけど、それを映画が全然受け止めきれてない感じ。ハリウッドメイドの軽食なんですよ、脚本とか演出とか。これまでいかに生き、そしてこれからいかに死んでゆくか、そんな深い深い素材が、全て予測された味付けだけで終わっちゃう。スパイス不足で良くも悪くも口当たりのよいばかりの映画。まず起点に超お金持ちの財産があって、その財産を頼りに物語が進んだ上で、お金が人の価値の全てじゃない、なんて至極真っ当な事を語られても、それはファンタジーの次元ですからねぇ。さて、ですがここで1つの大きなポイント。性格も、育った環境も全く違った二人が病院で同室になり、意気投合して病院を抜け出し、二人で同じ時間を過ごし、人生を見つめてゆく事になるという、基本設定同じな『タイムズ・スクエア』(’80)という映画がありまして、でも中身は貧乏しながら自分を見つけようと足掻く少女達の青春物語。なので、この映画と真逆の、対を成すような感じですが、それを見ていたお陰で非常に感慨深く映画を見る事ができ、実際の映画の実力を大きく上回る価値を見出せたような気がします。人生の始まりと終わり。何かを創り上げてゆこうとするキモチと何かを遺そうとするキモチ。全然時代もセンスも別の映画なのに、まるで2本で1セットみたいな。なので、点数は『タイムズ・スクエア』という映画があったお陰な点数。正しい映画の評価の仕方じゃないですが、私にとっての価値、って感じですね。[映画館(字幕)] 7点(2008-05-12 23:07:56)

402.  バイオハザードIII 前2作も映画館で見てるし、すっかり興味も薄れたけどお付き合い程度に、って感じで見ましたが、前作よりは面白かったですね。ゲームの『バイオハザード』から遠く離れて(いや、『1』、『2』、『ベロニカ』しかやってないのでそれ以降どうなってるのかよく知りませんが)、ある意味正統派な終末ゾンビものの匂いを醸してます。前作ラストで示唆されたように超能力は出てきちゃいますけど。でも、カラスのシーンでの圧倒される映像はかなりワクワクさせられましたし、それをバーン!とやっつけてみせるミラのカッコ良さったら。ホラーらしさも復活して、一作目の人間トコロテンも再登場、パワフルなゾンビものとして意外に楽しめる作品でした。ただラストの倖田來未の歌はねぇ、やめて欲しかったですねぇ。彼女は嫌いじゃないし、彼女に罪はないですけど、商売のネタにするために映画に愛のない人達が映画を壊すような事はしちゃいけません。avexはあちこち土足で踏み荒らさないで、音楽できっちり商売して下さい。お願いします。[映画館(字幕)] 7点(2007-11-04 16:25:10)(良:1票)

403.  ミス・ポター 《ネタバレ》 オーソドックスでクラシカルな雰囲気がとっても味わい深くて、ちょっとしたファンタジーの要素も愛らしくって、写し取られた風景の情感がとっても良くて、音楽もいいし、わぁ、なんて素晴らしい映画なんでしょう、と感動したかったところなのですが、何故か映画のテンポが3倍速。映画見てる最中に「1分でわかる『タイタニック』」とかいうパロディアニメ思い出しちゃいましたよ。もうテンポ良すぎて、映画始まって1時間くらいでもうユアン退場しちゃったりしますからねぇ。クラシカルって事で、上映時間もクラシカルにまとめようとしたのかもしれませんけど、それにしちゃ子供時代から、本が出版され、恋をして、悲劇を乗り越え、自分の生き方を獲得するまでの一代記、詰め込み過ぎだぁ。そして、大変申し訳ないのですが、プロデューサーまでやってるくらいですから思い入れたっぷりな上で演じてるのでしょうが、レニーがミスキャストかな、と。ウソでももっと若くて綺麗な(本当に失礼!)、キーラ・ナイトレイあたりが演じた方が映画のファンタジーとして綺麗に完結したように思えるんですけど。あと、親友役のエミリー・ワトソンもね・・・。このメイン二人がどうにもこうにもオバ・・・(大変に失礼!)なので、いちいち現実に引き戻されちゃったな、って。あくまで題材は最高でした。[映画館(字幕)] 7点(2007-09-22 15:40:11)

404.  ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 まずは、あのダラダラした原作をよくスッキリとまとめたと褒めたいところです。米語版を辞書を片手に読んだので時間がかかったせいもあるのでしょうが、ホグワーツと魔法省の対立、ヴォルデモートの復活という一大事展開のハズが、こんなモンでいいの?と頭ヒネリまくり状態だった原作は、映画化でスリムになる事で楽しめるものになりました。監督生、クィディッチあたりはばっさりカット(ロンかわいそ)、延々ぶちギレハリーやOWLはさらりと、そして出来の悪いロールプレイングゲームみたいだったクライマックスのアンブリッジの部屋~森~魔法省の展開も畳み掛けるような展開でスッキリ。もちろん、毎度の割愛し過ぎ感は今回も健在でしたけど。子供向けな匂いはもはや消え失せ、冒頭からずっとダークな雰囲気に支配されて陰鬱な感じではあるのですが、演出センスはいいです。それゆえクライマックスで皇帝対ヨーダみたいな凡庸なノリになってしまうのが残念。各派の面々の展開もちゃんと見えないままに肝心なシーンまでさらりと流されてしまいますしねぇ。しかしこれだけキャラに愛着が湧いてると、もう何でも許せちゃいそうな気がしないでもないです。原作で魅力的だった新キャラのトンクスとルーナ、トンクスは残念な描かれ方でしたが、ルーナは原作以上に魅力的。今回の映画は原作の欠点を補ってる感もありました。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-14 18:08:27)(良:1票)

405.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 あああ、3作目にしてやっと「スパイダーマン」ってモノの魅力が判ったような気が。これは地球や国家の危機を救ったりするようなヒーローの物語ではなくって、思いっきりお金をかけた昼メロですね。次から次に起こる事件はひたすら主人公のプライベートに関するもので、ごくごくパーソナルな感情のオンパレードの世界。怒涛の惚れた腫れたくっつく別れる三角関係憎悪復讐和解ワールドは、まるでお昼に放映されているおばさま向けドラマのようじゃありませんか。そう割り切って見ると、前2作からの積み重ねもあって結構楽しめました。また、相変わらずのCGワールドですが、前作よりも技術は格段に向上して(アクションシーンでの人間の動きが全部CGっぽさ丸出しだった前作に比べて、ライブとCGとの見分けが付きにくくなってましたもんね)、今回は怪獣映画的な視点もあって、いい感じ。ただ、あっちこっちエピソードを広げまくっているせいで物語や映像が上手く繋がってない、強引に引っ張ってるような箇所が見受けられたのが残念でした。それにしても、あれだけ色々とケリを付けちゃうと、次に持ってくる昼メロネタは残ってないような気もしないではないですが。[映画館(字幕)] 7点(2007-05-02 21:25:58)

406.  ドリームガールズ(2006) 私は昔から「シュープリームスよりはスリーディグリーズ」ではありましたけど、眩い歌の世界は最初から鳥肌モノでしたね。もう冒頭の世界だけで描いてくれればそれで充分、物語とかいらない、とか思っちゃいました。まあ、そうはいかないでしょうから、成功とそこから生まれる影のドラマが描かれてゆく訳ですが、その部分はどうも今ひとつピンと来なかったかなぁ。散文調で一本芯を通す部分がなくて、それは舞台のミュージカルのスタイルにはありがちなのですが、映画としては脚本に芯を与えて流れを作って欲しかったな、と。観客に注目ポイントの選択肢のある舞台と違って映画って決まった映像だけをキッチリ見せるものですから、案内役不在だと意識が映画から離れる瞬間が生まれてしまって。でも、ソウルって何よ?ファミリーとかブラザーとか言うけど、言葉に縛られてるばかりじゃないの?っていう、内省的な意識は、ちょっとグッと来ました。劇場の音響が少々過剰気味な上に、ちょっと盛り上げ過ぎじゃない?って曲が多くて、最後にはぐったりって感がなきにしもあらずでしたが・・・。[映画館(字幕)] 7点(2007-03-03 21:52:13)

407.  カーズ 《ネタバレ》 うーん、複雑な気分です。これまでのピクサー作品よりも、素晴らしさとガッカリの落差が激しい感じ。美術センスは最高ですし、物語もベタだけどいい。キャラクターもいろんなパターンがあって魅力的。でもね、このキャラに普通の映画のようなドラマを維持させようとする事が無謀だと思うんです。CGアニメの限界点を弁えきれてないように思え、だから全体的に間延びした印象を受けちゃう。手描きアニメにしろCGアニメにしろ、役者としては大根なんですよ。表情や仕草で人の機微までも表現できるほどの表現力はないワケで、だからまんま映画みたいな文法を当てはめる行為が適切とは言い難いのですよね。もう少し彼等に相応しい舞台というのがあった筈です。あとは、動きが軽すぎるせいなのか、モデリングに問題があるのか、サイズ感覚にバラつきが感じられました。一応、実車と同じサイズ、って考えていいんですよね? だけど小さなオモチャにしか見えないカット多数。ボディに対して大き過ぎな目がいけないのかな? ベッタベタなアメリカンのノリは、これはこれでいいでしょう。世界の子供達の目にどう映るのかは判りませんが。個人的には双子のミーハーっ子が昔の私の愛車と同じ車種だったのが嬉しかったですね。[映画館(字幕)] 7点(2006-07-16 23:49:03)

408.  ベッカムに恋して 《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイ目当てで見たんですが、全編インドカラーに染まっててびっくり。どミーハーな喧しい映画かと思ったら、結構真面目にインド人社会を描いていてまたびっくり。ついでにキーラの扱いがビミョーでびっくり。ジェスの抱えた苦悩はいっぱい幾つもあって、その障壁を乗り越えてゆく過程が気持ち良く楽しめました。ただ、ジェス自身はあんまり能動的ではなくって、いちいち周りの人に助けて貰ってるんですけどね。主人公を支える良き人々がいっぱいいます、って点ではイギリス映画っぽいかな。そういう、沢山の人の優しさが出てる映画って、嫌いじゃないです。でも試合シーンがハリボテ状態なのは残念。どうしてもみんなサッカーが上手い!とは思えませんでしたからね。で、問題はキーラの扱い、と。中盤までは「花添えます」程度の扱いに見えて、まるで「壁が淋しいので飾られたキレイな絵」みたいな存在に思えました。それがドラマに絡んできて重要なアクセントになるものの、2つの大きなポイントのうち1つは、なんだかモヤモヤしたまま終わっちゃいましたねぇ。かわいそーに。ジェスはその両方にきっちりとケリ付けて貰えたのにね。せめてラストの空港でまとめて欲しかったところです。ところで、ナンってガス台で焼けるモノなのですねぇ。煤が付いたりしないのかな?[DVD(吹替)] 7点(2006-07-13 00:47:09)(良:1票)

409.  チアーズ! これまで、いろんな映画でいじわるチアリーダーに疎外される役に感情移入してたりしたので、この爽やか体育会系のノリを素直に受け入れるまでが大変だぁ。しかし、彼女達には彼女達なりの情熱があり、青春があるのですねぇ。ベタベタなアメリカンだし、物語としてはとーっても古臭いフォーマットだけど、黄金パターンゆえに単純にワクワクと楽しめ、最後には感動しちゃいました。ただ、チアリーディングの性質上、チーム一丸となって、という展開ゆえにせっかく個性的なキャラクターが登場しても、どんどん個性を削がれてしまうような印象を受けるのが惜しいです。雑多な個性も競技シーンではチームという個体に集約されてしまうので、一人一人の到達点としてクライマックスで高まる、というのを描くにはちょっと不向きな競技な気がしました。むしろエンディング部分のおふざけチアリーディングの方が個性が出てて魅力的に思えたりもして。せめて決勝シーンはミュージカルをお手本にしたカメラポジションにして頂きたかったですね。こういうのは俯瞰で全体をビシッと捉えてこそ。あんまりローアングルでカメラ動かしちゃうと調和の美しさや動きの繋がりがスポイルされて勿体ないんですよね。[DVD(字幕)] 7点(2006-07-05 01:29:26)(良:1票)

410.  ウルトラヴァイオレット(2006) 《ネタバレ》 「リベリオン」の劣化コピーみたいな映画です。結局やってる事おんなじ。未来の管理社会で体制側にたった一人で抵抗してゆきます、とりあえず大勢相手に特殊なアクションキメます、って。この監督の引き出しには、それしか入ってないんかい!とツッコミたくもなります。でも、ミラを主役にしてキメまくってる点で中学生度というかボンクラ度というかだけは激しくアップしていて、ミラのカッコいいアクションやプロポーション(特におヘソとお尻)だけを目的に見る分にゃ10点満点映画でしょう。「ミラかっこいいよ、ミラ」って人限定で、これって名画。そして、それ以外の人にはお勧めしません。マンガチックなショボいCGも、ちっとも意外でないどんでん返しも、低予算で異様に狭い世界しか描けていない状況も、ただミラがおヘソ丸出しでアクロバティックに銃や剣を振り回すのを見せるためだけに存在していると考えれば、欠点にもなりません。個人的には「バイオハザード2」の時に舞台挨拶見て以来、ミラ大好き状態なモンですから、これで十分なんですけども。まあ、クライマックス、本拠地に乗り込んでゆく肝心な部分のアクションシーンを省略しちゃう予算のなさ加減だけは「さすがにそれはないんじゃない?」って感じがありはしましたが。個人的には10点だけどちょっと良識がジャマをして-3点。[映画館(字幕)] 7点(2006-06-27 20:26:29)

411.  ランド・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 「勝ったのは俺達じゃない、ゾンビ達だ」って映画でしたねぇ。ゾンビ愛に溢れていて、恐いどころか「がんばれゾンビ~!」とゾンビを応援したくなるような映画で、だから主人公達がゾンビを殺してゆくシーンにヘンに抵抗を感じてしまったりして。ゾンビ側に感情移入してしまう、ってのはゾンビ映画として正しいのかどうかは私には答えようもありませんが、監督は巷に溢れる、ただ恐怖をもたらすだけのおぞましきゾンビに対して、祖として「もう少し人間的な視点で捉えてあげようよ」って思ったのかもしえません。ただ汚らしく破壊されてカタルシスを与えるだけの化け物ってポジションでホントにいいの?って。だって、異次元からやってきた生命体じゃなくて、元は同じ人間だったっていう絶対的な基本設定があるんですから。監督なりのゾンビに対する贖罪の物語でもあるのかな。支配者を倒し、人々を解放する世界はホラーと言うよりも西部劇みたいな物語でした。恐くなかったしね。それにしても女性キャストがみんなカッコ良くてシュミいいなぁ。そうそう、ジョン・レグイザモとデニス・ホッパーの対決に「ルイージVSクッパだぁ!」とウケてしまいました。もろともボンバーマンにやられちゃいましたけど。[DVD(字幕)] 7点(2006-06-22 01:27:55)

412.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 前作にあった微妙なギリギリのラインを、今作ではレネーの見事な肥え具合と共に『よっこらせ』と超えてしまいましたね。徹底的にダメな続編の見本(前作に頼ったデジャビュの如き映像、必然性のないスケールアップ、ウケた部分を再現、似たようなエピソード、進歩のないメッセージ)となっています。でも、これって多分、ワザと。今回は前作を中心に据えたパロディ映画だものね。それはオープニングの「サウンド・オブ・ミュージック」のシーン、続くスカイダイビングのシーンで烙印の如く宣言されてますし(パラシュートが開く映像を見た時に、いつもアタマの中に流れ出すメロディを実際の音で流してくれた瞬間、私の中で花火が上がりましたわ)。リアリティとか芸術性とか、そういうのとりあえずナシ。ただブリジット・ジョーンズのアホ日記でいいじゃん、って割り切っちゃってて痛快。後半の大変なコトになるエピソードだって、「ブロークダウン・パレス」そのまんまパクってるだけですしね。この映画の製作陣が目指したのは、きっと寅さんの如き世界。ダメな主人公の毎度毎度の繰り返しにこそ意義がある、って。だから、できれば3年に1回くらいのペースでずーっと続けて欲しいですね。みんな段々年取っちゃうの。でも、なーんの進歩もしないの。おじいさんになってもコリン・ファースとヒュー・グラントは掴み合いの喧嘩してるの。繰り返しに『待ってました!』って拍手しちゃうの。そういう映画もアリなんじゃない?なんて思うのでした。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-23 01:28:36)(良:1票)

413.  ブリジット・ジョーンズの日記 拝啓 天国のジェーン・オースティン様。この映画をいかがお思いでしょうか? 高慢も偏見も分別も多感も、随分と墜ちた地で繰り広げられているとお嘆きでしょうか? あなたの描いた物語に比べると、この映画は魑魅魍魎蠢く地獄の如き世界かもしれません。とても、あなたの物語と同じ地で繰り広げられているなどと、信じたくはないかもしれませんね。それにこの映画の主人公ときたら、傲慢、強欲、色欲、嫉妬、大食、憤怒、怠惰、7つの大罪を見事に体現してみせてます。彼女には、あなたの描いたヒロインに感じられた気高さ、奥ゆかしさは微塵もありません。でも、案外とあなたは苦笑なさっていらっしゃるかもしれません。時代が変わり、生活が変わりながら、人が求めているものは、ちっとも変わらない、って事に。気持ちの表し方、世の渡り方、人の生き方は変われど、根底に流れる心は古風なまでの普遍性を持ったまま。このバカバカしい映画の中に流れている、あなたの物語への敬意を、あなたは受け入れられないかもしれません。でも、あなたの遺したものが、こうして時代を超えて生き続けている事、誇っていいと思います。きっと、人の歴史が続く限り、あなたの世界は形を変えながらもずっと刻まれてゆくでしょう。それって、凄い事だと思いません? 敬具[DVD(字幕)] 7点(2006-02-22 02:11:59)(良:1票)

414.  Mr.&Mrs. スミス 《ネタバレ》 ええのう、ブラピはナニやっても絵になって。何をしようが絵にならない私とは違う世界の生き物ですわなぁ。それにアンジーときたら、今まで見た映画の中でもいちばんキレイだしカッコいいし。映画は「ローズ家の戦争」のような世界を想像してたのですが、途中でガラリと物語の方向が変わって、良くも悪くもハリウッドエンターテイメントぉ!って世界に突入。でも、それはそれで面白く、と。そんな娯楽エンターテイメントカラーに隠れてしまいそーですが、実はこれ、夫婦というか人間関係の機微をとっても判り易く、そして極端な形で表現した映画ですね。他人用の顔を持って生きているのは誰しも同じ事。家族でさえ見せない顔っていうのがあるワケで。そんな、表と裏を持つ「フツーの」人間同士の倦怠期を乗り越えるヒントを与える映画。カタチの見えない愛を理屈で語らず、敵となりライバルとなり友となり戦友となる事で語って山を越えてみせます。あなたの顔が1つじゃないように、相手の顔も1つじゃない事を認めましょう、という至極真っ当な教訓を残す映画なのでした。[映画館(字幕)] 7点(2005-12-12 21:34:57)

415.  プッシーキャッツ 《ネタバレ》 「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」の映画化!洋ものアニメ好きな私としては激しく見たい!と思ったら劇場公開をスルーですか・・・。実際見るとかなーり違~う、でもコレはコレでアリ。キュートでバカっぽいアイドル映画って感じでツボ(オリジナルが醸し出していたダサポップなカンジは出して欲しかったけれど)。3人の愛すべきキャラを、とろり~んとアタマとろけさせて見てるだけで十分。アーティストの商品化っていうのはアチラも変わらないのね。つーかタイアップ企業のみなさーん、思いっきり皮肉なメッセージに利用されちゃってますよー!というアブナい映画でもあったり。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 23:59:45)

416.  泥棒成金 映画のイイところの一つに、ほんの2時間かそこらで別世界へトリップできる、っていうのがあります。この映画の南仏の風景、暮らし、リゾート気分、ステキやね~ほわわ~ってカンジ(タイトルバックからしてフランスへの旅を謳ってますしね)。異国情緒たっぷりな世界を彩りにグレース・ケリーがカッコよく描かれてて、あー、この映画ってば、コレのためだけにあるようなものなんだねぇ、って。カーチェイスもなんとなくのどかだし、犯人がワリと早くから読めちゃうような程度のサスペンスだけれども、ヘンにタイトなサスペンスやバイオレンスが展開しても、せっかくのリゾート気分が汚れちゃうだけですしね。グレースがケイリーの正体を追求するシーンですら2シーターのオープンカーに座って、海を見下ろす丘の上でお弁当(焼いたチキンに塩)広げて。1時間46分で南仏旅行気分を味わう映画でございました。ただ、卵にあんなコトしちゃいけません。美味しいのに、卵。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 01:25:14)(良:1票)

417.  13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた! 《ネタバレ》 あらっ、アタシのツボだったトコが実は不評なのね。それまではとにかく『殺される~!うぎゃあ!』ってクラ~いノリだった「13日の金曜日」が、おバカ映画へと転身を遂げた、記念すべき作品なのに。007パロディのオープニング、落雷で甦っちゃうモンスターのジェイソンくん、『これから殺されますよ』って人々のノー天気な明るさ、ずいぶんと「13金」もポップになったものねぇ、って感心したんだけど。特にベッドの下に隠れた少年の会話が好きだったわ。もう殺されるの覚悟して『大人になったら何になるつもりだった?』って。悟って諦めちゃうの。でも結局ジェイソンくんは子供は殺さないのよね。モンスターになる事で、ある種のヒーローへと変化したのよ。ちなみにアタシの生まれた日は13日の金曜日だったわ。どうでもいいハナシだけど。【あねやん】[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-04 12:42:16)

418.  ティファニーで朝食を 《ネタバレ》 この映画を、ネコたん中心に見てた人は、きっと私以外にも沢山いるハズ。「うわー、ちゃんと起こしてる・・・飛んだぁ・・・袋覗いてるぅ」って。麗しのネコたん。でも、ネコたん視点で見ると、意外にも映画の姿が見えやすくなってくるという。オードリーの役は、このネコたんに象徴されているんですよね。オードリーにとって男はみんな単に糧を運んでくるネズミ。でも男にしてみればオードリーは捨てネコみたいな存在。奔放に生きてるつもりでも、結局は自分の居場所を見つけられない。そんな迷いネコを、優しく包んでくれる存在が必要だったのですね。あの名無しネコたんこそが、オードリーの本質だったのだぁ、と思う私でした。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:30:34)(良:3票)

419.  マイ・フェア・レディ ヒギンズ教授の、自分の専門分野に関しては自信に満ちているけれど、その自信が他の事には必ずしも通用するワケじゃない、そしてそれが判ってない不器用さが面白かったです。感情ですら理論で割り切れるモノだとばっかり思ってたのでしょうねぇ。あのトシなのに、いざとなるとお母さんに頼ってしまうあたり、かなりのおぼっちゃま。イライザを支配しているつもりで、きっとあの後、自覚もないままに支配されてゆくのだろうなぁ、と考えると、なんだか微笑ましく感じるのでした。あと、オードリーの声はとってもキュートで好きなので、下手でも全編彼女の声で見たかったなぁ。それにしてもスーパーパナビジョン70、テクニカラーで撮られたこの作品、当時のままのフォーマットで劇場の大きなスクリーンで見られたら、どんなにかきらびやかな世界が体験できたことか。公開当時リアルタイムに見られた人が羨ましいです。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:29:37)

420.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 例によってミーハーあにやん舞台挨拶を見に。エマ可愛かった~。お人形さんのよーでしたよ。さて、映画の方はと言うと「賢者の石」「秘密の部屋」なみにエピソード羅列な上、「アズカバン」を更に上回る原作の省略で破綻寸前な状態。原作を読んでいない人にはワケの判らないセリフや描写続出、原作を知る人には『おいおい、いくらなんでも飛ばし過ぎだろ!』とツッコまれるであろう世界。やはりあの長さの物語を1本の映画にするにはかなりムリがあったようで。それでも初期2作のギャーギャーうるさい状態から「アズカバン」で叙情的なタッチに軌道修正した事が今作にも影響を与えている分、見られる映画になっていたとは思います。もっとも、本筋はそんなに面白くなくって、ラブラブ話の方が微笑ましく楽しく見られてしまうのですが。原作ラストの「さあ、いよいよ大変な事になりましたよ」感が薄められて、無理してハッピーエンド風にしているあたりからも、ファンのためのお祭り映画とハリウッド娯楽映画との間の妥協が垣間見えてしまい『仕方ないのかなぁ』と見ているこちらも少々諦め気味。ここだけは納得行かないぞ!っていうのはジョン・ウィリアムズとはタッチが全く違ってしまった音楽くらいのものでしょうか。でも『ああ、あのちっこくて可愛かったコがこーんなに綺麗になっちゃって』と父親のよーな感動を覚えてしまうハーマイオニーの見事なドレスアップショットだけでも、この映画の価値は十分あるのですわぁ。[映画館(字幕)] 7点(2005-11-19 22:41:43)(笑:1票)

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