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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
401. ツーリスト 《ネタバレ》 とにかく全編に渡り演出がヌルいように感じました。スパイアクション物なのに全然観ていてハラハラしません。ベニスの家々の屋根を飛び越えながらのチェイスなんて、普通なら否応なく面白い場面になる筈なのに、のろのろ飛び越えるので全然楽しくない。なんか全体的にアクションがトロいです。あとこの手のスパイ映画で美人捜査官が出てきて期待するのは、やっぱりエロでしょ!でもアンジェリーナ・ジョリーが殆ど肌を見せないのでそれもガッカリ。これならまだベオウルフのCGジョリ姐さんの方が見ごたえありましたよ。ラストのどんでん返しも特に特筆すべきものは無いし……。下手なスパイ映画をワザと作ったのかと言いたいくらい、不満点ばかり目につく映画でした。[映画館(字幕)] 3点(2011-03-27 08:57:41)(良:1票) 402. 素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 「もしも自分が生まれていなければ……!」。作り手が伝えたいメッセージはストレートに伝わるし、街の人々はキャラが立ちまくっているし、皆さんが言っている通り後半の展開がとっても魅力的で最後まで楽しく観れました。 でもこの点数にしたのは、個人的にどうしても人間ドラマの部分に不満を感じてしまったからです。キャラクターの内面が最初から最後まで殆ど変化しないのは、どんな映画であれ問題だと思います。この映画は「こいつは良い奴、こいつは悪い奴」と線引きしちゃってるんですねー。イヤーな奴は最後までイヤーな奴で、そいつの内面や感情の起伏が一切見えないんですよ。 それでもアメリカで国民的に愛されている映画ですから、軽い気持ちで観れて最後に感動できるって作りなのは当たり前なのかな。[地上波(字幕)] 5点(2011-03-26 12:19:53)《改行有》 403. ギルバート・グレイプ 感動作として良く知られていますが、全く感動できず。丁寧な演出や役者の演技には非常に好感が持てるのですが、観終わって数週間経ったら忘れちゃいそうな。そんなぼんやりした作品だったように思いました。[地上波(字幕)] 6点(2011-03-26 10:34:34) 404. スライム<TVM> 《ネタバレ》 人の深層心理に潜む恐怖を具現化するモンスターパニック……ってどっかで観たことある様な映画でした。しかも全ての演出が超チープで、途中からどうしてそんな状況になっているのか分からずにパニックになってしまいました。そもそも軟体生物が暴れまわる映画を想像していたのでガッカリです。[DVD(字幕)] 2点(2011-03-21 16:01:17) 405. 塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 いやー……、一言で感想を述べると、非常に面白かったです!!ディズニーで正統派のプリンセス物(囚われのお姫様ですからね)は珍しいなーと思って、適当に観に行ったのですが、これがかなりツイストの効いた作品に仕上がっていて驚きました。まず白馬にのった王子で無く、暴れ馬に乗ったコソ泥という基本設定が面白いですねー。実際に彼の内面はコソ泥のそれでしかないのですが、ラプンツェルと行動を共にする内に内面が変化していくという流れは観ていて上手いなと思いました。悪役の魔女の設定も従来の悪役のプロトタイプに従っておらず面白い。髪の魔力を手に入れる為に、暴力を使わず口八丁手八丁で、ラプンツェルを連れ戻そうとする様は実にスリリング。そしてこの物語のテーマは「夢」。いいテーマだと思います。ならず者達が集まる飲み屋で、ゴロツキが18歳の女の子に殴られでもしたら、普通女の子がゴロツキに犯されるんじゃないの?と思ってしまいますが、まあこれは子ども向けアニメだからいいんでしょうね。豪く質の高い作品だなーと思って観終わったら、制作総指揮がジョン・ラセターでした。彼が絡むと何でも面白くなっちゃいますね!一つ不満点を挙げるとしたら、最初のセリフですね。「これは俺が死ぬ物語」ってやつです。ディズニー映画ですから王子様役が死ぬラストがNGであることは理解できるのですが、じゃあ最初からそんなハッタリかますなよと言いたい。個人的にラストでご都合主義的に死者が蘇る作品はそんなに好きになれないので、この点に関しては非常に残念でした。そういえばラセターは「ウォーリー」でも同じラストにしてましたね。[映画館(吹替)] 7点(2011-03-20 14:18:43)(良:2票) 406. 遠距離恋愛 彼女の決断 《ネタバレ》 私は恋愛映画というジャンルは、観客がキャラクター(というか恋愛の状況)に感情移入できてナンボと思っているのですが、この映画はまっっっったく感情移入できませんでした。もう「こんな行動したら恋愛なんて成り立たないだろ」という行動のオンパレード。酷過ぎて最早ギャグ映画に近くなっていると思います。[DVD(吹替)] 4点(2011-03-20 13:56:56) 407. レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》 それなりに楽しめるのですが、画面に目が釘付けになる程では無い。何でだろうな~と鑑賞後に漠然と考えていたのですが、殆どワンサイドゲームな展開だからなのかなと思いました。基本的に周瑜と諸葛孔明に翻弄される曹操という図式からは外れないので、観ていてワクワクしなかったのかなと。曹操の成功した作戦と言えば疫病で死んだ死体を敵陣に流しただけ(しかも大して効果は無かったぽい)ですからねー。知将と知将の闘いが描き辛い事は重々承知していますが、出来ればチャレンジしてほしかったです。でも原作があるから無理ですかね。あと尚香がらみのシーンが余りにもお粗末なのですが……。ジョン・ウーってこんな陳腐な演出してましたっけ?[地上波(吹替)] 5点(2011-03-18 20:10:55) 408. パラノーマル・アクティビティ2 《ネタバレ》 う~ん、やっぱりこのシリーズ、驚きはあるんだけど怖さは感じません。その驚きも急にドアが閉じたり開いたり、「そりゃ驚くわ!」と言いたくなるレベルで、背筋が凍るほど驚いたってのとは違います。しかも前作と起きる現象が殆ど変化しないので、次の展開が何となく読めてしまいました。それでもビビりの私は何かが起こる度にドキドキしていたので、まあそれなりに満足です。赤ちゃんを配置することで、カメラを常に回し続ける不自然さをやや払拭したのも良いと思います。最後のどうでもいい続編公開決定はこの映画一番のボケでいいんですよね?期待させた末にそれかーい![映画館(字幕)] 4点(2011-03-17 00:13:28)(良:1票) 409. ディノクロコ 由緒正しきB級映画。ワニというよりゴジラの出来損ないのような見かけのモンスターなのも御愛嬌。というか2004年の映画と知った時が、この映画で一番の驚きでした。安っぽいな~。[DVD(字幕)] 5点(2011-03-15 23:24:55) 410. ヘイヴン 堕ちた楽園 監督が脚本も兼任しているので、パルプ・フィクション以後のことをやりたいのはハッキリしているのでしょうが、最終的に作品として大して面白くないのが玉にキズでしょうか。元々はスラップスティック・コメディと相性がいい題材に悲恋という要素を突っ込んだアイデアは面白いと思うのですが……。これ見よがしな撮影・編集テクニックも無かった方が良い様な気がします。でも初監督らしいのに、有名俳優を使ってやりたいことをしている姿勢は好きですね。[DVD(字幕)] 5点(2011-03-15 01:01:39) 411. ウォール・ストリート 《ネタバレ》 2008年の金融危機をそっくりそのまま第一級のエンターテイメント作品に仕上げた監督の手腕は流石だと思いますが、オチで一気に評価が下がってしまいました。ゲッコーが娘や娘婿も裏切り、金融界に颯爽とカムバックする。こんな爽快なピカレスクロマンが観たかったと思うと同時に、ニューヨーク金融界を仕切っているのは最も強欲かつ非情な者なのだと警鐘を鳴らされ感傷に浸っていたのですが。最後にゲッコーが「やっぱり良きパパでいさせてっ」と来られて、それまでの気分が一気に吹き飛んでしまいました。まあ完全に個人的な好みの問題ですけど、ゲッコーには悪人に徹してもらいたかったです。[映画館(吹替)] 6点(2011-03-14 15:14:50) 412. カサブランカ 《ネタバレ》 名台詞を目当て観てみたのですが、他のロマンス映画とは一線を画すほどの綿密な脚本にやられてしまいました。正直「君の瞳に……」だとかいうシーンはどうでもよろしい。ただのオーソドックスなロマンスのはずなのに非常に面白い!リックとイルザが初めて顔合わせしたシーンなんかは特にそれが良く出来ている様に感じました。観客が全く知らない関係が二人から自然に湧き出てくる。それを観続ける観客の居心地の悪さ。脚本と演出の力の強さを感じさせられた一本でした。[DVD(字幕)] 8点(2011-03-14 00:24:32)(良:1票) 413. ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 群像劇で恋愛モノをするというのは非常に難しいことだと思うんです。ただのロマンス映画でさえ、1カップルの恋のすったもんだを二時間かけて必死こいて描いているんですから当たり前でしょう。なので冷静に見ると、この映画には結構穴がある。ポルノ俳優のカップルなんて何の障害も無く恋愛が成就してしまいますからね。……でも、そんなツッコミが野暮に感じる位、この映画は恋に一歩踏み込む勇気を確実に与えてくれる。恋愛映画ってたまにこういう理屈抜きで「良い!」と思える作品があるので侮れません。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-14 00:18:26) 414. ソルト 《ネタバレ》 二転三転するストーリーは素直に面白かったです。久々に大暴れするアンジー姐さんを見れたのも嬉しい。上映時間も短いし時間をつぶすのにはうってつけの映画かな?[DVD(字幕)] 5点(2011-03-14 00:12:47) 415. RED/レッド(2010) 可もなく不可もなく。いや少しだけ不可に傾いている気もします。大御所シニアがやんちゃをしている様は、面白いと言われれば面白いですが、それだけしか面白味が無いとも言えてしまうと思います。[DVD(吹替)] 5点(2011-03-14 00:02:55) 416. バンディダス 《ネタバレ》 まあ、身も蓋もない言い方をすればヌルい映画です。特に西部劇なのにアクションシーンがショボいのにはちょっと参ってしまいました。終盤の列車でのアクションなんて、列車が30km/h位のスピードに見えるので、全く危険な感じがしません。BTTFパート3のそれくらい遅い。それがヨーロッパ・コープのクオリティだと言われれば仕方がありませんが、もう少し如何にかならなかったのでしょうか。それでも十分に楽しめる質となっていた要因として、主演のペネロペ・クルスとサルマ・ハイエックの魅力があったと思います。キュートな二人のアホらしい喧嘩は観ていて素直に楽しめました。B級映画らしいお色気シーンも結構頑張っていたと思います。その点は実に満足。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-03 00:06:43) 417. ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 観てると、底が無い明るさのトレーシーが可愛く見えてくるから困ります。トラボルタの女装は流石に笑いました。ミュージカル映画としては楽曲の出来は良く、俳優さん達も歌の方を頑張っています。少し気になったのが、色々なテーマを詰め込みぎかなあと思いました。特に夫婦愛の部分は削ってもよかったかなあと思ってしまいました。トラボルタ歌ヘタですし。[映画館(字幕)] 6点(2011-01-21 00:47:55) 418. ジーザス・キャンプ 《ネタバレ》 未公開映画祭で鑑賞。キリスト教福音派の中でも、最も過激な部類を取り上げているのでしょうが、それでもこの映画の中身は非常に強烈でした。ハリー・ポッターが魔女を扱っているからと、アメリカで不買運動、焚書騒動は知っていましたが、実際に見ると本気で気味が悪いです。最も問題なのは親が洗脳をするようにキリスト教を子どもに押し付けていることでしょう。トランス状態で涙を流しまくる子どもの映像には絶句してしまいます。宗教の自由がある程度に選択できる国に生まれ、良かったと思えた作品でした。[インターネット(字幕)] 6点(2011-01-17 00:04:14) 419. ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 殆どのシーンが会話劇でありながら、二時間を飽きさせずに見せてくれるデヴィッド・フィンチャーの手腕は流石だと思いました。また実話を元にした映画にしては、天才である主人公を神格化せずに描いているので見応えがあります。かつ主人公が只のクズ野郎では無く、純粋さ故に周りと強く衝突してしまう男であるような描かれ方は、人間の多面性が表現されている様で、非常に印象的でした。[映画館(字幕)] 7点(2011-01-16 23:45:49)(良:1票) 420. スプライス 《ネタバレ》 あのヴィンチェンゾ・ナタリ監督の作品ですので、まともな出来になるとは思っていませんでしたが、その予想が的中しました 笑。科学者が調子乗って育ててた生命体が、実は未知の人食い化け物だったという筋書きは、モンスターパニック物ではお約束の一つですが、本作はこれにエレクトラコンプレックスを絡めており、何というか……変態的です。エイドリアン・ブロディとドレンの性交も妙に生々しく撮られていて、ヴィンチェンゾ・ナタリの変態性を見せつけれられた様な映画体験でした。そういう意味で一見の価値はあるのでしょうが、イマイチ物語としての魅力に欠ける点もあると思います。やっぱり私にはモンスターが人間を殺しまくる様な、アホな映画の方が合っていると確認できました。[映画館(字幕)] 5点(2011-01-10 22:55:06)
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