みんなのシネマレビュー
ヒナタカさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 252
性別 男性
ホームページ http://kagehinata64.blog71.fc2.com/
年齢 38歳
自己紹介 ブログを開設しました(2010年10月30日作成)。
映画と漫画のレビューブログです。
映画のレビューは一部抜粋して「みんなのシネマレビュー」にも載せています。


B級映画が大好きな20代前半、ヒナタカと申します。

かれこれ6~7年はみんなのシネマレビューを見ていたので、今回登録できて感激しています。(2010年7月11日登録)

好きな監督は
岩井俊二
クエンティン・タランティーノ
デヴィッド・リンチ
ティム・バートン
ロバート・ロドリゲス
などなど


↓自分の書いたレビューで特に気に入っているのは
・トイストーリー3
・クレヨンしんちゃん オトナ帝国
・死霊の盆踊り
・ジブリ作品の大体
です。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567
投稿日付順1234567
変更日付順1234567

41.  スーパー! 《ネタバレ》 映画の内容は「ダメダメな男がヒーローに成りすまし、自分の信じるもののために戦う」というもの。この設定だとどうしても大傑作「キックアス」を思い出しがちですが、作品のベクトルはキックアスとは少々異なります。 なにせこっちの主人公は自分の人生は不幸だと思い込んでいる中年男です。ヒーローへの憧れによりヒーローになった少年よりも、一層の悲哀を感じざるを得ないのです。 結末に関して、暴力を正当化するような描き方をしたことに違和感を覚える方もいると思いますが、自分はこの映画は暴力に対して中立的だと思います。フランクは自分の行動を完全には正当化していません。それどころか罪悪感を持っています。 TVでクリムゾンボルトへの世論が良い方向へ変わったときも、リビーが大いに喜んだのに対してフランクはちっとも喜んでいません。さらにリビーは暴力を振るうことに対して歓び、その結果死んでしまうのです。暴力によって幸せも手に入れたフランクですが、それにはリビーの死という犠牲が伴ったのです。それこそがおぞましく、イタいヒロインを登場させた理由でしょう。 そしてラストシーンが素晴らしすぎる。 たとえ自分のそばにいなくても、大切な人の幸せを願えるようになった彼の姿にはただ、涙。「ウサギ」もいて本当によかった。 エロい、グロい、下品と3拍子そろっていて好き嫌いのわかれそうな映画ですが、「主観によって世界は変わる」ことを描ききったこの作品が、自分は大好きです。[映画館(字幕)] 9点(2011-08-22 00:14:37)(良:1票) 《改行有》

42.  ツリー・オブ・ライフ 《ネタバレ》 長すぎる宇宙や海の自然映像が、「親子の物語」と全く合致していないと思います。 親子の物語と、自然の壮大さを対比するように見せる感性が、自分にはさっぱり理解できません。 SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」が引き合いに出されることが多いのですが、それとは全く別物だと思います。 これも好き嫌いの分かれる作品ですが、映像に見合うだけの壮大な物語が紡がれています。 しかし「ツリーオブライフ」では、映像は壮大なのに、話は偏屈親父と息子の物語というすさまじいギャップがあるのです。 壮大な映像は壮大な物語に使うべきであって、「親と子の確執」のような物語には似つかわしくないものだと、自分は思うのです。 いずれにせよ、父と子のドラマを期待しているのに、ネイチャードキュメンタリーのような映像を延々と流されるのを目の当たりにして、憤慨する人はとても多いと思います。[映画館(字幕)] 3点(2011-08-13 01:34:12)(良:3票) 《改行有》

43.  カーズ2 正直言って今回の主役のメーターがかなりウザい。 メーターはすごく純粋で、悪いヤツではないんだけど、空気を読まずにトラブルを起こしまくる困ったキャラです。 この作品ではその描写が少々やりすぎで、彼の成長を期待するよりも先にイライラが勝ってしまうのではないでしょうか。 そんな気になる点があっても、アイディア満載のアクション描写が繰り広げられる本作は、それだけですごく楽しい。 映像のレベルはもうここに来て極まった印象。素晴らしいスピード感と迫力です。 伏線には気が利いていますし、終盤にはちょっと驚ける真相も隠されています。 悪いやつらの行動理由も、大人であればなかなか思うところのあるものでしょう。 今作は車のキャラが活躍する「スパイアクションムービー」となっており、メッセージ性やドラマ性よりアクション重視。それを期待すれば、きっと楽しめます。[映画館(吹替)] 8点(2011-08-02 22:58:24)(良:2票) 《改行有》

44.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 前作:トランスフォーマーリベンジはラジー賞に7部門もノミネートされ、そのうち最低映画賞、最低監督賞、最低脚本賞を受賞したという大変不名誉なことになっています。 そして監督自身も失敗作だと認めてしまいました。 で、今作ではその反省が生かされているのかなと少ーーーーーーーーしだけ期待していましたが、前作と一緒じゃねーかよ。自分のスタイルをまったく変えないのには惚れ惚れします。 ドッシャンバキバキドカーンな戦闘シーンが延々と続き、画的には大興奮できます。 しかし当然というべきか、ストーリーのほうはまったく盛り上がりません。 なんだかよくわからない喧嘩バトルをその辺でいろいろやっているだけなんですよね。 こうなっているのは、チームで一丸になって目的を達成しようとする構図が皆無なことがまず筆頭。 敵は敵で攻め込まれる城を守ろうとするのではなく、とにかく戦っているだけにしか見えないのがその原因かと。 まあ今までのシリーズでもそんなもんだったし、期待するだけ損です。 3Dもすごいことになっています。 ジェームズ・キャメロンお墨付きなだけなことはあり、文句なしの奥行き感。 その戦闘シーンが後半は1時間ぶっ続くんですから、そりゃあもうお腹が一杯です。むしろ胃もたれします。 おそらくこれを観れば「あと5年は3Dはいいや」と思えるので、ある意味3D版を選んだほうが経済的でしょう。 そんなわけで脚本がアレな感じですが、細かいことを気にしなければすごく楽しいです。 なんだかんだでマイケルベイ監督が嫌いになれません。[映画館(吹替)] 6点(2011-08-01 07:26:08)(良:1票) 《改行有》

45.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 で、どの人がアイルトンセナでジャッキーチェンでロビンフッドなんでしょうか。 浅野さん=ジャッキーなのでしょうか。全然違うだろ。 あとヒゲのおっちゃんは「ロードオブザリング」のギムリだろ。[映画館(字幕)] 6点(2011-07-12 21:15:23)(笑:1票) 《改行有》

46.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 今作の不満は「宇宙人との交流がおざなり」だったというのがまず筆頭。 描写が少ないのは展開上仕方がないとして、描き方そのものに違和感を覚えます。 こうなってしまったのは、恐らく「宇宙人が人を殺しすぎていた」というのが大きな理由だと思います。 終盤では宇宙人は人間を食べていましたし(これは「ケアリー」がそう見えただけかもしれないけど)、何の罪のない一般人を襲っています。 ここまでやってはさすがに「宇宙人との友情」を色濃く描くことはできなかったのでしょう。 監督は人が襲われるサスペンスシーンを描きたかったのだと思いますが、それは宇宙人をモンスター化させ、感情移入の余地をなくさせてしまうという諸刃のやいばだと思うのです。 保安官とカールを巻いている女性はあっさり襲われるのに、追い詰められた主人公のジョーとは「繋がる」宇宙人。 何故? 主人公と宇宙人には、なんの接点もなく、他の人間となんら変わらないのでは? 主人公は資料の映像を観て宇宙人の境遇は知りえましたが、それだけではちょっと納得しかねます。 でも「母のペンダント」はよかった。 主人公が自分の母親の死を受け入れ、成長したラストにはグッときました。 そしてエンドロールの素晴らしさ!これで全部許せてしまいます。 [映画館(字幕)] 6点(2011-06-25 14:58:21)(良:2票) 《改行有》

47.  スカイライン-征服- 監督は「AVP2 エイリアンズVS. プレデター」で大酷評をほしいままにしたストラウス兄弟。 「画面が暗くて観にくい」というこの映画の反省点を思いっきり生かし、「エイリアン自体を光らせる」という離れ業を使いました。それだけで好きです。ストーリーはどうでもいいです。 [映画館(字幕)] 7点(2011-06-18 18:14:16)《改行有》

48.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 すごく面白かった! 大傑作「キックアス」を撮った、マシュー・ヴォーン監督のサービス精神は今回も健在、 今までの作品を観ていなくても楽しめる作品です。(以下超絶ネタバレ注意) 今作は「エリック」と「チャールズ」の友情を色濃く描いています。 チャールズはエリックを助け、「一番楽しかった思い出」をも思い出させてくれました。 しかし、エリックは憎しみを隠しきれない人間でした。 「エマ・フロスト」の首を絞めようとしたり、「平和には興味がない」と言ったり・・・そして、復讐相手の「ショウ」を殺してしまうエリック。 彼は、チャールズの意思を聞きませんでした。 終盤、ミサイルを止め、人間に跳ね返そうとするエリック。 また、彼を止めようとするチャールズ。 とことん、エリックは自分の復讐のために行動しようとした。 チャールズは、親友のことを「心を読んでわかった」上で止めようとしたのです。 エリックは、流れ弾をチャールズに当てた女性化学者を殺そうとします。 しかし、チャールズは「やったのは君だ」とエリックに言います。 殺すのをやめたエリックはチャールズが何回も、何回も行動を止めようとしたこと、責められたこと、それに思うことがあったのでしょう。 また、中盤には「ショウ」の資料を持って去ろうとするエリックに対して、チャールズは「自分の力だったら君を止めれるけど、止めない」と言うシーンがありました。 エリックを身を制してでも止めようとしたチャールズですが、本心では「エリック自身が道を決めてほしかった」のでしょう。 その性格は、最後にエリックについていく「レイブン(ミスティーク)」に、「決めるのは君自身だ」と言うシーンにも生きているのです。 そして心に残る「Mutant is pround.」 チャールズは左右の目が違う女性を「イカした突然変異」だとも言いました。 レイブンはそのことばを気に入り、「ハンク(ビースト)」にも、レイブンはそのことばを伝えました。 この「突然変異」は「障がい」や、人の悩みの種になる「コンプレックス」、「人種」などにも当てはまります。 それを肯定するこの作品は、たとえようもない優しさに満ちています。[映画館(字幕)] 8点(2011-06-14 19:04:06)(良:2票) 《改行有》

49.  アジャストメント むしろ期待通りな大味サスペンスでした。 話の大筋は 「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」 です。 まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします。 大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。 主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白いです。 対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり。 ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。 それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。 これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょうよ。 サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。 ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはいい映画かもしれません。[映画館(字幕)] 4点(2011-06-05 18:20:24)(良:1票) 《改行有》

50.  SOMEWHERE 人によってはただの退屈な映画としてしか感じないかもしれない作品。 なぜならシーンごとの「間」をとても長く取っている映画だから。 でも自分は不思議なくらい引き込まれました。 なぜか、それはシーンごとの役者の演技が優れていて、かつ心理描写が抜群に上手いからなのです。 なによりひとつひとつのシーンが美しい。どのシーンを切り取ってもポストカードになりそうな素晴らしさ、ため息がでるくらいです。 それは親子がTVゲームをしているようなシーンでも例外ではありません。全ての画づくりがものすごく丁寧なのです。 そして終盤、ある事実が突きつけられます。 ここで 「必要以上に長いな」と思ったシーンや、 「あのシーンは微妙だったな」と思ったところが 全部必要不可欠のものと思えてくるのです。 なので「退屈な作品だった」と思った方も、是非観たシーンを思い返してみてください。きっと思うことがあるはずです。 日常描写を淡々と描いているだけの作品ですが、相当に脚本が練られているのではないでしょうか。 これと似ていると思ったのは邦画の「歩いても歩いても」。 日常を描くだけで映画を作るのは相当難しいはずです。それだけで賞賛に値する作品だと思います。[映画館(字幕)] 9点(2011-05-21 22:23:40)(良:2票) 《改行有》

51.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 ホラー描写は「丁寧」ではなく「一気に突き崩す」よう。 すさまじい描写の勢いに圧倒されました。 現実と妄想が入り乱れる内容ですが、本筋は意外と分かりやすい映画だと思います。 ライバルのリリーがニナを追い詰めるシーンは、全てニナの妄想だったのでしょう。 ニナとリリーがパーティからニナの家に帰り、セックスをしたのも、女好きの団長・トマから「歓び」を教えられ、迫られたせい。代わりにリリーで妄想したと考えれます。 トマとリリーがセックスしているシーンでも同様。リリーに役を取られるのではないかと怯えが、それを見せたのでしょう。 トマの言った「君の道をふさぐのは君自身だ、自分を解き放て」という台詞が最後の引き金となり、あの結末になったのだと思います。 もしかすると、ベスがナイフで自分の顔を刺してしまうシーンも、ニナの妄想かも。 ベスの言う「私は完璧じゃない」も、ニナの思ったこと。 そしてラストでは自分は「完璧だった」というニナ。 妄想の中でベスを完璧じゃないと見下し、その比較で自分は完璧だったと言っているのかもしれません。[映画館(字幕)] 9点(2011-05-12 21:36:07)(良:1票) 《改行有》

52.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 どんでんがえし部分がわりと出来が良かったの対し、それ以外に突っ込みどころ盛りだくさんでした。主人公を狙う殺し屋たちが適当すぎます。 看護婦(無関係)の首をコキッとやる。主人公は後回し。 タクシー会社の同僚(無関係)はサクッと殺しといて、ジーナ(タクシーの女性、無関係)はなかなか殺さない。 窓の外に逃げた主人公は逃がすし、逆に注射打たれる。 派手にカーチェイス。目立ちすぎ。 写真展でニアミスするけど結局見つからない。 そしてやばいのは駐車場のシーン。 車をパクって飛んできた女の子にあっさり殺される暗殺チームってどうなんですか。 無抵抗に轢かれまくる下っ端と、無表情で車とともに落ちていくボスキャラに苦笑しか出ませんでした。 妻(じゃなかったけど)は主人公と写真展で堂々とキスするし!緊張感ねえなあ。 妻は暗号を残していましたが、これも「爆弾のパスワードでした」という面白くもなんともない結末に。 ていうかそんな誰でも解ける暗号にするなよ。 んで、その妻は「やべ、爆弾の解除間に合わなかった」で死んじゃうし。コントか。 記憶を取り戻した主人公と再会させたら盛り上がったと思うのに。 ラストも納得いかない。 タクシーの女性ジーナと楽しい旅にって・・・主人公の持っていた葛藤ってそんなもの? いままで人を殺した罪を悔やむんなら、ちゃんと償ってほしかったし、警察にも思いっきり正体ばらしたのにスルーですか・・。 大味な展開の映画は大好きなのですが、さすがにこれはいただけませんでした。[映画館(字幕)] 3点(2011-05-12 21:20:50)《改行有》

53.  エンジェル ウォーズ いや~予想以上に素晴らしかった!↓のレビュアーの8bitさんに完全に同意します。 今作の最大の見どころは、言うまでもなくそのバカバカしくも圧倒的なビジュアルとアクションシーンです。 監督が「300〈スリーハンドレッド)」でも見せたスローと早回しを組み合わせ、カメラワークがぐるんぐるん動く戦闘シーンは迫力満点。 はじめっから「精神世界で戦う」という設定なのでなんでもアリがまかりとおります。 主人公たちの無双状態なのです。 美女たちがばっさばっさ敵を倒すのを見てハァハァするのがこの映画の正しい観かたでしょう。 しっかし監督の趣味全開です。いや、全開どころかメーター振りきれるほどの「ぼくのかんがえたかっこういいえいが」なのです。 そんなザック・スナイダー監督が大好きです![映画館(吹替)] 9点(2011-04-17 21:38:32)(良:1票) 《改行有》

54.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 大好きです。大好きすぎて字幕版と吹き替え版を2回見てしまいました。 よくよく考えるとアラの多い作品なのですが、それも気にならないほどの素晴らしいシーンが多すぎます。 髪をロープがわりにしてのスペクタクル。 ラプンツェルが何度もユージーンをクローゼットにしまおうとする。 ラプンツェルが「なんて外は楽しいの!」→「私って本当に最低の人間だ」と感情の浮き沈みを繰り返す。 馬のマキシマスが勇ましく衛兵たちをどけ、隠し通路を発見する。 ユージーンがミュージカルを歌えという空気になり→「俺は歌わない」→剣をつきつけられたのでヤケクソで歌う。 ラプンツェルが城下町の子どもたちに三つ編みを作ってもらう。 両親がラプンツェルに会えるまでのカメラワークの魅せ方・・・などなど好きなところをあげればきりがありません。 そして、ラプンツェルとユージーンが無数の灯りを見るシーン。 ひょっとしたら画自体はここ数年で一番感動したかもしれない。それほど綺麗だったし、あの灯りが見たいと、毎年、長年思っていたラプンツェルに気持ちがシンクロします。 この物語は長年自分の思い通りにできなかった女性の話でもあるし、エゴイスティックな人間がしっぺ返しをくらい、両親は長年無事を待ち続けていた子どもに会え、ヘラヘラしているナルシストが成長する物語でもあります。 それらがお互いを邪魔せずに構成された物語が素晴らしい!最高ですとも![映画館(吹替)] 9点(2011-04-08 20:43:01)(良:2票) 《改行有》

55.  愛する人 《ネタバレ》 カレンは家政婦から聞いた母の言葉を知り「何故私に言ってくれなかったの」と言う。 彼女は自分の娘と言葉を交わすことができないばかりか、母親からも心の内を話してはもらえなかったのです。 カレンがギスギスしていたり、パコに気を遣わせてしまうのは、ずっと娘への思いがあったからなのでした。 娘のエリザベスが男から恐がられたり、一人でいるのが好きなのも、同じように母への思いがあったからなのでしょう。 パコの娘はこう言っています「血のつながりより、一緒にいる時間が大事」と。 そのとおりです。家族は一緒にいる時間が長いことが、絆にもなっていると思います。 しかし、最後のエリザベスにあてた手紙にはこうあります。 「今日、エラに会った。38年間を一緒に飛ぶ鳥のようだった。彼女は心のよりどころ(Peace)だ」と。 カレンはエリザベスに会うことはできなかった。 でも彼女の生んだ命に会うことはできた。 それは38年間の悲劇を飛び越えるほどの喜びだった。 子どもって、本当にかげがえのないものです。 原題の「MOTHER AND CHILD」に込められた思いが伝わる秀作でした。 ps:個人的に一番好きなシーンはルーシーの母が「あきれた人ね、あなたが子どもを育てる世界初の女性なの?泣き言いうんじゃないよ、母親になるんだから」と一喝するシーンです。[映画館(字幕)] 7点(2011-03-24 17:33:44)《改行有》

56.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 ちょっとこれは残念な内容でした。 一番気になったのは主人公が全くもって好感が持てなかったこと。 映画はマティ・ロスの父が殺されたところから始まります。 どれほど父と深い絆があったかなどは描かれません。 さらに彼女はことあるごとに「私にはいい弁護士がついている」と相手を説得しようとする気の強い性格なのです。はっきり言ってうっとおしくも感じました。 キャラの過去の描写は必ずしも必要なものではないとは思いますが、本作のヒロインには感情移入できません。 他にも唐突な展開が目立つしなあ・・・画は素晴らしいだけにもったない。[映画館(字幕)] 4点(2011-03-22 19:28:17)(良:1票) 《改行有》

57.  エイリアン2 《ネタバレ》 本当に面白い映画。展開をいろんなB級アクション映画がパク・・・リスペクトするのもよくわかります。 ターミネーター2と同じ監督であるということがそこかしらに感じられる娯楽大作です。ラストの戦いにはすごい興奮を覚えました。 ただ上半身だけになってしまったビショップが落ちそうになるニュートを助けようとするシーンで、思い切り床に隠してあった下半身が見えてしまうんですよね。普通に観ていて気づいてしまうほどくっきり映っています。どうにかならなかったのかな。[DVD(字幕)] 9点(2011-03-14 18:10:35)《改行有》

58.  エイリアン 《ネタバレ》 個人的にあんまり好きじゃない。 娯楽に徹していた2を先に見てしまったせいか、ものすごく地味に思えてしまったのです。 またエイリアンの造形は男性器をモチーフにしていると言われています。リプリーの口に雑誌を押し込むシーンも、それっぽい。そういった造形、シーンにどうしても嫌悪感を覚えてしまうのです。もちろん、グロテスクさを感じてこそのモンスターなのですけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2011-03-14 18:09:15)《改行有》

59.  ターミネーター3 《ネタバレ》 決して嫌いじゃない。それどころかB級アクション映画としてみるとかなりいい部類だと思う。この酷評ぶりはちょっと気の毒だし、この作品を「なかったこと」にする制作者側の対応は疑問に思います。 この映画で面白いのは、英雄になるはずのジョン・コナーがすっかり落ちぶれてしまっていること。 実際に存在する英雄も、行動が時代に符合してなかったり、事件そのものがなければただの人になってしまうのではないか。そんな皮肉に見えてしまうのです。 「こんなんジョン・コナーじゃないやい」という意見も最もなのですが、そんなコナーが作中「やはり勇気のある人間であった」という前述の皮肉を覆す展開があります。それに自分は感動してしまうのです。 しかし美少年だった彼が落ちぶれただけで、こんなシケモクとか拾ってそうなヤンキーみたいなのになってしまっているのはいただけません。映画史に残るミスキャストだ思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-03-14 18:05:45)(良:2票) 《改行有》

60.  潜水服は蝶の夢を見る 《ネタバレ》 この映画で素晴らしかったのは、「閉じこめ症候群」になってしまった主人公の視点で始まったこと。 正常なコミュニケーションができなくなってしまった主人公の気持ちが、これ以上なく伝わります。 画も美しく、官能的でもあります。 ストーリーは淡々としていて、結構好き嫌いの分かれる映画だとは思います。 しかし、この映画に描かれる「希望」は医療関係の方に是非見てほしいものだと思いました。[DVD(吹替)] 8点(2011-03-14 18:02:53)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS