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プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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601.  ハード・ラッシュ 《ネタバレ》  これ、ポスターやチラシの絵柄が70年代のB級アクション映画みたいな安っぽい感じで興味を持ったのですが、中身も微妙な感じでその点ではブレがなかったかな。  いや、キャッチフレーズの「全員、コイツにだまされる」っていうのは嘘なんですけど。実際はわりとその時その時の成り行き任せ。  冒頭、夜の港を捉えた空撮が渋いクライムサスペンスを予感させますが、中身は義弟がバカやらかしたので裏稼業に戻らなくちゃならなくなった男のドタバタ話。しかもその義弟が途中で更なるバカをやらかしたりするのでメチャクチャです。  元々タイムリミットが設定されている映画なのですが、その中で更に生じるタイムリミット話なんか、脇道に逸れまくっていってツッコミどころ満載。どう考えてもオチに繋げるための脇道。  愛する人を助けなくちゃ!ってサスペンスとしては致命的なのが、遠く離れてる、しかも身動き取れない船の上って状況。どうにもなりませんから、なるようにしかならないと見てる方も諦めなくちゃなりません。  ラストでやっとイヤなヤツ込みで騙してスッキリと片付けてくれますが、それまで見ていてストレスのたまる映画ではありました。  でも、マーク・ウォールバーグはこういう役柄にピッタリとハマる人ではあります。かつて渋谷東急や東急レックスにかかっていたA級とB級の間をブラブラしているような映画によく似合って。よく動けて、男前過ぎず、嫌味が無くて。  いっその事「いつも6点、マーク・ウォールバーグ・ブランド」みたいなジャンルが確立されていって欲しいわ。完全なA級ともB級とも違う、この微妙さ加減に味わいがあるのね。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-28 23:24:08)(良:1票) 《改行有》

602.  ロラックスおじさんの秘密の種 《ネタバレ》  ユートピアの皮を被ったディストピアもの。  にしても、ファミリー向けCGアニメ映画で、なんでここまで鬱々とした作品になっちゃったんでしょうねぇ。原作ゆえ?  映画は半分以上が回想シーンで占められ、主人公は現代パートの少年と回想パートの青年とで別に存在している状態。ロラックスおじさんは、ほぼ回想パートにしか登場しないのですが、ロラックスおじさんは特に何か大活躍をするという訳ではなく、大自然の中で迫害されてゆくものの象徴的存在。  回想パートの主人公の私利私欲に走った身勝手さゆえに自然が蹂躙され主人公が破滅してゆく姿が描かれてゆき、時を経て現代パートの主人公によって世界に救済がもたらされるのですが、回想パートの主人公が失った時間を取り戻せる訳ではなく、回想パートが映画全体に占める割合の大きさゆえに重さ、暗さがのしかかります。  それに回想パートと現在パートとで話がほぼ連動していない、別の物語として切り離せてしまうという点に問題があります。回想時点から現在時点までの失われた時間が、映画自体からも失われてしまっているのですよね。  この遊離っぷりは映画の統一性を失わせ(現在パートが大きく割り込む回想パートによって停滞し続けるという結果を生みます)、人間のエゴによって自然が失われてゆく物語が大勢を占め、自然を取り戻すための物語としてはとても薄いという、見終わってみると暗く重い部分から受けるストレスばかりが印象に残る映画です。  似非ユートピア部分のデザインに面白さが集中している感じもあって、それはテーマに反してしまう危険性も孕んでいる訳で、テーマやメッセージはいいのだけれども、それを伝える方法(構成にしろ美術にしろ)はあまり上手くいっていないような感じがしました。[映画館(吹替)] 6点(2014-02-23 22:25:07)(良:1票) 《改行有》

603.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》  前作に比べるとヌルくてフツー。  だけど神格化された存在である前作の、流行りの血みどろバイオレンス描写とメタヒーローもの状態(メタだらけになったらそっちが主流になってしまうという矛盾を生むのよね・・・)がちっとも好きでない私にとってはむしろ今回の方がまだマシ、って感じで。  キックアスよりもヒットガールの方が扱いが大きいんじゃない?って感じは、前作で評判だった部分を拡大しちゃう続編モノ、っていう安易な流れを踏襲してたりしますが、ヒットガール好き的にはそれはそれでいいんじゃない?って。バンでの逆襲シーンは単純に燃えますしね。  今回はヒットガールと普通の女子高生との間の揺らぎが存在していて、前作の「まるで嗜虐的に悪人をどんどん殺しているように見えてドン引き」って部分が抑え気味になってますし。  一方のキックアスに関しては凡人と言うより常識人化していて、言動も、与えられたドラマもフツーで(『バットマン』か?『スパイダーマン』か?)つまんないキャラに磨きをかけているようで、キックアスという看板はそろそろ終了かなぁ、って感じがしないでもなく。  だけど「個人的には前作よりはマシ」なだけで、今回は傑作!とかいう訳ではなく(ゲロゲリ棒なんて小学生並みのネタを見て喜べる訳もなく)、クライマックスの乱闘の凡庸な感じも含めて(あれ、もっと犠牲者が出ないと全体の流れから言って不自然)、決して好きではないです。  まあ、「美しい映画」が見たいと思ったらそもそもこれは選ばないでしょうけど。美しい『キック・アス』が見たい、なんて言うのは絶対にあり得ないわがままなのかな。世の中には美しい血みどろ映画もあったりするんですが。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-23 21:23:53)《改行有》

604.  エージェント:ライアン 《ネタバレ》  テンポ良くラストまで全く飽きさせず引っ張ってゆく感じは良かったと思います。ですが、この映画独特の個性、魅力があったか、っていうと、そんなには・・・  世にエージェントモノが色々と出ている中で、他に無い「コレ!」と言った決定的な個性がエピソードからも役者からもあまり感じられないのですよね。  ライアンは大学で論文を書きつつ海兵隊で英雄的な活動をしたって事で、頭もキレるし体も動くし、でも、それが映画をフツーにしちゃってます。  予告編で描かれていた「なんで分析官がスパイの真似をしなくちゃならなくなっちゃったんだ?」って危うさ、それが実際の映画には殆ど無くて、いきなり襲われても勝っちゃうし、潜入しても上手くやっちゃうし。もっと「助けられつつ」ってところを強調した描き方にして欲しかった感じ。前半はドジ踏みっぱなしくらいでね。結局ずっと上手くいきまくりなわけで。  後半、婚約者にさっさと正体がバレたり、その婚約者が危険な任務に協力したりするあたりの甘い設定はともかく、ロシアからアメリカに戻る過程でテロの実行犯に迫ってゆく展開は、いくら頭がキレるって言ったって、あれじゃ魔法みたいで。メチャクチャハイテンポな展開は「いやいや、ちょっとその推理は待って」っていうツッコミを入れさせないため?  国家対国家が背景にある事件の、そのテロ実行犯の意外なまでの計画性の無さ、杜撰さもツッコミどころ。いよいよその時が来た、とか言うわりに危機に陥ったところで誰からもフォローされない孤立無援状態じゃ、そりゃ失敗もしますわ。  ケネス・ブラナーの演出は人物シーンの表情の捉え方、空間の中の人物の置き方がイイ感じですが、アクションシーンになるとゴチャゴチャして見辛くなっちゃってます。  最後に国家にとっての英雄として持ち上げられるライアン、アメリカの危機は世界の危機、アメリカの正義は世界の正義とオチを付けられた映画の監督がイギリス人なのは、そこに何らかの皮肉が混じっているのかしら? いや、どうか混じっていて欲しいものですが。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-16 15:24:18)《改行有》

605.  華麗なるギャツビー(2013) 《ネタバレ》  この映画のオリジナルな良さ、という点においてなんか微妙な感じがして。  秀逸なのは街の人々の生と死を見おろす眼科医の看板の目なのですが、あれは原作から存在しているものなので(ちゃんと宝塚版にも存在してますし)、忠実な映像化以上のモノではない気がしますし。  バズ・ラーマンのチカチカするような賑やかな画、あの紛い物みたいなインチキくさい作りが好きではあるんですが、それが今回は必ずしもいい方向に転んでいるとは思えないんですよね。  今回はむしろちゃんとした時代設定の元で、忠実にアール・ヌーヴォーからアール・デコへ至る美術で飾られた世界が見たかったです。  ガチャガチャと賑やかなせいで、妙に全体がペラペラな印象で、ギャツビーがやたら幼稚な人間に思えてしまいました。  金や地位に群がる連中の空疎なから騒ぎは(過剰なくらいに)描けていても、その間に吹く虚しいすきま風や本心から求めていたものに関する描写は通り一遍な感じが無きにしもあらず。  ギャツビーが手を伸ばし掴もうとしていた緑色の光、あれがもうちょっとだけギャツビーと観客を誘う役割を担っていたら良かったように思います。  それにしても最近のディカプリオはどうもジャック・ニコルソン化してきているような気がして仕方ないです。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-14 21:15:06)《改行有》

606.  くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密 《ネタバレ》  前作の独自センスに遙かに及びません。  前作のラストシーンからそのまま始まるという展開にはワクワクさせられましたが、明らかな『ジュラシック・パーク』と『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』からの引用が生む既視感が映画をとても凡庸なものにしてしまっています。  オリジナリティは失われ、定型フォーマット状態の物語が進んでゆくばかり。  更に大きな問題は作品内でのフードアニマルという存在の成立の仕方。  フードアニマルそのものは一部が前作のクライマックスシーンに登場しているので、そこから話が広がったのはいいのですが、フードアニマルの扱いが動物愛護方向に向いてしまっているので、前作後半の飽食批判が歪んだ形となってここに至ってしまったように見えてしまい。  歪んだテクノロジーによって生み出され続ける生命という問題からは目を逸らし、そのテクノロジーを独占しようとする悪役の駆逐と歪んだ生命との安易な共存オチで、果たしてそれでいいのか?という疑問だらけのままの幕で。  そこから更なる続編に繋げようとでもいうのでしょうか?(だとして「守られなければならないステキなフードアニマル」を持て余すのは目に見えていますが)  別の角度から見ると、これは大企業から搾取される才能、その才能が生み出したものを大企業から守ろうとする話であったりするわけで、つまりフードアニマルというのはクリエイティビティの象徴であったりするのかもしれません。悪の親玉がスティーブ・ジョブズ似なソニー作品、と考えると、なんだかイヤな臭いを感じてしまったりもして、手前味噌的な何かを表現したかったり?なんて思ってしまうのは下衆の勘繰りってヤツでしょうかねぇ?[映画館(吹替)] 6点(2014-01-14 22:24:14)《改行有》

607.  大脱出(2013) 《ネタバレ》  愚かな配給会社や映画ライターのせいで映画前半の、どこに刑務所があるのかという秘密が明らかになってゆく流れが一切無効になってしまい、無駄に勿体つけただけの展開に。この人達には自分の行為が映画の脚本や演出を意味のないものにしてしまったっていう自覚があるんでしょうか? 業界はこういう馬鹿な連中を平気でのさばらせておいていいんでしょうかねぇ?  さて、じゃあそれがなければ傑作だったかというと、うーん。退屈はせずにそれなり、そこそこ楽しめはしますが・・・。  脱獄の計画を組み上げてゆくシチュエーションはあちこちに疑問符が浮かびますし(あれだけ監視されているのに普通に丸見えの場所で脱獄の会話していたり、ドクターに取り入ってゆく流れなんか、相手のメンタル面に訴えるにしても描写が曖昧で説得力が感じられなくて)、結局最後は力技で解決に持ってゆくので雑だなぁ、と。  それにスタローンの得意技な寡黙な役というのが相変わらず愚鈍な感じで大根にしか見えなくて困ったもので。  シュワルツェネッガーがヘリからマシンガンを取り外してバリバリ!ってところでコレコレ!って感じで気分が盛り上がりはしましたが、じゃあ、スタローンとシュワルツェネッガーで、おお、さすがにこの二人の共演作だけの事はある!ってところまで行ってたかっていうと微妙。  脱獄って言いつつ大虐殺になっちゃうクライマックスの不自然っぷりをもう無理矢理ねじ伏せちゃうようなパワーは既に二人から失われているわけで、それをなんとか演出側で上手く見せる事はできなかったのかなぁ。  この話ならばもう少しキビキビ動けるコンビに演じさせた方が良かったんじゃない?みたいな状態では困ってしまいますね。[映画館(字幕)] 6点(2014-01-14 21:43:48)(良:1票) 《改行有》

608.  47RONIN 《ネタバレ》  メンド臭いんでcocoに書いた文を引用。  渋谷で『47RONIN』。時代劇ファンタジーとしてワリと楽しめた。これはこれで。「日本人として~」なんて文句言うほどご立派な日本人の自我がある訳でもないしねw キアヌがあまり目立たないのが難点。凛子&コウちゃんが良いね。  つまり「お前ら最近国内のガキか年寄り向けの安い映画ばっかで、戦争映画も怪獣映画も時代劇ファンタジーも撮れなくなっちゃってるから俺らが作ってやんよ!」ってハリウッドが親切心出して作ってくれたのが『硫黄島からの手紙』であり『パシフィック・リム』であり『47RONIN』なんだよ。 【補足】  まあ、そこそこなんですけどね、じゃあ最近これより面白い国産時代劇ファンタジーってあった?っていう。『忍 SHINOBI』とか『GOEMON』とか『カムイ外伝』とか?  キアヌと端役以外は日本人キャストばかりで(みんな英語喋ってるけど)意外とちゃんと作ってる感があります。  安定とか保守性とかを象徴するために画面をシンメトリーにしたり、勢力を青と赤に色分けしたり。  そして何と言ってもその精神性を決して馬鹿にしてるわけじゃない作り方ですしね。  「親切心」ってのはもちろん皮肉だけど、これを楽しめないと言うのならば、むしろこういうのをこういう形でしか見られない現状を嘆くべきなんじゃない?[映画館(字幕)] 6点(2013-12-08 14:55:30)《改行有》

609.  トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2 《ネタバレ》  ヴァンパイアと人狼との三角関係、ラブラブ描写の「うふふあはは」が本体で、戦いの部分はオマケみたいなシリーズの完結編、ですがさすがに最終作後半部分だけあって、やっとこさ敵が具体的に動き出します。かなり遅かった気がしますが。  遂にヴァンパイア化したベラの特殊能力を見せたり、ヴァンパイアと人との間に生まれた子をめぐって迫る危機が不安感を煽ったり、おお、この延々ヌルさを見せ続けたシリーズもいよいよ「うふふあはは」を捨て、ホラーアクション大作としての盛り上がりを見せる時が来たか!と。  そのクライマックスの闘いは凄絶で、ヴァンパイアと人狼が入り乱れ、敵対するヴァンパイア達双方の首が次々と斬り落とされ、これまで親しんできたキャラが次々と最期を迎え、これで完結編に相応しい終わりを迎えるのだな、と思ったら・・・椅子から滑り落ちそうな脱力系のオチを用意して下さいまして、あー、そうそう、あくまでヌルくてナンボでございましたね・・・って。  でもまあ、その「実際には存在しなかった戦闘」を映像化してみせてくれた訳ですから、一応、娯楽映画としての「気合い」はこもっていたワケですし、みんな幸せに暮らしました、ってところに収まる事こそがこれまでのヌルさから言っても相応しいのでしょうし。アリスと敵の親分さんとの間のアレが納得できるのかどうかは深く考えるとちょっと疑問だったりもしますが。  それはアリなのかって感じのジェイコブのハッピーエンドフラグはともかくとして、ベラとエドワードが幸せになれて良かったんじゃないでしょうかね。身分の差、民族の差を越えて愛しあい結ばれた二人の物語、って事でこれって古典的な話だったんだねぇ、と。  私、なんだかんだ言っても、このシリーズ、ツッコミを入れつつ楽しんでましたが、日本ではトンと人気が出なくてシリーズを重ねるごとにどんどん劇場のランクが落ちていったのが淋しかったかな・・・[映画館(字幕)] 6点(2013-11-21 21:37:00)《改行有》

610.  サプライズ(2011) 《ネタバレ》  「もしもスプラッター映画のヒロインがまるで女ランボーか女ジョン・マクレーンみたいな存在だったら?」ってオハナシ。  そのアイディアのために殺人鬼は複数にしなくちゃならないわ、陰謀が渦巻いていて予定が狂っていく過程を描かなくちゃならないわ、加害者も被害者も頭悪くて弱くなくちゃならないわで、ホラーとしては腰砕けまくってます。  殺人が起きた直後の部屋にまだ犯人が潜んでいる恐れを誰も抱かず(悲鳴を聞いてすぐ駆けつけたというのに)、犠牲者は都合良く頭の悪い行動を取って単身殺されに赴き、殺人犯は誰か?というのは映画の中程でほぼ明らかにされ、殺人犯達の肉体的、精神的な脆さが描かれ、それはもうコメディに片足つっこんでしまっている状態。もう非常にヌルいわけです。  ただ、ヒロインが殺人犯に立ち向かってゆくシチュエーション、イケイケ(死語)な強さは楽しめました。ぎゃーぎゃーと大騒ぎな連中の中で一人冷静に行動し、敵を一人一人血祭りにあげてゆくという反撃ホラーは、初代『エルム街の悪夢』のクライマックスでのフレディとヒロインとの闘いを拡大したような感じでワクワク。  あれで、もう少し殺人犯達に強さと神秘性があればもっと良かったのですが、むしろヒロインよりも弱い普通の人達です、って明かされちゃってますからねぇ。脚本にもっとヒロインの強さを際立たせるような工夫が欲しかったなぁ。  あと、ヒロインが仕掛けたアレがああいう形でしか作用しなかったのは残念でした。あれじゃ見てて気持ち良くないものね。  殺人鬼が動物の仮面を被っている意味が一切なかったり、母親の指輪のエピソードが意味がありそうで結局なんの意味も無かったり、なんか欠点とツッコミどころが多い映画なのですが、ホラー映画としてはともかくバカ映画としてはそれなりに面白かったんじゃないかと思います。[映画館(字幕)] 6点(2013-11-20 20:12:05)《改行有》

611.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》  「かつて実際にあった感動的なお話し」で閉じてる気がするんですよね。今もなお存在している差別に繋がってない感じ。  差別を描いてきて最後にそこで終わるか、と。まるでかつて差別がありました、でもあの一発のホームランによってその歴史は終わったのです、とでも言いたげな。  まさかあのいかにもな感動的スローモーションワールドで終わっちゃうとは夢にも思わず、エンディングに突入しちゃって唖然、全然食い足らないんですけど!って思ってしまって。  八方美人的な作りの映画の中で、ぽろりぽろりとこぼれ落ちてしまっていると思ったものも。あのホテルの一件の後、結局選手達はどうして、そしてあのホテルはどうなったの?  結局最後まで特に役に立った感じはしなかった、あの頼りなげな監督を引き入れる描写があんなに必要だったの?  大体、この映画の中で最も感動できるのは、映画が終わって最後に彼の偉業を讃えた文字が流れるところだったりして。「文字」で感動を伝えられたのならば、じゃあ「映画」は一体そこまで何をやっていたのだろう、と。その文字のための映像だったのかなぁ。  今もなおネットにはあの監督よりも酷い差別の言葉が大量に並んでるわけじゃないですか。人は歴史からなーんにも学ばない。で、そこに少しでもガツンと拳を振り下ろせるような映画だったか?っていうと、そんな事は無くて、なんだかサラリサラリとキレイなばかりの映画だったような気がしてしまいました。[映画館(字幕)] 6点(2013-11-10 15:08:55)(良:1票) 《改行有》

612.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 《ネタバレ》  「その2つの作品が混じったような映画」という前イメージから期待する(あるいはあまり期待しない)作品、そのままなので、納得して劇場を後にするという。  物語的にも登場人物の魅力も、予告編から予想される以上のモノはあまり見せてもらえない感じです。  っていうかライアン・レイノルズはパッとしないかな。もう少しハジケちゃってていいと思うのですが、ジェフ・ブリッジスとケヴィン・ベーコンの前では霞んでも仕方ないってところですかねぇ。  そのベテランとてジェフはまだコメディ演技を見せていて面白いのですが(帽子や女性の足首、そしてコヨーテに対するこだわりっぷりが笑わせてくれます)、ケヴィンは最近のお馴染み悪役ケヴィンまんまですし。  キャラ的に面白かったのは有無を言わさぬ姿勢でこの映画の最上位に君臨する上司役メアリー=ルイーズ・パーカーですか。あらゆる点でそこそこなこの映画の中にあってビジュアルといい演技といい、その個性が際立っておりました。  それから映画自体はコメディなのですが、愛妻を残して逝ってしまったというところが物語の重さを生む原因になっていて、それが最終的に完全に救済されるところまでいっていないのがちょっとひっかかりました。  ゴーストはモトは人間なのでそーんなにバリエーションがあるわけではなく、敵役としては今一つ魅力に欠けました。バトルシーンそのものは面白いのですが。  良かったのはクライマックスのVFXですね。襲い掛かる渦巻、どんどんと崩れてゆくビル群、その間を縫って爆走する車。結構ハデなスペクタクル映像。  何か物足らない、もう少し色々と見せて欲しいところでサックリ終わるファーストフードみたいな映画、多くを望まず、ただその時間だけそこそこ楽しめればそれでいい、心にそんな余裕がある人向けっていう映画でした。3D料金まで含めてフルプライス2000円以上を払うだけの価値があるか?っていうと、それはさすがに・・・なのですが。[映画館(字幕)] 6点(2013-11-05 22:27:42)(良:1票) 《改行有》

613.  2ガンズ 《ネタバレ》  デンゼルもマークもA級とB級の間をフラフラしてるような感じで、この映画もまたそんなニオイを漂わせたそこそこな映画。  出だしからしばしは快調です。銀行強盗を計画する二人、この二人が実は、ってところから、物語は真相の上に更に真相を重ねてどんどんとひっくり返ってゆく状態。見ているこちらは予想外の展開に翻弄されてゆきます。  だけど、そんな物語のトリッキーな細工に気を取られ過ぎちゃったのか、一向にドラマは見えてきません。麻薬捜査官と軍人、それぞれの設定のみが先行してしまっていて、その人物が当然持ち得るべき背景は全く存在していないかのような希薄さ。  それぞれの個性は描かれても、それが職業やそれまでの経歴にはあまり繋がってないんですよね。何かハンパなバディものといった風情。  後半になると強引な展開が目立ち、もうひとヒネリありそうに見えたのに終了しちゃう人物もいて、なんだか雑な印象。  その混沌とした状況に一気にケリをつける方法も締りのない演出や編集のせいか、笑えないコメディみたいな事になっています。あんなスカスカした空間での対峙じゃ本当ならサックリと誰が死んでもおかしくないし。  悪人しか登場しない映画で、それは主役のデンゼルやマークにしても同様。炎上させたカフェや撃たれた獣医に対するフォローが無いのがスッキリせず、死者は大量、なのでラストでめでたしめでたしになられてもねぇ、って。  とりあえず慌ただしい脚本と主役二人の芸達者っぷりによって全く退屈する事は無いのですが。[映画館(字幕)] 6点(2013-11-05 21:36:31)(良:1票) 《改行有》

614.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》  昔からあまり思い入れの無い『スター・トレック』、元々こんなモンってイメージ。毎回そこそこ、今回もそこそこ、みたいな。  前作こそ色々とやってみせて「お、ちょっともしかしてこれからの『スター・トレック』って・・・」って思ったものの、今回は話のスケール小さ目、キャラ中心で、ああ、やっぱりねぇ、って。結局内輪モメ話になっちゃうっていうのは『叛逆』がありましたっけ。  でも見せ場の連続で退屈はしませんし、カーンネタって事で『カーンの逆襲』に連動したシーンなんかも登場して楽しめました。今のVFXの技術によってエンタープライズ号がドーン!って存在感を見せるのもまた楽し。  このままのノリでまた続いていくのもいいんじゃない?って。  J・J・エイブラムスってシネフィルだのマニアックな人には評判悪いけど(日本で言うと山崎貴みたいな感じ)、そんな連中の話をマトモに聞いたところで行きつく先は退屈な袋小路でしかないので、このままでいいんじゃない?と思います。  『スター・ウォーズ』に過剰な期待したってねぇ。どうせプリクエルからして「あの程度」だったわけだしね。[映画館(字幕)] 6点(2013-09-22 22:32:52)《改行有》

615.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》  絶望が全力で追いかけてくるって感じは良かったです。頼りになるはずの存在がどんどんと潰されていって、頼りない主人公が世界を救わざるを得なくなる、それはハラハラさせてくれる絶好のシチュエーション。  お金かかってる分、スペクタクルな要素もいっぱい見せてもらえて。  世界を救うための移動が点ばかりで、その点と点の間にあるハズのモノを見せてくれない事にちょっと不満を感じたりもしましたが。  ただ、これ自分にはゾンビものとしてよりも『コンテイジョン』や『感染列島』みたいなパンデミックものの系譜に映って、となると「患者」に対する配慮が足らなさ過ぎな感じがしてしまって。  ゾンビものにだってそうなってしまう事の悲劇がよく描かれるわけですが、ここのゾンビさん達はただ化け物になっちゃいました、で完結してて、状況に対する絶望感はあっても人間性を失ってしまった存在に対する絶望感みたいなのはスルーされちゃってて。それじゃいくら裏に人種や信仰の差別に対するメッセージを秘めているにしても(イスラエルのシーンなんてモロですし)、そこから人間性を排除しちゃったら無効なんじゃないの?って。  サービス精神旺盛な見せ場の連続と(クライマックスは建物の中で鬼ごっこでしたけど)、出ずっぱりブラピの俺様っぷりに、ちょっともう少し見えていていいハズの色々なものが隠れてしまってたかなぁ。[映画館(字幕)] 6点(2013-09-05 21:16:49)(良:1票) 《改行有》

616.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》  エメリッヒにしては珍しく途中で腰砕けにならず、最後まで楽しめました。その分、前半抑え気味だったかな? だって映画としては『エンド・オブ・ホワイトハウス』よりは幾らかこちらの方が面白く見られましたが、導入部でのホワイトハウスのやられっぷり、大ゴトっぷりはあっちの方が凄かった感じがしますもん。きっかけの爆発以外はどうもあっさりとしちゃってるような状態で。  それから、エメリッヒはこういう閉鎖空間でのアクションを撮るのが大変ヘタクソだって事を知りました。建物の構造が映像から判りづらい上、アクションシーンではちゃんと映像が繋がっていなくて誰がどういう位置で戦っているのかがメチャクチャ判りづらく。  戦う二人をどっちがどっちだか懸命に服装で判断して「正義頑張れ!・・・って間違えた、ベストみたいなの敵から奪って着てたじゃん、じゃああっちが正義だ、頑張れ!」みたいな。  そもそも閉鎖空間でのサスペンスは位置関係の把握が重要だと思うんですけどねぇ。あんた今どこにいるの?みたいな状況続出。  それでも飽きさせない脚本がぐいぐいとラストまで引っ張ってくれて。ユーモラスなシーンを盛り込んで笑わせてくれますし、アレが黒幕?ってミスリードしておいて、みたいなところも楽しめましたし。  でも、結局はいかに『ダイ・ハード1』が素晴らしかったかを再認識するような映画で。ちょっと似過ぎてる箇所が多くて、でも及んでないんですよね。敵を一人また一人と片付けて、こちらもダメージを受けて、両者のバランスが動いてゆくあの感じ、アレがこの映画や他の類似品には(続編にも)圧倒的に足らないわけです。  あと、CGが全体的に安っぽかったのが気になりました。予算あんまり貰えなかったのかな?  でも、エメリッヒにはあんまり予算あげちゃわない方が抑えが効いていいのかも。[映画館(字幕)] 6点(2013-09-01 21:24:07)《改行有》

617.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》  物語はまあまあ面白かったと思います。でも、それを全部セリフで説明してくれるのね。別にラジオドラマでもいいってくらいにセリフで解説。SF映画なんだから映像で語って欲しいのですが・・・  ビジュアルの方はなんというか、余白の多い映像だわねー、って感じで。既視感の強いデザイン関係と、だらーっと情報量の少ない描写とで、ワリと退屈。もっと文明が破壊された、その大きな傷痕を見せてくれたりすると終末ものとしてインパクトがあると思うのですが、殆ど砂で覆われちゃって、チラリチラリと匂わす程度にしか見せてくれませんしねぇ。月が壊れてるってイメージだって『タイムマシン』で見たのと似たようなものですし。  この物語でこの視覚効果ならば、1時間40分程度が適正上映時間だと思いますわ。  あの地下に潜伏した人々、あそこの描写にもう少し力を入れていたならば、この映画の薄味な感じも緩和されたんじゃないかと思います。あまり見せない事によって隠された物語上の様々な秘密、それが結果的に映画の味を薄めてしまったんじゃないかなぁ。  オープニングのユニバーサルのタイトルがアレな事になっちゃってたのは楽しかったんですけど、そういうのは所詮ちょっとしたお遊びですしねぇ。  一応見られるものにはなっているけれど、この作品は特にここが、っていうところが見当たらないのが残念な映画でした。[映画館(字幕)] 6点(2013-06-04 20:16:12)(良:1票) 《改行有》

618.  パラノーマン ブライス・ホローの謎 《ネタバレ》  私の中で期待値が高かったのですが、うーん、こんなもんかぁ、って感じで。  まずいちばん気になってしまったのが、クオリティの高さを求めるあまりに映像製作にデジタルプロセスを採用し過ぎなんじゃないか、って点。  細かな表情の1つ1つ、それをCGで作って3Dプリンタで出力してコマ撮りしている・・・そこにCGとの違いを見いだせるのか?という。出来上がった映像は「モーションブラーの付いていないCG」みたいなものですよ。映像が出力されるのもデジタルであるがゆえ、CGでは出せない味なんてものは殆どスポイルされてしまっている訳です(手で動かしたがゆえの動き、なんてモノはCGでは出せないとでも?)。  まるでCGを見ているようなコマ撮りアニメ、そんなの褒め言葉にはなりませんよねぇ。  私がコマ撮りアニメの映像に求めるのは強い美術的個性なんですよね。『コープスブライド』や『コラライン』、『フランケンウィニー』にはそれがありましたが、どうもこの映画はそこが薄くて。技術的には凄い(CGっぽいけど)のでしょうけれど、造形美術的には目を奪われる瞬間が少なく、物語が先行してゆく感じ。  そしてその物語は、簡単に語ってしまえば「ブルース・ウィリスのいない『シックス・センス』」。主人公の温度が低く能動的に動く事があまり無く、物語を引っ張ってゆく魅力に欠けてしまうんですよね。  他のキャラも混乱を生むばかりで物語を進めてゆくのに正しいベクトルを示す訳ではないので空回りしているような状態が続き、結果的に映画全体のテンションが低く感じられて。  クライマックスこそ感動的な展開になりますが、それも暗い背景を背負った悲しい話。救済の話なハズなのだけれど、んー、あれは映画的に観客側視点的に救済されたと言えるのかなぁ?  映像の素材がなんであれ、それがただ物語を引っ張るための道具になってしまうのはつまらないですよね。絵として高められた瞬間が訪れる、アニメの場合は特にそこに期待してるのですが、それは別にCGだからダメとかコマ撮りだから味があるとかってモノじゃなくて、結局はそれを創造する人のセンスなんですよね。[映画館(字幕)] 6点(2013-05-03 20:09:12)《改行有》

619.  フライト 《ネタバレ》  「酒、クスリ、タバコはだめ。特に酒」って5秒で話せる事を延々クドクド2時間18分かけて神様まで持ち出して教え説く道徳映画。ラリパッパっぷりがハンパないアメリカ人には必要な映画かもしれませんね。  冒頭から「コイツってこういう人間」っていうのが描かれてしまうため、予告編にあるような真実がどうのこうのな映画ではないって事がすぐに判ってしまいます。映画の核となるのが飛行機事故ではなくて、ソコなんだなぁっていうのが。  そして、その人間性が少なくとも日本人にはあーんまり一般的でないっていう。みんなクスリとかフツーやらないでしょ? 明らかな犯罪を気軽に犯したりしないでしょ?  最後には救済されたりしますが、個人的にはね、あそこでウソついて一生自責の念に囚われ続けるような後味の悪さがあった方が教訓になって良かったんじゃない?ってな気もします。いい話にしちゃった時点であのセラピーまんま聴いてるようなモンじゃない?みたいな。  私的にはパニックスペクタクルな冒頭20分だけでいいかなぁ。  見終わって、でもやっぱりお酒は美味しかったわ。[映画館(字幕)] 6点(2013-03-01 20:08:11)(良:2票) 《改行有》

620.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》  「『ロード・オブ・ザ・リング』のあの世界が帰ってきました!」ってワクワクできる人にならば、今回も変わらぬ娯楽を与えてくれるんじゃないかと思うんですけど、あの三部作が既に過去のものとして消化されちゃってたりする人だと、ちょっと今作はキツいよねぇ、って。良くも悪くも変わらないのですわ。  映像の見せ方も作り方も美術も同じような感じだし、音楽は前シリーズのメロディがあちこちに散りばめてあるし、そして映像のグロテスクな感じも、CGが部分的にチャチに見えるところも、一体どこで終わるの?まだ終わらないの?って感じまでも一緒・・・。  『指輪物語』に繋がる話ではあるのですが、こちらの方はかなりコミカルなエピソードも多く、『指輪』風な重厚さよりも軽快さが求められるんではないかと思うんですけど、あくまで作りが同じなんですよねぇ。  しかも今回も三部作っていう事で、じっくりコッテリ描かれたワリには「話進んでないな、おい」って感じで終わってしまいまして。  映画全体がまるで『旅の仲間』をリフレインしているようで、ひたすら既視感が続くばかり。  この映画ならではの特徴としてはゴラムに肩入れしているのか、やたらあのキモい顔のアップがしつこく長々と映し出される点で、んでもそんなのちっとも有難くないです。  あと無理矢理フロド出したような感じで、ゆえに回想形式になってる訳ですが、それが回想の中の回想というタブーを生んでしまったりして、今回はツッコミどころも増えたねぇ、って。  その定番っぷりを楽しめるかどうかがカギって事で、私は残念ながら結構ダレました。この一作で全部完結させるか、せめて一作一作を2時間以内に収めて欲しかったところです。まー長い長い。  相変わらずケイト・ブランシェットは良かったですけどね。[試写会(字幕)] 6点(2012-12-02 00:21:23)(良:2票) 《改行有》

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