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621. キスへのプレリュード この手の設定では、珍しくコメディー部分がほとんどないラブストーリー。 キーポイントとなるおじいさんの描写が不足しており、序盤はちょっと感情移入がしづらく、 唐突な印象を受けてしまう。ただ核となるテーマがはっきりしているので、 途中で気持が萎えるということはなかった。主人公の演技やおじいちゃんの表情はいいんだけど、 メグ・ライアンの演技は役作りが難しかったようで今一つ。 ラストはオーソドックスな展開で妙味はないが、総体的にハートフルな仕上がりなので、 心地よい余韻は残してくれるのではないかと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-14 17:48:53)《改行有》 622. キル・ビル Vol.2 アクションシーンばかりの「1」と異なり、 ヒロインのキャラ描写を中心にしたドラマ的な要素が多くなっている。 両方合わせれば、一応ストーリーとしては成り立っているのだが、 もう少しうまく振り分けられなかったものか。「1」で見せた数々のこだわりもなくなり、 前作では冒頭の部分しかなかったウエスタンを、こちらではメインに。 この監督にとっては、構成などあまり関係ないのかもしれない。 かなりの長編にはなるだろうけど、必要のない部分をカットして1本にまとめた方が・・・。 まあ、おんなじか。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-14 17:19:47)《改行有》 623. キル・ビル Vol.1(日本版) てっきり1話完結だと思ったのだが、続きものらしくて非常に戸惑った。 アクションシーンの多い映画で、ブルースリー、アニメ、やくざ、ウエスタンと いろいろな要素が入っており、かなりオタクな作りになっている。 この監督さんは、映像の中に自分の好きなものをすべてぶちこみたい性格のようで、 そのこだわりようには感心してしまう。 日本が舞台のシーンでは妙なところが多々出てくるのだが、かなり笑えると思う。 テンポもよくて、楽しく鑑賞することができた。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 17:10:28)《改行有》 624. 9時から5時まで 公開当時は、ちょっと話題になった。 セクハラという言葉を聞き出したのもこの頃かな? 単純明快な内容で、とても取っつき易いコメディー作品。 笑えるシーンは結構用意されているんだけど、見せ方がよくないのか、 少しだるいなと思えるシーンも。ドタバタコメディーの要素があり、 主役の女性たちがもう少し頭を使う展開があると、もっと面白くなったと思う。 総体的には、そつなく楽しめる作品には仕上がっているのではないかと。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 16:59:41)《改行有》 625. 蜘蛛女(1993) アクション映画ではなく、主人公の心理ドラマ的な展開でお話が進む映画。 シナリオ自体は少々粗っぽく、もう主演二人のキャラを見て楽しむような作り。 情けない刑事と、冷酷残忍な女ボスとの対比が面白い。 特に女ボスは、これギャグじゃないの? と思わず笑ってしまうようなシーンも。 まあそこそこ楽しめました。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 16:57:02)《改行有》 626. クリープショー2/怨霊 シリーズ2作目は、5話から3話にエピソードが減り、その分中身が濃くなった。 「木彫りのインディアン人形」「殺人いかだ」「ヒッチハイカー」と、 各ストーリー自体も中々面白いのだが、登場キャラたちの心理描写がしっかり描かれており、 「1」より記憶に残る作品となった。個人的には3話目の「ヒッチハイカー」がお気に入り。 日本の怪談のようにドロドロした恐さはなく、コミック的な要素があるので、 万人向けに楽しめる作品ではないかと思う。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-14 16:45:28)《改行有》 627. クルーエル・インテンションズ ちょっとエッチな義理の姉弟が、恋愛ゲームを繰り広げるといったお話。 少し青春映画的な要素も入っていて、終盤からラストにかけて軽い展開とオチはあるけど、 そんなものはいらないし、ストーリー自体取り立てて何が面白いというわけではない。 ちょっとひねくれて意地の悪い、主人公とヒロインのキャラを楽しむのがベストの映画。 お姉さん役の女優さんがやけに色っぽくて、ずっと彼女ばかり見てたっけ。 自分もこのゲームに参加したいとは思ったけど、まあそんなことを考えても意味はないよね。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-14 12:49:03)《改行有》 628. グローイング・アップ 50年代のイスラエルを舞台にした青春映画。 当時大ヒットしたポップスの数々の名曲をバックに、高校生三人組の甘酸っぱい体験を描く。 このシリーズはそれなりに人気があったのか、知らない間に「7」まで制作されていた。 確か出演者達は、「1」の時点で25歳ぐらいだったと思う。皆かなりの童顔だ。 青春映画に必須の切なさは十分に表現できていて、特にラストはインパクトがある。 『ミスター・ロンリー』のメロディーが、そのシーンにとてもマッチしていた。 ただ当時鑑賞した時は斬新さをまるで感じなかったので、 今観れば映像や演出はかなり古臭いと思う。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-14 11:13:30)《改行有》 629. ゲッタウェイ(1994) S.マックィーン主演「ゲッタウェイ」のリメイク。 シナリオは序盤以外、オリジナルとほとんど変わらない。 主演の方は、アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーの、こちらも実際の夫婦コンビ。 アレックは好きな役者さんなんだけど、とても甘いマスクをしているので、 ハードボイルドな内容に合っているとは思わなかった。 脇役のマイケル・マドセンのキャラの方が立っていたのでは、ちょっと辛い。 妻役のキムは問題なし、相変わらずきれいな女優さんだった。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 11:06:54)《改行有》 630. コーラスライン ドキュメントタッチ、玄人好みのミュージカル作品。 出演者たちのほとんどがプロらしく、歌や踊りがとにかく素晴らしい。 特に全身バネのような黒人男性のダンスは、今でも強烈な印象として残っている。 作品の舞台が舞台だけに、他のミュージカル映画のような 突然の歌や踊りといった違和感はないのだが、ストーリーのほうはかなり辛辣。 ダンサーたちの抱える問題や苦悩、そして「厳しい世界」の内幕と その現実をいやというほど見せつけてくれる。 個人的にミュージカル映画は楽しい方がいいのだが、そちらの世界に興味がある人には、 間違いなくお薦めできる作品。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-14 10:39:34)《改行有》 631. 恋は邪魔者 60年代のニューヨークを舞台にした、ロマンチック・コメディー。 レニーがかわいい。ユアンもハンサム。演出もポップ調で凝っている。 でもストーリーがからっしきダメ。何でこんなに面白くないの?というくらい面白くなかった。 二人のファン以外の人にはお薦めできない。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-14 10:35:35)《改行有》 632. 心の旅 設定の面白いヒューマンドラマ。 事故に合う前と後との主人公のギャップが、この作品の妙味になっているわけだけど、 "家族第一"といったアメリカらしい内容で、中盤以降はオーソドックスな展開ながらも、 安心してほんわか鑑賞できる。終盤のヒネリはちょっとやり過ぎ、作り過ぎの感あり。 奥さん役の女優さんはきれいだったな。総体的には万人向けの作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 10:16:37)《改行有》 633. コンボイ 公開当時は配給会社も力を入れていたのか、頻繁にCMで目にした作品。 その年の興行成績(外国映画)でも5位、とかなりヒットした。 一応バイオレンスアクションのはずなのに、テーマ曲が軽快で雰囲気が爽やか。 登場人物たちも皆ストレートな性格なので、感覚的には西部劇に近いものがある。 アクがなく、演出も今イチのせいか、どうしても印象に残らないきらいはあるが、 全体的にはまとまっており、中々面白い作品ではある。[映画館(字幕)] 4点(2011-08-14 09:47:36)《改行有》 634. GODZILLA ゴジラ(1998) 普通の怪獣映画として観ればいいんだろうけど、 「ゴジラ」と銘打ってあると、どうしても日本のゴジラのイメージが邪魔してしまう。 姿形も全然違うし、戸惑う人はかなり多いんじゃないかと。 ゴジラの初期設定のポイントは押さえており、ストーリー自体はそれほど悪くない。 動きはかなり俊敏で、日本のゴジラとは違う新しい設定もなされている。 ラストは続編を意識しての終わり方だったようだが、 あまり評判が良くなかったのか、どうやら「2」はなさそうだ。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 09:43:45)《改行有》 635. ゴッドファーザー PART Ⅱ 「1」を未見の人にはわかりづらいという欠点はあるものの、内容は前作より面白い。 父親との時代の違いを描くことによって、マイケルの苦悩がより伝わってくるという仕掛けで、 若かりし頃の父親役を演ずるのがロバート・デ・ニーロ。 前作でマーロン・ブランド演じたドン役のイメージを壊さないよう、しっかり役作りをしている。 映像演出面に関しては、まるで絵画を見ているような素晴らしい出来映えで、文句なし。 まさに芸術的。今まで面白いと思える続編はいくつかあったけど、 「1」を越えるほど完成度が高いかもと思ったのはこの作品だけ。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-14 09:09:51)《改行有》 636. 殺人ゲームへの招待 このゲーム持ってたな。ほとんど遊ばなかったけど。 内容は純粋なサスペンスものだが、段々とコメディー色が濃くなって、 終盤からはかなりドタバタになってしまった。本当はコロンボみたいなものを期待してたんだが。 見所はエンディングが3パターンあるということかな。 取り立ててそれが面白いというわけではないんだけど、まああまり見かけない手法なんで。 これは映画より舞台劇で見せたほうが面白いと思う。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-14 09:03:57)《改行有》 637. 3人のゴースト ゴーストを小道具代わりにしたハートフルコメディー。 ゴーストの登場はちょっと奇抜だけど、アイデア自体は面白い。 ただ登場人物達のキャラに今イチ魅力が足りないのか、シナリオに粗さがあるのか、 テンポが悪く、コメディーとして笑える部分も少なかった。ラストはかなりベタだけど、 ちゃんとメッセージは伝わってきて、総体的にはそれほど悪い映画という印象は受けない。 ファンタジー感動ものが好きな人なら、満足できる作品ではないかと思う。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 08:18:46)《改行有》 638. ザ・ディープ(1977) ジャクリーン・ビセットの身体にぴったり貼り付いた、 Tシャツ姿をあちこちの雑誌でやけに目にした、冒険海洋もの。 1977年度外国映画興行成績6位の作品で、4位の「ロッキー」、5位の「サスペリア」と ほぼ同程度の興行収入だったようだが、ちょっと印象は薄い。 主役二人やロバート・ショウは悪くないし、ストーリーもそれほどつまらなくはないんだけど、 お宝探しというと必ず敵役が出てきて、もうかなりオーソドックスな流れ。 そうしなければ間がもたないんだろうけど、この内容で2時間越えはだるい。 90分から100分あたりで十分と思える作品だった。[DVD(字幕)] 3点(2011-08-14 08:08:37)《改行有》 639. シックス・センス 主人公と少年の心の交流が、この作品の一番重要なテーマだと思うんだけど、 伏線のほうに力を入れ過ぎて、本来のテーマが薄くなってしまったように思う。 オチは途中でわかってしまうし、ラストに向けての懸命な伏線作りも、 逆にあざとさばかりが目につく始末。アイデア自体も新鮮さはないし、 映画好きな人なら、「あの大ヒット作をモチーフにして作ったな」 とすぐにわかるのではないかと。がんばって作ったという印象は受けるんだけど、 個人的には今ひとつの作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 07:10:18)《改行有》 640. 失踪(1993) キーファー・サザーランド主演、サンドラ・ブロック競演のサスペンス映画。 実際にあった事件をベースにしているようで、そう考えると怖いことは怖い。 ドラマとしては後半がかなり強引な展開で、サイコサスペンスという印象は薄い。 どちらかと言うと、テレビ向きのサスペンスドラマといった感じ。 設定はいいんだけど、結局はシナリオの練り不足、尻すぼみといった内容の作品だった。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 07:03:58)《改行有》
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