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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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721.  もうひとりのシェイクスピア ローランド・エメリッヒ監督作品だけど、 全然エメリッヒっぽくない。終盤に ちょっとだけドンパチやら遠景があるものの、 終始手堅い作りで新しい路線で打ち出したんだな、 と察します。 映像的には、その当時の蝋燭だけで過ごしていた人々の 室内空間をなるべく忠実に再現しようとしているのが 見て取れ、その点も興味深い。 ただ、内容はかなり難しい。人間関係もややこしいし、 特に英国王室の歴史や英文学の知識がないと 苦しい面がある。 映画の始まりと終わりを実際の劇が始まり、 終わるように締めくくる構成は感心したけど、 自分の教養のなさが仇となり、終始入り込めなかった。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-12 22:44:43)《改行有》

722.  ゲットバック 《ネタバレ》 恨みを買った男が主人公の娘を拉致して金を要求。主人公は娘を助け出す為に奔走。その主人公を捕まえようとする無理解な警察なりCIAなりFBI。という図式は、あまりにも手垢のついたありきたりなもの。アクション自体もそれほど目新しさはなく、強いて言えば横移動の多用によるシームレスな映像作りを堪能するのみか。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-10 21:25:35)

723.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 《ネタバレ》 まずなによりも、ベンガルトラをはじめとする動物達のリアルさに目を奪われます。特典映像を見ると、実際の虎を撮影して、それをCG化しているようなのですが、それでもやはり驚愕せずにはいられない。数年前まで、この小説の映画化は不可能と言われていたのに、その不可能に挑戦して見事に形にしてみせた製作陣の方達に賛辞を贈りたいです。大半が海の上でのシーンを占めるのですが、その海の表情が各シーンごとに違っていて、晴れた青空の海や夕日に染まる海、そして夜の生物達が彩る蛍光色の神秘的な海など、どれも目を見張る美しさです。このお話に説得力を持たせるには、リアルさと美しさの両方が必要不可欠だったはず。アン・リー監督の手腕に驚愕です。「人生とは手放すことだ」という、終盤の台詞は凄く印象的。なにかを手に入れるために人生があると思っていた自分はまだ若いのだな。達観して生を振り返ると、そんな考えに変わっていくのだな、と思いました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-06-07 22:58:18)

724.  ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録 《ネタバレ》 世代交代が果たされた本作。ファンの方はどう見るのでしょうか。B級アクション映画としてそれなりに有名なこのシリーズですが、アクションだけをいえばとてもクオリティは高いと思います。決して派手ではなくとも、格闘シーンやカーアクション等、とても緻密に作られている。ちゃんと「痛み」も伝わってくるし。主人公は、とにかく全編に渡って血を流しっぱなしなのですが、可哀想なのは肉体だけでなく、お話自体も相当に悲しくそして空しい。あまりに自省的なので、個人的にそれが理由で楽しめませんでした。もっとスカッとしたものを期待してたのですが、、、。やりすぎるほどのチカチカシーンが2回ほどあるので、その点ご注意。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-06-06 21:40:35)

725.  ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星 《ネタバレ》 あらすじだけさっと書くと、 婚約したカップルがトレッキング中に ちょっとした出来事でなんともいえない空気になり、 でもまたより戻しながらも女を長年抱いてなかった ガイドのおっちゃんに迫られ、でもそれをはねのけ おしまい、ていうそれだけのストーリーなのですが、 撮り方や編集の仕方、音楽のつけ方で けっこう印象の強い作品に仕上がってるんですよね。 だって最初からぴょんぴょん飛び跳ねる 全裸の女性ですよ(笑)。あれってなんで ジャンプしてたのかいまいちよくわからないんだけど、 とにかくインパクトはあるわけです。 トレッキング中も、突然音楽が鳴り響いたかと思うと、 次のショットでぶつ切りになったり、なんというか 実験映画っぽい雰囲気。きまずいシーンなんかは カットをわらず、かなり長回しで延々見せるから これまた印象強くなる。そのきまずくなるシーンも、 たいしたことじゃないんだけれども、 そのたいしたことじゃない出来事できまずくなるって カップルにはよくあるよな、て共感を感じる。 ガイドのおっちゃんの突然の告白も唐突で印象強い。 でもおっちゃんも長年女に触れてないし、途中 お姫様抱っこなんかして助けてるしムラムラっと きちゃったのかもしれない。てなわけで気持ちはわかる。 傑作とは言わないけど忘れがたい佳作かな、という感想。[DVD(字幕)] 6点(2013-05-28 00:29:12)《改行有》

726.  SUSHI GIRL 《ネタバレ》 まぎれもなくB級映画なんですけど、 出てる人たちは案外豪華だったりします。 そして比較的、よく出来ている。 最初のうちは、この女体盛りの人って ストーリーと全然関係ないやん、、、と思っていたので、 終盤の展開には良い意味で予想を裏切られました。 フグを度胸試しみたいに捉えるというのも面白いですね。[DVD(字幕)] 6点(2013-05-28 00:25:04)《改行有》

727.  エージェント・マロリー 《ネタバレ》 豪華な俳優陣が揃っていて、やっぱソダーバーグは人望があるんだな~と再認識した次第ですが、中でも主役を務めたジーナ・カラーノ、凄く良かったですね。俳優陣に埋もれるどころか、自分のキャラや持ち味を存分に演技に出して輝いている。格闘技の人なのにナチュラルな演技をしていることに賛辞。そして彼女を抜擢したソダーバークもやはり凄い。相変わらず、シームレスな繋ぎの映像と小気味良い音楽で独特な映画世界を構築しておりますが、まぁストーリー自体はよくあるスパイものの典型。心を許した仲間スパイが死んでしまい、父に慰められるシーンがこの作品の一番のピークでしょうか。序盤は見事な格闘技アクションを見せてくれたのですが、相手がユアン・マクレガーだと全然冴えてなくてその落差が気になった。締め方はユーモラス的でよろしい。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-05-11 21:24:36)

728.  人生の特等席 《ネタバレ》 クリントも娘役の女性も、とてもいい演技してましたね。クリントイーストウッドが出演している作品はどれも、頭でひねくり回して構成の巧妙さを披露するような映画とは対極にある、とっても素直で地に足のついた人間ドラマだなぁと感じます。だからすんなり共感出来るし、話に入っていける。イーストウッドは、頑固ですぐカッとなる、それでいてある種現実から常に背を向け続けるそういう弱さを持つ老人の役。このキャラクターがまた凄くシンパシー感じるんですよね~。そういう人いるよな~、いや、男ならある意味、こういう要素って誰にでもあるよな~、とか。そして娘もまた父親譲りの頑固というのが良い。等身大の親子の物語であると同時に、ラブストーリーでもある。あぁ、やっぱり恋愛っていいよな、て思わせてくれる、そんな描写。終盤の、たまたま見つけた子が偉ぶった高校生&いけ好かないスカウトを打ち負かす展開は月並みだけど、親子と恋愛の二本柱がもれなく共感出来たので7点献上。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-05-01 23:14:52)

729.  ホビット/思いがけない冒険 《ネタバレ》 確かに、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと比較するとスケール感には乏しいとは思うのですが、ピータージャクソンの真骨頂である躍動感溢れるカメラの動きが久々に観れて楽しかったです。ドワーフの宮殿とか、岩の巨人の闘いとか。それから、相変わらず「美しいシーン」はほんと美しい。個人的にはホビットの家の作りとかインテリアなんかがよく出来てるな~と思い、食い入るように観てました。バギンズを仲間として受け入れること、その友情のシーンも良い。あとはゴラムとなぞなぞを出し合うシーンがこの作品の一番面白いシーンだったかも(笑)。ゴラムの顔芸にいちいち笑ってしまった。新たなる三部作の最初の作品ということで、まぁこんなもんだろうと。ひとまず6点。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-04-30 21:46:27)

730.  最終目的地 《ネタバレ》 真田広之が好きで借りてみてみたのですが、 まさかアンソニー・ホプキンスと真田さんが チュッチュし合う映像を見るとは思いませんでした(笑)。 亡き作家の家で暮らす家族は、複雑な関係ではありますが いわゆるブルジョア風な隠居生活をおくっている。 特にアーデンは、寂しさを感じながら生きていたはず。 そんなところに、若いイケメンが現れる。 家族が水面で、主人公の彼はそこに落とされた一滴の水滴。 彼が落とした波紋が、それぞれの生きる道を問い直していく。 主人公の最終目的地はやはりそこだったのですね。 静かで、けれども飽きさせずに興味深く拝見出来ました。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-28 22:29:52)《改行有》

731.  噂のギャンブラー 《ネタバレ》 この作品の一番の魅力は、主役の レベッカ・ホールのチャーミングさじゃないでしょうか。 凄く生き生きとした演技。というか演技にも 見えないくらい等身大のベスをナチュラルに 演じていたと思います。 そしてブルース・ウィリス。近年、彼の演技は どれもこれも同じような感じに見えてましたが、 本作のブルース・ウィリスはとても楽しそうで、 ギャンブラーの役を実に巧く演じてる。 実話だというのもいいですね。作られた話ではないから そんなたいした大事は起こらないんだけど、 終盤みんなで集まって、ベスが電話越しに おっさんと対峙するのを見守る様子とか、 なんだか微笑ましかったです。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-28 22:26:39)《改行有》

732.  若草物語(1949) 《ネタバレ》 1949年の作品なんですねぇ。家とか、自然の中とかが完全にセットそのもので、遠景は絵丸出しなんですけど、そういう映画的世界観が逆に今見ると新鮮で魅力的だったりします。4人の姉妹の生き生きとした演技、そしてキュートさ、それ自体も魅力溢れているとは思うが、ストーリーそれ自体にはさほど面白味を感じず、、、。なんか一つ一つのエピソードがパッパッと出てくるだけで深みがないように思う。特に恋愛に関してほとんど描写がないままに思いを寄せてるという感じ。でも、ささいな出来事の数々や彼女達の初々しさはいかにも自伝的という感じでそれ自体は悪くはない。[地上波(吹替)] 5点(2013-04-21 23:44:56)

733.  パラノーマル・アクティビティ4 《ネタバレ》 このシリーズもついに4作目ということですが、 間違いなく本作はシリーズ中一番低い出来だったと思います。 なにがダメって、全然怖くない。 最初は、この手法に自分が慣れてしまって 怖くなくなったのかなと思ったんだけど、 いやそうじゃない、怖がらせるシーンが どれもこれも中途半端でたいしたことがないんだ。 3作目でだいぶ大掛かりな見せ場が多かったから、 そこからの揺り戻しでこうなったのかもしれないけど、 悪魔崇拝だかなんだかの要素も消化不良で モヤモヤが残るし、不満ばかりの作品となってしまった。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-04-20 18:03:19)《改行有》

734.  ティンカー・ベルと輝く羽の秘密 《ネタバレ》 個人的には、このシリーズの中で 一番楽しめました。 ストーリーそのものは もの凄く単純なんだけど、ティンカーベルの ピュアな性格や可愛さに惹かれて なぜかついつい見てしまう。 ピクシー・ホロウの美しさは相変わらずですが、 冬の森も負けないぐらい綺麗。 冬の妖精たちが、一致団結して ピクシー・ホロウを救おうとするシーンが良いです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2013-04-19 20:21:49)《改行有》

735.  シャドー・チェイサー 《ネタバレ》 パッケージにでかでかと ブルース・ウィリス&シガーニー・ウィーヴァーが 載ってたので、お、これは期待出来そうだな~ と思い、借りてみて見ることに。 ジャンルはアクション&ミステリーとなってるけど、 ミステリー要素は序盤の「船にいたはずの家族が消えた」 て部分のみ。後は地味で面白味の無い展開が続きます。 なにが意外って、ブルース・ウィリスが割と早い 段階で死んでしまったこと。 そしてシガーニー・ウィーヴァーが悪役をやってること。 ブルース・ウィリスがこの扱いってかなり珍しいけど、 出番が少ない分ギャラも少なく済んだのだろうか? シガーニー・ウィーヴァーとのカーチェイスシーンは まだ良かったけど、ラストがあっけない。 見終わって何も残らない作品。 まぁ佳作ということで5点献上。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-04-19 20:08:23)《改行有》

736.  フランケンウィニー(2012) 《ネタバレ》 いやはや、、、不覚にもラストは泣いてしまいました。これは犬好きにはあかんわ~。なんたって、スパーキーが可愛すぎるんだもの。元々の実写版のやつが特典映像に収録されていたのでそれも拝見しましたが、ティム・バートンが自分の作品をアニメで作り直そうとした気持ちがよくわかります。スパーキーのシーンを、もっともっと増やして描きたかったんですね。そしてそれが見事に成功してる。個人的には、ここ10年くらいのバートン作品は毒っ気もストーリーの面白味も少ない無味乾燥な印象ばかりだったのですが、本作はやはり彼の原点のお話もあってか素晴らしい内容でしたね。死んだ生き物を生き返られるという不気味さと可笑しさの混在、やたらとヒステリックな隣人たち、そして水木しげるが描く妖怪みたいな子供達(笑)。そのどれもがバートンらしさ満点でした。あ、それからガメラみたいな怪獣も出てきたし。科学の先生や親が、死んだ者を復活するのは倫理的にどうなのみたいな話をちらっとしてたけど、その予定調和に収まらずに復活して終わらせる展開は、個人的には良かったです。ファンはもちろんのこと、多くの人が満足出来る内容になっていると思います。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2013-04-18 00:58:32)

737.  フランケンウィニー(1984) 《ネタバレ》 アニメ版のブルーレイを借りたら特典映像に収録されていたので拝見致しました。「ピーウィーの大冒険」よりも前、短編とはいえティム・バートンが初めて実写に取り組んだ作品。とても興味深かったですね~。もぅ最初の段階で、バートンらしい画作りやらエッセンスが出来上がってるんですね。よく考えるとグロテスクなお話だけど、映像的にグロテスクさは全然なくてむしろワンちゃんの可愛らしさがにじみ出てる。周りのやたらとヒステリックなリアクションするご近所さんたちとか、いかにもバートンぽい。ただ、終盤あの展開で風車に火をつけるのはさすがに強引かなと。18年経って、自分の作品をリメイクした気持ちもよくわかる。荒削りだけど、バートン的神髄が詰め込まれてる、そんな作品。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-18 00:30:32)

738.  ディクテーター 身元不明でニューヨーク 《ネタバレ》 なかなか良かったと思います。独裁者というものを、徹底的に茶化す茶化す。主人公アラジーン将軍は、やってることがあまりに酷いのですが、不思議と憎めないキャラなんですよね。ここ大事なところで、単に腹立たしい奴だったらこの楽しさは成り立たない。マシンガントークのように次から次へと人種差別ネタや下ネタを言いまくるのですが、そこに嫌味がないから純粋に笑える。そして、アメリカに対する皮肉も痛烈なものがある。最後の国連での演説が個人的にはツボでした。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-10 21:06:41)

739.  声をかくす人 《ネタバレ》 リンカーン大統領の暗殺に関わったとして、アメリカで女性として初めて死刑に処せられたというメアリー・サラット。いや~、知りませんでした。そんな史実があったとは。そしてまた、こういう題材を映画化するというレッドフォードの良識にも惹かれるものがあります。地味だし、スカッとする内容ではありませんが、秀作だと思います。なにより、結末は最初からわかっちゃってるわけですからね。メアリーは結局処刑されてしまうっていう。でも、鑑賞中は「なんとか回避してくれ~」って願っている自分がいました。そりゃ自分の息子を差し出して自分は助かろうとする母親などいませんもの。彼女の行為は当然のもの。しかしながら、周りはそんなことおかまいなし。大事なのは、大統領が殺されたという現実において、国をまとめる為に、誰かが祭り上げられなきゃいかん、ということだそうな。それに対し主人公は、あくまでも法の精神を訴える。しかし彼の法と正義に忠実な態度は、彼をどんどんと孤立させていく。友も恋人も離れていく。あの展開が辛いですね。自分は男なので、自分が息子の立場だったらどうするかと考えていたんですけど、やはり自分なら名乗り出るだろうな、、、。そうしなかった彼を最初は軽蔑の目で見ましたが、最後の「あなたのほうが息子の資格がある」というような台詞を聞いて息子も息子なりに自分を責めていたんだろうなと思いました。時代に翻弄された、一つの家族の悲劇です。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-09 23:26:30)

740.  ヴァンパイア(2011) 《ネタバレ》 カメラワークに音楽、雰囲気に世界観、そして役者達の演技に至るまで、舞台がカナダになって言葉が英語に変わっても、岩井俊二ワールドそのまんまであることが興味深い。ヴァンパイアと言えば、首にかぶりついて血を吸うのが定番だが、本作の主人公は気弱なせいかそういうことは出来ない。ヴァンパイアらしいキャラの男のことは変質者扱い。でも、主人公も殺人をしていたことは間違いないのだけれど。彼の吸血鬼的な行為は、寂しさの裏返しだったのかもしれない。人から欲せられる身になって、彼は変わる。まぁでも生徒の自殺を思いとどまるよう説得してたし、元々いい奴なんだろうけどね。[DVD(字幕)] 6点(2013-04-08 21:17:57)

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