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721. ランボー 《ネタバレ》 この映画は、どうにもこうにも見る気にならない後のシリーズとはちょと違う気がします。帰還兵が居場所を無くして、安らぐ事もできず、唯一生を感じられるのは戦う事だった、という皮肉な物語で。ただ、最後にどーん!と来るのかと思ってたら、ぐだぐだな感じになっちゃったんで肩すかし。怒りをどーん!とぶつけて散ってしまった方がカッコ良かったんですけど、そうもいかないですか・・・。6点(2004-01-24 20:29:09) 722. ラッシュアワー ビーチボーイズを聴くジャッキーにクリスが「黒人のカーステレオに触るな」ってところ、面白かったです。物語としては、もう本当に使い古された、なんの新鮮味もないモノでしかないんですけれど、その定型フォーマットの中に組み込まれる素材がジャッキーとクリスだと、結構楽しめてしまうとゆー(あ、クリスのあのカン高い喋りがダメとゆー人には苦痛以外の何物でもないでしょうけれど)。お笑い担当クリス、アクション担当ジャッキーという形なんですけれど、本当はもっとジャッキーにも笑いの要素が欲しかったですねぇ。英語があまり、というのがネックになってて、だから彼には笑いを求めなかったんでしょうけれど、ジャッキーは十分に面白いですからね。6点(2004-01-24 19:32:48) 723. 世にも不思議なアメージング・ストーリー バラエティに富んでましたけど、当時としても、この感じはもう食傷気味な感じがしました。1話目のぽにょん!キラキラ~ってアレは、今更こんなモンをやって、スピルバーグ退化したか?みたいに思いましたし、3話目のあまりにストレートなブラックさ加減は、笑えないよゼメキス、って感じでしたし。なので、シンプルなバカ話の2話目が単純に好きです。全体的には、もう少し大人向けな色彩を出して欲しかったところですが、この時代の映画って、こういうモノが大量に出てましたからねぇ。[映画館(字幕)] 6点(2004-01-17 14:14:28) 724. U-571 宣伝で「本物の迫力!」なんて言ってたクセにワリとチープなCGを見せられるのはどーしてなんでしょう? それはともかく、サスペンスを結構楽しめる映画でした。頼りない男が指揮をせざるを得なくなってしまった、みんなの信頼を得ていないために・・・みたいなところのイライラ感は最低限に抑えられて(これを延々とやられてしまうと、見てる方がストレス溜まっちゃう)、一体どうやって危機から脱出するか、どうやって敵から逃れるかをメインに、サスペンス中心に徹底している点で、単純に楽しめました。ただ、深海じゃなくて、ワリと浅いところで展開する映画なので、閉鎖的な危機感は薄かったですね。6点(2004-01-17 13:33:36) 725. ジェット・ローラー・コースター センサラウンドマニアとしては、当時、当然のようにチェックした映画なのですが、実はパニックスペクタクルよりはサスペンスとしての要素がメインの映画でした。ジェットコースター専門な爆破犯とそれを追う捜査官の物語ですが、今の映画のようにハデなアクションがあるワケではなくて、コースターが爆走するシーン、事故を起こすシーンでセンサラウンドが「ぼごごごごっ!」と激しく咆える部分のみがハデ、という感じ。なので、実はセンサラウンドがサスペンスに水を差してジャマかも、みたいな。ご丁寧に音楽トラックまでセンサラウンドで鳴らしてみました、みたいな事しちゃってましたが。映画自体は、まあ普通に楽しめるものだったんですけれど、ちょっとコースター限定狙いな部分にリアリズムや説得力が足らない気もしました(人為的な事故が起これば安全対策だって徹底されるでしょうし)。6点(2004-01-15 21:43:04) 726. 身代金 子供を誘拐された家族のドラマだけじゃなくて、犯人側も早々に描かれ、双方の駆け引きが描かれる部分が面白かったです。右に左に傾いてゆく展開に思わず乗せられ、映画の流れに身を任せる状態。ただ、色を極端に落としてコマ落しのスローモーション、なんてテクを見せたりするけれど、必然的エフェクトって感じじゃなくって、ガラでもないことすんなよ~、ロン・ハワード~、って。この人の演出は良くも悪くも毎度の安全牌。大ハズレもない代わりに上手さに舌を巻く事もなく。休憩時間に流れてたサントラをちょっと聴いただけでジェームズ・ホーナー、って判る音楽と共に、ロン&ホーナーはどうも私にとっては「やれやれまたか~」な世界なんですよね。6点(2004-01-11 00:40:54) 727. マウス・ハント 意外と期待した笑いがハジケなかった感じはしますけど、ウォーケンのおバカ映画として非常にレアでしょー。ところで、ボロい我が家では、以前ネズミが出没した事があって、あれこれ悩まされた上でやっとこさ捕まえたら、これがなんとも可愛くって・・・。ホントにこの映画に出てくるネズミみたいにくりくりの目をしてて、それがぺったりとネズミホイホイにへばりついてる姿には胸が痛みました。今だったら、この映画の主人公達の気持ちが、もっともっと判るよーな気がします(って事は余計に笑えなくなっちゃう、って事ですけど)。6点(2004-01-07 13:01:27)(笑:1票) 728. マイノリティ・リポート ユーモラスな画面は弾んでるんですけれど、サスペンスやアクションを描く画面に精細を欠いていて、これってホントにスピルバーグ?なんて思ってしまいました。大々的に使われているデジタル映像にスピルバーグの感性が合ってない気もしましたけれど(CGとか、アナモフィックレンズではなくてスーパー35、みたいな技術は、スピルバーグの映画屋魂とは摩擦を生じる存在なのかもしれません)、それ以上にキレが感じられず、たらたらと冗長な印象がしてしまいます。最近のスピルバーグ映画はどれも長過ぎ。2時間以内にまとめる努力をして欲しいですね。あと、ゲ○で笑いとるの禁止。6点(2004-01-04 00:18:30) 729. ポリスアカデミー2/全員出動! タックルベリーのエピソードが面白かったんですけれど、パワーダウンしている印象は否めませんでした。2作目にしてポリスアカデミー、という題材に揺らぎが生じてキャラクター頼みな物語になっていますし(この揺らぎは以降のシリーズでも繰り返されることになるのですが)。でもまあ、ちゃんと『ブルーオイスター』が登場するので満足。6点(2004-01-03 13:19:42) 730. ホット・ショット2 こういうベタベタな判りやすいパロディっていうの、意外と大切なんじゃないかな、って思います。映画を見慣れてしまった人間にとっては「今更それをやるかぁ?」みたいなパロディでも、映画をそんなに見ないって人にとっては十分に楽しいんじゃないかって。おたく同士の馴れ合いで閉じてしまうのも考えモノですからねぇ(それが楽しい、っていうのは事実ですけれど)。おバカ以外は暴走せずに節度を保っている映画で、かなりヌルいんですけれど、なんにも考えずに、たり~っと見る分にはいい感じ。6点(2003-12-26 12:47:44) 731. ホーム・アローン3 前2作と違って、ドラマティックな要素を排除して、対決部分に特化させちゃったのは正解かもしれませんね。純粋に悪人軍団が翻弄されてボロボロになってゆく姿を楽しみました。これまでのマヌケな泥棒と違って、シリアスな産業スパイとして登場しつつ、これまでと同様にぐちゃぐちゃになってゆくさまは、そのギャップで従来以上の面白さだったかも。ただ、主役の男の子の、わざとらしいリアクションはちょっとツラいものがあったかなぁ。6点(2003-12-26 11:03:42) 732. 赤ちゃんのおでかけ 何しろ赤ちゃんですから、主役のクセしてなーに考えてるんだかちっとも判らない存在ではありますが、その赤ちゃんに振り回される事になるおバカ達が悲惨で笑えました。設定的に、ちょっと「ベイビー・ハーマン&ロジャー・ラビット」を思い出しますけどね。公開時のタイトルは単に「赤ちゃんのおでかけ」だったワケで、大の男が劇場の窓口で「『赤ちゃんのおでかけ』一般一枚」って言うのは、ちょっと勇気が必要でした。6点(2003-12-24 21:13:16) 733. フロム・ダスク・ティル・ドーン 考えてみれば、銀行強盗が逃亡と殺戮の旅を繰り広げる先に、真っ当な警察との銃撃戦や人質との攻防ばかりがあるとは限りませんね。もしかすると、この映画のような事があるかもしれません、ってナイよ! まあグロでバカな映画で、あんまり好みじゃありませんが、つまらない訳ではなくって。それよりトム・サヴィーニ主演の別映画撮ってくれないかなぁ。見たいなぁ、「俺のガンが火を噴くぜぇ」みたいな映画。6点(2003-12-24 14:51:46) 734. フレンチ・コネクション2 前作も知らない状態で中学時代に見たのですが、中盤のどろどろな展開には、すっかり鬱入りました。ジーン・ハックマンのアクの強さは、当時ちょっと苦手で、それでもクライマックスにはエキサイトした記憶があります。前作をテレビで見たのはかなり後。話がどうも頭の中で上手く組み立てられず、「1」と「2」を併せて見直すべし、というのが今後の課題かな、って思います。6点(2003-12-24 12:04:00) 735. ブレーキ・ダウン カート・ラッセルが強くないトコがちょっとイメージ違いな感じがしてしまいます。もう少し「あー、それじゃしょーがないな」って役者の方が合ってたんじゃないかな、って。たとえばマーチン・ショートとか(それじゃコメディか・・・)。こういうイライラ系じらしの多いサスペンスは苦手ですけど、反撃に移る気持ち良さはあるので、まだ救われてます。悪人にも普通に家族がいたりして、田舎の風景と共にちょっとのどかさを感じてしまったり。6点(2003-12-24 11:16:16)(良:1票) 736. ブレインストーム 映画館が上映サイズを間違えて、最初の8分くらいビスタサイズで見るハメになった思い出深い映画。ただでさえスタンダードと70ミリを行ったり来たりする映画だってゆーのに、更にもう1サイズ追加で見せられて、ナニヲヤッテイルノ状態。それはともかく、映画はVRのハシリみたいな話で楽しめました。記憶を追体験する装置、そんなモノがあったら確かにあのオッチャンみたいにイケナイ事に使いそーな気もしないではないですけど(つーか、エンドレスって、オッチャン、そこまでしたいか?)。死後の世界でいきなり宗教映画風になりましたけれど、ヴィジュアルで勝負!なダグラス・トランブルの心意気は買いたいですね。6点(2003-12-24 00:50:10) 737. フラッド パラマウントのタイトルからそのままカメラが降下して、大量に放水をするダム、その濁流、堤防を築く人々、避難する人々のクルマの列、水浸しの町、そして町の中央で交通整理をする保安官の姿までを1カットで見せるオープニングが見事です。状況説明がそれだけで完了しちゃいますからね。ただ映画のエネルギーの半分を、ここで使っちゃったみたいな感じもありますけど。映画の中身は洪水西部劇。ひたすら水、水で、鬱陶しさ爆発。スペクタクルな要素が足らなかったけれどアクションは単純に楽しめたんで、まあ、いい感じ。6点(2003-12-23 16:00:07) 738. BROTHER ちょっと中途半端な映画でした。私の苦手な北野映画の記号的意匠は抑えられていて、テンポ良く見られたのは良かったのですが、散文調は相変わらずで娯楽映画としての文体を探しあぐねているような感じ。向こう側に行ってしまった者と、こちら側に残った者の対比はもー相変わらずなワンパターンですしねぇ。でもアメリカ人との間に築いた兄弟関係を浮き上がらせるあたりは上手いですね。「親の血をひく兄弟よりも~」というクラシカルな、根底は正統派ヤクザ映画なワケですけれど。あと、日本映画のデジタル音響って、リアトラックに重要な台詞を入れちゃうクセがありますが、リアはSEとBGM専用トラックとして認識して欲しいですねぇ。劇場の再生環境に差があるんで、リアに台詞入れると凄く不自然に聴こえる場合があるので。6点(2003-12-23 14:02:15) 739. フライトナイト 今考えてみると、まるで「ギャラクシークエスト」(もしくは「バグズ・ライフ」あるいは「サボテン・ブラザース」)みたいな話ですね。「ああーん?ニセモノに何ができる?」って状態から頑張って本物となってゆく展開。なので、隣人はヴァンパイア、って部分よりもロディ・マクドウォール側をもっと描いてくれたら、もっと面白かったんじゃないかなぁ、と思います。ヴァンパイアは化け物系でガチャガチャしてて面白かったんですけどね。6点(2003-12-22 13:56:04) 740. フック ネバーランドのスタジオ撮影ゆえのセット臭さがどうにもこうにもツラいです。スピルバーグの箱庭的映画感覚が、この映画ではマイナスに働いてるなぁ、って。せせこましくってイマジネーションが広がる余地なし。大人になっちゃったピーターパン、って物語そのものは嫌いではないんですけどねぇ。やっぱりスピルバーグには、また子供向けのファンタジーを撮ってもらいたいです。スピルバーグもここで満足、ではないでしょ?6点(2003-12-22 12:45:25)
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