みんなのシネマレビュー
田吾作さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123456789
投稿日付順123456789
変更日付順123456789

61.  猿の惑星:新世紀(ライジング) 《ネタバレ》 「猿」という遺伝子的に人間に極めて近い種が支配する惑星という設定は、常に「人間とは何か」「猿が知性をもった時、人間と猿の違いはどこにあるのか」という命題を突きつけてくる。本リブートシリーズの根底に流れるテーマもまさにそれだろう。今作では「信頼」と「疑い」というキーワードを通し、図らずも猿たちが人類と同じ歴史を辿ろうとする軌跡が描かれている。だからこそ、シーザーの「猿も人間も同じだった」との嘆きが悲しく胸に迫る。まさしく本作はシーザー達を中心に展開しつつも、問われているのは人間存在のあり方であるところに秀逸さがある。本作はそれに加え、CGとモーションキャプチャの高度な融合により、猿たちを自然に描写する視覚効果のレベルが凄まじく、オリジナルの時代を考えると隔世の感があり、大変見応えがあった。[DVD(字幕)] 8点(2015-03-13 10:40:18)(良:1票)

62.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 元祖ゴジラにそれほど思い入れはないが、本作の設定には元祖へのリスペクトが随所に感じられ、日本人としては嬉しく感じた。ゴジラは、顔以外の造形は寸胴短足でほぼ変わらず、特に背びれのオリジナリティは残されており、熱線を吐く直前それが光るシーンなどにはやはりワクワクしてしまう。また怪獣に破壊される街並みのリアルさは、円谷特撮時代と比較すると隔世の感があった一方、怪獣から逃げ惑う人々のシーンは今も変わらぬ怪獣映画らしいシーンでどこか懐かしい。惜しい点としては、主人公の家族をめぐるドラマには終始感情移入できず、せっかくの芹沢博士のキャラクター位置も含め、?マークが多かったのも事実。リアルな映像は良かったが、怪獣が出現した時に人類がいかに戸惑い、それに対応するのかとの描き方にはあまりリアルさが感じられず、中途半場な怪獣映画になってしまったのは残念だった。 [DVD(字幕)] 5点(2015-03-08 18:15:56)《改行有》

63.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 ザ・フォーシーズンズについては、名前は知っている程度であったが、出てくる曲の大半は耳にしたことがあり、出色の才能を持ったグループだったことを再認識させられた。イーストウッド作品としては異色な部類に入ると思われるが、恐らく本作は監督が肩肘張らず、自分も楽しめる映画として撮ったのだろう。あの時代に生きた若い才能がどのように開花していったか、そして当然の帰結ともいえる苦悩と葛藤を、名曲の数々と60年代のショービジネス界の実態にからめて上手に構成していたと思う。特に終盤の「君の瞳に恋してる」の誕生から、数十年を経てのグループ再結成、そしてラストの大円団までの構成は秀逸で、鑑賞後は爽やかな余韻を残すことに成功している。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-28 11:25:04)

64.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》 本サイトでの高評価が気になり鑑賞に至ったが、マーベルものは肌に合わないのか、今一歩入り込めなかった。主要キャラクターの造形は面白いのだが、ストーリーが荒唐無稽過ぎた感が否めない。結局は星を滅ぼすほどの力がある物体(オーブ)の争奪戦という割にはいささか軽いノリなのが気になったし、最後のボスキャラのやっつけ方も意味がよく分からなかった。それがマーベルコミックらしいノリなのかも知れないが……。CG炸裂とはいえ、宇宙船の造形やバトルシーンは良かっただけに、劇場で3D鑑賞だったら、また違った印象だったかもしれない。[DVD(字幕)] 5点(2015-02-12 10:34:12)

65.  リバー・ランズ・スルー・イット 《ネタバレ》 B・ピットの出世作といわれているが、確かに本作でメガホンをとっているR・レッドフォードが若返ったかのような輝きを放っている。映画自体は兄の回想形式をとりながら、古き良きアメリカの田園風景を舞台に、二人の兄弟を軸としたドラマが淡々と描かれる。特にフライ・フィッシングの描写が美しく印象的。終盤の弟に起こる出来事を除けば、とりわけ大きなイベントがないことが評価を二分するかも知れないが、若きB・ピットの魅力と、美しい画が不思議と印象に残る作品。[DVD(字幕)] 6点(2015-02-04 17:07:16)

66.  ナチュラル 《ネタバレ》 さすがに野球シーンでは技術に前時代的なものを感じるが、それを差し引いても美しい画づくり、特に夕景でのショットが印象的な作品。落ち目なメジャーのプロ野球チーム「ニューヨーク・ナイツ」を軸に、球界の影を交えつつ、「16年間の空白」という謎のキャリアをもつ1人の年増の選手ロイ・ハブスが再起していくというファンタジードラマ。ロイがかつての恋人アイリスと再会した時に言われた言葉が印象的。すなわち人生は二つある、「学ぶ人生」と「その後を生きる人生」と。ロイは類い希な才能を自覚するが故に、16年間「全ての記録を破る」人生を目指していたが、アイリスとの再会で、それ以上の意味、すなわち数多の少年に夢を与えていたことに気付き、感動のラストへつながっていく。あのバットボーイとの交流もその伏線になっている。その意味では「真のヒーローとは」というテーマが底流に流れていたとも言える。少年の頃、草原で父とキャッチボールした、あの無垢で純粋な思いが実は一番大切だったということが、ラスト、息子とキャッチボールするR・レッドフォードの最高の笑顔に雄弁に表現されていた。名作。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 14:59:15)

67.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 原題の「Non・Stop」の方がしっくりくる内容。結局犯人はリーアム演じる連邦航空保安官とゲームをしていた訳ではないと思うので…。まさにノンストップのサスペンスアクションとして楽しめた。主人公ビルの人物説明に無駄に尺を使うことなく、何らかの問題を抱えた人物であることを端的に表現しているプロローグは秀逸。しかし、まもなく観客はこの主人公が危機管理能力を備えた優秀な航空保安官であることを知ることになる。気になる人物が複数登場するなかで終盤までまったく犯人が読めない展開は、コアな映画ファンをも唸らせるレベル。正確には犯人を読む猶予を観客に与えず、次々に状況を展開させている訳だが、これは犯人が20分毎に時間を区切って要求を繰り返すプロットの妙でもある。メールのやりとりをカットを変えずに画面に表示する手法も、間を壊さず緊迫感をキープするのに役立っている。終始苦虫を噛んだような表情のリーアムがラストで初めて見せる笑顔が印象に残る。良作。[DVD(字幕)] 8点(2015-01-11 21:47:47)(良:1票)

68.  シュガー・ラッシュ 《ネタバレ》 本サイトでの高評価をきっかけに鑑賞。ディズニーアニメながら、なかなかどうして完成度の高いプロットと親しみやすいキャラクターに感情移入でき、終始楽しめた。近年話題の「アナ雪」よりは数段内容のある作品だったが、正直邦題で損をしているのは否めない。「シュガーラッシュ」では文字通りポップでスイートな印象で、いかにも子供向けに思えるからだ。「ヒーロー」とか「ラルフとヴァネロペ」とかでも良かったかも。実際にはゲーム世界の住人に生命を吹き込み、「真のヒーローとは」といった真面目で普遍的なテーマを解りやすく提示する一方、散りばめた伏線を余すところなく回収する気持ち良さが印象的な佳作。特にヴァネロペのキャラクター設定は大変秀逸で、不遇な境遇に負けない健気なヒロインを魅力に造形している。吹替えの声優も良かったことも申し添えたい。[DVD(吹替)] 8点(2015-01-03 10:24:46)

69.  プレーンズ 《ネタバレ》 「カーズ」の飛行機版。人間はまったく出てこず、すべての乗り物が擬人化されたアニメ。田舎の農薬散布機ダスティがプロペラ機の世界一周レースに挑戦するというストーリーは完全に予定調和的で、結果は見る前から明らか。したがってハラハラドキドキは全く感じなかったが、それよりも本作は縦横無尽に飛び回るキャラクター(飛行機)たちの爽快な動きを劇場の大画面で観る方がより楽しめたと思う。近年のディズニーアニメらしく、飛行機の挙動やメカニズムをよく研究して作られている点では単なる子供だましのアニメとは一線を画す作品。ところどころ差し込まれるジョークはきっともっと面白いのだろうが、字幕や吹き替えではそれが伝わらずちょっと残念だった。[DVD(吹替)] 5点(2014-12-07 14:56:46)

70.  インターステラー 《ネタバレ》 クリストファー・ノーランは誰も思いつかないようなユニークな発想を作品化する監督として既に一定の地位を確立しているが、本作もその期待を裏切らない作品だった。近年のSF映画は面白さを追求するあまり設定自体が荒唐無稽な作品が多いが、本作はまさに「サイエンス・フィクション」を地で行く設定で、相対性理論などの実際の科学的理論に基づいたストーリーテリングには好感が持てた。また宇宙空間の「無音」表現なども秀逸で、極力リアルな画作りにこだわっていることがわかる。未来の地球が食料不足による危機を迎える設定も現実味がある。砂漠化が進み、土埃に悩まされる様子は、じんわり迫りくる滅亡表現としてありうる未来を提示しており興味深い。結局テーマは「愛は地球を救う」といった、某チャリティー番組のような主題だったのだろうか。ところどころにご都合主義な展開もあり、また途中から何がどうしてこうなったの?という展開もあるが、難解なプロットはそのままに3時間飽きさせることのないストーリー展開は見事で、ハードな映画ファンをもうならせる大作として素直に評価したい。[映画館(字幕)] 8点(2014-12-06 20:23:29)

71.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 原作は知らなかったが「戦場で死んでも必ず前日に戻ってしまう」というユニークな発想を見事に娯楽作品として仕上げており、最後まできっちり楽しめた。まさしくゲーム感覚でリセットして次のステージを目指すという、TVゲーム世代の既知感をうまく素材にすることに成功している。トム・クルーズという俳優は映画を通して観客にエンターテイメイトを提供するという映画人としての使命をよほど自覚しているのだろう。最近は選ぶ題材もよく考えて出演していることがよくわかる。そもそもタイムループものはアラ探しをすればキリがないので、この作品も物語世界にどっぷりつかって画面展開を楽しむのが正しい作法といえる。最後に見せたスマイル、あれはトム以外の誰もまねのできない笑顔だろう。ただし邦題はもう少しなんとかならなかったかな……。[DVD(字幕)] 8点(2014-11-24 09:51:39)

72.  300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 前作からのスタイリッシュな映像や流れるような殺陣シーンにはさらなる磨きがかかっているものの、同じような戦闘シーンの連続でいささか飽きてくる。前作のスパルタ軍にもあったがギリシャ軍の「自由のため」とか「仲間のため」という大義名分もさらに鼻につき、これもまた食傷気味。前作同様史実をベースにしているものの、史実そのものにドラマ性が薄いためか、アルテミシアなる強烈なキャラクターを創作しているが、「スパルタのレオニダス王と300人の戦士」の精神性やドラマ性には遠く及ばす、何らのカタルシスを得ることができなかったのは残念。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-15 16:05:34)

73.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 ニキ・ラウダの名前くらいは知っている程度の前知識で鑑賞したが、レースそのものよりも二人の天才ドライバーの生き様に焦点を当てられている。実話をもとにしていることもあり、F1という世界を知るきっかけとしても適した作品になっている。1回のレースで25人の出走者のうち、2人平均で命を落とすといわれる当時のF1。その一種異常な世界でトップを目指す人間の葛藤が二人のライバル関係を軸に描かれる。破天荒で自己の楽しみを追い求めるハントと、クールに割り切るラウダ。作品ではラウダが語り部であり、自身の大事故が大きなイベントとして描かれるものの、ラウダが主役というわけでもなく、全体を通して2人に同程度のスポットを当てられており、対照的な二人の生き方への共感度を観るものの感性に委ねている点がよかった。それにしても70年代のF1レースを再現することは容易ではなかったと思われるが、音響面や細かいガジェットまでしっかり作りこまれているのは好感をもてた。その意味で映画館で見た方がより楽しめただろう。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-01 13:52:02)(良:1票)

74.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》 空想癖のある、しがない写真管理人がSNSで気になる同僚の女性に「ウインク」をするのに躊躇するシーンから始まるストーリーだが、要所要所でこのサイトがアクセントとなっている。ウォルターは自分のプロフィールに書くべき物語がないことに気づき、好きな女性への思いも相まって、ようやく「勇気の一歩」を踏み出す。海への落下、サメとの格闘、火山などの冒険を経て、帰ってきたウォルターはすでに顔つきが変わっていた。もはやサイトも必要ない。こうした主人公を通して、普通であることの素晴らしさ、そして「一歩踏み出す勇気」の大切さを教えてくれる。王道だが、普遍的なメッセージとさわやかな余韻を残す佳作。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-26 11:57:57)(良:1票)

75.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 今年一世を風靡した話題作をようやく鑑賞。うわさの「レリゴー」はクライマックスシーンと思いきや、物語中盤に出てきて意外だったが、確かに本作の楽曲の良さと映像の美しさを象徴する名シーンだった。特に本作の映像の美しさは特筆すべきで、ドレスや雪の質感表現はCGアニメここに極まれりといったレベルに達している。ストーリーには特段目新しさはないが、子供と一緒に家族だんらんで楽しむにはうってつけの楽しい作品。その意味でコミックパートを受け持つ「オラフ」は大変いい存在感を出していた。映画というよりもBGVとして何回でも流してみたくなる、そんな作品。[DVD(吹替)] 7点(2014-10-13 11:37:03)(良:1票)

76.  モンスターズ・ユニバーシティ 前作の記憶もないままに鑑賞。全編通してピクサーアニメのクォリティには脱帽する。特に野外での背景は実写かと見まがうほど。また本作の出色さはキャラクターデザインにも表れている。子供を怖がらせる設定にもかかわらず、どのモンスターも全く怖くなく、むしろ親しみやすくデザインされている。まあ、セサミストリートの「クッキーモンスター」もそうだが、まさしくアメリカらしい文化なのだろう。映画そのものはよくある学園もので、モンスターでなくても、アメフトでもなんでも成り立ちそうなプロット。[DVD(吹替)] 5点(2014-07-03 09:27:31)

77.  プロメテウス 《ネタバレ》 あの「エイリアン」の監督作として観れば、惑星や異星人の造形、謎が謎を呼び次が読めない緊張感のある場面展開は楽しめた。特に医療ポッドでの帝王切開シーンはなかなかの緊張感で本作の見所といえる。しかしながら会社やアンドロイドが裏の目的をもっていたり、身勝手なクルーが早い段階で被害に遭う展開はお決まりとはいえ、クルーのあまり統率のなさや、危機管理の甘さは目を覆うばかりで、キャラクターの味付けも薄く、誰にも感情移入しにくい。この辺が気になる人は評価が下がるだろう。謎が謎を呼んだのはいいが、自分としては最後まで謎のまま終わってしまい、消化不良となってしまった。[DVD(字幕)] 5点(2014-05-30 11:57:57)(良:1票)

78.  アルゴ 《ネタバレ》 イラン革命後の争乱を舞台にした米大使館員の極秘救出作戦の史実を題材にした作品。ベン・アフレックが監督としてもヒゲもじゃのCIA局員を演じる男優としても活躍している。事実に基づくストーリーとしては可もなく不可もなく程よい味付けか。印象的なのは70年代末のファッションや小道具などガジェットに手抜きがないこと、画作りにおいても当時のフィルム映画の雰囲気を上手に表現している事だ。まるで昔の映画を観ているような錯覚を覚えた程。この映画はアメリカ大統領が近年封印を解いた機密である史実が基になっていることが全てといえる(全くのフィクションと仮定した場合は陳腐この上ないストーリー)。情報公開が進んでいるアメリカでは今後もこういった映画が続くだろうが、日本では……まだまだ先だろう。[DVD(字幕)] 6点(2014-05-19 13:15:46)

79.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 ロス市警の二人のバディが主人公。劇中でも主人公自身がビデオカメラを回してる設定にしているため、よくある密着取材のようなノンフィクション感を自然に表現できている。特に印象に残るのは、警官達のフランクさ(日本ではありえない!)と、犯罪者たちの悪態のひどさ!こんな劣悪な治安環境でも警官という仕事をするそれぞれの理由があるわけだが、ひょんな事からメキシコマフィアの標的になり、ボスの電話一本で命を狙われる二人。二人ともやられた!と思わせて……のラストは意外だったが、最後にやられた日の数時間前の映像で終わる構成がよかった。毎日が命がけの仕事だからこそ、次の瞬間を考えることなく、明るく冗談を飛ばし合う二人に、なんだか感動させられた。[DVD(字幕)] 7点(2014-03-13 11:47:49)(良:1票)

80.  ホワイトハウス・ダウン 《ネタバレ》 さすがエメリッヒ監督。十八番のディザスターものではないが、アクション映画の王道をいく安定感のある作り。主人公が偶然閉鎖的空間でのテロに出くわす事。家族が人質にとられる事。敵の目的が終盤まではっきりわからない事など、プロットはもろに「ダイハード」なのだが、なかなかどうしていい勝負をしている。またどうしても「エンド・オブ~」とも比較してしまうが、こちらの方が数段面白い。こうした作品では敵にも大義があった方がリアリティがあって良いが、中東和平を嫌う軍需産業という使い古された構図とはいえ、こちらの方が一定の説得力をもっている。またあちらは大統領が早々と拘束されてしまうが、こちらは主人公と共に動く分、活躍の場が増している。特に本作は大統領警護官志望の主人公と、「我が家」を知悉している「大統領」がバディになるところに独特の面白さが生まれている。シナリオもしっかりしているし、ウィットが効いていてところどころ笑える。大統領がハウス内を駆け巡る際、革靴では大変だなーと思っていていたら、ちゃんとエアジョーダンに履き替える場面があったり‥。ただ一点、娘の最後の「旗振り」はちょっとあざとかったかな(実際のパイロットは独断で任務を中止したりはしない)。あそこは普通に核ミサイルが発射されなかったことを確認できて「任務中止命令」で良かったと思うが‥。それにしても娘が犯人の動画をネットにアップロードするところとか、結構今という時代性も取り入れられており、ホワイトハウス内の細かいガジェットも手抜きがみられず、久しぶりに見終わって満足できるアクション映画だった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-02-10 11:34:09)(良:1票) 《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS