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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
861. イエスマン "YES"は人生のパスワード 無難なコメディー。テーマは明るくていいと思うんだけど、 残念ながらストーリーのほうは今ひとつ、というか物足りない。 ジム主演の映画で「マスク」以外の作品は、どれもシナリオの出来が平均以下のものばかりで、 ジムのキャラにおんぶに抱っこ、という作品が目立つ。 鑑賞後は結構面白い映画だったと思えても、時間の経過とともにどんどん印象が薄くなる。 結局ストーリー以上にジムのキャラのほうが面白い、ということなんだろうな。 本作も同様の印象を持ったけど、まあそこそこ楽しめる内容に仕上がっているのではないかと。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-05 18:09:33)《改行有》 862. 顔のない天使 元教師と孤独な少年の、心の交流を描いたヒューマンドラマで、 思っていた以上に優等生的な作りの映画。それぞれのキャラの掘り下げがもっと見たかったし、 ストーリーの厚みや妙味といったものも感じなかったけど、心温まる二人の交流シーンがいい。 ラストはあっさりめだが、逆にこちらのほうが現実的なのかも。 メル・ギブソンの初監督作品だそうです。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-05 10:38:52)《改行有》 863. 北国の帝王 何とも男臭い、面白い設定のドラマ。 "意地と誇りをかけて"がこの作品のテーマであり、妙味にもなっているのだが、 女の人から見ると、「何くだらないことにムキになってんの?」と感じること必至。 男というものはしょーもない事にこだわる、そういう生き物なんです。 鬼車掌役は、「ポセイドン・アドベンチャー」で、神父にやたら噛みつく刑事役を演じた、 個性的な俳優さん。彼も良かったけど、相手役のリー・マーヴィンも渋かった。 完全に男性向けと言えるだろう作品。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 09:59:06)《改行有》 864. 幸せのセラピー パッケージにジェシカ・アルバの顔が大きく出てたので借りてみたら、 冴えない中年男を主人公にしたストーリーコメディーだった。一応テーマは伝わるんだけど、 主人公夫婦以外に登場してくる人たちのキャラと人間関係がちょっとわかりづらい。 ちなみに前半のジェシカの登場シーンは1カットだけ、 後半もキーマンと言えるほどお話に絡んでくるわけでもなく、完全脇役だった。 笑えるシーンもあるにはあるのだが、真夏にちょいぬるめのビールを飲んでしまったような、 そんな感じの映画だった。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-05 08:53:31)《改行有》 865. 黄昏(1981) まさに「黄昏」という言葉がぴったりの、夫婦愛を描いた作品。 見所は別荘地の美しい風景と夫婦二人の演技。夫役のヘンリー・フォンダもいいが、 妻役のキャサリン・へッブバーンがとにかくうまい。以前から演技派だとは思っていたが、 プロフィールを覗いてみたら、この作品で4度目のオスカーを受賞した記録保持者らしい。 何気ないシーン、さりげないセリフで、これほどジーンとさせる役者は中々いない。 劇中の夫婦関係は日本の昔の夫婦にも相通ずるものがあり、 ある程度歳のいった人なら感情移入はし易いのではないかと思う。 キャサリンの円熟に達した演技を観るだけでも価値のある、大人の鑑賞に十分堪え得る作品。[地上波(吹替)] 6点(2011-08-05 08:11:27)《改行有》 866. 恋はデジャ・ブ 邦題通りの映画。主人公のキャラやテーマは、 同じビル・マーレイ主演の「3人のゴースト」とほぼ同じ。アイデア自体は面白いんだけど、 主人公の奇妙な体験は何の前触れもなく起こるので、そのきっかけがあったほうが判り易いし、 お話ももう少し広がったのではないかと思う。中盤のシーンはかなりしんどかったな。 鑑賞者を飽きさせないように、コマを繋いで無理にテンポを出していたようだけど。 終盤からラストにかけてのあっさり目の展開も含め、シナリオ、演出共にもうひと工夫あれば、 というのが率直な感想。そこそこ楽しめるコメディーだとは思うが・・・。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-05 07:59:07)《改行有》 867. クリムゾン・タイド どちらかと言えば、心理サスペンスという印象が強いドラマだが、 自分がこの主役二人の部下だったら、と仮想して鑑賞すると結構入っていける。 敵艦との戦闘シーンもいいけど、閉塞感たっぷりの艦内でのキャラ描写もよく描けていた。 デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンは、もう安定感たっぷりで安心して観ていられる。 そんな事やってる場合じゃないでしょ? とは言えない雰囲気だけど、 実際にこのようなケースで戦争が起こったこともあったのかな、と考えたら結構怖かった。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-05 07:45:24)《改行有》 868. キス・オブ・ザ・ドラゴン ジェット・リー主演のアクション映画。 ストーリーはありきたりで、あまり面白くないんだけど、シリアス系の展開で、 演出もちょっと凝っていた。こういったアクション映画はお話の内容より、 やっぱり主役の魅力が全て。リーのファンなら十分楽しめる作品かと。[地上波(吹替)] 4点(2011-08-05 07:40:40)《改行有》 869. アメリカン・ヒストリーX 現代アメリカ社会の闇を描いた問題作。 予想以上にしっかりしたドラマで、テーマははっきりと伝わるし、ラストもうまくまとめている。 終盤の弟の心理描写が単純過ぎるかなと思ったぐらいで、よく2時間内で仕上げたといった印象。 その分遊びがなく、かなり重苦しい内容なので、疲れている時の鑑賞は避けたほうがいいかも。 兄貴役の俳優さんは、いい役者だったな。繰り返し観るような映画ではないのかもしれないけど、 演出面も含め、かなり出来のいい作品だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-05 07:17:16)《改行有》 870. いちご白書 70年代初頭の時代背景や雰囲気がよく出ている青春映画。 劇中に挿入されてくる曲もいい。映像は良くないけど、たぶん演出はいいんだと思う。 主役の二人はどんな顔してたかなぁ。男のほうは眼鏡をかけていたと思うけど、 キャスティングに関してはあまり記憶にない。それにしても、こんな時代があったんだねぇ。 今の若い人たちが観たら、別世界のお話だと思うんじゃないだろうか。[地上波(字幕)] 5点(2011-08-05 06:54:47)《改行有》 871. 黄色いリボン やっぱりジョン・ウェインは西部劇がよく似合う。 風格があるというか重厚というか、どっしりしていて、本作での大尉役にはぴったり。 ストーリーはかなり平坦で、あっち行ったりこっち行ったり、何をやってるのか、 よくわからなかった。あくまでジョンの魅力を描くための作品という印象だが、 映像に関しては、西部劇の中では「シェーン」に匹敵するくらいきれいで、音楽もいい。 雄大な荒野に、思わず魅せられてしまいそうな作品だった。[DVD(字幕)] 5点(2011-08-05 06:17:45)《改行有》 872. クリープショー 5話のエピソードから成るホラー映画。ホラーといってもガチガチのホラーではなく、 多少コミカルタッチで描かれているので、肩の力を抜いて鑑賞できる気楽さがある。 プロローグからしてお遊び感覚一杯の構成で、3番目と5番目の話が印象に残っているのだが、 全体的には夏の夜に友人から聞かされる怪談話といった印象。 2話目にスティーブン・キングが主演をしていて笑ってしまったんだけど、 それほどエグいシーンもないし、そこそこ楽しめる万人向けのB級作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-05 05:41:33)《改行有》 873. 大いなる西部 ガンファイトがあまりない珍しい西部劇で、しかも東部の男が主役。 彼の性格は温厚で冷静沈着なのだが、婚約者を始め、西部男達のやたら好戦的なキャラとの 対比がおもしろい。ストーリーが単純なので、物語にもすぐに入っていけるはず。 非暴力主義、何事も話し合いで解決という主人公の紳士的なキャラはいかにも大人で、 やけに格好よく見えてしまうのだが、もちろん男らしいシーンもしっかり用意されており、 チャールトン・ヘストンも西部男の代表としていい味を出している。 異色の西部劇ではあるがロケーションが素晴らしく、グレゴリー・ペックがハマリ役の作品だった。[地上波(吹替)] 6点(2011-08-05 03:21:09)《改行有》 874. 王様と私(1956) ミュージカル映画としては、お話があまり面白くないんだよね。 映像はきれいだけど、カメラは引きばかりで近寄ってもバストアップまでなので、 まるで舞台劇を観ているようで飽きてくる。ブリンナーの王様役はハマっていたが、 アクが強いので好き嫌いが分かれるところ。デボラ・カーの役柄は今イチだったかな。 やっぱり名曲「Shall We ダンス?」の流れるシーンが、一番印象に残る作品だった。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-05 02:44:08)《改行有》 875. ソフィーの選択 序盤は人間関係があまりにも異様すぎて中々物語に入っていけず、ちょっと苦労した。 中盤からはヒロインであるソフィーの独白、主人公が聞き手という形で展開されていくが、 ソフィーは劇中で二度の選択を迫られる。これはじっくりと見入ってしまった。 全体的にはメリル・ストリープの演技が光っていた作品で、さすがはアカデミー主演女優さん。 何度も観たいと思わせるような作品ではないが、心にずっしりと残るドラマである。[地上波(字幕)] 6点(2011-08-04 15:56:36)《改行有》 876. 鳥(1963) 言わずと知れたヒッチコックの代表作。 こちらの恐怖心を煽る演出はさすがと唸るところだけど、ストーリーのほうはいただけない。 前半はヒロイン中心のお話が淡々と進むだけで、伏線も張られていなければヒネリもオチもない。 相手男性の母親絡みの描き方も、かなり中途半端。まあ、ストーリーは二の次なのかな。 単純に恐怖感や緊迫感を味わいたいという人にはお薦め。[DVD(字幕)] 4点(2011-08-04 15:28:27)《改行有》 877. ラブ IN ニューヨーク 思ったりストーリー性が強く、正直コメディー映画という感じではなかった。 主人公やヒロインのキャラはまだいいのだが、物語を引っ張る助手にまったく魅力がなく、 全然笑えなかったのが致命傷。結局、ロマンチックコメディーとしても友情ものとしても 中途半端で消化不良という印象しか持てなかった。[地上波(字幕)] 2点(2011-08-04 14:42:00)《改行有》 878. 恋するための3つのルール ヒュー・グラント主演のロマンティック・コメディー。 思ったよりコメディー色は強くなく、数々のエピソードが笑いに直結していないせいか、 どうしても中だるみを覚えてしまう。一応お話はうまくまとめているし、 ラストの捻りもあるのだが、こちらも古いパターンでありきたり、先が読めてしまった。 この手のコメディー作品としては今一つ。[地上波(吹替)] 3点(2011-08-04 14:21:04)《改行有》 879. ゴッドファーザー ストーリー、演出、映像、音楽と、バランスよく完成度の高い作品。 ファミリーの人間関係をじっくりと見せてくれるお話の流れは秀逸で、 キャスティングに関しても、マーロン・ブランドの存在感はもちろんのこと、 アル・パチーノがこんなに素晴らしい役者だとは思っていなかった。 昔の映画なので映像はやや暗めだが、非常に凝ったインパクトのあるシーンが多い。 感覚的に芸術性が高いとも思わせる映画である。 コッポラはこの作品の監督を引き受けたとき、コーヒー1杯分の金も払えなかったらしいが、 ホンマかいな?[DVD(字幕)] 8点(2011-08-04 10:55:06)《改行有》 880. ぼくの美しい人だから もともと恋愛映画は女性を対象にしているので、 キャラの設定も演出も小きれいにまとめている作品が多い。 この映画も大人の女性がターゲットだったのだろうが、 実際に歳の差カップルが抱えるであろう問題や、 スーザン・サランドンの役作り及び人間臭い描写が非常にリアルなので、 結果的には男性が鑑賞しても納得できる作品に仕上がっていた。 ストーリーの本筋は普通のロマンス物で、取り立てて目を見張る部分はないのだが、 "豪華客船"の薄っぺらい恋愛劇を観ているよりは数倍面白い。[地上波(吹替)] 5点(2011-08-04 10:15:54)《改行有》
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