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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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1021.  モールス 《ネタバレ》 ヴァンパイアの少女がね、普通のときは可愛らしい女の子なんだけど、変身すると化け物みたいな面になって、その変貌ぶりが恐ろしいですよね。特に、トンネルで男を襲うシーンは、CGなんだけど動きをわざと昔のストップモーションアニメみたいなカクカクした感じで表現してる。人によっては、そこに違和感を覚えたりもするかもしれないけど、あれはあれで非現実的な感じが出ていて怖い。オリジナルのほうは観てないので何とも言えないけど、ヴァンパイアっていうのは子供特有の感覚を具現化したものなんだろうなと思う。ひ弱な子が、いじめっ子に対する憎しみとか、自分自身へのコンプレックスとか、芽生えた恋心をうまく扱えない不甲斐なさとか、子供というのは世界が狭くて経験が浅いから、そういういろんな思いが凄くプリミティブに出てくる。そのグロテスクさの具現化としてあの女の子がいるんだろうなと。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-13 01:50:31)(良:1票)

1022.  マザーズデイ(2010) 《ネタバレ》 ツタヤだけでしか借りられないそうで、これまで同様の触込みの作品にはハズレものが多かっただけにそんなに期待はしてなかったのですが、これがどっこい、かなりの良作でしたよ。サスペンス&ホラー映画ですが、そんなに怖くはない。「ソウ」シリーズの監督なだけあって、残酷な描写もあるにはあるのですが、そういうグロシーンもむしろ控えめに抑えている印象を受けました。にもかかわらず最後まで面白く観れたのは、やっぱりバイオレンスマザーとその子供達の独特なキャラにあるのでしょう。彼らの理不尽な要求、人間を巧みに操ろうとするその振る舞い。ママにべったりの息子達と、距離を置く娘。あまりに荒唐無稽な家族なので、一歩間違えばギャグになっちゃいそうな内容だけど、そのスレスレで回避して緊張感あるストーリーに仕立て上げてます。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:32:31)

1023.  127時間 《ネタバレ》 一人の男が岩の隙間に挟まれるという内容で、どうやって間を持たせるのかが気になっていたのですが、過去の思い出と妄想、夢で大半を占めるという構成になってましたね。サバイバル術みたいなものを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。岩に手を挟まれ、食べ物や水もなくなり、このままでは絶命してしまうという状況。ダニー・ボイル監督のこれまでの作品を振り返ってみると、けっこう残酷描写が多かったりしていたので、「あぁ、これはつまりそういうことか、、、」と最初の段階で察しがつきました。それでもやはり、例のシーンでは思わず目を細めてしまいましたね。自分だったら、腕を切る勇気があるかな~なんて思いながらも、主人公の境遇や行動にはどれも共感するものがありました。ただ一点、主人公が無事に腕とおさらばした時に、現場の状況をカメラで撮影するシーンがありますよね。「うわ~、そんなことするん。自分だったらやらんわ~」ってその時は思ったんですけど、あれはやっぱり、凄く象徴的な行いだと思うんですよね。要するに、彼は自分の家族とか、あるいはガールフレンドに対して、自分の思いを率直に伝えるということが出来ていなかった。それがフラッシュバックで明かされているけれど、そういう風に本心から逃げていた自分を悔いて、初めて自分と正面から向き合った。それがあの行動なんだと思います。「なにかを得る為には、なにかを失わなければならない」という言葉がありますが、彼は自分の腕を失った代わりに、ものすごく大きいものを得たんだろうと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-07 15:38:08)(良:1票)

1024.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 タイトルだけ見るともの凄くB級臭いけど、実際に観てみたらA級作品でしたね。CGのクオリティがとても高いと思いました。全編に渡ってスタディカムで撮影しているのでしょう。手ぶれやズームアップなどで臨場感を演出する狙いだと思いますが、最初の「決戦24時間前」あたりはそれが浮いててちょっと気になったりもしました(実際に決戦が始まるとほとんど気にはならなくなりましたが)。この作品は、エイリアンと戦う内容ではあるけれど、あまりSF映画という感じがしないんですよね。あのロボットっぽいエイリアンたちを、そのまんま人間に置き換えてもなんの問題もないような。なので、そういうSFバリバリのものを期待すると肩すかしかもしれませんが、リアルな戦争体験みたいなものを楽しむにはすごくいい出来映え。この作品が描きたいのは、そういうエイリアンどうこうじゃなく、「海兵隊の心意気」なんですよね。それが凄く伝わってくる。子供達を守る時に。あるいはお父さんまでもが銃を持って戦い戦死したり、海兵隊の仲間達が自分の身を犠牲にしてみんなを守ったりする体験を通して、勇敢に戦うことこそが彼らへの弔いになるんだという。そういう戦士としての教訓がぎゅっと詰まっていて、この映画を観るアメリカの若者の中には「海兵隊ってなんて素晴らしいんだ。そんなら俺も入ってやるか!」みたいに思う人も多いんじゃないかなと思うぐらい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-05 20:31:32)(良:1票)

1025.  プリティ・ブライド 《ネタバレ》 スタッフ・キャストが「プリティ・ウーマン」と同じだそうですが、こちらはものの見事に失敗してしまってますね。登場人物二人に全然共感が持てない。あまりにリアリティがないし、突然濃厚キスがはじまって、マギーが「私になにが起こったのかしら」なんて言ってたけど、見てるこちらも何が起こったのやらと戸惑っちゃいます。結婚式の時に逃げ出して、そりも3回も繰り返して、「自分のことがわからないから逃げ出したの~」って、ただのアホやないですか(笑)。ほんと、イライラしちゃいましたよ、、、。[地上波(字幕)] 4点(2012-01-04 19:45:26)

1026.  ハンナ 《ネタバレ》 ケミカル・ブラザーズが大好きなので、彼らが初めて映画音楽を担当すると聞き特別な思いを持って鑑賞致しました。確かに、皆さん言う様に動機が分かりにくいお話ではあります。監督も言ってますが、これは現代を舞台にしたおとぎ話なので、あまり深く考えてみる必要はないのかもしれません。個人的にはそういう動機付けにそれほど不満はなかったのですが、しいていえばハンナがずっとあの雪山で過ごしてきて外の世界との交流を持たずに育ってきたと言う特殊な女の子であるのに対して、その彼女が外の世界でいろんなものを見たり知ったりするその過程での「驚き」の描写が足らなかったのではと思うんです。もっとこう、情動的に描写して観客に共感をもたらすようなことをするべきだと思うのですが、全体的に淡々としているんですよね。唯一、電気を使うシーンではそれが強く表現されはいたけれども。監督は長回し好きだから、それが逆にあだになってると思うんですね。そういう描写はやはり、カットを割って心を外化させる描き方が必要だと思うので。それから、ジョー・ライト監督初のアクション映画ということで、彼も撮りながら試行錯誤していくというところがあったのでしょう。格闘シーンの出来映えに凄く落差を感じます。たとえばスタディカムで長回しして撮影するお父さんの格闘シーンや、コンテナで男達と格闘するハンナのシーンは凄く格好よくていい出来映えなんだけど、最初の父と娘の格闘シーンや研究所での格闘シーンは短いショットを切り貼りして、いわゆる「ごまかし」の感が強い。ただ映像的には印象深いシーンもあって、中でもハンナが無機質で照明点滅する研究所を脱走するシーンはケミカルの音楽と相まって何かのPVでも見てるみたいな格好よさがありました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-30 03:12:41)

1027.  カーズ2 《ネタバレ》 前作と同じ感動を提供しても意味がない。新しいことをしなきゃ。というのがピクサーの考えで、本作も前作とは全く違うスタイルで展開されていてその心意気は買いたいのですが、やはり前作と比較するとドラマの部分が弱く、その分感動も弱いなと思うのが正直なところ。トイ・ストーリー2と、同じパターンの作品になってるなと感じます。アクション盛りだくさんでテンポもよく目には楽しいけれど、前作が良過ぎて期待し過ぎちゃった面もあるのかなぁ。あ、もちろんこの作品にもいいなと思うところはあります。東京、パリ、ロンドンの街並みの緻密さがとても美しい。笑えるシーンもいくつかあって、個人的には日本式トイレのシーンが最高でしたね。音声解説を聞くと、ラセター監督が来日した時に日本のトイレのハイテクさに魅かれたそうで、子供達が30分くらい遊んで水浸しにしちゃうんだとか(笑)。そういう自分の体験を「メーターにやらせたら面白いだろうな」とか「ロンドンの左側通行をメーターがどう感じるかな」とか考えて、楽しんで作っているんだろうなという気がします。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-12-26 19:37:40)(良:1票)

1028.  ピラニア 3D 《ネタバレ》 B級おバカテイストをあえて狙った作りの本作。パッケージだけ見たら、70年代の映画かと思いました(笑)。それもまたリメイク元へのオマージュなんでしょうね。この作品を一言で言えば、「おっぱい祭り」でしょうか。制作者がもうとにかくおっぱいが好きで好きでたまらないんだろうなというのが伝わってきます。ピラニアは、むしろ脇役なんですよ。この映画は、おっぱいが主役なんです(笑)。いやむしろ、ピラニアさんたちは賢くて善良な人や子供達は殺してない。頭の悪い連中しか食い殺してないから、逆に好感すら持てます。筋肉&おっぱい達の大殺戮シーンは、笑っちゃうぐらいのスプラッターぶりでクオリティ高いです。それとは裏腹に、CGの出来映えは「これ本当にハリウッド映画なのか」と思うほどのショボさ(笑)。まぁ、なんにせよそういうショボさも含めて、直球のB級テイストを貫いており、その姿勢が清々しい、[DVD(字幕)] 6点(2011-12-25 16:40:19)

1029.  ミート・ザ・ペアレンツ3 《ネタバレ》 そうそうたる顔ぶれのシリーズ第三弾ですが、 どうも日本では劇場未公開だったそうですね(;^ω^) さすがに3作目ともなるとマンネリ化してきてしまいますが、 それでもちょくちょくと笑かしてくれました。 まぁ、ほとんど下ネタでしたけどね(笑) 登場人物がみんないいキャラで、 見てるこちらも微笑ましくなります。 [DVD(字幕)] 5点(2011-12-15 21:25:08)《改行有》

1030.  SUPER8/スーパーエイト(2011) 《ネタバレ》 主人公の少年は、まさしく監督のJ・J・エイブラムスその人なんでしょう。彼の世代は、ビデオカメラじゃなく「スーパー8」という8ミリのカメラが主流だったので、その当時の映画少年達はみんなこのスーパー8で自主映画を作っていたそうな。エイブラムスは子供のときからすでにスピルバーグとは顔なじみだったそうで、この作品も「未知との遭遇」や「E・T」をはじめとしたスピルバーグ作品の影響が色濃い。子供の頃から映画少年だったエイブラムスが、自分の尊敬する巨匠に向けて作ったある種のオマージュ作品とでもいえましょう。見どころはと言うと、やはり列車事故のシーンでしょうか。これでもかというほど派手で勢いのある列車事故シーンは、まさにエイブラムスらしさを感じる。それから、みんな素人で固めた子供達の、手あかの付いてない演技。町の人たちもみんな素人さんで、そういう芝居がかってない雰囲気が作品全体のリアルさを高めていると思う。逆に不満なところは、そもそもエイリアンが全く可愛げのない風貌で、一切の感情移入を許さない点と、「親との不仲」→「最後には和解」の流れがあまりに淡白で、まるでとってつけたみたいな紋切り型でしかない点。そのせいで、ラストの綺麗で美しい雰囲気も、前述したスピルバーグ作品と比べるとどうしても感動的に薄いなと感じてしまう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-15 21:13:35)(良:1票)

1031.  マイティ・ソー 《ネタバレ》 北欧の神話とSFスペクタクルを掛け合わせるというのはありそうでなかったシチュエーションですね。序盤は、あまりの話の壮大さから「うぁ~、入り込めなさそう」と一抹の不安を持ちましたが、主人公が地球にやってきて変なホームレスだと思われる展開から俄然面白くなりましたね(笑)。最近のアクション映画はみんな死んじゃう展開が多いので、浅野忠信もいつ死んじゃうのかな~なんて思ってたけど最後まで生きてたし、ロキ以外は、みんなちゃんと生きてるってところがなんだか逆にほっとしましたね。「虹の橋」とか、他の星にワープするときの映像とか、とっても綺麗だったのが印象的でした。ラストはソーがジェーンにまた出会って終わるのかと思いきや、出会わずに「ジェーンがソーを捜してる」で終わるってところも個人的には好感持てましたねぇ。おいらもソーに習って、これから女性を口説くときは手の甲にキスをするようにしよう(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-25 19:11:14)(笑:1票)

1032.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 《ネタバレ》 いやぁ、ついに完結しましたねぇ。10年にも渡って続いたこのシリーズ。思えば主要キャストも変更されることなく、御三方の成長がそのまま役柄の成長とリンクしてるのが良かったですね。パート1に比べれば全然面白かったです。金庫に入るときのトロッコみたいな乗り物とか、先生&生徒VSヴォルデモートの戦いとか、印象深いシーンもありました。CG技術もついにここまできたか~、とついつい関心しちゃいましたね。まぁただ、最初からずっと観てた人間としては、まさかこのシリーズがここまで暗い内容になるだなんて思ってもみなかったし、個人的には最初の頃の学園おこちゃまファンタジーの雰囲気のほうが好きですけどね。なにはともあれ、お疲れさまでしたと言いたいです。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-11-19 23:44:53)(良:1票)

1033.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 《ネタバレ》 まぁ、理解不能だった前作に比べれば、まだわかりやすくてよかったかなとは思うんですが、相変わらず「内容がないよう」なんですよね。見終わってすぐに忘れちゃいそうな話。監督がゴア・ヴァービンスキーからロブ・マーシャルに変わったけど、率直に言ってロブ・マーシャルはアクションシーンが苦手なんだろうと思いましたね。ハンス・ジマーの音楽でなんとか盛り上げようと奮闘してるけど、冷静に見てると月並みで独創性に欠けるシーンばかり。たまにクスッと笑えるギャグがせめてもの救いかな、、、。そして他の方も書かれている通り、黒ひげのおっさんにキャラとしての魅力が乏しいんですよねぇ。もっとインパクトある風貌にすればもう少しよくなったと思うのですが。唯一よかったと思うシーンは、人魚達との戦いのシーンですかね。美人なのが化け物に変わって、暗い海の底に引きずり込もうするあの感じ。そのシーンに5点献上しときます。[レーザーディスク(字幕)] 5点(2011-11-04 23:22:18)

1034.  赤ずきん 《ネタバレ》 人狼の描写といい、少女漫画っぽい恋愛の描き方といい、どことなく「トワイライト」に似てるなと思ったら、監督が「トワイライト」の人だったのね(笑)。それなら納得です。愛する人が、噛まれた事で狼になっちゃう。それで離れようとするもやっぱり一緒になるって展開が即視感ありありなんですが、この監督さんはこういう展開が大好きなんだろうな~。要は、「赤ずきんちゃん」のお話を、「トワイライト」ベースでやりましたっていうことですよね。全てにおいて可もなく不可もなくな出来でしたが、個人的には衣装なりセットなりがこ綺麗過ぎてリアリティがないのが残念でしたね。童話だからリアリティは要らないよと制作者は考えてるのかもしれないけど、全体が嘘くさく感じちゃって今一歩入り込めなかったのも事実。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2011-10-21 22:34:26)(良:1票)

1035.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 裕福だけど、虚無的な生活を送っている俳優の主人公が一人娘と短いひとときを過ごすうち、改心して新たな出発をするという内容。最初の「同じところをぐるぐる回る車」で彼の空虚な心情を表現し、また、最後の「車から降りて自分の足で進む微笑の主人公」で彼の心情変化を表現する。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞だそうだが、いかにもそういう賞が好みそうな内容で、踊り子やらパーティーやらインタビューやら仕事場でのマスク作りやらが延々長回しで撮られている。それらのシーンは実に傍観的なのだが、これがまた主人公の心の虚無感を表現するためにこういう撮影をされていて、前半は特にこういうシーンばかりなので至極退屈。狙いとは言え、こりゃなかなか人を選びそうな映画である。もちろん、それに対して娘クレオとのゲームシーンやプール遊びシーンはなかなか楽しいのだけれど。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-14 23:25:30)

1036.  エレクトリック・ミスト 霧の捜査線 《ネタバレ》 吹き替えが酷いって聞いてたので、どれどれどんなものかと思って 見てみたのですが、なるほど、確かにこりゃ棒読みですね(笑)。 まぁ、吹き替えの話は別にしても、作品自体が正直微妙な出来。 盛り上がりに欠けるし、特に主人公に感情移入しずらい。 緊迫感も薄く、サスペンス映画というよりほとんどカントリームービーといったところか。 [DVD(字幕)] 4点(2011-10-12 14:34:29)《改行有》

1037.  ヒア アフター 《ネタバレ》 題材にしろ津波の映像にしろ、80歳を超えてもなお新しいものに挑み続けるイーストウッドの心意気に敬意を表さずにはいられません。あるジャンルがヒットしたからといって、それに固執せずに常にチャレンジし続ける姿勢。この姿勢があるからこそ、彼の作品は常に進化し続ける。ただ、本作は賛否両論があるのもまた事実で、双方の意見共々、よく理解出来ます。「ヒアアフター(来世)」を取り扱った内容ではありますが、実を言うとこの来世というファクターは、単なる構成要素の一つにすぎず、この作品のテーマは死んだらどうなるかなどということではなく、「共感」にあるわけですね。人間というのは社会的な生き物ですから、人から認められたり、理解してほしいという欲求が誰しもあるわけで。マザー・テレサの名言に「人間にとって最も不幸なことは、自分が誰からも必要とされていないと感じることだ」というのがありますが、この作品の登場人物である霊能者のジョージ、ジャーナリストのマリー、少年ジェイソンは、まさにそういう境遇にあるわけですね。誰からも理解されない、とっても孤独な存在。でも、人の縁というのは元来不思議なもので、心の底から共感してくれる人を求めていると、自然とそういう人に巡り会うんですよね。それは超能力うんぬんということでなく、実際にこの世に生きる人たちは多かれ少なかれそういう「縁」を感じることがあると思う。類は友を呼ぶじゃないけど、人の強い欲求が同じ人を引き寄せる。そういうのをストレートに描いた作品なんだろうなと思います。ただ個人的にはあのラストはやっぱり少々唐突に感じたのも事実なので、とりあえず6点ということで。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-10-11 20:43:59)

1038.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 X-MENシリーズは、これまで一応一通りは観ていたんだけれど、このシリーズってどうにも自分には入り込めない感覚というのがあったんですよ。それは監督のブライアン・シンガーが自分とそりが合わないというのも勿論あったんだけど、アメコミのやつは読んだ事ないし、そもそもこの化け物どもは一体なんなんやねん!という、根本的な疑問があったわけです。本作を観て、それがようやく理解出来ました。「あぁ、そういうことなのか~」という気持ちと同時に、これまで非現実的としか感じてこなかったキャラや物語も、実際の世界情勢を舞台にした、現実を比喩として作られた真面目なストーリーだったんだなと、本当の意味でX-MENのバックグラウンドを知り得た次第です。あの化け物たちも、生物の進化において突然変異は必要不可欠だから人類も~と言ううんちくで語られると、不思議と説得力感じて最後には「あ、こういう奴らは別にいてもおかしくないのかぁ」なんて思ってしまったり(笑)。このシリーズでは、本作が間違いなく一番面白かったです。次回作があるのなら、またマシュー・ヴォーン監督でよろしく。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-10-10 22:34:44)

1039.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 《ネタバレ》 ふぅ、、、、、なかなか凄かったですねぇ。この作品のテーマは、「目には目を」でしょうか。それをストレートに、直球に描いてます。確かに、下の方も書かれているように彼女の絶望感や復讐心などを、たとえばもっと映像的に見せるとか、映画的な見せ方を追加していくとより次元の高い映画になれたのではないかと思うし、終盤の男達一人一人に復讐していくシーンも、淡々と描き過ぎでもっと彼女には暴れてほしいかなと感じたのも事実。監督さんは、あくまでも直球にそれも淡白に作り上げたかったのでしょうか。でも、エグさは十分に伝わってきましたよ。主人公はじめ、役者さんはみんな体張ってるし、B級映画としてはなかなかの秀作でした。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-10 13:05:30)(良:1票)

1040.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 低予算の割にはCGは凄く頑張っていたと思うし、造形自体は目新しくはないものの、青い光を放って人をさらうエイリアンというコンセプトは個人的には魅力的に感じました。下の方も書かれている通り、要所要所ある引きの画がなかなか良い。ビルの屋上で、空から次々と光が落ちてくるのを目の当たりにする二人の画や、巨大なエイリアンに追いかけられる画など、実に印象的。そんなわけでビジュアル的にはなかなか評価出来るのですが、それに反して中身のほうはと言うと、まさしく無いに等しいわけですね。たとえば序盤で、セレブの黒人が主人公に仕事を与えようかという話をするけど、それが後でなにかに繋がってくるのかと言ったらなにもないし、浮気がバレるエピソードだってやっぱりなにも活かされてない。じゃあ何の為のエピソードなのっていう感じがしてきちゃう。一番驚きなのはラストですよ。「それで終わりなんかい!」って思わずずっこけちゃいました(笑)。あんだけ大風呂敷広げて無敵の宇宙人相手になかなか収拾つかないのはわかるし、予算的な問題もあるのかもしれないけど、にしても放り投げちゃったみたいな終わり方はやはり残念。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-10-07 21:03:20)

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