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【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1041. ファンタスティック Mr.FOX 《ネタバレ》 これは、どっちかというと大人向けのアニメですねぇ。子供が観て楽しめるかどうかは正直微妙ですが、全体に散りばめられたシニカルな笑いが楽しいです。ストップモーションアニメは作るのが本当に大変だろうけど、この作品は軽くCGも使われているようで、それが違和感なくマッチされているように見えます。声優陣がもの凄く豪華で、中でも主役のジョージ・クルーニーのダンディな声はハマり役です。ただ皆さんおっしゃるように、なにか物足りないなと思ったも事実で、シニカルな笑いに反してストーリーはそれほど毒っぽさがないというか飛び抜けてる感がないので、もっとやんちゃにやっても良かったのではないかなと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-02 21:40:22) 1042. 太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》 見る前は、フォックスと呼ばれた天才軍人が米軍を翻弄するような話なのかと思っていたら、全然違ってましたね。タイトルには奇跡とあるけど、別に奇跡みたいなことは起きてないと思うし。ただ、一本の映画としては純粋に面白かった。 日本軍に米軍、そして民間人それぞれ丁寧な描き方がされているし、それぞれの人間模様や心情がどれも共感出来てシナリオの出来映えはグッドです。一番の主題は大場大尉の葛藤でしょう。帝国陸軍たるもの、投降は出来ない。だけど、みんなの命を救いたい。そのもどかしさや揺れ動く気持ち。そして祖国が爆撃を受け、戦争に負けたんだと知った彼の無念さがとてもよく伝わってきます。誇りやプライド、怒りや憤り、皆を指揮する者として、様々な思いを巡らせながら決断をしていくその様が胸を打ちます。ただ、欲を言えばもっと泣ける要素といいますか、情にくるものがもっとあれば良かったかなと。良作ではあるんですけどね。[DVD(邦画)] 7点(2012-02-02 21:14:00) 1043. プリースト 《ネタバレ》 退廃的でレトロフューチャーな要塞の街や、宗教を信奉する全体主義社会、そしてそこから一人抜け出そうとする主人公と、ビジュアルや設定などなかなかワクワクしそうな感じだったのですが、残念ながら、お世辞にも面白いストーリーとは言いがたかった。尺が短いからなのか、舞台の説明と、悪党との決闘のみ。要は起承転結のうちの起と結だけの映画だったように思います。砂漠を駆け抜けるバイクシーンはカッコよかったんだけどね、、、。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-02-01 17:23:22) 1044. 復讐捜査線 《ネタバレ》 「サイン」以来の出演作ということで、久々にメル・ギブソンの演技を鑑賞したわけですが、いや~、老けましたねぇ。僕の中では「ブレイブ・ハート」で彼のイメージは止まってたのでちょっとショック。まぁそれはともかく、派手なドンパチが見れるのかな~と思っていたら実際は地味なサスペンス映画でしたね。最初に娘さんがショットガンで殺されるシーンはいきなりで衝撃的だったのですが、その後はスピード感が下がっちゃう。密告した女性がひき殺されるシーンはあまりの勢いでびっくりしちゃったけど(笑)。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-01-31 21:14:46) 1045. スピーク(2010) 《ネタバレ》 これは、映画館で見るとけっこう怖かったかもしれないね。 手法的には、いわゆるモキュメンタリーというやつで、 廃墟ホテルに映画製作チームが突入し、様々な恐怖体験に襲われるという内容。 まず思ったのは、ずっとノーカットで回し続けてると言う点。 これは制作者達の純粋な挑戦と言うか、心意気のようなものを感じるし、演じてる本人たちも長々と台詞を覚えたんだろうな~、大変だな~なんて思いをはせながら鑑賞していました。 ただ、ドキュメント風に見せているが故に、それが逆に不自然さを表に出しちゃってる。例えば、カメラを床に置いても、常に登場人物がいい具合に入りこんできたり、カメラにノイズが入る(たぶん霊が来た事を表現してるんだろうけど)その映像が嘘くさすぎたり。そしてまた、霊の出方もかなり堂々としたりして、このへんはアメリカ映画らしいかなと思う。まぁ、完全なお化け屋敷ムービーなので、みんなでキャーキャー言いながら鑑賞するのが一番ふさわしい見方なんだろう。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-30 00:43:11)《改行有》 1046. アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 ありゃ。結構評価低いんだなぁ。どういうわけか、僕は楽しく観る事が出来ました。少なくとも、「トワイライト」シリーズなんかよりはよっぽどこちらのほうが好みでしたねぇ。続編も匂わす終わり方だったけど、ぜひ続きも観てみたいです。確かに、最近よくある学園ドラマとSFを掛け合わせたような内容で、ものすごいパワーを持つ主人公と、いじめっこといじめられっことガールフレンドという構成はあまりに王道すぎるのですが、まずなによりもそのガールフレンドがけっこう可愛い。これ重要なのよね。お家にも招待してくれて、家族と食事して馬鹿話したり、その後に部屋に入れてもらって手づくりのフォトブックなんか見せてくれて、しかもちょっと恥ずかしがるみたいなね、そういうシチュエーションもってこられると、喪男の自分としてはもうキュンキュンしちゃうわけですよ(笑)。それからもう一点、僕が大の犬好きだからというのもあるね。あのワンコ、とっても賢くて可愛い。主人公の後をひたひたとついてく後ろ姿なんか、これまたキュンとしちゃう(笑)。途中で怪物になったのは驚いたけど、ご主人様を必死で守るためなのよね。その忠犬っぷりにこれまたキュン。そしてナンバー6のカッコよさ&可愛らしさと言ったらない。ラストのド派手なドラゴンボール風アクションもなかなかの見応えで、個人的には凄く楽しめた作品なのです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-30 00:10:51)(良:1票) 1047. ヒラリー・スワンク ストーカー 《ネタバレ》 レニー・ハーリンが製作してるということで借りてみました。タイトルの通り、ストーカー行為される内容の映画でそれ以上でも以下でもありません。ただ、ヒラリー・スワンクも最初のほうであのおっさんを誘っちゃってるわけですよね。突然キスなんかしちゃって、それはどうなのよって思っちゃった。彼氏さんが襲われるシーンはわりとよく出来てたと思うけど、ラストの肉弾戦はもっと工夫が必要。[DVD(字幕)] 5点(2012-01-28 19:21:47) 1048. デビル(2010) 《ネタバレ》 う~ん、、、最初の逆さまに映し出される街並みの映像から 「お、これはちょっと期待出来そうだな」とは思ったものの、 見終わった感想は自分にはそりの合わない作品だなと思っちゃいました。 誰が犯人なのかという、サスペンス的な要素と悪魔というオカルトを融合したような内容で、低予算なりには頑張ってるしオリジナリティもあるかなとは思うのですが、結局のところ、ああやって悪魔の仕業なんだと言ってしまえばどんな設定も許してしまうようなね、それだったらなんでもアリじゃないの。話の巧みさがなくなっちゃうじゃないの、て思うわけです。 まぁ、この映画の悪魔は、悪い奴っていうよりも人を悔い改める為の使いみたいな感じで、ラストも救いのある終わり方でその点には好感は持ちましたけどね。[DVD(字幕)] 4点(2012-01-28 19:18:35)《改行有》 1049. ドライブ・アングリー3D 《ネタバレ》 ニコラス・ケイジは多額の借金をかかえてしまったそうで、ここ数年は色々な作品に出演しまくってお金を稼いでいるようですね。そんなわけで、えり好みなんかしてらんねぇや、て感じなんでしょうか。この作品も、びっくりするほどお粗末なCGでB級街道まっしぐらなんですけど、そんな中でもニコラスの熱演が光っております。内容的には、昔のカーアクションムービーを再現して、それを今流行の3Dでやってみようという魂胆なのでしょう。その古くささも含めてこの作品の魅力なのかもしれませんが、全体的にタランティーノ映画を意識しているように感じましたね。笑いのノリとか、無駄に血がほとばしるアクションとか。FBIのおっちゃんはなかなかいいキャラクターだったと思うけど、主役のニコラスが目ん玉ショットガンで撃たれても復活するとか、それはさすがにやりすぎだろと思っちゃった。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-25 19:57:20) 1050. カンフー・パンダ2 《ネタバレ》 なかなか良かったと思います~。前作よりもスケールアップして、見事なまでのCGアニメーションを見せてくれます。アクションシーンの軽やかさや滑らかさ、過去の思い出と現在を行き来するモンタージュ表現の見事さなどを見ていると、それこそまるで実写での表現の仕方と遜色ないレベルです。映像を作り込んでいったスタッフの人たちには本当に感服しちゃいます。笑かしてくれるシーンもきっちりあるし、あるいはまた、戦いから帰ってお父さんと抱き合う感動的なシーンなどぐっとくるところもあるし。ドリームワークス製のアニメも凄く頑張ってるな~と関心しました。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-01-25 02:55:16) 1051. グリーン・ランタン 《ネタバレ》 もの凄く壮大なストーリーでしたねぇ。なんというか、アメコミ中のアメコミという内容で、主人公も典型的なヒーロー像。見どころは、宇宙を舞台にした派手なCGと素早いアクションの数々でしょうか。ちょっとB級臭いランタン達の風貌も含めて魅力の一つかもしれませんが、いかんせんシナリオが弱い。ドラマの面白さが全然ないです。恐怖心をなくせ、勇気だけを持てと言う直球のメッセージは十二分に伝わりましたが、一癖も二癖もある様々なヒーロー映画が人気を生み出す昨今、このあまりに王道すぎる癖のないヒーロー映画はそういう作品群に揉まれ埋もれてしまうのではないかと感じる。続編を作りそうな終わり方ではあったけど。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-01-23 14:48:37)(良:2票) 1052. 陰謀の代償 《ネタバレ》 ここや他のサイトでも酷評だったので、どんだけひどいのかと思って身構えてましたが、そのせいか割と楽しんで観る事が出来ました。子供の頃に、その環境故に起こってしまった過ち。そういう宿命的な罪に、大人になり警察になってもずっと苦しみ続ける。その主人公の心中には多いにシンパシーを感じるものがある。そしてまた、その警察が罪をもみ消す体質となって主人公を待ち構える。なんとも不条理というか。「悪貨は良貨を駆逐する」じゃないけど、善い心を持つ人ほど生きにくい世界だ。ただ、終盤のドンパチからラストにかけて、その悪が倒されて世が正されるわけでもなく、最初から最後まで晴れる事のない世界観なので、とても一般的にはウケそうもない。アル・パチーノは大好きな俳優だが、この作品のパチーノは出番も少なめ。個人的には、レイ・リオッタの悪い面が久々に拝めただけでも幸せ。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-21 00:43:25) 1053. デビルクエスト 《ネタバレ》 全然期待してなかったけど、意外や意外、けっこう面白かったです。特に、RPGとか中世の雰囲気が好きな人にはもってこいの作品かもしれません。謎の女が、魔女なのか人間なのか~という展開で観客も謎解き気分で楽しめるし、実は悪魔だったという展開はなかなかの鮮やかさ。吊り橋や終盤の肉弾戦など勢いもあり見応え抜群。もちろん、B級映画なので、狼のCGや悪魔のCGは正直微妙ではあったけど、その悪魔に頭突きを喰らわしたりして、B級としての楽しさを邁進しているように感じ好感すら覚えました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-18 22:54:28)(良:1票) 1054. トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 皆さんおっしゃるように、ストーリーはほんと無茶苦茶です(笑)。まぁ、支離滅裂は ともかく、就活の下りとかジョン・マルコヴィッチの役柄とか、 本筋に対して全くといっていいほどどうでもいい。 そういうのはまるまるカットし、2時間にまとめたほうが ぐんと良くなったのでは。そんなわけでストーリーに関しては 0点なのだが、アポロ宇宙船が出てくる序盤の展開は宇宙オタクの 僕としては嬉しい限りで、特に驚いたのはバズ・オルドリン ご本人が登場するところ。なかなか粋な方ですね。 よくもまぁ、こんな映画(失礼!)に出演していただけたものだ。 終盤の戦闘シーンはもの凄い迫力で、これは劇場で3Dで観れば 相当凄かっただろうなと少し悔やまれるぐらいの出来映えです。 一番の見せ場はやはりビルの倒壊シーン。傾くビル内を 転がり落ちたりビル表面を滑り落ちて行ったりするシーンの 臨場感は素晴らしい。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-15 21:57:33)(良:1票) 《改行有》 1055. サンクタム 《ネタバレ》 このお話自体が実話というわけではないみたいだけど、一つ一つのアクシデントは実際に起こった出来事だそうで、洞窟探検のデンジャラスな面が知れて勉強になります。「冒険」に憧れて生半可な気持ちで来ると痛い目に遭うぞ~、というね。そういうのがよくわかる。お父さんは「ここには神なんかいないんだ」と言ってましたが、西洋社会では善悪の価値観は全て神から発したもの。だから神がいないと言うのは、洞窟内では法律など関係ねぇといってるようなもので、その価値観うんぬんは人それぞれ思うところはあろうがいずれにせよ極限の状態においては表面的な価値が喪失するのもまた事実。仲間が苦しまないよう水に沈めてあげたりというのは、ぱっと見は殺人行為なんだけど本人も凄く苦しんでの行いでしょう。普通ならそんなこと出来ないけど、善悪の彼岸にたつ父親はそれが出来る。息子の言う様に、確かに「すごい男」かもしれないね。こういう展開というのはハリウッド的ではないけれども、そこはリアルを希求した作りなんですよね。大半を実際の洞窟で撮ってるのかと思いきや、特典映像を見てみると洞窟のシーンはほぼ全てスタジオのセットであることがわかる。コンクリートを削って作り上げた洞窟はほんとにリアルでびっくり。そんなわけで内容と洞窟共にリアルを追求しており、娯楽映画的な派手さはないけれど製作陣の頑張りが感じとれる作品ではあると思う。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-01-14 19:52:04)(笑:1票) (良:1票) 1056. モールス 《ネタバレ》 ヴァンパイアの少女がね、普通のときは可愛らしい女の子なんだけど、変身すると化け物みたいな面になって、その変貌ぶりが恐ろしいですよね。特に、トンネルで男を襲うシーンは、CGなんだけど動きをわざと昔のストップモーションアニメみたいなカクカクした感じで表現してる。人によっては、そこに違和感を覚えたりもするかもしれないけど、あれはあれで非現実的な感じが出ていて怖い。オリジナルのほうは観てないので何とも言えないけど、ヴァンパイアっていうのは子供特有の感覚を具現化したものなんだろうなと思う。ひ弱な子が、いじめっ子に対する憎しみとか、自分自身へのコンプレックスとか、芽生えた恋心をうまく扱えない不甲斐なさとか、子供というのは世界が狭くて経験が浅いから、そういういろんな思いが凄くプリミティブに出てくる。そのグロテスクさの具現化としてあの女の子がいるんだろうなと。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-13 01:50:31)(良:1票) 1057. マザーズデイ(2010) 《ネタバレ》 ツタヤだけでしか借りられないそうで、これまで同様の触込みの作品にはハズレものが多かっただけにそんなに期待はしてなかったのですが、これがどっこい、かなりの良作でしたよ。サスペンス&ホラー映画ですが、そんなに怖くはない。「ソウ」シリーズの監督なだけあって、残酷な描写もあるにはあるのですが、そういうグロシーンもむしろ控えめに抑えている印象を受けました。にもかかわらず最後まで面白く観れたのは、やっぱりバイオレンスマザーとその子供達の独特なキャラにあるのでしょう。彼らの理不尽な要求、人間を巧みに操ろうとするその振る舞い。ママにべったりの息子達と、距離を置く娘。あまりに荒唐無稽な家族なので、一歩間違えばギャグになっちゃいそうな内容だけど、そのスレスレで回避して緊張感あるストーリーに仕立て上げてます。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-09 21:32:31) 1058. 127時間 《ネタバレ》 一人の男が岩の隙間に挟まれるという内容で、どうやって間を持たせるのかが気になっていたのですが、過去の思い出と妄想、夢で大半を占めるという構成になってましたね。サバイバル術みたいなものを期待していたのですが、いい意味で裏切られました。岩に手を挟まれ、食べ物や水もなくなり、このままでは絶命してしまうという状況。ダニー・ボイル監督のこれまでの作品を振り返ってみると、けっこう残酷描写が多かったりしていたので、「あぁ、これはつまりそういうことか、、、」と最初の段階で察しがつきました。それでもやはり、例のシーンでは思わず目を細めてしまいましたね。自分だったら、腕を切る勇気があるかな~なんて思いながらも、主人公の境遇や行動にはどれも共感するものがありました。ただ一点、主人公が無事に腕とおさらばした時に、現場の状況をカメラで撮影するシーンがありますよね。「うわ~、そんなことするん。自分だったらやらんわ~」ってその時は思ったんですけど、あれはやっぱり、凄く象徴的な行いだと思うんですよね。要するに、彼は自分の家族とか、あるいはガールフレンドに対して、自分の思いを率直に伝えるということが出来ていなかった。それがフラッシュバックで明かされているけれど、そういう風に本心から逃げていた自分を悔いて、初めて自分と正面から向き合った。それがあの行動なんだと思います。「なにかを得る為には、なにかを失わなければならない」という言葉がありますが、彼は自分の腕を失った代わりに、ものすごく大きいものを得たんだろうと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-07 15:38:08)(良:1票) 1059. 世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 タイトルだけ見るともの凄くB級臭いけど、実際に観てみたらA級作品でしたね。CGのクオリティがとても高いと思いました。全編に渡ってスタディカムで撮影しているのでしょう。手ぶれやズームアップなどで臨場感を演出する狙いだと思いますが、最初の「決戦24時間前」あたりはそれが浮いててちょっと気になったりもしました(実際に決戦が始まるとほとんど気にはならなくなりましたが)。この作品は、エイリアンと戦う内容ではあるけれど、あまりSF映画という感じがしないんですよね。あのロボットっぽいエイリアンたちを、そのまんま人間に置き換えてもなんの問題もないような。なので、そういうSFバリバリのものを期待すると肩すかしかもしれませんが、リアルな戦争体験みたいなものを楽しむにはすごくいい出来映え。この作品が描きたいのは、そういうエイリアンどうこうじゃなく、「海兵隊の心意気」なんですよね。それが凄く伝わってくる。子供達を守る時に。あるいはお父さんまでもが銃を持って戦い戦死したり、海兵隊の仲間達が自分の身を犠牲にしてみんなを守ったりする体験を通して、勇敢に戦うことこそが彼らへの弔いになるんだという。そういう戦士としての教訓がぎゅっと詰まっていて、この映画を観るアメリカの若者の中には「海兵隊ってなんて素晴らしいんだ。そんなら俺も入ってやるか!」みたいに思う人も多いんじゃないかなと思うぐらい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-01-05 20:31:32)(良:1票) 1060. プリティ・ブライド 《ネタバレ》 スタッフ・キャストが「プリティ・ウーマン」と同じだそうですが、こちらはものの見事に失敗してしまってますね。登場人物二人に全然共感が持てない。あまりにリアリティがないし、突然濃厚キスがはじまって、マギーが「私になにが起こったのかしら」なんて言ってたけど、見てるこちらも何が起こったのやらと戸惑っちゃいます。結婚式の時に逃げ出して、そりも3回も繰り返して、「自分のことがわからないから逃げ出したの~」って、ただのアホやないですか(笑)。ほんと、イライラしちゃいましたよ、、、。[地上波(字幕)] 4点(2012-01-04 19:45:26)
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