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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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1041.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 裕福だけど、虚無的な生活を送っている俳優の主人公が一人娘と短いひとときを過ごすうち、改心して新たな出発をするという内容。最初の「同じところをぐるぐる回る車」で彼の空虚な心情を表現し、また、最後の「車から降りて自分の足で進む微笑の主人公」で彼の心情変化を表現する。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞だそうだが、いかにもそういう賞が好みそうな内容で、踊り子やらパーティーやらインタビューやら仕事場でのマスク作りやらが延々長回しで撮られている。それらのシーンは実に傍観的なのだが、これがまた主人公の心の虚無感を表現するためにこういう撮影をされていて、前半は特にこういうシーンばかりなので至極退屈。狙いとは言え、こりゃなかなか人を選びそうな映画である。もちろん、それに対して娘クレオとのゲームシーンやプール遊びシーンはなかなか楽しいのだけれど。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-14 23:26:17)

1042.  ヒア アフター 《ネタバレ》 題材にしろ津波の映像にしろ、80歳を超えてもなお新しいものに挑み続けるイーストウッドの心意気に敬意を表さずにはいられません。あるジャンルがヒットしたからといって、それに固執せずに常にチャレンジし続ける姿勢。この姿勢があるからこそ、彼の作品は常に進化し続ける。ただ、本作は賛否両論があるのもまた事実で、双方の意見共々、よく理解出来ます。「ヒアアフター(来世)」を取り扱った内容ではありますが、実を言うとこの来世というファクターは、単なる構成要素の一つにすぎず、この作品のテーマは死んだらどうなるかなどということではなく、「共感」にあるわけですね。人間というのは社会的な生き物ですから、人から認められたり、理解してほしいという欲求が誰しもあるわけで。マザー・テレサの名言に「人間にとって最も不幸なことは、自分が誰からも必要とされていないと感じることだ」というのがありますが、この作品の登場人物である霊能者のジョージ、ジャーナリストのマリー、少年ジェイソンは、まさにそういう境遇にあるわけですね。誰からも理解されない、とっても孤独な存在。でも、人の縁というのは元来不思議なもので、心の底から共感してくれる人を求めていると、自然とそういう人に巡り会うんですよね。それは超能力うんぬんということでなく、実際にこの世に生きる人たちは多かれ少なかれそういう「縁」を感じることがあると思う。類は友を呼ぶじゃないけど、人の強い欲求が同じ人を引き寄せる。そういうのをストレートに描いた作品なんだろうなと思います。ただ個人的にはあのラストはやっぱり少々唐突に感じたのも事実なので、とりあえず6点ということで。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-10-13 16:55:03)

1043.  エレクトリック・ミスト 霧の捜査線 《ネタバレ》 吹き替えが酷いって聞いてたので、どれどれどんなものかと思って 見てみたのですが、なるほど、確かにこりゃ棒読みですね(笑)。 まぁ、吹き替えの話は別にしても、作品自体が正直微妙な出来。 盛り上がりに欠けるし、特に主人公に感情移入しずらい。 緊迫感も薄く、サスペンス映画というよりほとんどカントリームービーといったところか。 [DVD(字幕)] 4点(2011-10-12 14:34:29)《改行有》

1044.  X-MEN:ファースト・ジェネレーション 《ネタバレ》 X-MENシリーズは、これまで一応一通りは観ていたんだけれど、このシリーズってどうにも自分には入り込めない感覚というのがあったんですよ。それは監督のブライアン・シンガーが自分とそりが合わないというのも勿論あったんだけど、アメコミのやつは読んだ事ないし、そもそもこの化け物どもは一体なんなんやねん!という、根本的な疑問があったわけです。本作を観て、それがようやく理解出来ました。「あぁ、そういうことなのか~」という気持ちと同時に、これまで非現実的としか感じてこなかったキャラや物語も、実際の世界情勢を舞台にした、現実を比喩として作られた真面目なストーリーだったんだなと、本当の意味でX-MENのバックグラウンドを知り得た次第です。あの化け物たちも、生物の進化において突然変異は必要不可欠だから人類も~と言ううんちくで語られると、不思議と説得力感じて最後には「あ、こういう奴らは別にいてもおかしくないのかぁ」なんて思ってしまったり(笑)。このシリーズでは、本作が間違いなく一番面白かったです。次回作があるのなら、またマシュー・ヴォーン監督でよろしく。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-10-10 22:38:08)

1045.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 《ネタバレ》 ふぅ、、、、、なかなか凄かったですねぇ。この作品のテーマは、「目には目を」でしょうか。それをストレートに、直球に描いてます。確かに、下の方も書かれているように彼女の絶望感や復讐心などを、たとえばもっと映像的に見せるとか、映画的な見せ方を追加していくとより次元の高い映画になれたのではないかと思うし、終盤の男達一人一人に復讐していくシーンも、淡々と描き過ぎでもっと彼女には暴れてほしいかなと感じたのも事実。監督さんは、あくまでも直球にそれも淡白に作り上げたかったのでしょうか。でも、エグさは十分に伝わってきましたよ。主人公はじめ、役者さんはみんな体張ってるし、B級映画としてはなかなかの秀作でした。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-10 13:05:30)(良:1票)

1046.  スカイライン-征服- 《ネタバレ》 低予算の割にはCGは凄く頑張っていたと思うし、造形自体は目新しくはないものの、青い光を放って人をさらうエイリアンというコンセプトは個人的には魅力的に感じました。下の方も書かれている通り、要所要所ある引きの画がなかなか良い。ビルの屋上で、空から次々と光が落ちてくるのを目の当たりにする二人の画や、巨大なエイリアンに追いかけられる画など、実に印象的。そんなわけでビジュアル的にはなかなか評価出来るのですが、それに反して中身のほうはと言うと、まさしく無いに等しいわけですね。たとえば序盤で、セレブの黒人が主人公に仕事を与えようかという話をするけど、それが後でなにかに繋がってくるのかと言ったらなにもないし、浮気がバレるエピソードだってやっぱりなにも活かされてない。じゃあ何の為のエピソードなのっていう感じがしてきちゃう。一番驚きなのはラストですよ。「それで終わりなんかい!」って思わずずっこけちゃいました(笑)。あんだけ大風呂敷広げて無敵の宇宙人相手になかなか収拾つかないのはわかるし、予算的な問題もあるのかもしれないけど、にしても放り投げちゃったみたいな終わり方はやはり残念。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-10-07 21:04:16)

1047.  少年マイロの火星冒険記 《ネタバレ》 ストーリーはと言うと、火星人にさらわれたママを連れ返すというただそれだけの内容なんですが、火星表面でマイロを助ける為に、自分のヘルメットをつけてあげるママの優しさにはジ~ンとくるものがありましたね。メッセージ性は凄く明確。総統率いる火星人達は全体主義そものもので、それに対して個人の自由や表現を大切にする民主主義が勝るということと、愛情は素晴らしいものだという内容。あとは、男性も子育てに参加しましょうということかな(笑)。同じCGアニメでも、ピクサーと比べると脚本がとてつもなく貧弱だし、ロバート・ゼメキスが関わってるだけあって人の顔の動きを取り込んだ独特のスタイルなんだけど、これがまた実に中途半端な出来なんですよね。妙に本物っぽい表情なのに、全然血が通ってないみたいな。だから、まだまだ発展途上だなという感じが致します。火星人が作った、大規模な地下施設のスケール感やクリーンさは個人的には好きでしたが。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-09-26 22:09:50)

1048.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 カーチェイスのシーンもそれなりにスピード感あって良かったと思うし、娯楽作品としてはまずまずの出来でしょう。妻が実は敵側の人間だというのは割と最初の段階でわかったけれど、主人公もスパイだというのは想像出来ませんでした。そういう意味では評価したいのですが、ただ後になって振り返ってみると凄く粗のあるシナリオだなと感じるのも事実です。主人公が記憶喪失になったのなら、仲間のスパイ達はまず彼に事情を説明するのが普通だと思うのですが、そんなことは一切しないし。特に残念なのは「愛する妻がなぜ私のことを知らないのか」という面白そうな展開から始まって、その妻役の女が自爆して終わっちゃうという、そのオチがもったいないと思うんですよね。主人公が、本物だと思っていた記憶が実は妄想とわかった時はもっと悲しさを描くべきだし、妄想で愛していた女性と対峙するシーンがあれば、ぐっとくるような内容にいくらでも出来たんじゃないかと思うんです。主人公が独りぼっちで、しかも異国で周りは言葉が通じない中で真相を突き止めようとする様はポランスキーの「フランティック」を思わせるシチュエーションで、サスペンスとしてもなかなかいい雰囲気に思えたのに。ジョエル・シルヴァー製作の映画はみんな娯楽に徹した大味映画ばかりだけど、この作品は「入り口」が興味を引く題材だっただけに、少しもったいなかったな、ていう気持ちもあるわけです。[レーザーディスク(字幕)] 6点(2011-09-23 22:48:53)(良:2票)

1049.  アジャストメント 《ネタバレ》 率直に言って、駄作と言わざるをえない。フィリップ・K・ディックは僕の大好きな作家だが、運命を調整するというこの面白そうな題材を全く活かしきれていないのだ。調整局は、ほとんど神に近いぐらいの存在だと思うのだが、にもかかわらずありえないほど張り合いのない連中である。それに、いくらあの女性が運命の人だからといって、トイレでたまたまあってすぐに濃厚キスとはいかがなものか。無理ある設定同様、恋愛自体もまた無理があって感情移入しづらい。よかったのは「どこでもドア」の実写化で、そのどこでもドアによって行われる追いかけっこは本作の唯一の見どころと言ってもいいのだが、それすらもやはりこじんまりとしていて物足りない。いっそ「インセプション」並みにイリュージョンでもしてくれれば多少は面白くなっただろうに。ジョージ・ノルフィ氏が手がけた初めての監督作だからなのか、より面白く見せようという独創性が乏しいように感じられた。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2011-09-18 21:09:02)

1050.  ブラック・スワン 主人公ニナは「白鳥の湖」でいうところの白鳥で、その純粋無垢な彼女が快楽やイケナイ遊びや母との確執などで形成される黒鳥に飲み込まれんとする、そのせめぎ合いのお話なのだが、率直に言ってしまえば至極個人的な内容で実に薄っぺらい話である。度々登場する、観る者の「痛覚」を刺激する様なシーンも、よく言えば効果的ではあるが悪く言えばB級ホラー映画が多用する古典的な手法でしかない。それでも尚、この作品は観客を終始飽きさせない魔力的な力を放っていると思う。それは勿論、ナタリー・ポートマンの熱演も多いにあるわけだが、やはり監督の才量によるところで、特に感心するのは「鏡」の使い方である。この作品、主人公ニナに負けないぐらい、鏡がやたらと登場するのだ。普通に撮影すればキャメラが映り込むシーンでも、そのキャメラを消してまで「鏡」でニナを映し出す。背中の異物や「もう一人の自分」など、化粧鏡や合わせ鏡で見せてくる。本当の敵は自分自身であるというのは、頂点を極める者の異口同音だが、その意図や狙いを鏡によって表現しているわけだ。ラストで、リリーを押し倒して殺そうとするシーンで、リリーを鏡にぶつけて鏡が割れるシーンも、自分自身を映し出しているという暗喩なわけだ。ストーリーは淡白でも、なにかの小道具で登場人物の内面を現そうとする映画的表現は、一人の映画通としてついつい感心してしまうのである。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-09-08 23:09:35)

1051.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 まずはじめに、主役のベイビードールちゃんがキュートで可愛らしい。これ、凄く重要。そして脚本。ロボトミーとか、自由を欲する為に脱走を図るとかそれ自体はありふれた要素だが、設定が凄く斬新なのだ。ザック・スナイダー監督の真骨頂は、やはりあのアクションにあるわけで、それをとことんまで披露するために考えだされた、実にオリジナリティあるシナリオだと感じる。単なる妄想じゃなく、それによって彼女が見事なダンスを踊りだせるというその組み合わせが素晴らしい。そして数々のアクションシーン。これでもかという怒濤の映像を見ていると、スナイダー監督の一人の作家としての信念を感じずにはいられない。それはすなわち、「これが格好いいんだ」「格好いいものは素晴らしいんだ」という彼の考えがとことんまで貫き通されていて、それが観る者にビリビリ伝わってくるわけだ。私は、恥ずかしがることなく、直球でその信念を見せてくるスナイダー監督を素直に賞賛せずにはいられない。思えばこの作品のメッセージは、全てを決めるのはあなただ、ということである。このストレートなメッセージは、この強い信念を持ってして表現される映像だからこそ説得力を持つのだろう。余談だが、邦題とDVDのパッケージが、よくあるZ級まがいものムービーにしか見えないのは凄く残念である。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-08-30 20:46:30)

1052.  RED/レッド(2010) 《ネタバレ》 コメディアクションとしては実に王道な作りで、例えば手榴弾を打ち返して相手を撃沈させてみたり衛星に中指をおっ立ててみたり回転する車からするりと抜け出て銃を撃ってみたりと、思わず「ぷぷっ!」と吹き出しちゃう様なノリで観客を楽しませてくれる。完全に荒唐無稽というわけでもなく、バランスのいいほどほどの無稽さが元エージェントとしての彼らの超人さに説得力を持たせてるわけです。ブルース・ウィリスも相変わらずの渋い演技で威風堂々キャラを見せつけて格好いいのですが、個人的にはドレス姿でマシンガンをぶっ放すヘレン・ミレンが最高に格好よかったと思います。ストーリー自体は3日もすれば忘れるような内容ですが、まぁ、難しいこと抜きに楽しむアクション映画ということですものね。現役を退いたご高齢の皆様方ですが、恋愛は卒業せず、いつまでも恋心は芽生える。だからこそリタイアしてもあれだけやり合える。恋は人を若返らせるのです。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-24 21:09:26)(良:1票)

1053.  HUNGER ハンガー(2009) 《ネタバレ》 米製B級サスペンスムービーではありますが、思っていたよりはなかなか面白くて 最後まで楽しんでみる事が出来ました。 元々、こういう密室系の作品は僕好みでありますが、 本作は中盤からカニバリズムになってくるのが他とはちょっと違う点。 食べ物が一切ない空間で、「もし自分だったらどうするだろう」という観点で 見て楽しむことが出来ます。 僕だったら、、、少なくともおっさんのお肉は勘弁だな、、、、(笑)。 ドラム缶のフタに字を書いて、敵に見せずに置いて呼び込んだところにとどめさすという、 あの終盤もなかなか良かったと思います。 ただ、30日以上水だけで暮らした人が実際にはああやって立って歩くことは無理だろうと思いますけどね、、、(;^ω^)[DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 22:06:15)《改行有》

1054.  ザ・ライト -エクソシストの真実- 《ネタバレ》 「事実に基づく話」だそうですが、実際にどの程度事実に基づいているのかは確かめようもなく、見ているほうとしてはなんともいえません。アカデミー俳優、アンソニー・ホプキンスの怪演が本作一番の見どころで、一歩間違えればくだらないB級ホラーになってしまいそうなこの題材を、ホプキンス迫真の演技で真実味を持たせることに成功しております。作りとしても手堅く真面目で、ルーカス神父が言う様に首が回ったり緑のゲロを吐いたりするわけでもないので、これを見て悪魔の存在について考えたりする人もいるかもしれません。個人的には、神はともかく悪魔はいないと思いますが、本作を見ていて思ったのは、神や悪魔の存在有無よりもむしろ人間誰しもが持つ後ろめたさや罪深さに対してその人自身がどう向き合うか、そして神を信じることにより、結果としてその宿命的な罪を処理することが可能になる人間の心の不思議さを考えさせられた次第です。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 22:02:31)

1055.  エイリアン 《ネタバレ》 70年代に打ち立てられた、SFホラーの金字塔です。 今でこそ、気色の悪いバケモノ映画が毎年のように作られているし、 SFを舞台にしたホラーやサスペンスというものも全く目新しくないんだけど、 そういう映画群の、一番最初の作品がこれなわけです。 この作品から全てがはじまった。そういう「創造主」みたいな映画なわけだけど、 初めてにして、もうすでに頂点に達しちゃってるわけです。 H.R.ギーガーによるエイリアンと宇宙船の造形は、魔性的な美しさを放っているし、 79年の作品なのに、今見ても一切のチープさを感じない、驚きのクオリティで作られている。 その完成度とか、怖さの演出とか、そういうのは多くの人が語っているから割愛するけど、 一つ特筆したいのは、乗組員がエイリアンに襲われた時に、次のカットでは引きの画で環境音だけとか、 あの一連のモンタージュが本当に素晴らしいわけですよ。 それはつまり、エイリアンに襲われているときはもの凄く孤独なんだということを現していて、 より一層の恐怖を引き立ててるわけです。 設定もジャンルも美術も造形も、そしてこのモンタージュも、 なにからなにまでパニオニア的な作品、それがこの「エイリアン」なわけです。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-18 22:35:55)(良:1票) 《改行有》

1056.  エイリアン4 《ネタバレ》 「エイリアン」シリーズは、それぞれが名だたる監督によって撮られてますから、 それぞれの監督さんの個性というか作風が色濃く反映されているわけです。 それは言わば、エイリアンという舞台を借りて、 それぞれの監督さんが自分たちの力量や世界観を存分に発揮した一連のショーみたいなものだと思えばいい。 4作目の場合は、監督がジャン・ピエール・ジュネでありますから、 彼のへんてこだけど魔術的な魅力を持つ独特な世界をエイリアンでやってみた、というわけで。 1作目の怖さ、2作目のアクション、3作目のスタイリッシュさがそれぞれ特筆する点でしたが、 本作はやっぱりこの世界観といいますか、特異な雰囲気が個人的には好きなんです。 本作で初めてとなる、フルCGのエイリアンも違和感ない出来でしたし、 特にお気に入りなのは水中で銃を撃ち放ち、前のエイリアンが避けて後ろのエイリアンに当たる一連のシーンですかね(笑)。 細かいんだけど、あのエレガントさが凄く好き。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-18 22:27:38)(良:1票) 《改行有》

1057.  エイリアン3 《ネタバレ》 これはこれで、決して嫌いではないんですよ。 映像もスタイリッシュだし、エイリアンの主観移動で映し出されるカメラワークは実に格好いいし。 ただ、このシリーズ理名かではやはり一番残念な出来だったことは間違いないと思います。 特にエイリアンの全身が映される時に、そのエイリアンが見るからにストップモーションでショボいってことなんですよ。 1と2であれだけ頑張ってみせてくれたのに、ありゃないだろうと。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-18 21:39:40)《改行有》

1058.  エイリアン2 《ネタバレ》 個人的には、エイリアンシリーズの最高傑作じゃないかなと思っています。 1作目は一体のエイリアン。 その続編ということで、一体だけでも恐ろしかったエイリアンがうじゃうじゃと出てくるわけですが、 もし並の監督が撮影していたらそのうじゃうじゃの数とは反比例して映画がつまらなくなっていくと思うんです。 ところがジェームズ・キャメロンは違う。 手に汗握る、一級のエンターテイメントに仕立て上げてる。1作目のサスペンス的な雰囲気から一転してアクション大作になっていて、この点に不満を持つファンもいるそうですが、僕としてはこの大転換が大当たりをしていると思う。なぜなら、1作目はもはやあの路線として一つの頂点を極めているので、同じ路線でやったとしても1作目を超えられないと思うから。それならいっそ、 その路線に縛られずに自分の得意なやり方で徹底的にやってやろう、ということなんだと思われます。70年代に打ち立てられた、「エイリアン」というSFホラーの金字塔。そのそびえ立つ偉大な金字塔に怖じ気づくことなく、80年代にさらにもう1つ果敢に金字塔を打ち立てたキャンメロンの勇気と力量を賞賛せずにはいられない。[DVD(字幕)] 9点(2011-08-18 21:33:28)《改行有》

1059.  猿の惑星 《ネタバレ》 この作品を最初に見たときの衝撃は今でも忘れられませんね。 いやほんと、なんて面白いんだ! なんという凄いアイデアだ! と、ただひたすら驚嘆していたことを思い出します。 まぁ、後になってよくよく考えると、猿が英語を喋ってる時点で気づけよ、て言いたくはなりますが(笑) そういうつっこみどころを忘れ去せるぐらい怒濤の展開にひき込まれます。 一言で言えば、「ショック」の塊のような作品なんです。 とある惑星にたどり着き、調査をしていると現れたのはなんと猿の集団で、 その見せ方及びジェリー・ゴールドスミスの音楽が、観る者にこれでもかという驚きを与えてくるわけです。 そして人間は虐げられているというショック。脳手術されているショック。 ラストのショック。そのような数々のショックを、一流のエンターテイメントに昇華させる希有な傑作です。[DVD(字幕)] 9点(2011-08-13 23:38:14)(良:1票) 《改行有》

1060.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 上映時間85分とまあ実にコンパクト。ストーリーはと言えば、勇気に欠ける一人の男がひょんなことから小人の住む王国に漂着し、そこで成長して帰ってくる、というそれだけのもので、しいて言えばジャック・ブラックの一人芝居でもっているような作品。この俳優さんの人間的キャラを楽しめるか、あるいはただのキモデブにしか思えないかで観る人の感想は変わるはず。僕は前者なので、思いのほか楽しんでみる事が出来ましたね。小人さんたちとの絡みより、むしろ呪いの島でベビードールになってお茶会されてるのが一番面白かったけど(笑)。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-13 23:14:17)

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