みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1241. パトリオット・ゲーム なんか巨大な陰謀渦巻く話なのかと思ったら、テロリストの恨み買っちゃってあいたたた、って映画で、シンプルかつセコい映画世界にがっかり。見せ場はそれなりにあっても、そこにあるのは国家の危機とかではなくて、「てめー!」「お前こそー!」って世界なので、あーもー勝手にやって、という気持ちばっかり。世界を飛びまわりながら、やってる事はやくざ映画みたいなモンでした。5点(2003-12-18 21:36:27) 1242. バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲 前作のヴァルに比べれば、クルーニーのバットマンにはすぐ馴染めましたし、ユマ・サーマンは本当に魅力的。安っぽいネオンみたいな美術も面白くて、世間の悪評よりも楽しめました。シュワルツェネッガーの悪役は、シリーズ最弱じゃないの?とか思いましたけど。あと、監督のシュミから外れる、とゆーことなんでしょうけれど、アリシアのバットガールがぜーんぜん!画面にちゃんと映らないのはカンベンして!って感じでした。んー、フツーの男はソコが見たいのに、もう! オトコは舐めるよーに撮るクセに。6点(2003-12-18 21:20:15) 1243. バットマン リターンズ この時のティム・バートン、なんか冴えがなくなった?って感じました。バットマン、ペンギン、キャットウーマン、似た者同士が傷付けあう寒色の世界の物語は、映画の美術そのままに寒い印象ばかりが目立ち、ユーモラスな画材で溢れているにも関わらず、最後まで心弾むような展開にはなりませんでした。この暗さこそがティム・バートン、という方もいらっしゃるかもしれませんが、悲劇を描くにしても、ちょっともやもやとし過ぎているような。全体的にすきま風を感じる映画でした。6点(2003-12-18 21:09:39) 1244. パッチ・アダムス デリカシーが必要な題材のワリには、無神経な部分があって、手放しに感動、という訳にはいきませんでした。ガールフレンドの死を、まるで進行上のアクセントのように扱ってしまっていいんでしょうか? 医療についての映画であると同時に当然、死についても語っているだけに、作劇上でその扱いが安易では問題があるとしか言い様がないです。この映画のロビン・ウィリアムズ自体は嫌いではないんですけれどねぇ。ただ、この映画の描こうとした事自体は間違ってないんじゃないかな、って思います。いかに医療技術が進歩しようとも、結局は人間と人間との対話の世界なんですよね。今の現場のインフォームド・コンセント、メンタルケアはこういう人達の尽力によって成立してるんだろうなぁ、って。病気になって入院してみて実感した私でした。6点(2003-12-18 12:36:45) 1245. 初体験/リッジモント・ハイ ジャッジ・ラインホールドって好きな役者なんで、私的には、彼のバカさ加減が見られる映画の一本としての価値はありますね(あとはフィービーの・・・)。ただ、この頃の学園エッチコメディって、もうどれも中身はスカスカ。そんな中ではマシな方、という程度の映画だった気がします。ショーン・ペンのどうしょーもないバカさ加減はある意味痛快だったりしますけど(それでも彼はラストでいちばんいいオチを与えて貰っておりますが)。6点(2003-12-18 12:18:56) 1246. 裸の銃を持つ男 PART33 1/3/最後の侮辱 劇場で見たのは、この最終作だけなのですが、今や頭の中で、どれがどれやらごっちゃになってます。脱獄やらアカデミー賞やらがネタのヤツでしたっけか。んー、この頃になるとオープニング以外はどーでもよくなっちゃってるような感じでしたねぇ。どうしてもマンネリ感がしちゃって。それでも、ドレピン警部ものって、他のレスリーものや、最近の下ネタストレート系の笑いよりまだマトモに笑えるんですよね。6点(2003-12-18 10:26:31) 1247. パーフェクト・ワールド 最初に結末を知らせちゃう映画なワケで、それは中身に自信がなきゃ出来ない事なんですけど、そんなに魅力的な中身ではなかったなぁ、と思いました。ケビン・コスナーの平べったい演技ゆえに子供との関係がそんなに弾んでなくて、奇妙な時間の共有から、決裂、最後の悲劇までが淡々とした感じで、ああ、ここで最初に描かれた部分に辿り着くのね~、と冷めた感じで見てました。イーストウッドとローラ・ダーンは、一体ナンの為に出てきたワケ?って、存在自体が疑問状態でしたけど。6点(2003-12-17 11:13:15) 1248. パーフェクト・カップル 前半はコメディタッチで笑えたのに、後半はドロドロ。政治がゲームのようになってしまって、国民によって支えられた国家から遠く離れてしまっているという現実は、もはやどうにもならないこと、それに対して人って、非力なままなんでしょうかねぇ。そういう虚しさは、この映画の中に流れる空気、そしてこの映画のスッキリしない出来から伝わってきますが、私が求めているのは、その現実の先にあるもの、明確な答えなんですけどねぇ。なんだか後味の悪さばかりが残る映画でした。5点(2003-12-16 23:46:40) 1249. バーチュオシティ 効果として仮想空間に現れるグラフィック上のバグは、今のゲーム未満なんじゃないの?って感じもしますし、一方でメモリをくっつけるだけで完璧に物質形成できるナノマシンって、どんな世界の物語なんじゃ~!って感じでしたが、でもB級な面白さに溢れている映画でした。「あほか~」ってツッコミ入れながら見るにゃ、ちょーどイイ感じの映画です。ただ、安易にコンピュータ社会は悪!みたいな古臭いテーマをぶら下げちゃってる点はマイナス。それにしてもこの頃のラッセル・クロウって、ジャッジ・ラインホールドに似てません? ジャッジ、最近見かけないけど。5点(2003-12-16 23:13:43) 1250. ネバーセイ・ネバーアゲイン コネリーがボンドになって、本家とは違うトコを見せてやるぜ~、って意気込みの映画だったと思うんですけど、なんか結局本家とやってる事は変わらないんですが~、みたいな印象でした。そりゃ、当時のロジャー・ムーアものの、おもちゃ大爆発ワールドに比べれば、コネリー時代のテイストで描かれはしていましたけれど、やっぱり道具&アクション頼りなのね、って。たまんね~!って人もいるんでしょうけれど、私はやっぱり、あんまり007のセンスは好きになれません。6点(2003-12-15 15:29:33) 1251. 25年目のキス 《ネタバレ》 ドリューに甦る悪夢は、まるで超能力と惨劇のない「キャリー」みたいだったりして、あんまり素直に笑えない、っていうか、眉を「八」にして笑うよーなカンジ。ラブラブなハッピーエンドに収まっちゃうんじゃなくって、もっとちゃんとケリ付けて欲しかった部分が色々あったんですけれど(最初に友達になる子とかアイドル3人組とか)、でもドリューがヘチャっとした愛嬌ある顔して演じるコメディは、やっぱりイイですね。6点(2003-12-14 22:55:06)(良:1票) 1252. ナイトホークス 《ネタバレ》 うーん、ラストシーンのインパクトで他の記憶がすっ飛んじゃってる感じです。結構見応えのある刑事アクションだったと思うんですけど。軽さもなければハデさもなく(ロープウェイのところは結構な見せ場でしたけど)、だけどヒゲもじゃなスタローンが下手に出っ張ってなくて、ルトガー・ハウアーの鋭さが印象的、って。ただ、最後にあんなスタローンにやられちゃうのは可哀想だなぁ。6点(2003-12-14 16:29:27) 1253. トロン 実はその多くが中国の方々の手書きトレスによって成立しているとゆー、当時の最先端な映画のコンセプトとは逆の、手工業ワールドによって成り立っている不思議な映画でした。もちろん、CG部分はインパクトありましたけれど、あのキャラクター達の腕や手の線の一本一本、メカに描かれた線の一本一本に色を塗っていった人達がいた事を思うと、微笑ましくもあり、哀しくもあり・・・。当時はコンピュータの知識が全くなかったので、世界をあんまり理解できなかったのですが、今なら判りやすいんでしょうかね?5点(2003-12-14 15:32:21) 1254. デビル(1997) 《ネタバレ》 アイルランド政府が悪い、いやIRAが悪い、という映画ではなくって、怒り、憎しみが新たな悲劇を生む現実をキツく描いた映画ではあるんですが、その背景をぶら下げた映画はスッキリとした印象になる訳もなく、だけど登場人物までシャキっとしない、ぐだぐだした感じになっちゃっていーの?と思いました。絶対的正義なんてものが存在しない世界では、ハリソン・フォードは冴えないおっさん状態。どうせならば彼と家族と、ブラピの関係を映画の中でもっと際立たせて、最後の悲劇を盛り上げてくれた方が良かったと思うんですけどねぇ。せっかく「テロリストはテロリストという名の生物ではない」ってスタンスで語ってる映画なんですから。5点(2003-12-14 13:59:11) 1255. ドラグネット・正義一直線 エイクロイドの喋り方だけで価値がある映画。トム・ハンクスは、この頃はまだバカで良かったですねぇ。でも、映画は時代に呑み込まれてる感が強くって、エイクロイドの堅物さ加減も揺らいじゃってて。あの堅物感をラストまでズドンと通してくれてたら、もっと笑えたんじゃないかな、と思いました。そう言えば、最近はちょっとムカっとした事があると頭の中で「キル・ビル」で聴いた「アイアンサイド」(=ウィークエンダーの曲)が流れるワケですが、それ以前はこの映画のテーマ曲だったよーな。「ちゃーんちゃらっちゃ!」って字で書いても判んないですね。6点(2003-12-13 15:47:39)(笑:1票) 1256. トータル・フィアーズ 前半は背景説明がごちゃごちゃ、ジャックと恋人の恋愛描写で間延び。それより、長官とジャックの関係を、もっと深く描いておくべきだったんじゃないの?って感じました。で、核爆発の部分を境に映画はガラリとタッチを変えてゆく訳ですが、ジャックがスタジアムの長官に連絡するところも、クライマックスのエアフォースワンへの連絡も、あまりにマヌケな展開でイライラ。あーもどかしい上手く行かない、っていうのをサスペンスにするのはレベル低いです。核爆発に関しては、まあ、みんな死んでるわなぁ、って事で。ところで核爆発の後にPDAからメール送信可能なんでしょうか? メカにしろ基地局にしろ、ねぇ。うーん、こんな穴だらけな脚本でいいんでしょうかねぇ? 娯楽映画とは言え、これ見た人は信じちゃいますよぉ。「核爆発は近くにいなきゃ平気」と「アメリカの携帯電話は性能悪い」って。5点(2003-12-13 01:57:15) 1257. 遠すぎた橋 《ネタバレ》 勇壮にしてきらびやかなマーチとは裏腹に、つらく苦しい展開の末、悲劇的な幕を迎える映画ですが、長くて判りにくい、というのが当時の印象でした。「マーケットガーデン作戦を知っているか?」みたいな売り方で、作戦を中心に、さぞかし大々的な戦争が描かれるんだろうな、と思っていたのですが、まあ、その通りだとは言え、結局負け戦ですからねぇ。「ナバロンの要塞」タイプの、ナチをガンガンと攻めてゆく映画だとばっかり思ってたので、「あらら~」な感じは否めませんでした。時代と共に戦争映画も変わり、今見れば全然違った印象を持つかもしれませんが、「うう、この重苦しい気分をどーしてくれるの」という当時の気分状態で採点、と。ラストのストップモーションのシルエットだけは、今もなお頭の中に、止まったままの映像として焼き付いてるんですけどね。5点(2003-12-13 01:37:23) 1258. DENGEKI/電撃 《ネタバレ》 署長はいいキャラだったんだから最後まで残しておいて欲しかったし、単純な物語を無理にごちゃごちゃさせる設定で引き伸ばしてる感じだし、最終ボスは意外!って言っても、それまでの描写が少なすぎなので唐突な感じだし、でも「沈黙のテロリスト」よりは100倍いい!って。やっぱりセガール映画はセガール拳が炸裂してナンボですよねぇ。このところのセガール映画の、画面から醸し出される安っぽさもなかったですし。少々ダレ気味だったセガール映画にテコ入れ、って感じでしたね。6点(2003-12-12 11:10:55)(良:1票) 1259. 追跡者(1998) 出だしのマジメな顔してチキンなところから、パニック映画風飛行機墜落までは「おお~!」って感じでしたが(あ、正確にはTシャツ着るトコまでですね)、そこから先は前作のパターンをなぞるような感じで、途中に登場する中国のスパイ、なんてのもエッセンスでしかなく、見せ場を作るのに苦労してるなぁ、って印象でした。どうせならジェラード警部の日常風景とか、ジェラード警部の恋愛モノとか見せてくれた方が楽しいのに・・・って思う人は少ないかもしれないけど。6点(2003-12-11 22:12:57) 1260. 沈黙の陰謀 《ネタバレ》 免疫学の権威になんて絶対見えねーよっ!ってツッコミを入れたくなるのもセガール映画のいいところ。でも相手がウィルスじゃ、セガール拳も不発ですねぇ。何しろ、悪役も「悪いやっちゃ!」と叩きのめされる以前に、ウィルス感染で右往左往状態ですから。コテコテのエコロジーと有色人種バンザイ!なノリはセガール映画らしさとして納得いくレベルですけどね。でも、たとえ相手がウィルスでも、圧倒的な拳でケリをつけてほしかったにゃあ(どうやって?)。5点(2003-12-11 21:40:46)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS