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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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1361.  スパイ・アニマル Gフォース 《ネタバレ》 ジェリー・ブラッカイマー製作だからなのか、家電が変形してロボットになる様はまさしく「トランスフォーマー」そのものでしたね。そして、家族や友情をもってして締めくくる辺りはまさにディズニー印。モルモット達がスパイチームを組んで任務遂行するという、実にくだらない内容なのに、映像のクオリティがハンパないです。実写とCGが見事に合わさってるし、モルモット達の活躍を描くのだから当然ミクロなサイズで展開されるのに、ラストなんてかなりの超大作っぷり(笑)。モグラも含めて、それぞれのキャラも愛くるしく、ファミリー映画としては良作。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-04-14 19:10:54)

1362.  ティンカー・ベルと月の石 《ネタバレ》 前作よりもこちらのほうが面白かったと思います。今回は、ティンカーベルが海賊船を捜す冒険の旅に出る内容で、アクションも増えてよりエンターテイメントになってますが、なによりお互いが「赦す」ことによって、より良い方向へすすめるというメッセージ性が素晴らしい。「赦す」ことや自分を省みる事の大切さを子ども達に教える、とても教育的な内容だと思う。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-04-11 15:48:39)(良:1票)

1363.  マチェーテ 《ネタバレ》 「グラインドハウス」の中で上映された架空の映画の予告編「マチェーテ」を、そのまま長編映画化したという本作。オープニングのカッコよさにもしびれるが、なにより殺戮シーンの馬鹿馬鹿しさには思わず吹き出してしまう。マチェーテがナタを手にすれば、面白いように首が転がる。そして、ふいに現れる女の裸。このノリと展開は嫌いではない。ロドリゲス&タランティーノでなければ生み出せない世界観。個人的には、敵の腹をかっ割いて、その腸を使って逃げ出すシーンが最高だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-07 10:25:38)(良:1票)

1364.  サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009) 《ネタバレ》 ジョージ・A・ロメロといえばゾンビ映画の生みの親ですけれども、また今の時代にこうやって生みの親がゾンビ映画を作り上げると、善くも悪くも感慨深いものがありますねぇ。巷には星の数ほどのゾンビ映画が生み出されて、ゾンビ自体もある種洗練された感があるけれど、ロメロがこうやってまたゾンビ映画を作ると、映画のテンポの遅さ、あるいはゾンビ自体の薄のろさを感じてしまう。この作品のゾンビはほんと弱っちい感じで、目の肥えた今の観客にはやっぱり物足りなさ、かったるさを覚えてしまうのではなかろうか。、しかし、ゾンビの生みの親はゾンビ自体にはむしろあまり興味がないらしく、この作品ではゾンビはもはや脇役、背景にすぎず、ロメロが本当に描きたいことはむしろ人間のエゴそのものであるらしい。この点に、生みの親としてのある種のポリシーを感じるわけだ。たとえば「ゴジラ」はその後シリーズとして無数に作られたが、一番最初のゴジラを見ると実は「人間の傲慢への警告」という意味合いが込められていたことに気づく。しかしその後のゴジラシリーズはそんな意味合いなどどうでもよく、単に怪獣が暴れ回るだけの見せ物としての存在でしかなかった。それとおなじことが、ゾンビにも言えるのではないか、とふと思った次第である。ロメロは、巷にあふれるゾンビ映画を横目に見ながら、今一度、なぜゾンビ映画を作りたかったのか、その原点を問い直したのではなかろうか、と思う。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-27 01:01:38)(良:1票)

1365.  スペル 《ネタバレ》 一言で言えば、口や鼻にいろんなものが入ってくる映画です(笑)。「スパイダーマン」シリーズでもはや大御所となったサム・ライミですが、彼の処女作はあの「死霊のはらわた」つまりは、やたらと元気良くて下らなくてお下劣で頭の悪いことをこれでもかとやりまくるその精神こそが、彼本来の芸当だったわけで、ここ最近大作を撮り続けてきた彼が、ここは一度原点に戻って自分の好きなものを撮りたいということで作られたものなのでしょう。バアさんがが出てくるシーンはどれも爆笑ものですが、特に駐車場でのクリスティンとバアさんの肉弾戦はこの作品随一の見どころ。腹抱えながらゲラゲラ笑っちゃいました。もちろん、これでもかこれでもかと音とドアップで驚かせようとするシーン連発ですが、これももはやお約束。あ、サム・ライミ作品を知らない人は、そもそもホラーだと思ってみないで下さいね。彼の作品は、ホラー的なるものはあくまでも下衆な笑いを生み出す為の一つの要素でしかないのです(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-25 20:52:20)(良:1票)

1366.  ソルト 《ネタバレ》 二重スパイの容疑をかけられたソルトが、嫌疑をはらすために逃走~ここまではごくありきたりの展開だけど、本当にロシアのスパイだったという展開はなかなか新しい。そしてそのロシアのスパイが、愛の力故にアメリカを救う。アクションシーンに目新しさはないけれど、ストーリーの持っていき方はそれなりに評価出来るかも。北朝鮮軍に拷問される序盤の入りはなかなかだが、個人的にはラストが「え?それで終わり!?」という感じで不満だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-15 20:22:17)

1367.  プリンセスと魔法のキス 《ネタバレ》 もはやディズニーもCGアニメしか作らないのかと思っていたら、これまた久しぶりの古典的な手書きのアニメ復活ですね。クラシカルな手法でやりながらも、今回の主人公は今までにない「アフリカ系」。なるほど。これだったらCGじゃなく、手書きのアニメだからこその意義が見いだせるというものです。ミュージカルなシーンはさすがディズニーと言わせるほど愉快で楽しい。ストーリーは王道だし、耳に残る曲もないので、数あるディズニー映画の中でも特筆すべき作品ではないと思うが、たとえ焼き増しでも、舞台をニューオリンズに移して、黒人の子でもう一度やるってことに意味があるんですね。[DVD(吹替)] 6点(2011-03-09 22:30:19)

1368.  エクスペンダブルズ 《ネタバレ》 率直に言って、ストーリーはあってないようなものなんですが、スタローンのアクション監督としての力量はここでも存分に発揮されており、その闘いのシーンはどれも熱く、エネルギッシュである。目まぐるしいばかりのショット、そして素早い動きを見せつける筋肉バカたち。本作は、そのアクションのみを堪能するだけの作品です。悪役のボスの最期があまりにショボいのは残念。シュワちゃんとブルース・ウィリスはチョイ役ですが、スタローン含めこの3人が一つのスクリーンに収まったのは、昔からのアクション映画ファンの僕としては嬉しかったです。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-05 22:18:13)

1369.  9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ 《ネタバレ》 最初は11分くらいの短編をティム・バートンが気に入り、それを長編化したということだが、確かにティム・バートンが好みそうな薄暗いアニメである。世界観やキャラクター造形など独特で魅力あるのに、いかんせんストーリーの大半がマシンとの闘いに終始してる点がもったいない。元々、こういうダークなアニメはアングラなんだから、それでいて中身をそのまんまハリウッドスタイルでドンパチにするというのはいかがなものか。深遠で考えさせられるぐらいのものを詰め込めば、アニメ史に残る傑作となっただろうに。なんだかもったいない。[DVD(字幕)] 6点(2011-03-01 00:45:19)

1370.  トラブル・イン・ハリウッド 《ネタバレ》 監督と、会社の意見の対立。一方はラストシーンをカットせよと言い、もう一方は芸術をわかってないと言う。そんな間に挟まれ頭を抱えるプロデューサーのベン。あるいはまた、俳優やクライアントとの対立など、プロデューサーとしての立場の苦悩が描かれていて、見ているこっちも気の毒さがヒシヒシと伝わってくる。妻との不仲も絡み、ベンは最初から最後まで悶々とした表情。実在のプロデューサーによる回想録が元ネタになってるとのことで、その状況は真にリアリティあるのだが、つまるところ、その苦悩を描いた以上の深みや見どころがない。監督と会社のやりとり、観客の反応などはそれなりに笑えるのだが、オチがどうにも見え見えだったし、コメディ要素もつきぬけたものがなく、平凡である。つまらなくはないものの、凡作という表現が丁度いい作品。[DVD(字幕)] 6点(2011-02-27 23:38:17)

1371.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 トム・クルーズは相変わらず格好いいし、キャメロン・ディアスもチャーミングさを残してはいるものの、やはり二人ともかなり老けたなぁというのが見終わっての感想(汗)。まぁでも、若いときとはまた違った円熟味があって、それはそれでいいんだけどね。作品自体は、「ミッション・インポッシブル」をラブコメ版にしたみたいな感じ。トムはまさに無敵で、良く言えば安心して、悪く言えばなんのハラハラドキドキもなく見れる。ただこの作品は、「ありえなさ」とか、荒唐無稽さとか、弾のあたらなさとか、そういうのをあえてやってる感じがする。この軽さを楽しんでみれるかみれないかで評価が分かれそう。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-02-27 00:05:25)(良:1票)

1372.  エアベンダー 《ネタバレ》 これまでのシャマラン作品は全て、彼自身のオリジナルな脚本であったのに対し、本作はアメリカの人気TVアニメの実写化ということで、これまでと毛色が違う。ファンタジーで子供向けでストーリーにも深みはなく、そしてなによりも全編に渡ってCGが使われている点が一番の相違かもしれない。オリエンタルな世界観でありながらも、はっきりとした「中国風・タイ風、チベット風」ではなく、なんともあいまいな一つの世界を作り上げている。いずれにせよ、この妙なオリエンタルに違和感を感じてしまうのは僕だけではないはず。主人公アン演じるノア・リンガーの早熟っぷりや動きの綺麗には感心するし、火や水を使ったその戦いの様にはエレガントさを感じ見応えがあるのだが、心揺さぶるものがどうにも乏しい。主役の一休さん、、、、じゃなかった、アンも、額の矢印と目が光るだけが唯一の感情表現で、もっとこう表に出るものが欲しいと感じた。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-09 21:32:41)(良:1票)

1373.  30デイズ・ナイト 《ネタバレ》 30日間太陽が昇らない、アラスカの隔絶された街を舞台にゾンビ風のヴァンパイアが押し寄せてくるというこの設定がまず素晴らしい。いうならば、陸の孤島状態で、逃げ場がない中で30日間生き抜かなきゃならない。逆に言えば、30日間生き延びれば生還出来るという「ゴール」があらかじめ設定されているわけだ。斧で首をぶった切っていくシーンなど、なかなかの見応えである。ヴァンパイアはヴァンパイア語?を話してそれなりの知能を持っているようで、歯の多さや目の黒さで人間でないことはわかるのだが、ボスがちょっとした小太りのおっさんにしか見えないのが残念で、怪物的迫力に欠けると思う。30日間の設定にしても、突然「~日後」と時間が進んだりして、長さをあまり感じないのも残念。ラストの切なさは、決して嫌いではない。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-29 12:21:46)

1374.  ボーダー(2008) 《ネタバレ》 デニーロ&パチーノ久々の競演ということで、僕もかなり期待して観たのだけれど、う~ん、一言でいえば、シナリオがあまりに「陳腐」。そこにあるのは、観客を見事に裏切ってどんでん返しを見せようとする制作者側の意図だけであって、血の通った人間ドラマの葛藤とか、見ていてハラハラするようなドラマツルギーもなく、「どんでん」を生み出す為の設定しか存在しえない。そういうわけで、アル・パチーノが連続殺人をするための動機付けが、なんとも弱いように感じてしまった。もちろん、この二人のギラギラした演技を、また再び見る事が出来たのはファンとして嬉しいけれど、作品そのものにはこれといって特筆するところがなかったのもまた事実である。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-27 22:45:02)

1375.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 良かった点はと言えば、例えばお城のゴシックな雰囲気であったり、衣装や美術、あるいは全体的な雰囲気の暗さだったり、そういう世界観というものが精巧に作られていて見応えがあるという点と、主人公が狼男へと変貌する際の骨格から変わっていく「ボキボキ」という変化の仕方、その押さえられない獣の情動、といったものがよく表現されていたと思う。ただ、変身しきってからの顔、あるいは全身が、言うならばいかにも着ぐるみという感じで、その点は少々残念。お話自体は、長く語り継がれる古典なだけあって深く切ない。弟を殺した犯人が実は父親で、その父親によって愛する母を殺され、そして自らその父と決闘して倒していく。自分は抑えが利かないので、愛する人に対して自分から離れてほしいと説得する。それはもう、言うならば悲劇の塊のような話ですよ。今のハリウッド映画に移し替えてるからあっさり風味ではあるけれど、やっぱりこのお話はとってもとってもダークで根が深い。人間の不条理の根の深さと同じように。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-25 10:13:12)

1376.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 アリスさんて超能力?使えたのね(笑)。なんでもあり路線へと変更したようですねぇ。カラス襲撃のシーンはなかなか良かったし、ゾンビの大群にトレーラーごと突っ込んで吹き飛ばすシーンも爽快で笑えました。まぁ、娯楽作としてはそれなりの出来だと思うので6点を献上しておきましょう。にしても、あれは東京なのか?(笑)[地上波(吹替)] 6点(2010-10-11 09:19:34)

1377.  正義のゆくえ/I.C.E.特別捜査官 《ネタバレ》 移民国家、アメリカのリアルな現実を、とても硬派に、真摯に描いた力作である。大半のアメリカ人にとって、移民問題というのは、外からの情報や外面的な知識としてしか認識していないことが多いらしいが、本作はそうではなくて、移民問題を内側から切り込んで、そしてこのテーマをより「共感」という立場として考えることが出来る内容となっている。そのような作りを可能にしているのは、監督・脚本を務めたウェイン・クラマー氏自身が移民の人であるからなのだろう。アメリカは、自由の国として、あなたに無限の可能性を与えると宣伝しておきながら、実際にはその扉は非常に固い。そして、「移民」と「テロ」が混同されているという事実が、この問題をより複雑にしている。娯楽的要素は確かに乏しい作品ではあるが、監督の狙いがきちんと伝わってきて、内容的には成功していると思う。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 09:04:15)(良:1票)

1378.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 やはりガイ・リッチー作品なだけあって、軽快でもの凄くノリが軽い。そしてこれまでのシャーロック・ホームズ像とは打って変わって、本作のホームズは武闘派で男臭い。アクションもそれなりに格好いいし、テンポも良くサクサク進んでいくのだが、このノリの良さを「推理」シーンでも用いちゃってるのが少々残念なところである。ホームズが早口で推理を語ってモンタージュがパッパッと流れて一方的に説明するだけで、話としての面白みに欠けると言わざるをえない。もし続編をやるのなら、確かに監督は変えたほうがいいかもしれない。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-09-28 11:56:36)

1379.  NINE(2009) 《ネタバレ》 ミュージカルのシーンはどれも見事な出来映えだし、気の効いた台詞が多いし、ダニエル・デイ=ルイスは相変わらずのカメレオン俳優だし、さすがは「シカゴ」でアカデミー賞を獲得したロブ・マーシャルなだけあるとは思う。特に「シネマ イタリアーナ」のシーンはゾクゾクするほどカッコいい。僕はあのシーンだけで6点をつけたい。率直に言って、ストーリー自体は至極退屈で語るに足らないようなものであるから。[DVD(字幕)] 6点(2010-09-15 22:26:43)

1380.  第9地区 《ネタバレ》 これはまず「設定の面白さ」というのがあるだろう。巨大な宇宙船が南アフリカに漂着し、宇宙人が難民として扱われ隔離されるというその斬新さがまず特筆に値する。そして、リアリティを出す為にドキュメンタリー・タッチで作られている点も興味深い。ともすればくだらないB級SFになりがちなテーマを、この「リアリズム」によってうまく回避している。生のスラム街で撮影することで、本当にありえそうに思えてくるから凄い。そして、主人公のヴィカスが、最初のうちは典型的な「お役人」風であるのが重要なポイントで、露骨に宇宙人達を毛嫌いするのではなく、見下した気持ちを心に秘めて表面上の笑顔で接するこの役人的キャラが凄く良い。自分が「感染」することで、外面が人間から宇宙人にどんどん変わっていくわけであるが、それとは逆に、表面上偽の皮をかぶっていたヴィカスが、どんどんと偽りの衣を捨てて真に人間らしい感性を露にしていくわけだ。たいして特別な事もせずに昇進しようとし、それでいてそう仲良くない同僚達とのぎこちないパーティーが繰り広げられる。そして全面的に身を寄せていた会社からただの金づるにされ、快く思われてなかった父に裏切られる。人種差別だメタファーだと色々な深読みは出来るのかもしれないが、とりあえず言えるのは、最初から最後まで皮肉の利いた作品だと言うことである。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2010-08-28 12:41:13)

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