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プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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1421.  夢を生きた男/ザ・ベーブ 《ネタバレ》 ジョン・グッドマン、見た目はとてもよく似てます。偉人だの怪物だのと言われたベーブ・ルースも、その中身は子供の様な純粋無垢さと、どこまでも正直な人への思いやりというものがあり、彼が家庭なりチームやファンなりで起こすいざこざはその「正直」さ故のものであることがわかります。「私は悪人だ」とベンチ裏で泣き叫ぶ彼も、その不遇さは悪からもたらされるのではなく、むしろ清らかすぎることが原因なわけです。誰にもそのことを理解してもらえなかったのならともかく、2番目の妻はベーブのことをよく理解してくれていたみたい。常に彼の味方をしてくれたこの良き妻は、病気がちになっていく彼にとって大切な存在となっていたでしょう。作品としての不満は時間経過が少々不明瞭な点。病棟の少年が立派な青年となってベーブに会いにいくまで、ベーブの見た目はほとんど変わっておらず、デビューから引退までの20年あまりの時間経過を指し示すものは年号ぐらいのもので、作品の作りとしてそれが表されているような表現が足りない様に思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-09 01:05:31)

1422.  スティング2 《ネタバレ》 これはこれで決して悪くはないんですよ。マカリンスキーを騙す為にあれやこれやと手を考える様子や、ボクシングに負けるはずだったのが勝っちゃってフッカーが詐欺師にされるオチとか、とても愉快だしよく考えられたシナリオだと思う。なのに、脚本家以外のスタッフ、キャストが全部変わって、あの「スティング」の続編でやる必要があったのだろうか。これはこれで一つの単品でやった方がよかったんじゃないの、ていう気がします。「スティング」があまりに傑作なので、それの続編だったら常に比べられる。オチの爽快感が足らないだとか、役者陣の魅力に乏しいだとか。だから単品でやるべだったんですよ、うん。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-30 21:14:48)

1423.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 最初から最後まで疾走感溢れる展開で観る者に息をつかせる暇を与えません。特にカーアクションはかなりのスピード感。スペインの広場を丸々作り上げたセットも実に良く出来てる。ただ、観る前は「誰が犯人なのか」を突き止める推理サスペンス物なのかなと思っていたので、半分すぎたあたりで犯人グループがわかってしまって推理的要素が乏しかったのに残念。それにテロ組織は大統領を拉致してどうしたかったのか、弟を拉致されて言いなりになった男とテロ組織の関係など、悪者側のバックグラウンドの説明が不足している様に思う。お手軽エンターテイメント作品としては及第だが、もっと厚みやトリックのあるストーリー仕立てであれば、作品のレベルはさらに上がったはず。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-29 20:08:51)(良:1票)

1424.  インベージョン 《ネタバレ》 やっぱりこのお話の核心部分はキャロルとロシア人外交官との会話にあるんでしょう。原作は元々「共産主義の脅威」を描いたものらしいですが、今の時代にこういったストーリーを持ってくるとまた別の意味合いに見て取れる。個人的には「情動と理性」の戦いがテーマなのかなと思いましたね。人間の頭脳は、情動を掌る原始的な脳に大脳皮質が覆いかぶさる様に出来ている。数百万年前から進化し続けてきた人類も、ここ数十万年は身体の進化がストップしているそうな。それで人類はどうしたかというと、今度は自分の身の回りのものを進化し始めた。そして現代社会。極度に合理性や抑圧が支配する世界では、人との繋がりは阻害され、人間性は喪失する。養老孟司風に言うと、都市に住むというのは「脳の中に住む」ということ。自然が「融通の利かない世界」であるなら、都市は「全て融通が利かなければならない世界」だといえる。その先にあるのは、全てがコントロール出来るという人間の錯覚であり、それはこの作品では「争いごとの一切無い社会」ということで表されてる。現に都市に住む現代人というのは、この映画でウィルスに感染した人たちの様に、無表情で、無関心で、個人は大きな社会の一構成要素になってるでしょう。そういう「合理性=都市=コントロール」が「情動=自然=大らかさ」を呑み込もうとする、そういうお話なんだと思いました。ただ、そういう割としっかりしたテーマ性を保持していながら、作品自体はこじんまりした在り来たりのハリウッド・スタイルで落ち着いてしまってることが僕としては少々残念に感じるし、ラストでロシア人外交官の台詞をまた繰り返すのは作りとしてちょっとくどいように思える。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-22 22:13:38)(良:2票)

1425.  リーピング 《ネタバレ》 グリルのお魚にびっしりとウジ虫が集ってる!うっぎぁああああああああ!!頭の上でたくさんのシラミがお散歩してる!ふんぎゃあああああああああああ!!100万人分の佃煮が出来そうなくらいのイナゴの大群が一斉に襲いかかってくる!ぐけぼおおおおおおおおおおおお!!私のような大の虫嫌いにとっては、見ていて体中がかゆくなるような作品でした。ホラー作品ではありますが、正直言うと全然怖くないです。ただ単に見ていて体がかゆくなるだけです。「イナゴ少女、現る」などというアホみたいなキャッチコピーがついてますが、確かにイナゴのCGはよく出来てます。にもかかわらず牛のCGは全然うまく作られてない。イナゴさんの方に予算がとられて牛の方に金が回らなかったのだろうか。最後には主人公は信仰心を取り戻したってのに、サタンの子供を宿すだなんて、ああ、神様はなんと罪深いのだろう。。。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-14 17:03:06)(笑:1票)

1426.  ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 ドラゴンとの戦いのシーンや水の中のシーンなど、これぞファンタジー映画と思わせる出来で楽しいものがありましたけど、ストーリーに関してはちょっと微妙ですね。とても長い原作をここまで纏めたそうで、そのせいかどの展開も中途半端な印象を持ちます。内容がダークだから子供に不向きというより、ヴォルデモート卿の下りなんか子供には分かりにくいと思うのよね。まぁ、単なる児童文学ではなしにそういう緻密な構成が原作をヒットさせた要因だろうと思うんだけど、映画と原作はあくまでも別ですからね。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-09-12 21:51:01)

1427.  ザ・シンプソンズ MOVIE 《ネタバレ》 この作品、世界中でヒットしたんだそうです。つまりは世界中の老若男女が映画館に集い、このオバカ映画を皆で共有したということです。バートが全裸でスケボーに乗って彼のチ○コをいろんなものが隠していくシーンを見てご覧なさい。あ、ちょっとそこのレディ、「いやん、はしたない!」などと言って両手で目を隠さないで、彼の生き様をしっかりと見てやってください。彼はあの様な辱めを自ら先頭に立って行うことによって、世界中の人たちに笑いを提供してるんです。なんてけなげなんでしょう。いいですか。人間というのは、みんな服という衣を、身分という衣を着て生きているわけです。ですからなかなか他人と共感し合う場というのがない。そうやって生きている私たちに、彼はうまれたての姿に戻ってフル○ンを曝け出し、世界の人々に共感の場を提供しているわけです。なんと素晴らしい事でしょう。彼の姿を見届けることにより、身分も国境も違えど私たちは本当は一つなんだと、世界平和を訴えているわけです。彼のフ○チンは世界の平和へと繋がるのです。あの行為のせいでバートは鉄柱にくくりつけられ、日が暮れるまで辱めの刑を受けますが、どうか皆さん、彼に温かい言葉をかけてやって下さい。君はよくやった。そして、笑いをありがとう、と。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2008-09-01 23:19:11)

1428.  ノーカントリー 《ネタバレ》 酸素ボンベで人を殺しまくるシガーことハビエル・バルデムという俳優さん。「海を飛び夢」で尊厳死を選ぶ男の役を演じてるあの役者さんですよ。あまりのカメレオンっぷりに驚愕ですし、なによりこういう役にハビエル・バルデム氏を選ぶ制作者側の眼力にも驚かされる。全編にわたって緊張感漂ってますが、犬に川岸まで追いかけられるシーンなど、コーエン兄弟らしいこっけいさがあって独特な世界観は相変わらず。一番の見所はやはりモスとシガーのガチンコ対決シーン。静寂の中で繰り広げられる闘いはとても迫力があります。さて、この作品のテーマ、メッセージというものは、正直言って一度見ただけでよくわかりませんでした。邦題はノーカントリーですけど、原題はNo Country for Old Menなんですね。「ノーカントリー」じゃなんのことだかよくわからない。隠喩的な内容の作品だけに、邦題の付け方の難しさを感じてしまった。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 22:40:26)

1429.  いつか眠りにつく前に 《ネタバレ》 母が最後に言った言葉「人生に過ちなんてないのよ」がたぶんこの作品のメッセージなんでしょう。いろんなことあったけど、死ぬ間際になれば全部肯定的に受け入れられる、という感じなんでしょうか。ただ、僕が男だからでしょうか、どの人物にもあまり共感がしずらしいですよねぇ。文学作品の映画化というものの難しさを感じてしまいます。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 20:58:37)

1430.  デッド・サイレンス(2007) 《ネタバレ》 僕は小さい頃から人形というものに恐怖感を抱いていたタチなので、あれだけの数の人形がずらっと整列させられてしかもそれがカタカタと動き出すシーンなんかは、やっぱり観ていてゾクゾクするものがありましたね。「ソウ」ほどではないですが、それなりによく出来たホラームービーにはなってると思います。ラストのオチも見事です。でも最初の方は生身の父親が演じているわけですから、あれを人形だと思うには無理があるよね。だからちょっとずるい。特典映像を見ると、監督のジェームズ・ワンが出てくるんですけど、いやはや、あんなにも若い、気色の悪い髪型のアジア人だとは思ってなかったですね。まさに新進気鋭の監督といったところですな。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-13 19:59:04)

1431.  ウォーター・ホース 《ネタバレ》 少年と動物の友情を軸に、その動物を大人達が殺そうとする、、、、という、実によくありがちなパターンのお話なんですけど、今作はその動物がネス湖のネッシーというこれまでにない題材。ネッシーがファンタジー映画として使われるということは、逆に言うとそれだけネッシーという存在が、「いるのかいないのか」から「人間が作り出したUMA」になった証なのかな。でも、自分が子供の頃には、ああいう湖に古代の恐竜がもし生き残ってたら、、、なんてことを考えただけでわくわくしてましたよね。なにかこう、男の子のロマンをくすぐるものがあった。今回の映画化は子供達に向けたよき娯楽作品となることでしょう。CGの出来も視聴に耐えうる出来に仕上がってたと思います。アンガスを背中に乗せたクルーソーは水中をどんどん潜っていきますが、本当にああいうことをしたらアンガスは水圧でおかしくなっちゃいます。でもいいんです。ファンタジー映画ですもの。恐竜の背中に乗って水中を探検するというのは、それこそ「男の子のロマン」なんですから。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-11 00:00:42)

1432.  ブレージングサドル 《ネタバレ》 この作品がいまだ名作として語り継がれる所以は、やはりギャグの際どさにあろう。下ネタは今のお下劣ムービーの方が上だが、ほぼ全編にわたる「人種差別」ネタは他の追随を寄せつけない。このまんまじゃ劇場にも出せないしTVにも流せないよというので試しに際どいシーンを全部カットしたら作品の尺が9分になってしまったという逸話もあるそうな。終盤に至ってはもはや西部劇であることを辞め、ハチャクチャ、ぶっ飛び、超現実の世界にまでいってしまうが、その呆れるほどのハチャメチャの向こう側にほんのりと希望の光が見いだせるのは、この作品の根底に「人間賛美」の精神があるからに違いない。 [DVD(字幕)] 6点(2008-08-10 01:03:15)(良:1票) 《改行有》

1433.  地獄の変異 《ネタバレ》 この作品の予告編が藤岡探検隊のパロディだったもんで、どんだけひどいC級ムービーなんだよと思って観てみたら、これがどっこい、とても真面目に作られた結構な大作ではありませんか。見終わって割と得した気分になったのと同時に、あの予告編と邦題は宣伝の仕方が間違ってる!配給会社は何をやっとるかぁ!と思わず怒鳴って(心の中で)しまった。見た感じでは、実際の海底洞窟の映像とセットを織り交ぜて全体を構成してるんでしょう。とても美しいシーンが多いし、あのメインのエイリアンはともかく、途中出てきたうなぎの親戚みたいなやつだったら本当に前人未到のどこかの洞窟にいそうな気がしないでもない。そう思わせるくらいの映画的リアリズムがあったし、閉鎖的でありながらだだっ広い空間の怖さというものがうまく出ていて(博士やチャーリーが襲われるシーンなど)後に印象深く残る。ただ全体的に、音楽含めて過剰演出は控えめなので、その辺の好きずきで賛否別れるかも。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-08 01:24:08)(良:1票)

1434.  ピンクの豹 《ネタバレ》 一言で言うと「上品なドリフ」ですよね。ピーター・セラーズが度々コケたりどこかにぶつかったりするんですけど、あまりに古典的なのでなんだか時の流れを感じてしまいました。でも後半の仮面舞踏会はとっても面白い。とくにシマウマが愉快です。花火でドンパチ、ゴリラ同士の珍プレイ、及び女王様のチャーミングさ込みで6点。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-08-08 00:40:43)

1435.  シャンハイ・ナイト 《ネタバレ》 さすがのジャッキーも50代ですから、昔に比べるとキレやスピード感はなくなりましたけど、その分ユーモアの要素を取り込んで全体としてのエンターテイメントの総量を保とうとしている様に見えます。雨に唄えばやインディ・ジョーンズなどのパロディネタもあります。鼻の形が妙な俳優で有名なオーウェン・ウィルソンのおちゃらけキャラもなかなか愉快。本当に可も不可もない作品です。全体的にセットが少し安っぽいかな。[地上波(吹替)] 6点(2008-08-01 21:46:04)

1436.  ライラの冒険/黄金の羅針盤 《ネタバレ》 この作品の一番の見所はなんといっても造形美にありますね。ライラの羅針盤やコールター夫人の偵察虫などの小道具。飛行船や自動車や気球などの乗り物。教権や工場などの建物。劇中登場するこういった数々の造形がとても美しく、小物好き、メカニック好きの私にはなかなかぐっとくるものがあります。ただ、いかんせんストーリーにぐっとくる要素が無い。3部作の初めの1作ということだそうですが、まずこの世界観を観客に伝えるための説明的要素が大半を占める為か、葛藤などの部分が薄く、振り返って心に残ったのはライラとクマちゃんの友情ぐらい。一連のシリーズを構成する最初のページとしてはいいかもしれませんが、単品として見るとこのぐらいの点数です。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-19 23:10:34)

1437.  訣別の街 《ネタバレ》 市民が白で、ヤクザが黒、そして政治家は灰色に位置する。全体的に地味ですけど、パチーノお約束の大声演説シーンや、ラストでの補佐官に真実を打ち明けるシーンなど、それなりに印象深いところはあります。ただ、補佐官が命をかけ、市長に怒鳴られてまで探偵まがいのことをやる意志というのはなんなのか、ただの正義感というだけでは、動機不十分な気もする。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-15 01:45:03)

1438.  88ミニッツ 《ネタバレ》 【ミスター・グレイ】さんの言う事、よくわかります、、、。確かに携帯電話というのは、サスペンス映画の醍醐味をそぎ落とすような要素がありますもんね。アル・パチーノもすっかり老けちゃったなぁ。年齢を考えると、まだ走れてるだけマシな方なのかもしれませんが、、。ストーリーの方はというと、誰が犯人でもおかしくない感じで展開し、途中から実はジャックが犯人なのでは?というような方向に行きつつも、最後にはローレンが犯人だという結末になります。しかし、ローレンがなぜフォースターの言いなりになったのかの説得力がどうにも弱いなという気がしますし、彼女が犯人であるということによる、謎解きによって生まれるはずのカタルシスが今作には全くないのが致命的。せっかくの大御所が主演しているのですから、テレビドラマレベルのシナリオをもう一段階上げる努力はしてほしい。[DVD(字幕)] 6点(2008-07-13 02:48:58)

1439.  アナコンダ2 《ネタバレ》 いやいやいや、これ、前作よりも面白いんじゃないですか?まったく期待せずに観たからかもしれませんが、これは実に優良なB級ムービーだと思いますよ。世の中には実に多くのB級映画がありますけど、そのほとんどは自分がB級であることに後ろめたさを感じるのか、なよっとして下を向く人間のような姿勢の作品ばかりです。しかしこの作品のように「オレ~はB級だぞ~!」と、前を向き風を切りかっぽして歩くような作品は見ていて実に清々しい。こういう作品にあれこれ突っ込みを入れるのはナンセンスです。私はゲラゲラ笑いながら楽しく観る事が出来ました。アナコンダVS人間というより、人間VS人間時々アナコンダ、といった感じです。不満と言うと、どの方々もそれぞれ死に方が豪快で素晴らしいんですけど、それに比べると悪役の兄ちゃんの死に様がちょっと物足りないと感じた点。[地上波(吹替)] 6点(2008-06-30 21:19:05)

1440.  スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師 《ネタバレ》 どことなくティム・バートンらしくないなと思って観ていたのですが、たぶんそれは音楽がダニー・エルフマンじゃないからでしょうね。個人的には、バートン×エルフマンというのは、宮崎駿×久石譲みたいなもんだと思ってるんで、その片割れがいつもと違うと雰囲気も変わってくる。さて、ティム・バートンという人は、スピルバーグも顔負け、いやそれ以上の残酷趣味をお持ちの方ですけど、今回もまたそれがいかんなく発揮されていて、モノトーンの背景に真っ赤な血が画面めがけてばしゃばしゃ降り掛かってくる嫌らしさはなかなか笑えるものがあります。それに死体を地下に投げ落とすシーンなんか、見るからにその死体がお人形さんなんですけど、ああいうキッチュさがこれまたティム・バートンらしくていい。ただ、彼の作品群の中ではこれは凡作の類に入ると思う。突き抜けたものを感じないし、心揺さぶる様な情感にも乏しいと感じた。バートンファン、デップファンは当然見るだろうが、それ以外の新たな客層をつかみ取れるほどの革新性を前作「~チョコレート工場」同様持ち合わせていない様に思える。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-16 21:59:41)《改行有》

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