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161. ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 ホテルのVODで鑑賞。暇つぶしには悪くないが、一言で言えば「悪趣味」な映画だ。冒頭のカークラッシュからのカタストロフ映像は悪くないが、あとは「どのように事故死させるか」をスタッフが考えに考えたであろう映像を次々見せられるのみ。特にプールのシチュエーションなどは、悪ノリもいいところだ。せいぜい、事故には気をつけようと思うくらいの、悪ふざけ映画。[地上波(字幕)] 4点(2010-10-20 14:35:19) 162. フェーズ6 《ネタバレ》 面白そうな予告編に釣られて鑑賞。でも結論から言うと期待はずれ。感染パニックというよりは、人間ドラマがメインだった。その意味で邦題は合っていないと感じた。冒頭から死亡フラグ立ちまくりの兄は、「スタートレック」の新作で若きカーク船長を演じた俳優が演じており、破天荒なキャラクターには不思議な既視感があった。85分というコンパクトさは良いが、状況説明に時間をかけなかったのが良かったのかどうか…。物語は謎の病原菌(ウィルス)の発生から蔓延に至るパニックや脅威などは一切省かれており、登場人物達の台詞や廃墟と化した街などから想像するしかない。むしろ愛する人が致死率100%のウィルスに感染した場合、自分だったらどう行動するのか、を考えるきっかけとなる映画であり、設定につっこみどころは多くも、そして後味は悪くも、それなりに観る価値のある作品といえる。[DVD(字幕)] 4点(2010-10-04 10:01:44)(良:2票) 163. 宇宙戦争(2005) 事前の情報管理が厳しく、期待感を煽って、鳴り物入りで登場した大作だけに、肩すかしにあったような印象が最後まで拭えない。確かに訳もわからず人々が宇宙人に「駆除」される場面はリアルだし、状況説明と逃走劇で構成される前半部分はスピードと緊張感があり、引き込まれた。 しかし、後半はどうにも間延びしてしまい、さらには「ありえねー」形で、どんどん物語が進行していく展開にいささか辟易した。トム・クルーズのダメ男役はキムタクと同じくらい無理があって、全然感情移入できなかった。残念![映画館(字幕)] 4点(2005-09-07 20:04:55)《改行有》 164. ランド・オブ・ザ・デッド 近頃ゾンビ慣れしてきたせいか、全然怖くない。若干驚かせる場面はあるが、「びっくり」と「怖い」は違う。街がゾンビに制圧された「その後の世界」という設定には惹かれるし、いつの時代も汚いものを排除する人間社会への風刺は効いているが、生き残った人類が(ゾンビからも人間同士からも)追いつめられていく過程こそ、恐怖であり見所なのに、本作ではその両方が中途半端。ロメロの名を伏せられて見たら、二番煎じのB級映画と見まがうほどのレベルである。(ただし、特殊メイクなどスプラッタ面はさすがにA級だが) 観客がゾンビ慣れした現在、はやりゾンビを進化させるしかなかったのだろうか?だとすれば、もうロメロにはゾンビ作品を撮って欲しくない。[映画館(字幕)] 4点(2005-09-05 18:43:41) 165. ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 ゾンビ映画の巨匠・ロメロ監督も、この頃の作品になると面白さも怖さも半減しているのが残念。 本作では「ネット時代の映像発信」と「POV(主観映像)」をテーマに、誰もが情報発信できる現代の人間社会を軸にゾンビ映画を作ったわけだが、取り立てて新鮮味もなく、これがロメロ作品でなければ全くのB級映画扱いされてもおかしくないクォリティーだった。 とにかく、メインとなる学生グループメンバーの行動がひとつひとつ愚かすぎて、誰一人全く感情移入できない。 唯一「教授」は深みをもったキャラクターだったが、生かし切れていない。また途中「納屋の主人」や「窃盗集団」のように、面白そうなキャラクターは出てくるものの、ほとんどストーリーに絡ませないのはもったいないことこの上ない。 お約束のグロシーンは、CG効果でより悪趣味になっている分、全く響いてこない。昔の手作り特殊効果の方が数段グロかったし、怖かった。 ラストシーンに象徴されるように、本作でも「一番怖いのは人間」ということを言いたかったのかもしれないが、それ自体言い古されたメッセージで、見おわっても何の感慨も残らなかった。 ロメロ監督は最初の三部作で止めておけばよかったと心から思う作品。[インターネット(字幕)] 3点(2020-03-11 15:44:38)《改行有》
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