みんなのシネマレビュー |
| スポンサーリンク
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
スポンサーリンク
2. パーフェクト ストーム 《ネタバレ》 たしかに荒れ捲る海の特撮は見事なものだと思う。けれどもそれだけだ。面白い作品とは正直言い切れない。物語の前半部分でかなりの伏線を作っているよう窺えるのに、それが全くと言ってよいほど活かされないではないか・・・。展開に結構期待していたのに、かなり肩透かしを食わされた気分になってしまう。嵐に本格的に遭遇してからの人物の葛藤というか感情描写は船乗り・陸の人とも実に乏しく、ただ波と必至に格闘しているだけの終盤には辟易してしまった。とりわけ最後の転覆~浸水~沈没まではあまりにあっけなさすぎて、がっかり。いい雰囲気の役者さんがそこそこ揃ってるのに、これまたがっかり。監督が好きなだけに、ますますがっかり。終わってみれば、がっかりの三重奏でした。4点(2004-12-09 15:06:48) 3. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ もう中心ネタも出尽くしてしまった感のあるシリーズ。随所に惹き付けられるアクション・シーンが盛り込まれ、無難なストーリーに無難な演出で出来映えに退屈はしないが、逆に強烈な印象は残らない。初期の作品においてショーン・コネリーが演じたボンドが醸し出していた独特のムード、製作年度ゆえの古さの中にも際立つような「味」を、やはり本作品からも感じとれないのが残念。ボンドがエレクトラを撃ち殺す場面は情報部員の非情な面を象徴するシーンではあるが、ソフィー・マルソーがさほど憎々しい悪人キャラといった雰囲気でなかった分、素手の相手(しかも美女だ)を自ら射殺したボンドの行為には、やや後味の悪さが残ってしまった。いいとこ・・・6点どまり。6点(2004-12-08 15:05:10) 4. スパイダーマン(2002) ストーリーは、まぁ普通に面白かったと思う。くらくらしそうになる街中ジャンプのCGもよく出来てるし、展開もそう退屈ではない。元がアメコミの看板作品をライミが今さらっていうか今どき製作するってことで、大ハズレの酷評もありうるのではないかと思ったけれど、蓋をあければいたってスタンダード。そういう意味では安心して観ることができる作品でしょうよ。ただ、ポイントの大きい肝心のヒロインがちょっと痛かった。なにが、どこがって説明に苦しむが私にとっては妙に痛すぎた。なんだかなぁ・・・このダメージを引きずってしまってマイナス。内向的ヒーローにペーソスが漂う点、やはりライミ風味にマッチしてます。5点(2004-12-04 18:46:52) 5. キャプテン・スーパーマーケット 第一作からのシリーズものということなんですが、ここまでくるともう別物っぽいです。前作(2)よりも笑えそうです。といいますか、ホラーのおどろおどろしさは無くなってしまいましたな。それを期待したらかなり寂しいかも。ともあれストーリーを述べたり細かく評論したところでどうしようもないというか・・・作品観てライミワールドが自分に合うか合わないかってところでしょう。そんな風にしか言い様がない感じです。くだらんと思う人も多いさぞ多いでしょうねー。ただ、怒りを覚えるような思想性の愚作でないことは確かです。なんも考えんと勢いでやっちゃっただけみたいなものではないでしょうか。完全に破綻をきたすハチャメチャとまでいかないあたりが絶妙。まぁ好みでハッキリ評価は別れそうですが、小生の場合このいい加減さが自分にとって良い加減でおもろい。随所に好みのギャグがちりばめられてるし・・・。B.キャンベル、いい味を出してて好きだなぁ。6点(2004-12-04 10:32:09) 6. 猿の惑星 戻って来たらば留守の間に世界を○○が「支配」してたというのは、今さらながら楽しい発想だ。で、言葉を喋るサルが人間を駆逐し、そのポジションがそっくり入れ代わってしまうという、まぁスゴイことなのだが、何かしら、ひょっとしたらいつの日か現実的にあり得るかも知れないぞ・・・と観る者に(ちょっとでも)思わせる点では、他の生き物(?)類にくらべてまだ説得力たるものを持っていると言えよう。何しろ突然変異した大トカゲやら巨大ゴキブリやら、いわゆる「核戦争もの/世紀末もの」によく登場してくる類いのキャラクターでは、馬に乗ったり銃を扱ったり、ましてキスをしたりといった、おおよそ文明的な活動、平たく言えば人間ぽい動きが出来るとは到底思えない。逆にトカゲ男が出て来たのではあまりにマンガチックになってしまう。その点サルは我々に近い(まぁ宗教観も含めて異論は多々有りましょうが)霊長類であり、知恵もあり、手先を有る程度器用にも扱える。少なくとも本作品を初めて観た時、幼い日の小生は「ひょっとしたら」と、そう思ったりしたものである。サルのメーキャップも凄いものだと感心したが、やはり何より最後の最後、テイラーが茫然自失する光景に出くわすところで、「ああ、そういうことだったのか・・・」と深く感じ入ってしまったことを最も鮮明に覚えている。このシーンに辿り着く必然が有ればこそ、いままでの流れが有ったのか、と。今でも最後のシーンを観る度、初めて鑑賞した時のラストに受けた強い印象を思い起こすことができる。行き着く先は破滅の他にないとされる人間。その存在を恐れ忌み嫌い、徹底排除を目論むオラウータンのザイラスの声は、人間以外のすべての生き物の声を代弁するものかも知れない。海辺に崩れ落ちた自由の女神の姿はあまりに象徴的だが、東西対立・核の脅威が声高に叫ばれた当時の情勢の中で生まれた強烈なアンチテーゼだと解釈している。8点(2004-12-01 16:35:37)(良:1票) 7. 続・猿の惑星 第一作が描き出した衝撃的な素晴らしさを、あらゆる意味で根こそぎスポイルし貶めてしまった見事な迷品。中盤以降の展開はあきれるほど面白くなくなる。劇中でどう意味付けされようとも、小生にとってミサイルをあがめる異能の地底人は笑える存在以外の何ものでもない。オリジナルの出来映えやストーリーを考えたら、続編をうみ出す必然など微塵もなかったはずだ。首をかしげる他にないような結末を思い返す時、ホントにわざわざ作らなければ良かったのに、意地でも儲けたかったのかと思えてならない。3点(2004-12-01 15:22:50) 8. クリムゾン・タイド 密閉された空間における一触即発の恐さと安全保障の脆弱さを巧みに描いた快作ですね。話が急展開するシーン、艦の指揮権移譲騒動などで、人間関係の「あや」が少々折り込み不足の感は有りますが・・・。指揮官と補佐役の意見が異なるのは、ある意味安全弁として正常な姿なのかも知れないなと考える一方、いよいよ究極の決断を迫られた時にどう対処するのか、対処できるのか。暗号文書の照合の場面に静かな緊迫感を覚え、なかなか印象的でした。それにしてもあの事件で、その後に指令部やら乗り組み隊員たちにはどういう処分が課されるのだろう・・・?去り行く艦長役のハックマンがずいぶん老けてしまっているのが少し寂しくもありました。6点(2004-12-01 11:30:24) 9. 世界が燃えつきる日 ストーリーも考証も何もかも、すべてにおいて突っ込み所満載、メッセージ性も皆無の特B認定は避けられない冥作。Bモノの良さとも言える、滑稽でお茶目な笑いのスペクタクルを期待してると、平坦すぎる展開で逆に一層痛いダメージを負う事になる。いくら古いと言っても何というお粗末な特撮。てか、あれは特撮と言える代物ではない。蠍の合成シーンなんざ憤飯もの。ゴキブリもそうだが、でかく見せればいいってもんじゃないってのに。さらに、核を使用した後の世界観の認識がべらぼうに甘いのが致命的。無知というか楽天的というか、御都合主義もここまでくると笑うしかない。目玉であったはずの装甲車もランドマスターとはよく言ったものの、とても走破に実用的な車両とは思えないし。ともあれ寒い。全編ぺったんこ。世界というよりは最後までつきあった観客が燃えつきる作品。3点(2004-11-30 11:23:46) 10. トゥームレイダー アンジェリーナを観ることだけが目当てでしたw。ストーリー展開は・・・あまりにありふれてるネタなので・・・まぁ仕方ないです。最後のサシの対決が、どうにもインパクトが弱いように思えてしまったのが残念。結構ハンドガンを上手に扱っていたナイスバディに4点献上。4点(2004-11-15 09:43:30) 11. ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド 最終版 もしも画竜点睛を欠いたが故の、ロメロ本人の手による「最終版」であればこそ正当に評価すべき作品に仕上がったであろうに・・・。そも、何ゆえ遡って手を加えるのか。まさに蛇足。あるいは改悪。4点(2004-11-15 09:25:25) 12. レインマン 感動と言うより考えさせられてしまう映画だった。レイモンドに対して自分が抱ける感情は所詮同情の類でしかない・・・自分は薄情者なのだ。しかし、こんな特殊な病気の兄貴が実際にいたらえらいことだと思う。たまらないだろうな、きっと。そしてその能力を知るや、やはりトム・クルーズと同じ様によからぬ?ことを考えることだろう。彼のように兄貴を理解し愛することができる自信はない。それにしてもダスティン・ホフマンの演技力には本当に恐れ入った。7点(2004-11-13 00:56:52) 13. スターシップ・トゥルーパーズ 何気なく観ていくうちに、おいおいこれって、と思ったらハインラインのあれだったとは・・・笑。小説の機動歩兵のメカニカルなイメージとはあまりに離れてはいたのだが、これはこれで肉弾戦の持ち味か?結構退屈しなかった。アンクルサムのWant Youじゃないが、徴兵が愛国昂揚と優越市民権の獲得という餌のもとに展開される。それを皮肉を込めて描き出している点は面白く、優等生的作風を敢えてきらって随所にわざとらしくB風味を出しているようで楽しい。わんさか湧いて出てくる虫は気色悪いの一言。思いの外、あれよあれよで最後まで観ちゃった作品です。6点(2004-11-12 19:18:55) 14. ユー・ガット・メール チャットでなくて、eメールでのやりとりっていうところが味噌ですな。 この二人に、例え部分的であったとしても、つい自分を重ね合わせたレビュワーさんも多いのではないかと・・・w んでも、結局、店は潰し(され)てしまったんだよね?おいおい、それでいいのかメグ・ライアン!5点(2004-11-12 17:05:34)《改行有》 15. プリティ・リーグ タイトルを聞いた時、また、マドンナが出演すると知った時は「どうせまた、話題性だけのしょーもない映画だろ」位に思っていたのだが、これが意外にも面白かった。なるほどいい作品撮ってる監督だもんね・・・。厳しい環境の下で健気に頑張る女性選手達の姿は結構感動モノ。国威高揚のため等といった理由ではなく、自分たちの為にという雰囲気に清々しさを感じた。限られた中で多くの出演者の個性が上手に生かされていた点は評価できる。トム・ハンクスも、案外良くはまっていたと思う。んで、やはりジーナ・ディビスはこういう颯爽とした役が良く似合うなぁ・・・少々お高くとまった表情がなんともいい。6点(2003-12-06 16:29:06) 16. ファイナルファンタジー 一番の稼ぎ頭を担ぐことに血道を上げ過ぎた結果がこの作品。莫大な費用をかけたもののホントにペイできず、社が傾いたっていうのも頷ける、そんな出来だと思います。ファン層の大半から顰蹙をかってしまっては、もうどうにもならないでしょうね。大やけどってとこなんでしょうか。3点(2003-12-04 17:56:35) 17. デイライト ストーリーはそれなりにまとまっているのですが、いかんせん脱出テーマの作品にしては緊迫感が希薄だった様に思います。間一髪的スリルが幾度も襲ってくるようなものではなかったし、かといって、ジワジワと追い詰められるといった雰囲気も強くはなかったし・・・妙に中途半端な感がありました。助かるシーンなんて、あまりにも間が抜けすぎてます。今回はどう超人的な暴れ方をするのか懸念されたスタローンの演技は抑えが効いていて、逆に結構よかったです。各位よりポセイドン・アドベンチャーが引き合いに出されていますが、作り込みの差は勿論のこと、人間心理・葛藤の描写といった面において、小生は全く比較にならないレベル(出来)だと思います。 5点(2003-12-04 01:16:41) 18. シックス・センス 《ネタバレ》 さてさて事前ネタなど一切知らずにBS放送に向かったのですが、案外退屈せずに観ることが出来ました。で、件の最後のところは衝撃って言うよりも「はぁ・・・そういうオチでしたか、なるほろー」って程度でしたけど。やっと悟ったブルースウィリス、要はおまぬけさんだったのですね(笑)。そう言えば確かに撃たれた後は少年以外とは話していなかったっけなぁ。手法としては有りがちなのかもしれませんが作り手に巧くはめられちゃった感は、ありです。その辺、皆様はあっさり見破られたのでしょうか?・・・で、小生は途中も結構ドキドキさせられたりしてる按配でありました。おいおい坊や、わざわざテーブルクロス(?)めくんなよー、わかってんだろ?出るよぉ、うわー絶対いるよーそこにぃ、みたいな感じで。判っているのに、すっとよぎる幽霊にギョッとしたり。単純に驚かされ易い性質なのでしょうか?けれどほんまに恐ろしかったのは娘に毒を食らわせてのうのうと現世に居座る鬼母だったりする辺りがミソか。にしても少年役の子供は抜擢されるだけあって、流石に演技が上手だなぁと感心してしまいました。ただ、少女の伝言を伝えたあと、何だか一気にふっきれたのか、妙に逞しくなり過ぎたように思えないでもないけど。・・・しかし、もし少年が医師に出会った際、その初っ端に「あなたは死んでるんだ」なんてことをブルースに告知してたらどうなったことやら・・・。逆に最初からブルースが死んでしまった設定で始めていたとしたらとしたら、やはり面白味もなく「ゴースト」みたいにわざとらしくなってしまったかもしれないので、むしろこれはこれで良しなのでしょう。そんなこんなでそれなりに面白かったので第六感だけに・・・6点を献上します←おそまつ。6点(2003-12-04 00:34:12) 19. ベスト・キッド(1984) 愛車のワックスがけの際、ついミヤギサンの言葉を思い出して手を怪しく動かしてしまう・・・。5点(2003-11-11 00:05:45) 20. 白雪姫(1937) これだけのフルカラー長編アニメーション作品が1937年に作成・公開されたという事実は驚愕に値する。そしてそれを実現させたウォルト・ディズニーはやはり偉大な存在だと思う。色鮮やかに展開される物語は大人から子供まで、観る者それぞれの視点でストレスなく楽しめる。白雪姫や七人の小人、それに森の動物たちの生き生きとした表情・仕草が実に素晴らしい。素直に感動できる秀作。8点(2003-11-09 00:45:34)
|