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プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  アラジン(2019) 《ネタバレ》  アニメ版の『アラジン』ってアタシ的にはそんなでもないのよね。  何が悪いって、ロビン・ウィリアムズのジーニーが、アメリカローカルネタ、時事ネタに偏っていてディズニー作品としての普遍性に欠けた映画って感じで(今見たらジーニーのネタ部分って明らかに古びちゃってるでしょ?)、その上にロビンらしいウザいキャラで。アレをちっとも愛せなかったので作品的にもあんまり。  『ホール・ニュー・ワールド』はディズニー作品の中で最も好きな歌だし、ジャスミンは二番目に好きなプリンセスだけど。  で、今回の実写化もそんなに期待してなかったのね。アラジンとジャスミンはパチもんみたいだし、ウィル・スミスはまんまウィル・スミスだし。世間で『ホール・ニュー・ワールド』流れ過ぎで有難味なくなっちゃってるし。見るのはディズニー好きとしてのノルマ?みたいな。  ところがこれが大傑作。  映画はアラジンとジーニーのバディムービーになって、二人がジャスミンのために頑張る、みたいな。ジャスミンの存在を大きくして、むしろアラジンはジャスミンをフォローするような立場、女性の地位向上を描く、それは最近のディズニーらしさが出てるワケだけれども。  ジャスミンの役割を大きくしたために『ホール・ニュー・ワールド』のシーンがオリジナルよりもっと重要な意味を持って、めちゃくちゃ感動。  一方でジーニーをアラジンの「友人」としたことでクライマックスは大きな感動を呼んで。もう座席の両側のおねえさん達と揃って泣いたわ。  明らかにマサラムービーの影響を受けてるミュージカルシーンの煌びやかさの一方、意外にアクションにあまり重きを置いてないのは潔いわ。延々アクションシーン見せ続けたところで、ストーリー停滞させちゃうだけだものねぇ。  ジーニーはウィル・スミスから抜けてないけれど、ウィル・スミスならではのジーニーになってるし、ウザさは最初の方だけだし。メイン二人のパチもん感も最初だけだし。ジャファーはちょっと若過ぎじゃない?って思ったけれど、役柄的(野望の内容的)にはあのくらいのトシの方が合ってるのかもしれないしね。  ディズニーの実写化や続編って保守的過ぎたり、逆にオリジナルを破壊、冒涜しちゃってない?って状態だったりする場合があるのだけれど、ワクワクもキラキラもドキドキも感動もパワーアップして、今回は本当に上手くバージョンアップできましたね、って。  見ている間、ディズニーが好きで本当に本当に良かったって幸せ感に包まれてたわ。[映画館(字幕)] 10点(2019-06-09 20:37:58)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》

2.  ズートピア 《ネタバレ》  「みなさん、ディズニーはここまで来ましたよ」って感じ。  ジュディがとっても可愛くて。もふもふで、表情豊かで、鼻をヒクヒクさせるところなんか本当に愛らしく。CGでここまで生命を与えられるんだねぇ、ってその技術力に感服。もうジュディ眺めてるだけで満足な映画。  ・・・なのですが、ちゃんと映画としてしっかり作られています。物語は新人警官と詐欺師のバディもの。お互いに騙し騙されながら連続失踪事件の謎に迫ってゆく、その意外なまでにちゃんとした(子供向けになんとなくお茶を濁しました的な安直さのない)面白さ。幾つもの伏線がきっちりと回収されてゆく脚本が気持ち良いです。  そして、その根底に流れるシリアスなテーマ。差別が生まれる背景が描かれ、差別意識を植え付ける事で危機感を煽り世論をコントロールする危うさが描かれ、それを乗り越えてゆく道までもが示されて。これは社会派ディズニーアニメーションなのです。  だけど、難解な部分は何も無くて。そこに描かれるのは小さな子供でも存分に楽しめる、夢とワクワクに溢れた世界。『シュガー・ラッシュ』や『ベイマックス』同様、スクリーンの端から端まで意匠が凝らされ、その色彩、情報量に目が回ります。登場する動物達の個性、動物達の暮らす世界の独創性、映画の中に入り込んで魅了されるひとときが過ごせます。  一方で、もちろん映画やディズニーの過去作品にうるさい人達向けのネタも多数仕込んであって。  全ての世代を楽しませる映画。矛盾だらけになりそうなこの難題を圧倒的な数の創造力によってクリアしてみせる、今のディズニーにはそれだけのパワーが溢れているという事を実感させてくれます。  作品に流れる膨大なクリエイターの血、その力には頭が下がる思いです。[映画館(吹替)] 10点(2016-04-24 23:24:55)(良:4票) 《改行有》

3.  アナと雪の女王/エルサのサプライズ 《ネタバレ》  『トイ・ストーリー』『カーズ』『ラプンツェル』同様、ディズニー&ピクサーものの続編短編のパターン、他愛ないドタバタコメディ。なので点数は本来5点くらいのモンです。  『とびら開けて』のエルサ&アナ版みたいな構成で新曲『パーフェクト・デイ』に乗せて(日本語吹替版ではちゃんと松たか子&神田沙也加のデュエットが聴けます)お馴染みの人々、お馴染みの場所が目まぐるしく次々と登場、でも基本はエルサとアナがただひたすらイチャイチャしてるだけ。  だけどそこがいいの。その後の幸せそうな二人を見られるだけで、うふふあははしてる新たなエルサとアナの姿に触れるだけで、ファンはどれだけ幸せを共有できる事でしょう?  束縛から解放され暴発状態なエルサのはっちゃけっぷり、デレっぷり、ドジっ娘っぷりにアナと共にきゅんきゅんしてナンボ。  新しい歌、可愛い夏服、可愛い新キャラ、あの人、あの場所、あの生物の気になるその後・・・見たかったものが7分の中にぎゅっと(ほとんど二次創作ノリで)詰まってます。唯一の不満と言えば、短すぎって事。  ・・・・・・まあ、今回は『シンデレラ』のオマケみたいなモンだし本当は点数付ける事の意味があるかどうかも判らないレベルなんですけど。でも『アナと雪の女王』にいまだめっちゃハマっちゃってるしね。  って事で次回の続編長編は今回のノリでエルサとアナが延々いちゃいちゃするのを『東京裁判』くらいの上映時間で見せてくれればそれでいいっす(無茶)。[映画館(吹替)] 10点(2015-04-28 21:58:00)《改行有》

4.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 《ネタバレ》  予告編の印象から、もっとバカっぽい映画かと思ってたらとても熱く燃える映画でした。  まるで統一感のない魑魅魍魎状態のキャラ達が支離滅裂、ドタバタなところから銀河を守るって共通の目的でぐわーっとまとまってゆく、その熱さ。  アライグマとか木人間とか、ネタにしか思えないじゃないですか。だけどこれがちゃんと熱いの、感動させるの。  主人公にしても、冒頭の母に対する想いがちゃんとクライマックスからラストで回収されて、カセットテープに収録された全編を彩る懐メロの意味にも感動して。  VFXを駆使した燃えるシチュエーションの戦闘シーンもたっぷり、飽きさせるようなヘタな脇道もなく、混ざり物だらけのように見えながらとても純度の高い娯楽映画なのでした。  こういう、作ってる人間が「こういうのがやりたいんだ!」っていうのがハッキリ見えてくる映画はいいなあ。 【追記】4DX版見てきました。やっぱりドッグファイトとの馴染みは最高です。画面に合わせて前後左右にガンガン揺さぶられる状態は臨場感抜群で突入シーンでの盛り上がりがこれ以上無いってくらいな高揚感。一方で格闘シーンなんかは微妙かも。三人称視点のもの1つ1つに衝撃を与えてる状態ってワリと不自然。水や風はそこそこ、光や煙の演出は蛇足っぽく、シャボン玉は上手く画面に合って。でも、何と言っても「泣かせる揺らし」があるのがこの映画での4DXの最大の特徴かも。『スター・ツアーズ』にだって「泣かせる揺らし」ありませんものね。[映画館(吹替)] 10点(2014-09-14 19:46:45)(良:1票) 《改行有》

5.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》  子宮とか胎児とか(へその緒付き)生命の誕生とか、せっかくそういう事を得意気に書いてやろうと思ったのに、既に町山さんがパンフで書かれていてガッカリだ(笑)  なので違うアプローチ。  シリアスな物語であり、かつ短い上映時間の中に芸術性がきっちり折り込まれている映画なのですが(再生の物語をサンドラ姐さんが好演しております)、同時にアトラクション映画としても非常にポイントが高い作品になっています。  『宇宙戦争』でトライポッドの攻撃から車で逃げるシーンや『スター・ウォーズEP3』冒頭のコルサント上空の戦闘シーン、あるいは『クローバー・フィールド』の手持ちカメラが捉えた日常と非日常が完全に繋がったシーン、それらを更に超える映像的な高揚感がこの映画には溢れています。要は「それ一体どうなってるの?」ってすっごい長回しがあったりするわけで。  キュアロン監督の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』でカメラが鏡の中の空間を出入りしたように、今作でもカメラは自在に動き回り、更に3Dと立体音響によってスクリーンと客席との隔たりを限りなく減らし観客を作品空間へと誘います。  91分間、座席にしがみついて目は画面に釘付け、それはもはや映画というカテゴリを超えてアトラクション感覚。実はお正月映画らしい見世物映画。  なので、なるべく大きなスクリーン、いい音響の劇場で見る事をお薦めします。いや、音響はいい悪いはともかく大ゲサなくらいウーファーぶいぶい言わせてるようなハコが好ましいです。そういう作りの映画なので。  「IMAXのいちばん前の席で見て正解!」(木場ですが。川崎のいちばん前はスクリーン近過ぎてお薦めできませぬ)みたいな、私のようなバカも大満足の逸品でございました。[映画館(字幕)] 10点(2013-12-13 22:00:22)(良:2票) 《改行有》

6.  スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 《ネタバレ》 くだらねー! マトモなシーンがまるっきりない、最初から最後までロクでもないモンが連なってるだけの映画。ユニバーサルのロゴが荒いドット絵、ファミコンのPSG音源みたいな音楽で幕が開ける時点から、この映画ヤバいでしょって。でも、こっちの予想を上回ってメチャクチャ。頭の悪そうなバカロック青春映画が突如として対戦格闘映画へ転じる上にマサラ、カンフー、超能力乱れ飛び。どう見てもダメな主人公が何故か女にモテまくっててバンドやっててしかもとても強いっていう、リアリティの欠片もない、ダメなヤツの妄想が暴走してるだけの状態。テレビゲームがメインとなる大量のネタはひたすら同族に対するウケ狙いばかり(「今のSEはメジャー過ぎて逆になんだったか思い出せない・・・『マリオ』のコインじゃなくて、えーと、あ、『ソニック』のリングだ」みたいな事を考えてるうちにどんどん先に進んじゃう)。自分でもよくやる、人生をゲームに例えて(え?フツーやらない?ほら、経験値積んでそろそろレベル上がったかな?とか)、そこから何らかのメッセージを発信するかと思いきや、なんやの?1upしたのでやり直し可とか。最初から最後まで映画として物語やシーンやカットがちゃんと流れてはいません。『エンジェル・ウォーズ』もそうなのですが、行くところまで行っちゃった、抑えなんてまるで効いてないリビドー暴走映画。本当にダメな映画。で、そのダメさがぴったりフィットな人間にとっては限りなく甘美な世界である訳でね。『ソウルキャリバー』や『モータルコンバット』等のゲームだけでなく、昔のテレビ版『バットマン』から韓国映画やら中島哲也監督作品やら『(500)日のサマー』やら『マクロスF』あたりまでいっぱいのアレコレを思い出しちゃニヤニヤする、傍から見たらキモチ悪いだけな集団自慰映画。悪いっちゃ悪い。でも仕方ない。[映画館(字幕)] 10点(2011-05-02 17:40:30)(良:2票)

7.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 アメリカ製アニメにどんどん10点付けていったら、どんどん点数に説得力がなくなってしまいますが、本当にどれも大好きなんだから仕方ないっす。今回も最高。ディズニーのステキがいっぱい詰まった正統派ディズニーアニメ。ディズニープリンセスものとして全くブレのない、確固たる表現に満ちた世界にウットリ。CGのラプンツェルに与えられた生命の、なんと魅力的な事! それはもちろんモデリングとか表情とか声とかに因る部分も大きいのですが、彼女の魅力を端的に見せる演出、例えば呪縛からの解放の悦びと自責の念との反復をユーモラスに簡潔に描くシーンから彼女の人となりが存分に溢れだしていて、上手いなぁって。映画は未来への解放の物語、映画のシンボルとも言えるあの美しい髪が、実は彼女を呪縛するものとしての象徴で、彼女を解き放つための選択は、ちょっとアダルトな暗喩だったりもしますが、元々『白雪姫』や『アリス』にも存在するものですから、そういう意味でもディズニーとしての正統派と言えるかもしれません。適所に配置された魅力的なキャラクター達に正統派の音楽(ディズニーアニメの音楽って、ややパターン化され過ぎている感はありますが)にもスキはありません。お城をバックに無数のランタンが空に舞うシーンの夢のような美しさにディズニーのアイデンティティが凝縮されていて、「これぞディズニー」と感激すると同時に、大地震で休止しているTDRの事を思い出し(去年、お一人様で3回行きました)、大地震・津波の被害を思い出して、なんだか心が痛い、切ない映画鑑賞でもありました。[映画館(字幕)] 10点(2011-03-29 22:32:25)(良:2票)

8.  ヒックとドラゴン 《ネタバレ》 卑怯だわぁ。あのドラゴン、まるでネコじゃん。ネコ好きのハートをがっちりキャッチ!みたいな。ヒロインはツンデレだし、クライマックスは怪獣映画だし、ビジュアルは良いし、3Dの効果とあいまって鳥肌が立つような飛翔感だし。色々と卑怯過ぎて降参。お話はオーソドックスな少年とモンスターとの出会いパターンですが、盛り上げ方が大変に上手いです。ドラゴンと共に大空に舞い上がる瞬間、ヒロインの心が転じる瞬間、そして絶体絶命の危機から反撃に転じる瞬間。待ってました!とばかりにバーッと盛り上がるキモチ良さ。その、魅せるCGっぷりは、ピクサー作品をも凌駕する至福の美しさに満ちております。一方で、主人公が最初にドラゴンを傷付けた、その報いのように同じ状態になって物語が閉じるのは、戦う事の痛みを描いていて、ちょっとビターな切ない余韻も残します。情感を持たせながら無駄なく組み上げられた見せ場の数々、一級のエンターテイメントを送り出してきたハリウッド産だからこそ到達できた、至高の娯楽アニメーションでした。【追記】この映画の虜になって回を重ねて結局57回。公開日にこのレビューを書いた時には、自分の中でここまで大きな存在になるとは思ってもいませんでした。映画オタク歴35年半にしてベストワン更新しました。[映画館(吹替)] 10点(2010-08-07 14:20:05)(笑:1票) (良:3票)

9.  コララインとボタンの魔女 ああ、もう本当に素晴らしいです。1つ1つのデザインがうっとりするほどに美しく、あるいは醜く、それはまるで「甘美なる悪夢」。扉が1つ開くごとに、幕が1つ開くごとに広がる摩訶不思議な世界にワクワクしっ放し。コマ撮りアニメの作り出す小さく閉ざされた世界は光と闇と色の奥行きを得て、記憶の底に眠る暗いけれども心地良い何かが呼び起こされるような感覚を味わいました。孤独な少女コララインの心象を映す3D世界はあまりに芸術的で、だけどキチンと娯楽映画な一編、文句なしの10点です。[映画館(吹替)] 10点(2010-02-19 14:41:43)

10.  モンスターVSエイリアン 私のこれまでの人生、いろんなものを諦めて、いろんなものを捨ててきて、残っているものなんて思い出ばっかりで。そしてその思い出の中にたっぷり詰まってるのがオタクなモノで。テレビで土日の昼間に見ていたいろんなB級映画。東京12チャンネルの『キッドボックス』や『まんがのくに』で見た海外アニメ。東宝や大映の、いっぱいの怪獣映画。SF海外ドラマ。たくさんの国産アニメ。ハリウッドの娯楽映画。そして、大好きなスピルバーグ。今はみんなに感謝したい気持ちでいっぱいです。そして、まるで私のたっぷりの思い出で彩ったような、懐かしさと楽しさとワクワクしたキモチでたっぷり溢れた、この映画を世に送り出してくれた人々に。ありがとう、ありがとう。ありがとう。[映画館(吹替)] 10点(2009-07-12 17:37:52)(良:1票)

11.  ウォーリー 《ネタバレ》 自分にとってこれは切なさ悲しさに支配された映画で、ゆえにラストの救いまで含めてなんて純粋なラブストーリーなんだろう、って。楽園の支配者としてのデウス・エクス・マキナ、堕ちた楽園で人を導くアダムとイヴ、そういう判りやすい引用を俯瞰するのはたやすいのですが、それよりもデジタルの中に宿るキモチ、ココロというのがとても胸に迫ってきて、みんなの笑いどころが自分の泣きどころになってしまい。この世界から失われた純愛が宿る場所、それが道具として作られたウォーリーとイヴの元だった、っていうのは、もう考えるだけでとっても切ないです。生の歓びもまた二人の間にだけ存在していて、それは皮肉や郷愁と言うよりも、今現在急速に失われてゆくものに対する悲痛なメッセージのように思えます。壁画からスーラ、ゴッホに至るエンドクレジット部分に込められた再生のイメージと共に、マシンの目を通して環境の保護と人間性の復興を訴えている映画ではあるのでしょうけれど、私としては孤独で美しい二人の純愛の物語として強く推したいです。数百年の孤独を、ウォーリーは実感してたんですよね。そしてイヴは「孤独」を理解してしまう・・・ううー、思い出しても泣けます。[映画館(字幕)] 10点(2008-12-07 22:11:43)(良:2票)

12.  僕らのミライへ逆回転 《ネタバレ》 小学校のお楽しみ教室で演じたダンボールの怪獣ワールド。まだまだ小さなブルース・リー達。コタツの上に築かれた都市に巻き起こる大災害。なんで映画を見てるの? なんで映画が好きなの? その、忘れかけてた本当に基本中の基本の部分を思い出させてくれる映画でした。劇中のインチキでデタラメな映画達は、だけど映画が大好きで映画に対する愛を抱いていたら、爆笑と共に涙なくしては見られない世界。そこに容易に自分を見つけ出す事ができます。物語は時代に呑まれて消えてゆくものに対するノスタルジーが基本になってはいますが(『ゴーストバスターズ』のヒロインが、『エイリアン』の英雄が、悪役にならなければならない、その非情さをシニカルに描いたりして)、ジャック・ブラックのクドさも下品さをも内包して結果的に到達したのは今、この時代の『ニューシネマパラダイス』。私達は私達の『ニューシネマパラダイス』を獲得できた事を喜ぶべきなのでしょう。必見です。あ、いや、「必見です!!」くらい必見です!![映画館(字幕)] 10点(2008-10-29 20:27:01)(良:1票)

13.  グラインドハウス(U.S.A.バージョン) 《ネタバレ》 ※『グラインドハウス』各単体レビューを引上げて書き直します※ 全部まとめて場末のB級映画館、っていう映画です。『マチェーテ』の流血!おっぱい!アクション!バイオレンス!なB級さ加減、『ナチ親衛隊の女狼』の悪ノリ、『ヘルハウス』だろ!みたいな『Don’t』の怒涛の押し、『感謝祭』の限りなく正統派に見えるけど絶対どっかズレてる可笑しなノリ。そんなフェイク予告編に彩られ、住む世界は違えど昔の名画座体験のニオイを笑いと共に甦らせてくれる一方、長編の方はと言うと。『プラネット・テラー』はフィルムの痛み具合が激しく(わざとですが)、リール消失って事で物語もきちんと繋がってなかったりするのですが、バカくさいB級ゾンビ映画をワリと普通に再現してみました、みたいな。ヘンなキャラが大挙して登場するあたりがロドリゲス印ではありますけど、どうも私はロドリゲスのノリというのがあんまり理解できなくて、退屈なホラーを見てるフツーな感じで、クライマックスでやっとチェリー大活躍ってところでなんとか「ウハー!」って。ブルース・ウィリスやタランティーノの悪ノリ、常連キャラいっぱいという内輪ウケ部分は楽しめました。その点、タランティーノの『デス・プルーフ』はガンガンでしたね。前半のダラダラなノリがやっぱりタラちゃんだねぇ、と思ったら、こってり描いた女の子達をあっさりざっくりびっくり退場させちゃって、え?ええ?って唖然としてると、はいはい次の獲物ですよ~、って。今度は延々と続く映画ヲタ話にあははと笑っていると再び・・・あああ・・・え?えええええ?ぎゃはははは!みたいな(何書いてるんだかちっとも判らないですね・・・)。あんなにオチに愕然となった映画も珍しいです。タランティーノはB級ノリを描きつつもしっかり自分のモノとしてましたね。それぞれの点数は『プラネット』6点、『デス・プル』9点ってところですが(単体でレビューした時と点数違ってますが、細かいコトは気にしない)、頭からお尻まで1つの作品ですよ、って捉えた時に10点。なので分割して上映しちゃうのはどうなのかなぁ・・・。だってこれは、タランティーノとロドリゲスの『ニューシネマパラダイス』ですからね。って、イヤな『ニューシネマパラダイス』だなぁ、おい、という意見も多々ありましょうが。なんか臭ってきそうだし。[映画館(字幕)] 10点(2007-09-14 22:59:41)

14.  素晴らしき哉、人生!(1946) 見ていて「そうかぁ、この映画が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(特にPART2)や『セカンド・チャンス』の元ネタで『グレムリン』の中でテレビに映っていたヤツね」と。アメリカ人にとってはスタンダードな映画なんですね。えーと、この映画はご都合主義に溢れ、甘く、一方的な価値観を押しつけているようにも思えます。でも「現実はこんな上手くはいかない、世界の現状を見よ」と叫んで何もしない、できない状態に閉じこもるよりも、この映画を目指すような生き方の方がステキじゃない?って、そんな事考えてました。自分がもしこの世の中に生まれてなくても、多分この映画のような変化はないでしょう。でも、何の価値もなく死んでゆく人生なんて、つまんないしね。数々の出会い、刻み込んできた経験、それらは全て無価値でした、そして他の人の人生も等しく無価値です、そんな風に諦めた世の中になっちゃったら、それは凄く恐い事で、でも現実にそんな風潮に流れがちなのも事実ですし。SMAPの歌にありましたよね、「好きな映画や好きな音楽とかに影響され過ぎて今を見失うなよ」って。でも今ある現実を見つめるだけではなーんにも始まらない、悪くなっても決して良くはならない、映画の影響であってもそこから理想に少しだけでも前進できる生き方が大切なのだなぁ、と思う私でした。この映画を愛するスピルバーグの『ミュンヘン』を見た上でこの映画を見る、これお勧め。っていうかレビューになってないかな・・・[DVD(字幕)] 10点(2006-03-04 02:04:36)(良:1票)

15.  ティム・バートンのコープスブライド 《ネタバレ》 文句ありません。素晴らしい映像表現にウットリ。死者の花嫁が垣間見せるダークな美しさ、そして彼女が負った悲劇を存分に堪能させて頂きました。「チャーリーとチョコレート工場」で、いまひとつピンと来なかったモノがここにはありました。それは映像の完璧なコントロール。「チャリチョコ」の作り込まれた世界に垣間見えた現実に引き戻されるようなスキマ風、ここにはそれが入り込む余地などありません。アニメーションは1から10まで世界の総てを作ってゆかなければならないのですから。命ある者の世界と死者の世界のトーンが本来のイメージとは逆転している描き方、束縛と開放によって対比されてゆく物語の構造など、見るべきところは沢山あるのですが、何よりティム・バートンのダークな色調が純化されて表現されている映像こそがすべてのキモなのでした。もしかするとティム・バートン本人以上にこのアニメーション監督と美術監督はティム・バートンの色を理解しているのかもしれません。[映画館(字幕)] 10点(2005-10-26 22:32:33)(良:1票)

16.  宇宙戦争(2005) スピルバーグ大好き!なクセに最近はどうもノレなくて、「ターミナル」も見逃しちゃってたり。今回の映画にしても、題名が発表された時点ではめっちゃ期待!って感じだったのに、入ってくる情報に、なんだか段々不安になってきちゃったり。・・・で。最高です!コレ! 私の中のセンサラウンド精神(なんだそりゃ)が久々に胸の中でぐわんぐわん高鳴って、映画を見てる間、その恐怖のスペクタクルに、ずっと「これよ、これなのよっ!」とキャーキャー喜んで恐れ慄いておりました。本当にセンサラウンドを彷彿とさせる音響効果によって存分に描かれる、圧倒的な破壊と、それを前に、ただ逃げ隠れするしかない人々の姿。ダコタたんの存在ゆえに弱き者の視点で体験させられる物語に終始ハラハラ。「あー、こわいこわいこわい~!」というのが快感になっちゃったりして、映像のハッタリ屋スピルバーグ、久々の面目躍如。最近のスピルバーグ映画はカメラワークが雑でしょーがない、って感じなんですけど、今回はぐるぐる回る長回しとか、日常~非日常、水上~水中などの縦移動の妙など、嬉しくなるよな映像たっぷり。スピルバーグ初のパニック映画と言える世界に私は思わずスクリーンに向かって「よっ!待ってましたっ!」と声かけそうでしたよ(まあ、かけたらアホですが)。それにしてもスピルバーグは、つくづく地べた派の人なのだなぁ。空を渇望しつつも、どうしても地べたに根を降ろしちゃう人。飛躍した世界よりも日常の視点から話を広げる方がいきいきしちゃう。かくいう私も、映画の好みは地べた派、なんでしょうね。[映画館(字幕)] 10点(2005-06-30 13:22:40)(良:2票)

17.  Mr.インクレディブル 《ネタバレ》 リアルからは程遠い、デフォルメされたキャラクターがすっごく魅力的なのは、やっぱりピクサーがCGの使い方というのを知り尽くしているからなのでしょうね。CGアニメによくあるリアルなモデリングのキャラクターは、人じゃないモノが人間っぽく動いてる時点で「コワいよ」って感じなのですが、この映画ではデザインがシンプルに記号化されていて、だけどそのシンプルさがとっても的確に個性を表していて。Mr.インクレディブルの極端に足が短くて巨大なボディも、夫人の細い体に妙に張り出して丸い腰とお尻も、ヴァイオレットの顔半分隠れる髪も、ダッシュのオールバックの髪も、ジャック・ジャックのまんまるな頭とちっちゃな体も、ミラージュのつり上った目も、そのキャラクターをごくごく簡単に説明してくれるています。実写だと記号化された表現って避けるべきなのですけれど、CGやアニメって記号化が重要なポイントになるんですよね。アニメって、その記号化が従来あるものに依存する「お約束」の表現って形で行われる場合が多いためにダメな場合が多いんですが、この作品はあくまでこの映画のための的確な記号。演技では、人間に敵うハズもないのですから、記号の個性って重要。さて、もはや安心ブランドと言った感もあるピクサーアニメですが、伏線の張り方、構成の仕方が「どうすれば見ていて気持ち良いか」ってレベルまで計算されていて、本当に心から楽しめます。初期作品に見られた閉塞感もなくなって、どんどん広がってゆく大作世界もきっちりと手抜かりなくまとめ上げられ、見終わっていっぱいの充足感。そして後に残るのは愛すべき家族の姿。シンプルにして大切な人のカタチ。また、同じ日に見た「スカイキャプテン」同様、レトロフューチャーの匂いを色濃く漂わせていて、これまた激しくツボではありました。もっとも、ナンと言ってもいちばん深~く焼きついたのは、インクレディブル夫人の魅力なんですけどね。すっごいセクシーに思えてしまうのは、私に元々アメリカ漫画映画萌え属性があるからなのか、それともピクサーの実力、ってヤツなのか・・・(あ、「モンスターズ・インク」の一つ目ヘビ頭のセリアにすら魅力を感じてしまう私なので、ピクサー萌えってヤツかな?)。[映画館(字幕)] 10点(2004-11-27 21:51:57)(良:1票)

18.  ライトスタッフ 《ネタバレ》 んー、実は日本公開版は30分ほど切られていて、後のLDやDVD版の方が長かったんですけど、10点評価は日本公開版に対して。完全版の方は、クライマックス前に来るテキサスの部分が長過ぎでダレて1点減点って感じです。さて、この映画はアメリカのフロンティアスピリッツや宇宙開発の歴史の側面よりも、夢に賭けてゆく男達の姿がなんとも楽しく、美しく、そして感動的でした。命の危険を省みずに突き進んでゆく男達と、それに翻弄される女達。あまりに有名なテーマ曲に乗せて男達の夢が軌跡を描いてゆくラストシーンに、あーいいモノ見せて貰った~、と大満足で劇場を出たものです。そうそう、70ミリ版の音響はもの凄い状態で、その効果も重要なポイントでした。[映画館(字幕)] 10点(2004-01-18 15:30:18)

19.  ファインディング・ニモ 《ネタバレ》 ピクサーの映画はどれも好きなのですが、これは自分の中で別格になりました。美しい海の景色、海洋生物の姿にも魅了されたのですが、それ以上に何故かドリーが大好きになってしまい(なんとなく自分にシンクロするところがあるよーな・・・)、ひたすら彼女を中心に見ておりました。なので彼女がクライマックスで落胆したマーリンに向かって叫ぶシーンでは涙涙。さすがに、魚にこんなに感情移入したのは生まれて初めてですわ。そして、その後の怒涛の展開。おじさん、最近涙もろいんだから、カンベンして~な、って感じでした。普段、ディズニーアニメにもピクサー作品にも、物語世界の広がりが薄いのが欠点、と感じていたのですが、このちっちゃな魚の冒険物語は広大な舞台と様々なキャラクターによって、その欠点を克服していたと思います。凄いCGの映画、ではなくって、もはやCGである事なんか一切忘れて楽しめる映画でした。[映画館(字幕)] 10点(2003-12-16 22:58:43)(良:1票)

20.  チャーリーズ・エンジェル(2000) おバカがボンクラの魂をひっ下げて怒涛の勢いで突進してくる映画に、私がナンの不満を持つでしょう? これはおバカが巻き起こした奇跡の映画です。おバカの神様が降臨なされたのです! さあ、みなさん、この映画を教典として崇め奉りましょう。おバカはあなたと共に!!って誰もついてこなさそ~。[映画館(字幕)] 10点(2003-12-10 23:30:02)(笑:3票)

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