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1.  第9地区 《ネタバレ》 今までのあらゆるSF映画のエッセンスを注入したうえで敢えてB級路線を選んだもう1つの『アバター』。人間社会に対する皮肉、戒めが込められています。低予算ながらいきなりPOV手法で始まる回顧形式の物語から異星人の「敵」であった主人公が己のために異星人と手を組み人類の「敵」となる姿は悲哀に溢れている。新味に富んだ新しい映画だと思います。低予算ながらヨハネスブルグのスラム地区という設定や冴えるウェタ・デジタルのVFXなど製作者はマジで作ってる様子が清々しい。続編を匂わす終わり方をしましたが運命にあがなえなかった主人公が見せる最後の人間愛が切ない。[映画館(字幕)] 7点(2010-05-14 01:07:49)(良:1票)

2.  2012(2009) 《ネタバレ》 見ろ!人がゴミのようだぁ!!と大佐が大喜びされそうな大スペクタクル映画。これだけの映像を用意すれば脚本なんてどうでもいいです。そもそもエメリッヒ監督に人間ドラマなど求めちゃいません。けど劇場内は結構泣いている人がいたっけ。さて、これまで宇宙人襲来やらマンモス大暴れやらで地球を壊し続けてきたエメリッヒ監督が満を持して投入してきた史上最大の地球破壊映画。こんな大スケールかつエグいディザスター場面を見せられては今後は災害パニック映画は作りにくくなっちゃいますね。映像と音響で満腹になったので細かなことは言いたくありませんが、チベットの描写が滅茶苦茶すぎて失笑でした。チベット人を中国人が演じていたり、お婆ちゃんが鶏を屠殺するなどチベットに対するリサーチが足りなさすぎ。せっかく唯物現代文明とチベット仏教という対照的なモチーフを用意したにも関わらず残念です。チベット寺院になぜ日本の梵鐘があるのかと小一時間…。まあエメリッヒは「いいじゃん楽しければ」とか言いそうでもうあきらめてます。そんなエメリッヒ映画が好きです。Good(ロシア訛りでネ)![映画館(字幕)] 6点(2009-12-11 02:19:51)(良:1票)

3.  スペル Raimi is back!! おかえりなさい、サム・ライミ監督。やっぱりあなたはコッチの人間です。素晴らしい(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2009-11-21 02:21:41)

4.  ターミネーター4 《ネタバレ》 人類VSマシーンの宿命の対決を描いたシリーズ第4作。今回は成長して抵抗軍を率いることになるジョン・コナーと若きカイル・リースとの出会いを焦点にしてプロトタイプターミネーターらとの壮絶な戦いを描いていく。一言で言えば旧作に対する愛情が溢れんばかりに詰め込まれた本作。1作目と2作目につながる演出やファン泣かせの場面がてんこもりにされており、旧作に対する思い入れを感じにくかった3作目とは大きく異なる雰囲気を見せます。カイルはあのお約束の台詞を発するし、モトターミネーターをおびき寄せるときにラジカセから流れる音楽はアレ。そしてスカイネット本部でついに姿を現す最新型ターミネーターのあいつ!!ダダッダッダダン!!をバックに生足が見えたときは本当に嬉しかったです。あの一連の場面は2作目へのオマージュだし、最後の武器はなぜかいつも鉄棒というのも憎い!意外に不評なようですが心ゆくまで楽しませてもらいました。ブラッド・フィーデルを意識したダニー・エルフマンのスコアやリンダ・ハミルトンの出演、クレジット冒頭に出るスタン・ウィンストンへの弔辞などこれまでの作品への敬意を感じた作品でした。さあ次回作「エピソード5 スカイネットの逆襲」がこれから楽しみです。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-24 21:06:47)

5.  天使と悪魔 《ネタバレ》 荒唐無稽な設定を、舞台と音楽と宗教モチーフを巧みに使って見せきる力技の快作。その強引さはマイケル・ベイもびっくり。ヴァチカンとローマが舞台のオリエンテーリング大会を映画化!というおもむきは面白いです。現代版『ローマの休日』ともいえるローマ観光案内編。 システィーナ礼拝堂にカセルタ宮殿が使われています。やっぱりこの内容じゃ教皇庁の許可はおりないよね…。そこで気づいたこと。ユアン・マクレガー→オビ=ワン・ケノービ→スター・ウォーズ→ナブー→カセルタ宮殿→ミッション・インポッシブル→ヴァチカン!!これ、マニアックな共通項ですけど狙ったんでしょうか??? スカルスゲールドがキャスティングされているのが個人的にツボです。スイス人には見えないけど。ともあれローマに行ったことがある人なら大いに楽しめる娯楽大作ですよ![映画館(字幕)] 7点(2009-06-21 00:51:24)《改行有》

6.  デジャヴ(2006) 全く予備知識なしで観ました。結論から言って一切の情報をシャットアウトして観ることをおすすめします。冒頭の大迫力の爆破事件で幕を開けるサスペンス×SFストーリーを巧みな脚本でまとめあげています。しかもそれをトニー・スコットが渾身の力技で映像化し、見る者に息をもつかせぬハイテンションストーリーとして投げ込んできます。このパワー溢れる映像とストーリー展開の見せ方の巧さは秀逸。物語のピースが徐々に揃ってくる快感とハラハラ感、映画の醍醐味を味わえる素晴らしい娯楽大作ですね。最近は焼き直しばかりだったハリウッドもまだまだ捨てたもんじゃありません。現実にはあり得ない設定だからこそ面白くできることを熟知した製作陣に感服です。猛烈なテンポと高度な撮影・編集はもちろんですが重低音バリバリの音響も面白かったので、低音が凄い映画館で観るとさらに楽しめるかも。『スピード』で唯一死んじゃうバス乗客のおばちゃんが今回も死んじゃった(>_<)あ、正確には死んでないか。結局射殺されてしまったフェリーの従業員が非常に気の毒です…。[映画館(字幕)] 8点(2007-03-24 01:22:34)

7.  世界最速のインディアン 《ネタバレ》 こんなジイサン隣に住んでたら迷惑だなあと思いつつも憎めない主人公をアンソニー・ホプキンスが名演技で見せる。無駄に歳を重ねていない主人公の素直で爛漫な人柄が功を奏したのか素敵なロードムービーとなっています。ロジャー・ドナルドソンも大人になったってことでしょうか?クライマックスの塩平原での超速レースは心も熱く足も熱い(笑)!やっとたどりついてスッタモンダの末に出場したレースでの映像は男でなくても熱くなるでしょう。永遠の少年ともいえるこの熱いジイサンの物語、良い映画です。[映画館(字幕)] 8点(2007-03-24 01:11:37)

8.  守護神 『ハートブレイクリッジ』を思い起こさせました。訓練学校での訓練シーンがやたら長いのでアクションシークエンスを期待するには不向きですけど、ケビン・コスナーとアシュトン・カッチャーのやりとりは気が利いたセリフもあってよかったです。海難救助シーンは凄い迫力。ケビン・コスナーと水ものは鬼門でしたが、これで安心できそうです。[映画館(字幕)] 7点(2007-02-15 22:39:07)

9.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 素晴らしい。静かな映画。太平洋戦争中、日本軍の戦いにおいて最大の激戦とも言われる硫黄島玉砕の戦いを、激しい戦闘シーンを交えつつも静かに静かに描いています。栗林中将の言葉にもありましたが、大本営からも見放された彼らを突き動かしていたのは愛する人を守る、その一心だったのでしょう。そして人種は違えど米軍兵士もそれは同じ。立場の違いだけのために極限の戦闘状況で殺し合いをする戦争の虚しさと無意味さをイーストウッド監督は奇をてらうことなく静かに語りかけています。栗林中将を英雄視せず、かといって日本軍兵士を敵視することもなくニュートラルな立場で…スペクタクルも爽快なシーンも一切省いて行間の深さで見る者の想像力を揺さぶります。その最たるのは日本兵による米軍捕虜殺害シーンを見せた後に全く逆の場面を用意して加瀬亮演じる若者が殺害されてしまうところでしょう。もうどちらもやってることは同じ。戦争の姿を端的に表現した見事な構成と思いました。全編日本人による日本語劇となっていることも監督の本気度(これ、アメリカ映画ですよ)が伺えますね。観ていて「もうやめて!」と叫びたくなるほど辛い映画でしたが、いまこの映画を身の危険なく観られる環境にあることに感謝したいと同時に、スタッフ・キャストのみなさんの真摯な態度に敬意を表します。[映画館(字幕)] 9点(2006-12-23 00:40:25)

10.  プラダを着た悪魔 《ネタバレ》 うん、どっかで見たことあるというか今まで何度も使われてきた御馴染みのプロット「鬼上司と戦い、頑張り、夢を見る普通の女の子」のお話。アンディの存在位置が曖昧な感じはあるけど女性観客には変身願望と共にひと時のファッション雑誌業界を仮想体験できる楽しい物語となっていると思います。メリル・ストリープは徹底的なワンマンやり手編集長を演じていてそのストレートさが気持ちいいですね。深みのある人物ではないけどさっぱりしてて(言動を)飾らない人柄が見事に表現されていて脱帽です。同僚は「実は良い人」でデキる人だらけなのに、アンディの友人や彼氏は器のチッコイ人ばかりなのはちょっと残念。これって作者の実体験を皮肉っているのかな?パリコレやN.Y.の街並みも堪能でき、各種スーパーブランドの作品や小物が出てくるのでこういうのが好きな人には飽きずに楽しめるでしょう。音楽・展開もスピーディーです。     余談。百貨店勤めしてたことありますけどミランダのような人、マジいます。怖いです。リアルすぎて。映画では笑ってみてられますけどリアルで関わるのは相当な体力が必要なので見ながら苦笑いでした(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2006-12-23 00:15:48)(良:2票)

11.  父親たちの星条旗 《ネタバレ》 「戦車だ」→ドゴーン!!(゚д゚)ヒエエー! こういった場面がある辺り、スピルバーグの影が見え隠れしますな。あの星条旗が実は2つめで、さらにまだ戦闘中であったことは初めて知ったのですが、国債回収のためのプロパガンダに利用されたのは容易に想像できます。生死をかけて国家のためではなく友と自分を守るためそれだけに戦った若者たちが本国で英雄視され見世物になってしまう姿は監督の痛烈なメッセージであり、「友軍を見捨てない」で有名な米軍を真っ向から否定するところに本気が見えます。特殊効果を駆使した硫黄島の激戦シーンは釘付けになります。遠くないほんの少し過去にあった出来事だと思うと辛くなります。そして若者たちが政治に利用され、その後は(アイラは気の毒すぎる…)静かな人生を送っている描写にとくに戦争の残酷さを感じさせられました。3人がイベントで大群衆の前に登場するシーンに至っては、その当時のプロパガンダ批判精神がはっきり出ていて、「北朝鮮も米国も変わらないんだ」と言わんばかりの迫力に圧倒されました。続編『硫黄島からの手紙』がどのように総括し、この作品とリンクするのか今から楽しみです。しかしバリー・ペッパー、またあんたかい!しかも今回も爆死なんて(T_T)[映画館(字幕)] 7点(2006-11-19 22:48:31)

12.  ワールド・トレード・センター 《ネタバレ》 オリバー・ストーンをもってしても、この9.11がアメリカにとってどれだけデリケートで慎重な扱いを要するテーマかということを実感させられた作品です。政治的背景も現場の状況もそのほとんどを排除し、実在する3名の港湾警察官の運命と残された家族の姿を淡々と描いていきます。それゆえ、派手なアクションなど微塵もなくそういったスペクタクル映像を期待する向きには本当につまらない映画かもしれません。そしてそれは同時にあの日、私たちがテレビに釘付けになったWTC崩壊という信じられないような報道映像がどれだけ凄まじかったかを物語っているといっても良いでしょう。    穏やかな日常がテロによって覆される、身近な家族のことをただただ想い続ける…そういったマクロな視点であの日起きたことを紡ぎだしていきます。ただただ生き埋めになった3人と安否を気遣う家族の姿を重ねながら。    その単調さ、工夫のなささゆえに「つまらない」と思う方が多いのも当然です。決して「おもしろい映画」ではないでしょう。しかし、実際にあのワールド・トレード・センターに訪れたことある私にとっては胸の痛む映画ではありました。『ユナイテッド93』と一緒に見ると、考えさせられるものがあります。    4K Pure Cinema映写で観ましたが、まだまだフィルムには及びませんね。[映画館(字幕)] 6点(2006-10-21 03:15:03)

13.  ユナイテッド93 映画である以上、いかにドキュメンタリータッチといえどもある程度の主観がキャメラワークに入ります。しかしそれを差し引いてもできるかぎり傍観した立場を固持している作り手のスタンスは評価されていいでしょう。テロリストも一人一人が人間としてきっちり描かれているのも素晴らしい。あの大惨事を経験した当事者たちの出演にもただただ敬服します。映画として面白いものではないですが、新しいタイプの映画だと思います。制作に携わったみなさんの努力に8点を。余談ですが字幕制作は大変だったでしょうね…。[映画館(字幕)] 8点(2006-09-19 22:04:59)

14.  M:i:III 《ネタバレ》 シリーズを重ねるごとにアクション色が増していき,この3作目でそれは頂点に達しました。序盤は風力発電所での派手なヘリチェイスで幕開けし,ヴァチカンでは1作目へのサービスシーンも入った潜入劇。橋での爆撃を経てクライマックスの上海ではイーサンが妻を護る為への個人戦へと,ワイドからミクロまで様々なシチュエーションのアクションが楽しめます。    トム・クルーズの体当たりアクションも良いですね。アクションスターではないのにスタントマンを多用しないところに気合いの入れようが感じられます。また随所に見られる高度なカメラワークとテンポの良いカット割りも飽きを感じさせない工夫があり,一級品の娯楽作と言えるでしょう。ビルからパラシュート降下中にビルの窓へ突っ込むシーンはまるでスピルバーグがやりそうな演出でおかしかったです。    疾走中のトムのヘン顔も健在だし楽しむことができました。欲を言えばフィリップ・シーモア・ホフマンにもう少し出番を作ってほしかったのと,奥さんに人殺しはしてほしくなかった・・・。人民服の溢れる上海もどうかと(笑)。ともあれよくできた娯楽大作だと思います。[映画館(字幕)] 7点(2006-08-14 14:41:03)(良:1票)

15.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 カート・ラッセルが元消防士という設定にワクワクしたんですが…全然生きてなかったですね(笑)。    さてさて、映像のスペクタクルシーンの迫力は二重丸でしょう。大スクリーンと最新のデジタル音響を満喫するだけの非常に高度な映像・音響処理が行われています。一部で4K上映とIMAX上映があったようですがこちらだとさらに良いでしょうね。    豪華客船ポセイドン号の転覆と、その脱出劇のみに的を絞った演出もこれでアリでしょう。どうあがいてもあのオリジナルには人間ドラマで勝てる見込みはないと思うので。容易に感情移入できない登場人物も、「ディープ・ブルー」のように次の犠牲者が予測できない面白みがないのも、バラストタンクの中を流されて脱出していく荒唐無稽さもペーターゼン監督だからと割り切って見られました。    転覆シーンでは派手に人間や什器が転がってますが、人は死んでないのでしょうか…。そのへんが心配になるくらい役者が災難にあってましたね…。頑張りに感謝感謝です。水中移動も妙に現実味があって(水中で視界があるのはおかしいですけど)、一緒に息を止めた気分で観ると苦しさまで伝わってくるようでした。    単品としてみればOKですが、やはり「ポセイドン」の名を語る以上は6点でやめておきたいと思います。それにしてもリチャード・ドレイファスはよく出演したなあ。できるならバーホーベン監督にもリメイクしていただきたい![映画館(字幕)] 6点(2006-07-11 22:31:08)

16.  夢駆ける馬ドリーマー 《ネタバレ》 本当に素直な映画だなって言うのが第一印象。あれもこれもと詰め込むことなく、とある調教師一家のお話にコンパクトにまとめたところはハリウッド映画らしくないけど、逆にそれが良質なファミリー映画になったと思います。    どうして大切な調教場の土地を売り貧しくなっていったのか、家庭不和の原因は…と、このへんはあまり語られませんが、最後はアメリカン・ドリームで終わるところが良いですね。    カート・ラッセルは今回も相変わらずの頑張りようで、この調教師役はとくに似合っています。一方でデヴィッド・モースが珍しく悪役なんですが、彼は根が良い人なんでしょう、ちょっと悪役になりきれていない感がありました。    ブリーダーズカップレースで興奮が最高潮になった瞬間に幕切れする編集はおもしろく、余韻に浸れます。    地味な映画ですが、家族揃って見るには最適な作品かと思います。美しいケンタッキーの牧場風景ともども、ほのぼのできる映画ですね。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-31 20:39:58)

17.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 子どもが見るには(上映時間が長いけど)楽しめるんじゃないでしょうか。ただ、疎開してるのに戦争に参加したり、子どもが人を殺めていく描写など倫理的にはちょっとキツイ展開が多いです。キャラクターがみんな恐ろしく薄いのですが、そのなかで一際存在感をしめすWHITE WITCH役のティルダ・スウィントンの頑張りに6点を。[映画館(字幕)] 6点(2006-04-17 22:03:38)

18.  SPIRIT スピリット(2006) 《ネタバレ》 個々の存在を尊重し、復讐や力では決して物事はうまくすすまない。そして、この映画は武術の極みは己に打ち勝つことだと示す。国際社会、ひいては現在の中国に対してもある意味で警鐘を鳴らす映画だと思います。それでいて説教臭くはない、武術映画としてもよくできています。    ユエン・ウーピンが手がけたアクションシーンは趣向に富んでいて大いに楽しめる。ワイヤーも使っていて“あり得ない”動きもあるものの、それほど気にならずに見ることができます。主人公の霍元甲を演じるリー・リンチェイはこの作品で様々な技を披露しており彼のファンなら大いに楽しめます。体術、刀術、三節棍、槍術などなど武術家としての能力の素晴らしさが印象的。演技も渾身のものでリンチェイの総決算と言っていいかもしれません。    助演では最後の最後までとことん良い人であり続ける霍元甲の幼馴染役の董勇の存在がこの作品を引き締めていますね。カンフー映画お約束の「周囲の家具を破壊しながらの闘い」も彼の自慢の店で行われて、思わずハラハラしてしまいます。一方の原田眞人は相変わらずの大根ぶり。中村獅童はいちばんの儲け役で、武士道精神を持った潔い日本人として描かれていて好印象ですが、ちょっと出番が少ない…。さらにいうなら前座の対決ももうちょっと見たかったです。かつての宿敵を殺めてしまった霍元甲必殺の突き、最後に繰り出されたこの技を田中安野が感じ取り自分の負けを認めるところは胸が熱くなります。    もっと高得点にしたいのですが、あまりにフォーカスの甘いロングショット、多用しすぎたスローモーション、大根原田と改悪された主題歌を考えて7点です。[映画館(字幕)] 7点(2006-04-14 22:17:46)(良:1票)

19.  プロデューサーズ(2005) 《ネタバレ》 いやあ楽しかった。メル・ブルックスということで、さすがに卑猥な笑いも多いですけど、下品というわけではなくいきすぎないところで止めています。    運動神経の鈍そうなマシュー・ブロデリックがタップを踏んだり、長身のユマ・サーマンとダンスしたりとそれが見られただけでも楽しかったです。三谷幸喜さんも「THE有頂天ホテル」みたいなものより、こういうタイプの「くだらない笑い」の映画を作ってみたらおもしろいと思うなあ。    ライティングも古き良きハリウッドの雰囲気を残した画作りで、久しぶりに映画らしい映画を見たなって感じがします。役者も実力派を揃え、みんながこれまた楽しそうに演じているのが印象的。ネイサン・レインはジャック・ブラックのようなクドさもなく、ダメプロデューサーぶりが板に付いたさすがの芝居です。凝ったエンドクレジットと、最後まで楽しませようとするサービス精神におなかいっぱい。落ち込んだときに観たい、サイテーでバカみたいだけど楽しい映画です。[映画館(字幕)] 8点(2006-04-14 21:49:33)(良:1票)

20.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 これはホラーなのか?ホラー×オカルト×法廷劇という新ジャンルの誕生?    いやはや、エミリーを演じたジェニファー・カーペンターの迫真演技が凄まじい。エクソシストや死霊のはらわたなどの過去の憑依系エッセンスをギュっと絞り込んだような豹変ぶりを見せます。正直、「輪廻」や「サイレン」なんかより断然怖いです。しかもこれが実話というからなおさら怖い!    悪魔祓いで投薬を中止したから彼女は死亡したとする検察側と、悪魔は実在して彼女の同意に元に儀式を行ったという被告側。手に汗握るような緊迫感はないものの、科学的根拠と超常現象のぶつかりあいの法廷シーンはよくできていると思います。実際に、何が本当で悪魔は実在するのか、聖痕はあり得るのかは当事者しか分からないことですし、謎は謎で良いと思います。その落ち着きとは正反対に、ときたま唸る音響効果と、エミリーの異常な姿勢(予告とかで話題になった)はショッキングで血圧上がります!ああ、今日から午前3時が怖い。[映画館(字幕)] 7点(2006-04-13 21:12:43)(良:1票)

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