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1.  終わらない週末 《ネタバレ》 タンカーが接近する予告編に興味を持って見始めたら、異様に面白かった。タンカーをはじめ、鹿とか飛行機とかスペイン語まくしたておばさんとかビラとかテスラミサイルとかフラミンゴとか大雨とか、わけのわからない事態が次々と発生します。そのすべてについて、結局何だったのかは最後まで明確にされません。伏線的な意味づけも謎解きもないし、解決もしません。 では見ている側としてストレスが溜まるかといえば、さにあらず。それは、あくまでもパニックに直面した登場人物たちの言動に焦点を当てているから。不気味に登場したアリ父娘と、警戒感を滲ませるジュリア・ロバーツのやりとりが実に見事。よく知らない者同士、普通の言葉が無神経に聞こえたりイヤミに聞こえたり。妙なアングルや不穏な音とも相まって、繊細な言い回しが微妙な距離感や緊張感を醸し出しています。この時点で、まさに内憂外患状態。 で、しだいに相互理解が進むと、今度は助け合うようになります。それもたまたま知り合っただけなのに、お互いに命がけ。特に最終版、アリとケヴィン・ベーコンとイーサン・ホークが対峙する場面は感動的ですらあります。 その後、登場人物たちがどうなったかは描かれません。状況から考えれば生存は難しいしょう。しかし最後に人間の尊厳や善意のようなものを信じることができて、案外幸せだったんじゃないかという気がします。それを象徴するのが、「フレンズ」を見る少女の笑顔かなと。[インターネット(字幕)] 9点(2025-06-15 04:06:03)★《新規》★《改行有》

2.  355 もう若さや美貌を売りものにできなくなった妙齢の女優5人を束ねてバルクセールで売ってみました、という感じ。しかし無造作に皿に盛られた5個のリンゴより、大切に箱に納められた1個のリンゴのほうが見映えするという厳しい現実がありまして。 それならそうと「家政婦は見た」みたいに笑わせてくれるとか、頭脳戦で勝負するとか、何か「ならでは」を見せてくれればよかったんですが、なぜかバリバリのステイサム路線+インポッシブル風味ですからねぇ。すっかり見飽きたアクションシーンに、もうええて、と思わずにはいられません。 「ゼロ・ダーク・サーティ」のころのジェシカ・チャスティンはけっこう好きだったんですけど、どうも最近はアクションにご執心なようで。そろそろ戻ってきてほしいと、切に願うばかりです。[インターネット(字幕)] 3点(2025-06-10 03:26:25)
《新規》
《改行有》

3.  心の指紋 《ネタバレ》 少数民族とか被差別とかが絡むと、「いい映画」と言わなきゃいけないような雰囲気を纏います。それを差し引いてもそこそこ「いい映画」だったと思いますが。 しかし見終わってしばらくモヤモヤしたのは、医師にとって兄貴の一件とナバホ君の問題はどう関連するのか。で、無理やり解釈してみました。ともに余命いくばくもないことは間違いなく、兄貴は自ら逝くことを望んだわけですが、ナバホ君もまた、西洋医学的には自殺行為に走っているようにしか見えません。ではパラレルな存在かといえばそうではなく、両者の間には死生観の違いがありました。「健全な肉体に健全な精神が宿る」の医師&兄貴に対し、「肉体は死すとも魂は死せず」のナバホ君。兄貴に対するトラウマを抱え、だからこそガチガチ西洋医学信者になってなおトラウマの消えない医師は、ナバホ君のそんな思想に一縷の救済を見出したのかなと。後生大事にしていた指輪をナバホ君に託したのも、出世の道を外れたのも、そう考えれば理解できます。まあ勝手な解釈ですが。 それはそうと、この邦題はひどくないですか? テキトーに思わせぶりな単語を2つ並べただけで、漂うのは空虚感ばかり。30年前のタイトルにケチをつけるのも野暮ですが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-06-06 04:52:16)《改行有》

4.  ビーキーパー 《ネタバレ》 久々に、一点の曇りもないジェイソン・ステイサム節炸裂という感じ。どれほど多勢に囲まれても、文字通り向かうところ敵なし。いったいどういう特殊な訓練を受けたらここまで強くなれるのか、ぜひメソッドを教えてほしいところです。 それに、色恋とか友情とか余計なストーリーもいっさいなし。猪突猛進、危なげなく戦い続けて悪玉を追い込んでいくのみ。その潔さに好感が持てます。 しかしこの調子で社会の悪を根こそぎ駆逐していくとすると、アメリカの政治空白にも人口減少にも、ひいては世界の人口爆発の抑制にも貢献しそうですね。[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-03 02:44:19)(笑:1票) 《改行有》

5.  関心領域 噂には聞いていましたが、なんとも風変わりな作品でした。地獄そのものを描くのではなく、地獄と壁一枚隔てた天国を描くことで天国の住人の認識を問うという構図。 その構図は今日も当たり前のように存在します。隣家から聞こえる夫婦喧嘩の怒声もそう、テレビやネットから日常的に流れる破壊された街の光景もそう。その意味では、この映画は歴史ものや戦争ものというより、見ている者全員に「お前はどうなんだ?」と問いかけてくる問題提起ものという感じ。 で、たいていの人は「怖いね、と言いながらディナーを続ける」(とある戦争映画の外国人記者の名セリフです)のが関の山ではないでしょうか。地獄の存在に気づいてはいても、自分の天国を脱してまで救済に向かおうとは思わないし、そんな力もない。政治が、警察が、軍隊が対処すればいいだけの話。人間とはそんなものと開き直って、むしろ無関心を装うぐらいしかできません。実際、世の中はそんな無関心の集合体で成り立っている気がします。 そう気づかせてくれたという点において、ある種の啓蒙映画と言えるかもしれません。もっとも、いくら啓蒙されても相変わらずディナーを続けるだけですが。 まったく余談ながら、当時のナチスにはもう一人、別の「ルドルフ・ヘス」がいました(綴りは違うらしいが)。こちらはヒトラーの最側近でありながら、第二次大戦が始まった直後ぐらいに戦闘機を盗んでイギリスに亡命した変わり者。歴史的にはこちらのヘスのほうが有名かと。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-31 23:49:41)《改行有》

6.  ストレイト・ストーリー その昔、ビデオ屋でこのタイトルを見て「単純話」と勝手に意訳し、「そんなもん誰が見るか」と敬遠していた覚えがあります。 で、それがまったくの誤解だと気づいて今さら初見。なんとものんびりした、誰一人イヤな奴がいない、いいお話でした。「単純話」もあながち間違いではなかったけれど。 それはともかく、興味深かったのは何度も映し出されるアメリカど真ん中の広大な穀倉地帯。アメリカはやはり農業大国なんだなと実感させられます。日本はここから穀物を大量に輸入して、ついでにコメも輸入して、代わりに自動車の輸出関税とか引き下げてもらえませんかね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-05-21 01:19:37)《改行有》

7.  パニック・ルーム 《ネタバレ》 今さらながら初見。まず、元夫への腹いせとはいえ、いくらなんでもあの家は母子2人だけで住むには広すぎるだろうと。掃除とかどうするんだと、後先考えないのかと、ウサギ小屋の住人としては嫉妬交じりに思います。 それから肝心のパニックも、序盤の侵入者と母子が遭遇するあたりまでは緊張感があったのですが、ルームに籠った後あたりから緩んできます。だいたい善人顔で善人役の多いフォレスト・ウィテカーが犯人ってどうよと。そのイメージをぶち壊して冷酷無比な一面を見せてくれたら面白かったのですが、やっぱり早々に善人であることが明かされるわけで。 そうなると、もう母子がひどい目に遭うことはなかろうという予測が立って、だとすれば要するに鬼ごっこ+かくれんぼに過ぎないわけで、いったい自分は何を見させられているんだろうという気分になります。[インターネット(字幕)] 5点(2025-05-09 04:09:37)《改行有》

8.  グレイマン まず「グレイマン」というタイトルがいい。世の中の大多数の人間は、社会にとって「グレイ」な存在ですから、この時点でなんとなく共感できます。映画の中での動きはひたすら派手ですが。 で、汚職現場を捉えたらしいチップの行方が一つのカギになるわけですが、あれだけ他国の街中で、しかも白昼に市民を巻き込みつつ派手な銃撃戦を繰り広げれば、さすがにCIAのナンチャラも監督責任を免れないはず。もうチップなんてどうでもいいだろうという壮大な本末転倒感が魅力です。 しかし、最大の魅力はやはりアナ・デ・アルマス。めっぽう強くて頼りがいがありながら、けっして出しゃばらない。たいそうな美人でありながら、けっして〝女〟を武器にしない。世の男性が思い描く理想的な女性像じゃないでしょうか。チップよりはるかに希少な存在だと思います。[インターネット(字幕)] 7点(2025-05-08 01:26:20)《改行有》

9.  王になろうとした男 《ネタバレ》 どういう視点で見ればいいのか悩みます。一攫千金を夢見る男の無邪気な冒険譚なのか、それとも西欧のアジアに対する植民地主義への皮肉なのか。アジアの片隅に住む者としては後者として捉えたいところですが、作品からは前者の雰囲気が漂います。文明人が武力と舌先三寸で未開人の王になるのは「善」であると。偉大な白人様が無知なアジア人どもにいろいろ教えてやっているんだと。そして最後は無差別に銃撃ですからねぇ。なかなか鼻持ちならない作品でした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-05-05 01:15:49)

10.  スナッチ 女性がほとんど登場しませんが、そのことに違和感を覚えないほど、ものすごいテンポでお話が展開します。ハラハラドキドキというほどではありませんが、「紅茶」とか「犬」とか「ドイツ兵」とかいろいろ皮肉の効いたキーワードがあって、けっこう堪能させてもらいまいした。 ブラッド・ピットがおいしいところを持っていくのは毎度のこと。ベニチオ・デルトロの活躍をもう少し見たかったかなと。そして何より、案外弱々しいジェイソン・ステイサムが見もの。まだデビューして間もなかったからですかね。昨今の作品なら、呼吸一つ乱さずに登場人物全員を殴り倒すことでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2025-05-01 03:51:23)《改行有》

11.  アイス・ロード 《ネタバレ》 いかにもアクション系のサスペンス映画のためにひねり出しました、という感じの舞台設定が面白い。よくぞここまで〝悪条件〟を思いつくものです。しかも、この手の作品の第一人者とも言うべきリーアム・ニーソンが主役となれば、ラストシーンはほとんど約束されたも同然。どれほど絶望的なピンチや裏切りや仲間の死があっても、〝正義〟はかならず勝つわけです。 だとすれば、期待するのは途中の紆余曲折ですが、なんだか行ったり来たり、倒れたり元に戻ったりの繰り返し。時間に追われているはずですが、あまり切迫感もなし。アイス・ロードより事業所幹部のアイス・ハートのほうが印象的でした。[CS・衛星(吹替)] 5点(2025-04-28 02:03:05)《改行有》

12.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 前代未聞の衝撃的な事件を、軽いコメディタッチで描いているところがいい。たった1人のサンプルから十把一絡げに語るのは誤解の元ですが、こういうのを見ていると、やっぱりアメリカ人は逞しいなと思います。さんざん世間から叩かれて、さらに世界中から笑いものにされて、なおかつ自己主張を崩さないわけで。日本人なら、何はともあれ最初に謝って、あとはひっそり隠遁生活を送るんじゃないでしょうか。どちらが良い悪いという話ではありませんが。 余談ながら、毒親を演じられた方、かつてアメリカのドラマ「The West Wing」で大統領報道官を颯爽と演じられて、非常にカッコ良かった印象があります。この作品と立場的には真逆ですが、自己主張が強い点、けっして謝らない点ではやはり共通している気がします。そういえば失政で世界経済がどんなに破壊されようと、トランプも絶対に謝りそうにないですね。[インターネット(字幕)] 8点(2025-04-13 22:16:58)《改行有》

13.  トゥー・ウィークス・ノーティス ラブコメの王道なんでしょうが、両者が惹かれ合う理由がよくわからない。2人ともそれほど魅力的な人物には見えないし、グッと距離が近づくようなシーンもなかったような気がするのですが。まあ蓼食う虫も好き好きということで。 いっそトランプに〝上納〟してやれば、今ごろ「関税措置」の発動を抑えてくれたかもしれません。いやその前に環境云々で即座に「fire!」でしょうけど。[CS・衛星(字幕)] 4点(2025-04-05 01:28:11)《改行有》

14.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 ジョージ・オーウェルの『1984』のディストピアな世界観を映像化・コメディ化したような作品。たった1文字の誤記が引き起こす大騒動は、笑えるようでもあり、AI時代の昨今なら現実に起こりそうで背筋が寒くなるようでもあり。ラストの主人公の魂を抜かれたような笑顔が印象的です。 で、ディストピアといえば超管理社会のような描き方が多いように思いますが、これからの世界は真逆もありかなと。つまり政府にいっさい認知されない、税金を取られない代わりに社会保障も受けられない人が巷に溢れるような無管理社会もあり得る気がします。さながら「マッドマックス」の世界のように。トランプのMAGAとかを見ていると、やがて政府からは権威も人材も予算も失われ、嫌が上にも「小さな政府」にならざるを得ないかなと。[CS・衛星(字幕)] 7点(2025-04-04 05:19:21)(良:1票) 《改行有》

15.  ジャンゴ 繋がれざる者 これぞ痛快娯楽アクション映画という感じ。黒人奴隷の話を絡めつつ、けっしてその問題に真正面から取り組むわけではなく、正義を振りかざすわけでもなく、暗くも重くもならず、そんな時代にこんな黒人がいたら面白いよね、というノリが心地いい。単純なストーリーの中で何度も驚いたりハラハラしたり。 けっこう長尺で、そろそろ中だるみかなと思ったところでディカプリオ登場。またアクの強い演技で興味をつないでくれます。主人公とは対照的な存在として描かれるサミュエル・ジャクソンには、ある種の哀愁が漂います。 何度となく描かれる銃撃シーンでは肉片と血しぶきが盛大に飛び散るわけですが、リアルというより誇張が過ぎる感じなので、かえってグロテスク感が軽減されているように思います。これも監督ならではの計算なんでしょうか。[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-30 03:38:01)《改行有》

16.  フォールガイ これまでエミリー・ブラントの出演作を何本か見てきましたが、もっとも年齢を重ねているはずのこの作品が、もっとも若々しく、かわいらしく見えました。女性は(おそらく男性も?)、実年齢や化粧具合より置かれた環境によって輝きもすればくすみもするということで。 作品自体はお気楽な痛快アクションものという感じ。ふだん見過ごしがちですが、たしかにスタントマンというのはすごいなと敬服するばかりです。 しかし考えてみれば、世の中のサラリーマンというのも、会社やそのトップや上司のスタントマンのようなもの。どんなに活躍しても当たり前のように受け流され、逆に失敗すれば自己責任。そんなことをふと思いつつ物語を追っていると、ついライアン・ゴズリングを必死で応援したくなります。 ただスタントマンも、安全第一の観点から、AIにどんどん置き換わるかもしれません。ちょうどサラリーマンがAIに仕事を奪われるように。[インターネット(字幕)] 7点(2025-03-22 02:02:09)(良:1票) 《改行有》

17.  トゥルーライズ 今さらながら初見。可もなく不可もないド定番のアクションコメディという感じ。個人的に面白かったのは序盤。ホテル内でのバイクと馬の追いかけっこはなかなか迫力がありました。奥さんが絡むあたりからが本筋でしょうが、むしろスケールが急に小さくなったようで肩透かしを食らい、終盤の派手なドンパチや救出劇に至っては「ああまたか」という感じ。相変わらず夫婦愛・家族愛を高らかに歌い上げるのがお好きなようで。[CS・衛星(字幕)] 5点(2025-03-11 01:52:50)

18.  スパイダーマン:ホームカミング 《ネタバレ》 アベンジャーズの世界観とか、よく知らないままに鑑賞。それでもそれなりに楽しめました。 まず、あれだけ痛めつけられてなお元気はつらつなスパイダーマンの身体構造はいったいどうなっているのか、ぜひ知りたいところ。 それから面白いのは、こういうアクションものには珍しく、敵味方ともたった1人の犠牲者もいないこと。何らかの配慮なんでしょうか。 そしてもう1つ、配慮といえば「多様性」への配慮も見逃せません。憧れの女性が黒人(と白人のハーフ)、親友がアジア系、その他クラスメート等や敵方にもヒスパニック系や黒人などいろんな人種が実にバランスよく配置されていた気がします。こうでもしないと面倒くさい筋からクレームが来たりしたんでしょうか。 しかし今や「トランプ皇帝」の時代。これから似たような作品が作られるときは、もう容赦なく白人だらけかもしれませんね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-03-01 01:33:57)《改行有》

19.  ハリウッドランド 《ネタバレ》 要するにハリウッド版「羅生門」のような感じ。やはり結論は出さず、「勝手に解釈してください」というわけで、見終わってもあまりスッキリしません。それに「羅生門」と違って途中も地味なシーンの連続なので、あまりパッとしません。実話ベースの限界でしょうか。 しかしこれ、2つの物語がパラレルに進行するわけで、それぞれをもう少し深堀りしたくれたら面白くなった気がしないでもありません。1つは役のイメージが付きすぎた役者の悲劇。映画会社のトップの奥さんが愛人というのも、プラスなのかマイナスなのか微妙なところ。この設定だけで、いかようにも展開しそうでゾクゾクします。 もう1つはやさぐれた探偵の徒労感。カネにならない事件をなぜ追い続けるのかといえば、おそらくはスーパーマンの死に落胆する息子のため。2つの物語に共通するマントを燃やすシーンで、なんとなくそう匂わせているように感じました。脅されて泥酔した状態で真っ先に向かったのが息子のところというのも、心情的にはわかります。 そしてラスト、結局何も得られないまま終わりますが、一転パリッとネクタイまでして息子を迎えに行くわけです。父親として矜持を見せたのかもしれませんが、どう心のオトシマエをつけたのかはよくわかりません。 というわけで、なんとなく面白そうかなという期待感は持たせてくれましたが、期待感だけで終わりました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2025-02-24 03:11:35)《改行有》

20.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 ケヴィン・スペイシーがケヴィン・スペイシーらしからぬ役どころで残念。彼にはもっとイヤらしくひねくれてもらわないと、本領を発揮できない気がします。単なる厄介者のボン・ジョビというのも珍しい。 それはともかくこの作品、よく言えばねずみ講の逆流バージョン、悪く言えば新興宗教誕生物語という感じ。いずれにせよ違和感が募ります。インネンレベルのケチをつけるとすれば、善意の境界線が恐ろしい。電車で3人の老人や妊婦さんに席を譲ったら、もう義務は果たしたとばかり、それ以上は譲らなくていいってことにもなりかねません。 そして他の方も指摘しているとおり、少年の死が唐突すぎます。察するに、〝信者〟が一堂に会する感動演出をラストシーンにするためには、〝教祖様〟に殉教してもらうのがもっとも手っ取り早かったってことかなと。[CS・衛星(字幕)] 3点(2025-02-16 09:45:18)(良:1票) 《改行有》

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