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1. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 DVDで見ました。おお!イアン・ブラウンがパブのシーンに出てる!
原書を先に読んでいたので、「続きがわからないドキドキ感」は無く、その為純粋に
映画としての評価はしづらいのですが、、、、、
良かったのは画面から漂う、ちょっと煤けたような独特の「匂い」みたいなもの。
ロンドンの地下鉄(地上を走ってたけど)やスコットランドの山々、セットの埃っぽさにも品があった。
場面転換等に今までのシリーズにない斬新な手法が取られ、長い原作をうまく縮める工夫がされていた。
ただ、CGはすごいんだけど、ちょっとそれに溺れている印象を持つ箇所もあり、、、、
というのも最後のどんでん返しの部分を、スピード感を重視したのか
ちょっとはしょり過ぎの感があり(ハリー父とシリウス、ルーピン先生の友情、ペティグリューの裏切り、それらに対するハリーの感情の描写不足)、物語の屋台骨部分が弱くなってしまってるのが原因では?
タイムターナーについては原作通りなのでしょうがないかと。
ラストのシーンは私はけっこう好きです。
あと関係ないですが、新ダンブルドア先生が「コックと泥棒、その妻と愛人」の悪役と後で知って驚きました。役者ってすごい(笑)。7点(2004-12-22 00:01:15)(良:1票) 《改行有》
2. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 軽いコメディ、、、なのかもしれないですが、
主人公が、自分の大事なお店を潰した相手をこんな簡単に
許せるのかなあ?とか、
それぞれの元恋人と別れるのに、それなりの時間を過ごして来たんだろうにアッサリしすぎとか、量販店を批判する根拠がいまいちよくわからないとか、
リアリティに欠ける気がしてしまいました。脇役のキャラクターの掘り下げが少し浅い気もしました。
魅力的な元恋人と別れてでも付き合いたい、、、という感じだったら、二人のひかれあう気持ちが強調されたと思うんだけど、
そもそもなんで付き合ってたの?という感じの
性格付けなのが、ちょっと残念な気がしました。
フィクションの世界だとしても、その世界なりの深みが欲しいなあと思いました。
とはいえ、見た後の印象はそれなりに爽やかです。 6点(2004-01-09 15:11:39)《改行有》
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